十和田市サッカー協会 審判委員会

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気がつくと、今年も“新作時計の季節”が近づいてきた。

2019年までのSIHHとバーゼルワールドに代表される「スイス2大時計フェア」の時代が終わり、2022年から再びリアル開催がスタートした世界最大・唯一無二のスイス時計フェア「ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ(略称W&WG)2025」。そのW&WG2025が開催されるまで、いよいよ2カ月を切った。2025年1月中旬以降、W&WG事務局や各出展ブランドから続々と案内が届き始めているが、今回のコラムではW&WG会場外のジュネーブ市内で同時開催されるイベントも含めて、現時点での最新情報をお伝えする。

今年もW&WGの開催場所は、もちろんジュネーブ空港に隣接する見本市会場「パレクスポ」。オーデマピゲ スーパーコピーそして開催期間は、日本では年度初めとなる4月1日(火)から7日(月)までのちょうど1週間だ。前半の4日間である4月1日(火)〜4日(金)のウイークデーの4日間は関係者のためのプレスデーで、残りの5日(土)、6日(日)、7日(月)の3日間はパブリックデー、つまり一般公開日となる。2024年は4月9日(火)〜15日(月)の開催だったから、昨年より約1週間前にスライドしたことになる。

そして今年の最終日となるウイークデーの4月7日(月)は入場料が割り引かれる“ファミリーデー”的な日でもある。もし4月初頭にヨーロッパに滞在する予定で、チャンスがあればW&WGを観たいという時計好きの方は、この最終日である月曜日は週末の土日ほど混んでいないこともあり、この日に訪れることをオススメしたい。

W&WGの会場である「パレクスポ」は、ジュネーブ・コアントラン国際空港から徒歩でアクセスできる。写真は空港側からではなく、ローザンヌ側から見た会場の様子。
入場料金はパブリックデーである週末の5日(土)と6日(日)は、一般チケットが70スイスフラン(約1万1657円、1スイスフラン=166.53円、2025年2月7日現在、以下同)、ヤングチケットが40スイスフラン(約6661円)、シニアチケットが60スイスフラン(約9992円)だが、最終日の7日(月)ならそれぞれ50スイスフラン(約8327円)、30スイスフラン(約4996円)、40スイスフラン(約6661円)に割引される。

なお、チケットはオンライン予約制で、2月11日(スイス時間)からW&WGの公式サイト上で予約受付が始まることになっている。おそらく紙のチケットは発券されず、スマートフォンのアプリケーションを使った、QRコードタイプのデジタルチケットになるだろう。

一般入場者向けに「プレミアムパッケージ」チケットが登場
筆者のようなジャーナリストやバイヤーには無関係だが、今回のW&WGでは時計フェアを訪れる上顧客のために、新たに「プレミアムパッケージ」というVIPパスのような入場券が新たに登場した。

W&WG2025の公式ウェブサイトでの「プレミアムパッケージ」の紹介ページ。予約受付は2月11日から。
これは①1日入場券、②無料駐車場、③セキュリティチェックとクロークの優先レーン、④コーヒー、ランチ付きのVIPラウンジとガイド付きVIPツアー、⑤今年の目玉となる新作プレゼンテーションの優先予約、⑥スペシャルギフト。以上がセットになっており、料金は1日550スイスフラン(約9万1592円)。この料金設定は、まるでF1グランプリの「パドッククラブ」の1日分を彷彿させる。これが一般公開日の最後の3日間のみなのか、それともプレスデーも含めて発売されるチケットなのか、現時点では不明だ。

今年は6つ増の60ブランドが出展
さて、W&WGいちばんの注目ポイントは、出展するブランドとその数だが、今年は2024年の54ブランドから6ブランド増の60ブランド。新たに出展した注目のビッグブランドはLVMHグループのブルガリである。これまでは同時期にレマン湖に面する5つ星ホテルで独自のかたちで新作を発表してきたが、ついに(!)という感じだ。このコラムの最後に、W&WGの公式ウェブサイトに掲載されているブランド一覧の画像を入れておくので、気になる方はチェックしていただきたい。

2025年、W&WG会場であるパレクスポ内への初出展が発表されたブルガリ。2024年、ブルガリのエキシビションはジュネーブ市内の高級ホテル、フェアモント グランドホテル ジュネーブで開催された。
また、フランク ミュラー ウォッチランドグループもこのW&WG期間中に独自の展示会WPHHを開催する。さらに昨年までジュネーブのデザイン学校で開催されていたもうひとつの時計展示会「TIME TO WATCHES」も、今年はW&WGの敷地内ともいうべき「Villa Sarasin」という場所で開催される。ここはW&WGのシャトルバス乗降場から歩いて約1分。W&WGはシャトルバスを降りて左に向かうのだが、このVilla Sarasinは、右に向かっていくと見える階段を上ったところにあるファンクションルーム施設である。チーズやウイスキーなどの展示会が行われている場所だ。このTIME TO WATCHESは2025年2月8日時点の数字だが、昨年よりかなり多い70ブランドの出展が発表されている。この立地なら、さらに出展ブランドは増えるかもしれない。

さらに、まだ日程は発表されていないが、独立時計師協会AHCI(通称アカデミー)の展示会も例年通り、ジュネーブ市内で開催される可能性が高い。

ますます観光イベント化するW&WG
また、ジュネーブ市内のモンブラン橋をW&WG会場側から反対に渡った先の旧市街、ローヌ通り沿いの高級ブランドのブティック街とその周辺にある時計ブティックや専門店、ローヌ川の中洲にあるFHH本部前の特設テントでは、昨年同様に今年も「IN THE CITY」イベントとして、ブティックオープンや博物館ツアー、時計組立体験教室などが開催されるはずだ。

現時点で発表されているW&WG2025に出展を予定している全60ブランドのブランドロゴ一覧。

昨年も解説したが、今年始まった富裕層の入場者向けと思われる「プレミアムパッケージ」に象徴されるように、W&WG2025は、パレクスポ会場とジュネーブ市内の両方で開催される「世界時計祭り」という観光イベントとしての性格をさらに強めている。これは「スイス時計発祥の地」であるジュネーブだからできる方向性だろう。

まずは今後も順次発表されるであろう、W&WG2025とジュネーブ市内で開催される各種プログラムやイベントの詳細発表を楽しみに待ちたい。

今回は30万円台で購入可能なおすすめのメンズ時計を紹介する。

高級時計が欲しいと思っても、予算の関係で見つからない人が多いのではないだろうか。しかしベーシックな価格帯のモデルにも良作は多い。手が届く範囲まで選択肢を広げてみよう。

30万円台のメンズ時計を選ぶポイント
30万円台の価格帯にも、高級の名にふさわしい本格モデルは数多く存在する。メンズ時計を30万円台で探す際に意識したい3つのポイントを見ていこう。

ブランド
30万円台のメンズ時計を選ぶ際は、ブランドをチェックすることが重要である。名の知れたブランドならステータスの証明になり、一流への理解があることをアピールできる。

高級時計ブランドスーパーコピー 代引き専門店といえども、100万円以上するモデルばかりをそろえているわけではない。歴史ある老舗ブランドでも、ベーシックな価格帯のエントリーモデルが用意されているケースはある。

時計のブランドを見る際は、そのブランドの特徴を理解することも大切だ。ブランドごとの特徴が分かれば、より自分に合った時計を探しやすくなるだろう。

着用シーン
ビジネスシーンにはシンプルなデザインがおすすめだ。知性やスマートさを醸し出すステンレススティール素材のモデルを選びたい。

ラグジュアリーテイストが強い時計はプライベート向けといえる。カジュアルシーンで着用するなら、ケースの形やストラップの素材でも遊べるだろう。

シンプルなデザインの本体を選び、シーンごとにストラップやブレスレットを変える方法もある。2本目の購入が難しい場合も、同じ時計を使い分ければシーンを気にせず着用できる。

ムーブメント
時計のムーブメントは機械式とクォーツ式に大別される。30万円台のメンズ時計を探す際は、どちらのタイプにするかも考慮しよう。

機械式は主ゼンマイを動力源とし、手巻きと自動巻きの2種類がある。手巻きは自分で主ゼンマイを巻く手間が掛かる分、愛着が湧きやすいだろう。自動巻きなら毎日身に着けていればゼンマイを巻く必要もない。

きちんとメンテナンスをすれば末永く使えることも、機械式のメリットだ。ムーブメントが動く様子を鑑賞できるタイプもあり、時計自体を楽しみたい人におすすめできる。

一方のクォーツ式は電池エネルギーを動力源とするムーブメントである。一般的には機械式より精度が高いため、時計に実用性を求める人に向く。ゼンマイの巻き上げや毎月の時刻合わせも不要だ。

ただし、クォーツ式は機械式に比べて、時計自体の寿命が短い。一生物の時計が欲しい人は、メンテナンス次第で末永く使える機械式を選ぶとよいだろう。

【ビジネス向け】30万円台のおすすめメンズ時計
ビジネスシーンで着用したい時計を探しているなら、シンプルなデザインのモデルが適している。30万円台のビジネス向けおすすめメンズ時計をチェックしておこう。

グランドセイコー「ヘリテージコレクション」Ref.SBGP011
グランドセイコー ヘリテージコレクション SBGP011
グランドセイコー「ヘリテージコレクション」Ref.SBGP011
クォーツ(Cal.9F85)。SSケース(直径40mm、厚さ10.6mm)。10気圧防水。36万3000円(税込み)。(問)セイコーウオッチお客様相談室(グランドセイコー) Tel.0120-302-617
国産時計の雄「グランドセイコー」からは、ビジネス向けモデルとして「ヘリテージコレクション」のRef.SBGP011をおすすめしたい。シンプルなブラックダイアルとスタンダードなケースデザインは、スーツスタイルに違和感なく調和する。

搭載されているクォーツ式ムーブメントCal.9F85には、時針単独時差修正機能が備わっている。時計を止めることなく時針で時差を修正できる便利な機能だ。

瞬時に切り替わる瞬間日送りカレンダーや、一般的なクォーツでは採用が難しい太く堂々とした針など、グランドセイコーの9Fクォーツでは他にもさまざまな魅力を堪能できる。

チューダー「チューダー ロイヤル」Ref.M28600-0005
チューダー ロイヤル
チューダー「チューダー ロイヤル」Ref.M28600-0005
自動巻き(Cal.T603)。25石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。SSケース(直径41mm、厚さ10.6mm)。100m防水。38万1700円(税込み)。(問)日本ロレックス / チューダー Tel.0120-929-570
「チューダー」は高級時計ブランド「ロレックス」の創設者のハンス・ウイルスドルフにより、誕生した時計ブランドである。ヴィンテージ感があふれるデザインに、防水・耐久性の高いオイスターケースが特徴で、精度・防水性・堅牢性を備えた、魅力的な価格設定のコレクションがそろう。

30万円台のチューダーとして、「チューダー ロイヤル」Ref.M28600-0005を挙げてみたい。流れるような美しいフォルムは、ロレックスにはないチューダー独自のデザインである。

サンレイ仕上げの落ち着いたブルーのダイアルは、ビジネスシーンにマッチする。交互に仕上げと彫りが施されたノッチドベゼルや、快適な装着感を得られるブレスレットも特徴だ。

ロンジン「ロンジン マスターコレクション」Ref.L2.843.4.73.2

ロンジン「ロンジン マスターコレクション」Ref.L2.843.4.73.2
自動巻き(Cal.L893)。26石。2万5200振動/時。パワーリザーブ約72時間。SSケース(直径38.5mm、厚さ10.2mm)。3気圧防水。37万8400円(税込み)。(問)Contact info: ロンジン Tel.03-6254-7350
「ロンジン マスターコレクション」は、スイスの名門「ロンジン」が誇るクラシックラインである。本格機械式時計としては価格がリーズナブルであることから、ロンジンを代表するコレクションのひとつとなっている。

Ref.L2.843.4.73.2はヘリテージデザインやアラビア数字の刻印などの象徴的な意匠が目を引くモデルだ。ブルーのスティール針がダイアルのアクセントとなり、全体的にスタイリッシュな印象を与える。

ケース径約38.5mmの絶妙なサイズ感もポイントである。40㎜を超えると少し大きいと感じる男性でも、こちらのサイズなら腕にしっくりとくるだろう。

【プライベート向け】30万円台のおすすめメンズ時計
カジュアルシーンやアウトドアシーンで着用する時計は、ダイバーズウォッチやパイロットウォッチなど特徴的なデザインのモデルがおすすめだ。30万円台で購入できるプライベート向けおすすめ時計を紹介する。

オリス「アクイス デイト」 Ref.01 733 7787 4135-07 4 22 35FC
オリス アクイスデイト
オリス「アクイスデイト」Ref.01 733 7787 4135-07 4 22 35FC
自動巻き(Cal.Oris733)。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。SSケース(直径43.5mm)。300m防水。37万4000円(税込み)。(問)オリスジャパン Tel.03-6260-6876
「オリス」は100年以上の歴史を誇るスイスの老舗メーカーだ。手の届きやすい価格帯で本格機械式時計を購入できるブランドとして、世界中の時計ファンから支持を集めている。

「アクイス デイト」 Ref.01 733 7787 4135-07 4 22 35FCは、30気圧防水を備えた本格ダイバーズウォッチである。スポーティーな外観はプライベートユースに適している。

傷が付きにくいセラミックベゼルや、視認性を高める蓄光塗料など、時計としての実用性も高い。ケースバックからは、ブランドを象徴するレッドローターを鑑賞できる。

タグ・ホイヤー「タグ・ホイヤー アクアレーサー プロフェッショナル200 ソーラーグラフ」 Ref.WBP1114.BA0000
タグ・ホイヤー WBP1114.BA0000
タグ・ホイヤー「アクアレーサー プロフェッショナル200 ソーラーグラフ」Ref.WBP1114.BA0000
ソーラークォーツ(Cal.TH50-00)。SSケース(直径40mm)。200m防水。34万6500円(税込み)。(問)LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー Tel.03-5635-7054
スタイリッシュかつスポーティーなスタイルで人気の「タグ・ホイヤー」も、カジュアルシーンで着用する時計としておすすめだ。数あるコレクションの中から、洗練されたダイバーズウォッチ「アクアレーサー」のモデルを紹介する。

スポーティーなブラックダイアルが特徴的な「プロフェッショナル200 ソーラーグラフ」は、防水性200mを備えたプロ仕様のダイバーズウォッチである。

3連のステンレススティール製ブレスレットには、サテン仕上げとポリッシュ仕上げが施されており、高級感を感じさせる。ソーラーグラフ ムーブメントは光で発電するため、定期的な電池交換が不要だ。

ノモス グラスヒュッテ「クラブ 38 キャンパス ナイト」Ref.736
ノモス グラスヒュッテ クラブキャンパス ナイト
ノモス グラスヒュッテ「クラブ 38 キャンパス ナイト」Ref.736
手巻き(Cal.アルファ)。17石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約43時間。SSケース(直径38.5mm、厚さ8.5mm)。10気圧防水。26万4000円(税込み)。(問)Contact info: 大沢商会 Tel.03-3527-2682
「ノモス グラスヒュッテ」はドイツを代表する時計ブランドのひとつである。エントリークラスのスポーツウォッチコレクション「クラブ」には、30万円以下で購入できるモデルも多い。

「クラブ 38 キャンパス ナイト」は、力強さを放つ、やや大きめのケース径38.5mmが特徴のモデルだ。ダイアルに配された、アラビア数字とローマン数字のインデックスが、カジュアルシーンで印象的な雰囲気を醸し出してくれる。

暗闇でも時刻が分かる高い視認性や10気圧防水など、実用性の高さも魅力だ。ムーブメントには高い精度を誇る自社製手巻きキャリバー「アルファ」が搭載されている。

【機械式】30万円台のおすすめメンズ時計
機械式時計は一般的にクォーツ式時計より高価だが、中には手が届く価格帯のモデルも多く存在する。30万円台で購入可能なおすすめのメンズ機械式時計を見ていこう。

セイコー プロスペックス「スピードタイマーメカニカルクロノグラフ」Ref.SBEC021
セイコー スピードタイマー
セイコー「プロスペックス スピードタイマーメカニカルクロノグラフ」Ref.SBEC021
自動巻き(Cal.8R48)。34石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約45時間。SSケース(直径42mm、厚さ14.6mm)。10気圧防水。35万2000円(税込み)。(問)セイコーウオッチお客様相談室 Tel.0120-061-012
時計そのものを楽しみたい場合は、機械式クロノグラフがおすすめだ。インダイアルの針の動きやムーブメントの鼓動など、手にして体感できるポイントが数多く存在する。

「セイコー プロスペックス」が2023年に発表した「スピードタイマーメカニカルクロノグラフ SBEC021」は、30万円台で購入できる機械式クロノグラフである。1972年に発売された歴史的なクロノグラフから着想を得たモデルだ。

視認性が高く、見栄えもよいダイアルには、数多くの精緻な工夫が見て取れる。外装の仕上がりも整っており、リュウズやプッシャーも操作しやすい。

ユンハンス「マックス・ビル オートマティック バウハウス」 Ref.27 4308 02
ユンハンス マックス・ビル オートマティック バウハウス
ユンハンス「マックス・ビル オートマティック バウハウス」Ref.27 4308 02
自動巻き(Cal.J800.1)。SSケース(直径38mm)。50m防水。31万4600円(税込み)。(問)ユーロパッション Tel.03-5295-0411
ドイツの時計メーカー「ユンハンス」は、「マックス・ビル」などミニマルなデザインの時計で有名だ。コストパフォーマンスの高い時計も幅広く取りそろえている。

「マックス・ビル オートマティック バウハウス」はユンハンスが、「バウハウス最後の巨匠」マックス・ビルに依頼して誕生した時計をベースとしたモデルである。

余計なものを排除したシンプルなダイアルや、風防に沿ってカーブを描く秒針をデザインの特徴に持つ。シンプルかつ機能的なジャーマンウォッチの魅力を堪能できるだろう。

【クォーツ式】30万円以下で買えるおすすめメンズ時計
クォーツ式時計は日常生活の心強い味方になる便利な時計だが、マーケットシェアが大きいため価格帯が幅広く、「一生モノではない」と思われがちだ。

しかし、クォーツ式時計の中にも機械式時計に見劣りしないモデルは数多く存在する。大人の日常を彩れる30万円以下のおすすめメンズクォーツ式時計をチェックしよう。

モーリス・ラクロア「アイコン クォーツ デイト 40MM」Ref.AI1108-SS002-330-1
モーリス・ラクロア アイコン クォーツ デイト
モーリス・ラクロア「アイコン クォーツ デイト 40MM」Ref.AI1108-SS002-330-1
クォーツ。SSケース(40mm、厚さ9mm)。10気圧防水。16万8300円(税込み)。(問)モーリス・ラクロア(DKSHマーケットエクスパンションサービスジャパン) cg.csc1@dksh.com
「モーリス・ラクロア」はモダンなデザインのスポーツウォッチが人気のブランドだ。代表的コレクション「アイコン」は、手が届く価格で購入できるモデルもそろう。

メゾンの代表モデル「カリプソ」の特徴を継承したモデルが、「アイコン クォーツ デイト 40MM」である。特徴的な意匠は継承しつつ現代的に解釈し直し、力強さとスポーティーさを醸し出すデザインとなっている。

フロントガラスには特殊コーティングを施したサファイアクリスタルを採用し、10気圧防水により日常生活での手洗いや雨にも強い。

ティソ「T-タッチ コネクト スポーツ」 Ref.T153.420.47.051.00
ティソ T-タッチ コネクト スポーツ
ティソ「T-タッチ コネクト スポーツ」 Ref.T153.420.47.051.00
チューダー スーパーコピークォーツ。Tiケース(直径43mmm、厚さ12.8mm)。50m防水。16万5000円(税込み)。(問)ティソ Tel.03-6254-5321
スイスの名門「ティソ」は、高い自律性を発揮するソーラー充電とスマートフォン連動を特徴に持つ「T-タッチ コネクト ソーラー」を、代表コレクションのひとつとして展開している。このコレクションに、2024年5月、新たに「T-タッチ コネクト スポーツ」が加わった。

従来は直径47.5mmであったチタンケースは、よりコンパクトな43mm径となり、さらにセラミックス製ベゼルが洗練された印象をもたらす。なお、チタンをブラックまたはローズゴールドPVD加工したバリエーションもラインナップされている。チタン製ブレスレットまたはシリコン製ストラップはインターチェンジャブルシステムが搭載されており、気軽に付け替えが可能だ。

スマートフォン連動機能によって各種通知を受信できることはもちろん、ワークアウトをサポートする、モニタリング機能やトラッキング機能も有しており、幅広いシーンで活躍する1本といえる。

30万円台で一生モノの1本を見つけてみよう
高級時計は手の届かない高価なものだと思われがちだ。しかし、有名ブランドでも30万円台で購入できるモデルは数多く存在する。

着用シーンやムーブメントなどを考慮すれば、自分に合った1本を見つけやすい。おすすめモデルの特徴や魅力を確認し、末永く使えるお気に入りを探してみよう。

チューダー 「ブラックベイ 58」は、数あるチューダーウォッチの中でも、特に高い人気を誇るコレクションだ。

絶妙なサイズ感と汎用性の高さを特徴に持ち、さらに性能面にも優れている。ブラックベイ 58の魅力とおすすめモデルを見ていこう。

チューダー「ブラックベイ 58」とは
チューダー「ブラックベイ」には、さまざまな派生コレクションが存在し、「ブラックベイ 58」もその中のひとつだ。どのような特徴や魅力があるのか、まずはブラックベイ 58について深く理解しておこう。

往年の名機に敬意を表したモデル
ブラックベイ 58は、チューダーのダイバーズウォッチ、「Ref.7924」に敬意を表した時計だ。“58”という数字は、Ref.7924が発表された1958年にちなんだものである。

Ref.7924は、チューダーが初めて200m防水を実現したモデルでもある。そのリュウズの大きさから命名された、通称「ビッグクラウン」と呼ばれていた同機は、ドーム型の文字盤や細いラグなどの特徴を持つ。

ブラックベイ 58は、1958年に「Ref.7924」が誕生してから60周年の年に発表された。ケースサイズや特徴的なプロポーションは、オリジナルモデルから忠実に継承したものである。

絶妙なサイズ感
人気のチューダースーパーコピー 代引き専門店ブラックベイ 58の最も大きな特徴は、39mmというケースサイズである。39mmのケース径は、1950〜60年代のダイバーズウォッチに多く見られたケースサイズだ。

一般的なダイバーズウォッチはケースサイズが大きく、メンズ時計のケース径は40mmを超えるモデルが多い。

39mmというケース径は、多くの日本人男性にフィットしやすい絶妙なサイズ感だ。ケースの厚さや時計全体の重量も抑えられており、デイリーユースでのストレスを感じにくい。

信頼性の高いムーブメント
Cal.MT5400、Cal.MT5402

マニュファクチュールムーブメントCal.MT5400(左)とCal.MT5402(右)。約70時間のパワーリザーブや、シリコン製ヒゲゼンマイによる高い耐磁性を有することが特徴だ。堅牢性、耐久性、信頼性、そして精度を兼ね備えた高性能ムーブメントである。
ブラックベイ 58には、自社製ムーブメントCal.MT5400とCal.MT5402が搭載されてきた。このふたつのムーブメントは、約70時間のロングパワーリザーブを誇り、いずれもC.O.S.C. (スイス公認クロノメーター検定)認定を取得。精度の高さも折り紙つきだ。

さらに2024年にはCal.MT5450-Uが登場。GMT機能が付加されたこのムーブメントは、METAS(スイス連邦計量・認定局)によるマスター クロノメーター認定機なのだ。1万5000ガウスという耐磁性能に代表される、厳格なテスト項目を突破した本機の登場は、時計市場でのチューダーの存在感をいっそう高めている。

なお、ブラックベイ 58の一部のモデルは、ダイバーズウォッチとしては珍しいトランスパレントバックだ。搭載ムーブメントの精緻な機械美が堪能できる。

ファッションを選ばない汎用性
ブラックベイ 58

大きさ、質感、カラー、全てに品格を備えた「ブラックベイ 58」は、ビジネスシーンにもこの上なくふさわしい。
ブラックベイ 58の大きな魅力として、ファッションを選ばない汎用性も挙げられるだろう。洗練されたクラシカルなデザインは、スーツと組み合わせても違和感がない。

一部のモデルには、メタルブレスレットとは別に、付け替え可能なストラップが用意されていることも魅力だ。本体との組み合わせをスタイルやシチュエーションに応じて楽しめる。

チューダーは腕時計にファブリックストラップをいち早く採用したブランド。フランスの伝統技法を用いて生み出されるファブリックストラップは、今やチューダーのアイデンティティの一部となっている。

ブラックベイ 58 ブロンズ
「ブラックベイ 58 ブロンズ」には、ジャカード織のコンプリメンタリーファブリックストラップが付属されている。


チューダー「ブラックベイ 58」の現行モデル
ブラックベイ 58の現行モデルを紹介する。それぞれの魅力を確認し、どれを選ぼうか迷った際の参考にするとよいだろう。

「ブラックベイ 58 GMT」Ref.M7939G1A0NRU
チューダー ブラックベイ58 GMT
チューダー「ブラックベイ 58 GMT」Ref.M7939G1A0NRU-0001
自動巻き(Cal.MT5450-U)。34石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約65時間。SSケース(直径39mm、厚さ12.8mm)。200m防水。67万1000円(税込み)。
2024年にコレクションに加わった、新作「ブラックベイ 58 GMT」。前述したマスター クロノメーター認定のCal.MT5450-Uを搭載しており、1万5000ガウスの耐磁性能を有している。もちろん精度や堅牢性、信頼性にも優れている。

さらに本作は、GMT機能と日付の早送り機能を併載していることも特筆すべき点だ。時針を動かして第2時間帯を合わせるタイプのGMTウォッチは、一般的には日付の早送り機能が付いていない。日付を逆戻しすると、早送りのためのバネが壊れてしまうためだ。しかしCal.MT5450-Uはこの両立を実現したことに加えて、針を逆戻しして日付を戻した直後に、さらに針を進めると、日付はクイックチェンジではなくゆっくりと切り替わるというセーフティー機能をも付けられている。

ヴィンテージウォッチをほうふつとさせる、アルミベゼルによるブラック×レッドの配色のベゼルといった意匠も、時計愛好家の心をくすぐるだろう。

「ブラックベイ 58」 Ref.M79030N-0001
ブラックベイ 58
チューダー「ブラックベイ 58」Ref.M79030N-0001
自動巻き(Cal.MT5402)。27石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。SSケース(直径39mm、厚さ11.9mm)。200m防水。58万7400円(税込み)。
Ref.M79030N-0001は、2018年に発表されたブラックベイ 58の初代モデルだ。2018年はチューダーが日本初上陸を果たした年であり、このモデルは、瞬く間にチューダーのフラッグシップモデルとなった。

ベゼルに配されたアラビア数字と、12時位置に見られるレッドのアクセントカラーが、ヴィンテージ感あふれるデザインに仕上がっている。ムーブメントは両方向回転ローターシステムを備えたCal.MT5402が搭載されている。

時針と秒針は、チューダーを象徴するスノーフレーク針が採用されている。

ブラックベイ 58

ブランドのアイコンとなっているスノーフレーク針は、1969年に初めて採用され、当時はフランス海軍が軍用時計として使用していた。
「ブラックベイ 58 925」 Ref.M79010SG-0002
ブラックベイ 58 925
チューダー「ブラックベイ 58 925」Ref.M79010SG-0002
自動巻き(Cal.MT5400)。27石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。シルバーケース(直径39mm、厚さ12.7mm)。200m防水。67万8700円(税込み)。
「ブラックベイ 58 925」は、ケース・リュウズ・ベゼルに「シルバー925」が使われているモデルである。シルバー925は往年の時計でよく採用されていた素材であり、シルバー特有の黒ずみが発生しにくいといわれている。

文字盤・ベゼル・ストラップのトープは、クラシカルかつ上品なカラーだ。トープとはフランス語で「モグラ」を意味し、カラーとしてはブラウンがかったグレーの色味である。

ブラックベイ 58 925は、コレクションで初めてトランスパレントバックが採用された。マニュファクチュールムーブメントCal.MT5400の動きを、ケースバックから鑑賞できる。

「ブラックベイ 58 ブロンズ」 Ref.M79012M-0001
ブラックベイ 58 ブロンズ ブティックエディション
チューダー「ブラックベイ 58 ブロンズ ブティックエディション」Ref.M79012M-0001
自動巻き(Cal.MT5400)。27石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。ブロンズケース(直径39mm、厚さ11.9mm)。200m防水。ブティック限定モデル。70万9500円(税込み)。
「ブラックベイ 58 ブロンズ」のブロンズ製ケースは、いにしえの船やダイビングの装備からインスピレーションを得ている。ベゼルとブレスレットもブロンズ製だ。

チューダーの初代ダイバーズウォッチにも見られる、リュウズガードがないデザインを特徴に持つ。また文字盤に3・6・9の数字を配した、ブラックベイ 58では唯一のモデルでもある。

ブレスレットの“T-fit”クイックアジャストクラスプは、チューダー独自のアジャスティングシステムだ。この機構により、8mmの範囲内でブレスレットの長さを5段階で調節できる。

「ブラックベイ 58 18K」 Ref.M79018V-0006
チューダー ブラックベイ 58 18K
チューダー「ブラックベイ 58 18K」 Ref.M79018V-0006
自動巻き(Cal.MT5400)。27石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。18KYGケース(直径39mm、厚さ12.7mm)。200m防水。476万7400円(税込み)。
2024年にはGMTウォッチのほか、ゴージャスな18Kイエローゴールド製モデルのブラックベイ 58も発表された。ツールウォッチのイメージが強いチューダーの中では、珍しいポジションのモデルと言える。

また、深みのあるグリーンをベースに、ゴールドカラーがちりばめられた「ゴールデングリーン」がカラーとして組み合わされていること、そしてツヤのないマットなベゼルインサートを備えていることから、ギラギラしすぎない、シックで落ち着いた意匠にまとめあげられている。

ずっしりと重厚感のある18Kイエローゴールドが、手元で抜群の存在感を放ってくれるだろう。

ブラックベイ 58は新たなダイバーズウォッチのスタイル
ブラックベイ 58

チューダーのブラックベイ 58は、200m防水を誇る初のチューダー ダイバーズウォッチに敬意を表して誕生したモデルだ。絶妙なサイズ感や高い汎用性は多くの人を魅了する。

ムーブメントの性能も高く、チューダーらしい意匠も随所に表現されている。ブラックベイ 58は、あらゆるライフスタイルに対応できるダイバーズウォッチの新たなスタンダードだ。

美しいステンレススティール製のデュオ・トゥールビヨンとともに登場。

ジャガー・ルクルトから、3つの新しいレベルソが発表された。そのなかでも特に注目を浴びているのが、ステンレススティール(SS)製のレベルソ・トリビュート・モノフェイスである。1931年のオリジナルのレベルソとほぼ同じケースサイズを持つこの新作は、コレクションに伝統的な要素を加えるものだ。この2針のレベルソ・モノフェイスに加え、SS製のデュオ・トゥールビヨン(とてもクールだ)とピンクゴールド(PG)製のデュオ・スモールセコンドも発表されている。本稿では新しいトリビュート・モノフェイスに焦点を当てるが、より複雑な機構を持つレベルソも見逃せない存在だ。特にSS製のデュオ・トゥールビヨンは見事な仕上がりで、撮り下ろし写真とともに紹介していく。

jaeger-lecoultre tribute reverso stainless steel monoface
SS製ケースのサイズは40×24mm、厚さは7.6mmである。

新しいレベルソ・トリビュート・モノフェイスは、多くの点で長らく待ち望んでいたレベルソである。SS製ケースのサイズは40×24.4mmで、厚さは7.6mmとスリムだ。これはオリジナルの1931年モデル(38×23mm)と比較してもほぼ同じ寸法だ。しかし、ヴィンテージのレベルソケースと現代のケースを比べると現代版の方が圧倒的に優れており、口コミ第1位のジャガールクルト スーパーコピー 代引き専門店なめらかなスライド機構と実用的な防水性能(モノフェイスでは30mの防水性)を備えている。

jaeger reverso tribute monoface steel
シルバーのオパーリン、またはサンレイブルーのダイヤル。

文字盤はシルバーオパーリン、またはサンレイ仕上げのブルーラッカーから選べる。レベルソにふさわしく文字盤はシンプルかつ洗練されたデザインで、シャープなドーフィン針と台形のインデックス、そして外周にはミニッツトラックが配置されている。このデザインは昨年のレベルソ・スモールセコンドに似ているが、ケースはより小型化されている。それぞれのモデルには、約30年間レベルソを動かしてきたジャガー・ルクルト製のCal.822が搭載されている。この手巻きムーブメントは42時間のパワーリザーブを持ち、巻き上げ時のリューズの操作感も引き続きカリッとした心地よさを提供するものだ。文字盤を裏返せば、ポロの試合に備えて鏡面仕上げが施されたピカピカの裏面が現れ、刻印がなされるのを待ち構えているように見える。

SS製のレベルソ・トリビュート・モノフェイスはフォールディングクラスプ付きのカーフスキン製サフィアーノストラップで提供され、ラグ周辺にはなめらかな仕上げが施されている。小売価格は139万9200円(税込)だ。

old vs. new jaeger-lecoultre reverso
1931年製のオリジナル・レベルソとSS製の新作モノフェイスを比較。

新しいSS製のレベルソ・トリビュート・モノフェイスに加えて、ジャガー・ルクルトは同じくSS製のレベルソ・トリビュート・デュオ・トゥールビヨンも発表している。2023年に発表されたPGモデルやその前のプラチナ(Pt)製の限定版に比べてよりモダンな(そして若干手に届きやすい)デザインとなっている。この60秒フライングトゥールビヨンは文字盤の両面から見ることが可能だ。表側ではトゥールビヨンが6時位置に配置され、その他の部分はシンプルで現代的なサンレイグレーに仕上げられている。しかし文字盤を反転させると第2時間帯を示すダイヤルが現れ、ジャガー・ルクルトのウォッチメイキングと職人技が際立つデザインとなっている。このダイヤルは部分的にオープンワークとなっており、手作業で面取りされたブリッジが見え、ジャガー・ルクルトのメティエダールのアトリエで手作業で仕上げられたクル・ド・パリのギヨシェ装飾が施されている。

全体としてこの時計は45.5×27.4mm、厚さわずか9.15mmの比較的コンパクトなケースに収まっている。デュオ・ トゥールビヨンは伝統的な職人技と現代的なデザインが見事に融合した美しい時計であり、価格は要問い合わせ(11万ドル、日本円で約1600万円)である。比較のために言っておくと、昨年のPG製デュオ・トゥールビヨンは13万9000ドル(日本円で約2000万円)という価格で発表された。また時代を反映した一例として、2018年に発表されたPt製の限定50本のモデルは12万3000ドル(日本円で約1790万円)であった。

jaeger-lecoultre reverso tourbillon stainless steel
最後に、ジャガー・ルクルトはPG製のレベルソ・トリビュート・デュオ・スモールセコンドも発表している。このモデルは光沢のあるブルーの文字盤とシルバーのサンレイ仕上げの文字盤を持ち、24時間の昼夜表示を備えている。PGのケースと対照的な、リッチなブルーラッカーの文字盤は特に印象的だ。デュオはジャガー・ルクルト製Cal.854を搭載し、表側では時・分・秒を表示。裏側のダイヤルには、第2時間帯と24時間表示を備えている。第2時間帯は、ケースを反転させたときにのみ見えるトップケースバンドに埋め込まれた小さなスライダーで調整可能だ。価格は398万2000円(税込)である。

我々の考え
blue jaeger-lecoultre reverso stainless steel monoface
私の6.3インチ(約16cm)の手首に乗せてみた。

これこそが、私がジャガー・ルクルトのレベルソに求めていたものだ。新しいレベルソ・トリビュート・モノフェイスは、スリムでエレガントかつ実用的な時計である。 個人的には、白、シルバー、そして光によってはほぼグレーに見えるオパーリン文字盤のクリーンなデザインが好みだ。マットな仕上げは一見地味に感じるかもしれないが、ヴィンテージのレベルソを思い起こさせる。サンレイ仕上げのブルー文字盤はより現代的で確かに魅力的だが、最近はブルー文字盤のSSウォッチもよく目にしているため、現時点では十分だと感じる。とはいえアール・デコ調の長方形デザインを持つレベルソは、その点ですでにほかの時計とは明らかに一線を画している。

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新しいサフィアーノストラップもレベルソによく似合っている。オパーリン文字盤にはタンカラーのカーフスキン、ブルーにはブルーのカーフスキンが付属する。

レベルソは長方形のケースを持ちながらも、ケースのエッジがシャープではないためにどこか柔らかな印象を与える。ケースサイズは小さすぎると感じる人もいるかもしれないが、ラインナップにはトリビュート・スモールセコンドやクラシック・スモールセコンドなど、より大きなレベルソのバリエーションも存在している。それでも伝統的なレベルソサイズを求める人からすると、今回のモデルはまさにその期待に応えるものだろう。私は新しいモノフェイスをいくつかのヴィンテージ レベルソと並べて試着する機会を得たが、装着感はほとんど同じであった。

現代的なダイヤルの仕上げは実に秀逸だ。トリビュート・トゥ・1931に見られるようなヘリテージの要素をもっと取り入れるべきだという声もあるだろうが、個人的にはこれこそが現代版レベルソのあるべき姿だと考えている。クリーンでコンテンポラリー、過去に過度に依存していない点が好ましい。また、Cal.822は約30年間使用され続けているが、そのあいだにフリースプラングテンプなど昨今求められる静かな改良が施されてきたことも見逃してはならない。

jaeger-lecoultre stainless steel duoface tourbillon
デュオ・トゥールビヨンのフロントダイヤル。

一方、SS製のデュオ・トゥールビヨンはまさに憧れの一品だ。複雑で美しく、そしてジャガー・ルクルトが過去100年間にわたりトップクラスの時計メーカーであり続けている理由を体現しているモデルである。最近、数週間のあいだに素晴らしいトゥールビヨンをいくつか見る機会があった。このレベルソに加え、ダニエル・ロートのトゥールビヨン、そしてショパールのL.U.C 1860 トゥールビヨン(これについてはまた後日紹介予定する)などだ。ダニエル・ロートやショパール L.U.C はジャガー・ルクルトよりもはるかに少量生産であるが、それでもこのトゥールビヨンは、ジャガー・ルクルトがブランドとしての規模が大きくてなってもこれらのメーカーに匹敵する手作業の技術を維持していることを示している。

レベルソ・トリビュート・モノフェイスの価格は139万9200円(税込)。SS製の2針時計としては高価だが、決して不合理ではない。レベルソは独自のカテゴリーに属する時計である。ジャガー・ルクルトは、レベルソを単なる時計以上の存在として位置付けようとしている。ケースは55個の部品で構成されており、Cal.822のブリッジは手作業で面取りされている。これらのディテールが、JLCがレベルソを競合製品から際立たせようとするポイントとなっている。

私はこれらの新作レベルソを実際に手に取って試す機会を得たので、フルのHands-Onレビューを見たい場合はお知らせいただきたい。

reverso monoface stainless steel
reverso monoface stainless steel blue dial
基本情報
ブランド: ジャガー・ルクルト(Jaeger-LeCoultre)
モデル名: レベルソ・トゥールビヨン・モノフェイス
型番: Q7168420、Q716848J

直径: 40.1×24.4mm
厚さ: 7.56mm
ケース素材: SS
文字盤色: オパーリンシルバーまたはサンレイ仕上げのブルーラッカー
インデックス: 夜光なしのアプライドインデックス
防水性能: 30m
ストラップ/ブレスレット: ゴールドタンまたはブルーのカーフレザーストラップに、コントラストのあるスムース仕上げとサフィアーノ仕上げが施され、フォールディングクラスプが付属

jaeger-lecoultre reverso monoface steel 2024 blue
サンレイ仕上げのブルーまたはオパーリンホワイトの最信頼性の日本スーパーコピー 代引き専門店!文字盤を備えた、SS製の新作モノフェイス。

jaeger-lecoultre reverso monoface steel 2024 white
reverso duoface pink gold 2024
PG製のレベルソ・デュオ。

reverso duoface pink gold 2024
ムーブメント情報
キャリバー: ジャガー・ルクルト製 Cal.822
機能: 時・分表示
直径: 20.2mm
厚さ: 2.94mm
パワーリザーブ: 42時間
巻き上げ方式: 手巻き
振動数: 2万1600振動/時
石数: 19
クロノメーター認定: なし

価格 & 発売時期
価格: 139万9200円(税込)

リシャール・ミル 手巻きトゥールビヨンの17-02がチタンケースで新登場

リシャール・ミルは新作モデルの発表で大々的なアナウンスをする必要はない。彼らの時計は、大胆で、アグレッシブで、目を引くうえに希少なため、それ自体が語りかけるからである。だからこそ、グレード5チタン製の新しいRM17-02手巻きトゥールビヨンが多くの人々の目に留まらなかった可能性がある。ただ少なくとも私にとっては、このモデルこそがリシャール・ミルの名声を完璧に表現していると感じる。

RM 17-02
RM17-02は今年の初めに、最信頼性の日本リシャール・ミルスーパーコピー 代引き専門店!の最高級ケース素材のひとつであるホワイトクオーツTPT®で登場し、30本限定で発売された。しかしリシャール・ミルにとって、すべての始まりはチタンであったため(正確にはチタンとカーボンナノファイバー)、今回のチタンバージョンの新作はこの時計にとってしっくりくる。

トノー型ケースは横40.1mm、縦48.15mm、厚さ13.08mmで、RM17-02のスケルトンムーブメントを搭載している。この手巻きムーブメントは約70時間のパワーリザーブを持ち、その残量を表示する機能やファンクションセレクターを備えながらも、ムーブメント全体の厚さは4.65mmである。ブリッジはブルーPVDと5Nゴールドで処理され、可変慣性テンプと高速回転する香箱を支える地板はグレード5チタンをブラックPVDで仕上げている。ブランドからは実際のリストショットは提供されていないが、装着感はよさそうで、軽量であることが予想される。また価格は明示されていないが、5年前に発表されたカーボン製のRM17-01は50万ドル(日本円で約7300万円)弱だったため、購入を検討する際の参考になるだろう。

RM17-02
我々の考え
誰かがスポーティなチタン製手巻きトゥールビヨンウォッチを必要としているか? いや、誰も必要とはしていないだろう。でも欲しいか? もちろん、めちゃくちゃ欲しい。確かに、クオーツTPT®モデルもかなりクールだったけど、この新しいRM17-02のサテン仕上げのチタンケースは、リシャール・ミルの昔ながらのスタイルを最高の形で表現していると思う。もし、自分が経験したことのない時代や時計にノスタルジーを感じることがあるなら、この時計はその感覚を見事に刺激してくれるだろう。

RM17-02
リシャール・ミルの数々の奇抜なリリースやデザイン(個人的なお気に入りとしてはベイビー ナダルとRM67-02)のなかで、市場はRMのサテン仕上げのチタンルックがいかに素晴らしいかを忘れてしまったようだ。このモデルでは、サファイアダイヤル上のイエローの数字がアクセントとなり、現代的なリシャール・ミルの新作らしさを感じさせるが、派手すぎるわけではない。たとえば、巨大なスケルトンゴールドの“デビルホーン”針や、大きなスマイリーフェイスがついた時計のように目立ちすぎることはない。ブリッジに施されたブルーPVDはやや目立ちすぎるかもしれないが、その大部分は時計の裏側にのみ現れるためあまり気にならないだろう。つまり、もしクラシックなスタイルの新しいRMを探しているなら、このRM17-02 TIはぴったりの選択肢だということだ。

RM17-02
RM17-02
基本情報
ブランド: リシャール・ミル(Richard Mille)
モデル名: RM17-02 TI

直径: 幅40.1mm、長さ48.15mm
厚さ: 13.08mm
ケース素材: グレード5チタン
文字盤: 反射防止サファイアガラスを使用したスケルトンダイヤル
インデックス: プリント
夜光: なし
防水性能: 50m
ストラップ/ブレスレット: ブルーまたはブラックのストラップ

RM17-02 Movement
ムーブメント情報
キャリバー: RM17-02
機能: 時・分表示、パワーリザーブインジケーター、ファンクションインジケーター
直径: 幅31.25mm、長さ29.45mm
厚さ: 4.65mm
パワーリザーブ: 約70時間
巻き上げ方式: 手巻き
振動数: 2万1600振動/時
石数: 23
追加情報: トゥールビヨンの直径12.3mm、グリュシデュール®製、2アーム型、4個の調整ネジ、慣性モーメント 10 mg•cm2、リフトアングル 53°

価格 & 発売時期
価格: 要問い合わせ
発売時期: すぐに