3月1日

和歌彦「いっくぜぇ…火柱!
ナージャ「切り裂け…鎌鼬!
七瀬「これはおまけ!雷槌!
ドサッ…!
和歌彦「ふぅ。敵さん数が多いとはいえ、雑魚ばかりじゃねぇか」
昴「そ…、そうですか?」
七瀬「バカ彦の基準は当てにならないけど、今の相手は強くなかったね〜」
昭哉「今のところ、たいした罠も仕掛けられてないッス」
ナージャ「でも油断は大敵、じゃないかな?」
昭哉「そッスね」
和歌彦「とはいえ、敵さんかなりの大所帯だな。おまえらとは大違いだ」
昭哉「どちゃかっつーと、金にものを言わせていろいろ雇ってる気がするッス…」
ナージャ「確かに、忍者ってよりゴロツキみたいなのも混じってたねぇ」
昴「でも、そこまでして七瀬の一族を倒そうって相手っていったい…」
和歌彦「よっぽど昔、こっぴどくやられたンだろうな」
七瀬「でも迷惑だよ〜。ボクがやったわけじゃないのに」
和歌彦「言えてるな」
ナージャ「静かに…!風が変わった…」
七瀬「え?え?え…?」
和歌彦「確かに嫌な気配を感じるな。左眼が疼く」
昭哉「ひょっとして、この向こうッス?」
和歌彦「鍵がかかってるな。ぶち破るか…?」
昴「そんなことしなくても、さっき昭哉さんが手に入れた鍵を使えば…」
昭哉「そッスね。どうせ引き返す気は無いッス」
カチャッ!
昴「え…?誰もいない…?」
和歌彦「ンなはずは無ぇ。ますます眼の疼きが強くなってるからな」
シュン!
七瀬「あ!ナージャさん、危ない!」
ヒュゥゥゥ…
ナージャ「手裏剣かぁ、危ないねぇ」
昴「い…今のは一体?」
和歌彦「周りに風を起こして飛び道具を弾く。姉上の十八番だよ」
??「く…!まさか『風使い』がいたとはな。計算外だ」
?「それくらいで動揺してどうする、匡樹。沢渡に与する者は全て抹殺するだけであろう」
匡樹「そうだったな、寧」
和歌彦「七瀬。あの辺にさっきの手裏剣投げ返してみてくれないか?
七瀬「は〜い、まっかせて!」
ヒュッ!
寧「何っ!?」
匡樹「気取られたか!」
昭哉「和歌さん、よく分かったッスね…」
和歌彦「いつも言ってるだろ?この空の左眼は欺けないって」
ナージャ「和歌彦にしては言ってくれるねぇ」
和歌彦「さて、今度は今までのようには行かなさそうだなぁ」
寧「当たり前だ。ただでここを通れると思うな!」
和歌彦「なら、引き返せば見逃してくれるのかい?」
匡樹「面白いことを言う男だな。答えは…NOだ」
和歌彦「まぁ、当然だろうな。しかし、そっちは二人か…」
七瀬「な…、何でボクたちを見るかな〜?」
昴「ひょっとして、私たちに戦えとか?」
和歌彦「あぁ。2対2ならちょうどいいだろ?」
匡樹「貴様…!小娘二人に我らが倒せると思っているのか!」
七瀬「こ…小娘ぇ〜!?」
昭哉「あちゃぁ…、言っちゃいけないことを言ってしまったッスね」
七瀬「偃月!
ガゴッ!
匡樹「ぐっ…!」
昴「ひょっとして…、もう始まっちゃった?」
寧「しかし、全員まとめてかかればいいものを…。おまえら、恨むならあの男にするのだな」

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