2月9日

某時刻 和歌彦宅
和歌彦「そういや昭哉、おまえさんの就職活動はどうなってる?」
昭哉「おれッスか?製薬会社とか、いろいろ当たってるッス」
和歌彦「薬学部となると、やはりそういう類になるか…」
昭哉「まぁ、町の薬局でもいいッスけどね」
和歌彦「確かに情報屋の仕事のが、いわば本業だろうからな…」
昭哉「そッスね。隠れ蓑を探すのも一苦労ってやつッス。学生のうちはともかく…」
和歌彦「その学生生活を、もう少し伸ばすって手もあるけどな」
昭哉「院ッスか?それも選択肢のひとつッスけどね…」
七瀬「院?」
和歌彦「大学院のこった。本来は学部を卒業した奴がさらに勉強するための場所だが…」
七瀬「『本来は』ってのが引っかかるな〜」
和歌彦「就職したくない奴がもっと学生でいたいために進学するってケースも、結構あるンだ」
昭哉「あ、それおれの知り合いにもいるッス」
七瀬「そっか〜。仕事か〜…」
昭哉「七瀬。ひょっとしてまだ何もやってなかったのか?」
七瀬「う…」
昭哉「16になったら自分の食い扶持は自分で稼ぐのが、うちの家訓だったはずだが…?」
和歌彦「そういやぁそうだったな。昭哉は情報屋の仕事を高校の頃からしていたって話だったな」
昭哉「まぁ、情報収集はおれの得意とするところッスからね!」
七瀬「ボクはどうしよっかな〜?やっぱし、普通にバイトするとか考えよっかな〜…」

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