過去の雑談
１時間遅れ。
ちょっと用事があって帰っていた実家からの帰路でのお話。
滑走路に入って離陸に向けて加速を始めた飛行機が突然減速。
どうやらトラブル。駐機場に戻って、整備士が調査と修理をするらしい。
こんな状況には同情が半分。自分もエンジニアの端くれなだけに。
残り半分は、どんな対応をするのかって顧客対応への興味。
１時間の整備の末に機長から受けた説明は
・エンジンの出力を自動制御する機構のレバーが動かなかった
・整備の結果動くことが確認できたので安全な航行ができると判断した
って話で、結局技術的なところは全然分からなかった（説明も無かった）。
で、こんな状況で係員に食ってかかるおっさんが居るんだよね。
一時的に機から降りてブリッジに出ていた乗客に、
整備の完了と搭乗の案内をしにきた係員に向かって。
「１時間もかけて整備が終わった、しかワカランのか！
そんな説明で信用できるか！ そんなのが社会で通用するか！
当然、このあと詳しい説明があるんだろうな？！
・・・まあアンタに言ったってしょうがないんだけどな！」
とかなんとかね。言ったってしょうがないなら黙ってりゃいいのに、
余計な問答で出発が余計に遅れるとか考えないのかね。
それに対する謝罪も含めて全く非生産的なやりとりだろうに、
あえて文句を付けるのは、普段から頭を使わずマニュアルと前例に
従って立場の低い相手には威張って怒鳴ってふんぞり返ってる
勘違いサラリーマンなんだろうな、なんて腹の中で毒づいてみる。
交通機関の運行に限らず、およそシステムは、人間で出来てる。
完璧を目指すのはあるべき姿勢だけど、人間が作るものである以上、
そうである保証は絶対にできない。大事なのは、トラブった時に
適切な対処でリカバリを目指すことや、それでも安全を
確保できなければきっぱりと運行中止を決断することだ。
もちろんその後には振替輸送の手配だとか、宿泊の手配だとか、
どんどん次善策を講じていく必要はあるけれど。
トラブルを検知して、離陸直前にそれを中断した機長の判断は
正解だし、最速の交通機関であることを売りにしている飛行機が、
トラブル解消後説明に先立って速やかに客を機内に案内する
（これは詳細な説明を１つの確かなソース（機長）から伝える目的も
あるだろう）ことは正しい対応だろう。専門の技術屋じゃなきゃ
分からないような説明はあえて省き、『整備の結果、安全な航行が
できると判断した』という報告の仕方をするのも、一般人である
乗客に対して行う説明としては間違っていないはずだ。
本質的に客は、システムというものが完全ではないことを承知で
飛行機という交通手段を選択しているはずだ。選択した以上は
システムとその運用者を信頼するべきで、無理やり飛行機に
乗せられてるのではない以上、選択の責任は客自身が負うべきだ。
だからトラブル自体に文句を言うのは筋違いで、言えるとすれば
その対応に不備があったときに初めて文句を言えるものだろう。
…なんてごちゃごちゃ考えるのは、文句を言われてた係員に
自分を重ねてるのかもしれない。不可抗力を責めるお客に、
それでも立場上反論しちゃいけない、哀れな係員に。
MOSAIC.WAV
音楽CD、「こどもざいく・やみもざいく」を買った（無駄に色を塗ってみました）。
ヤンデロイド怖い。フラグメント化殺人事件。
CDは持っていないけど、MOSAIC.WAVは「電気の恋人」が一番好きだ。
『おそるおそるスイッチ入れたら 無愛想な”OK”の２文字
「konnnichiwa」って入力しても “Syntax Error”何それ？ 読めない』
歌詞だけ読むとなんだかバカみたいだけど、歌で聴くと映像が浮かぶ。
思い出す情景は、１５年前の俺だ。目の前の真っ黒な球面は、PC-286のCRTだ。
図書館で借りた本で中途半端に覚えたBASICで、Beepを鳴らしたり
単純なゲームを作ったりして喜んでた。パソコンを使えない時は、
大学ノートに鉛筆で何行も何行もバグだらけのコードを書いた。
HDDもNICも無いパソコンを前に、
動作周波数12MHzのパソコンを前に、
DISK BASICのパソコンを前に、
パソコンは、何でもできるんだと思っていた。
それで、俺はプログラマになった。
そんな俺の初心を思い出させる歌。
もちろんMOSAIC.WAVなんで萌え声なんですけども。
いや、あんまりおっさん声でこぶし効かせて歌う歌詞じゃないんだけど。
冗談みたいな歌詞なんだけど、ここだけの話、ちょっと泣く。
パソコンは、何でもできるんだと思っていた。
もしかすると、今でも思っている。
ツタンカーメンは麺類じゃありません。
まあ乾物ですよね。
運転免許更新のお知らせが来た。
自転車に10分もまたがれば更新場所までいける。
この日曜日にでも行って来ようかな。
屋根より低い
マンションのベランダから、ちょろっと泳ぐこいのぼり。 上下左右のご近所さんに迷惑をかけないように、つつましく。
都会的な風景。それでも五月晴れに泳ぐこいのぼりはいいもんだ。
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