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パロスの中心地パリキアからバスで約20分、島のはずれにあるナウサという漁村に宿をとった。港で会った客引きは最初6000とか5000とか言っていたが、「安い部屋でいい」というと私の言い値の3000ドラクマ(約1000円)で交渉成立。そのかわり次に到着する船の客も連れていくからと、しばらく待たされた。 部屋はベランダはあるしダブルベットでバストイレ付きで「もうけもん」だったが、やはりというかシャワーのお湯が出なかった。苦情を言うと、バッテリーみたいのを取り替えてくれたが、すぐ水に戻る。何度か繰り返したあげく、「安い部屋だから」と開き直られた。確かに・・・ がっかりしてたら、しばらくして新しいバッテリーを買って来てくれ、無事温かいシャワーを浴びる事ができた。暑いとはいえ、私はサウナの後でも水風呂に入れない人間なので、水シャワーは心臓に悪い。 夜は部屋に蚊が三匹いて、二匹はやっつけたが、一匹は巧妙に逃げ回るので、熟睡できなかった。(あの音は気になりだすと気になるのだ。さっさと刺しておとなしくなってくれたらいいのに、いつまでも飛び回ってるのは何故だ?)やはり旅に渦巻き型蚊取線香は必需品だ。朝、よく見ると部屋の白い壁には蚊をつぶした跡が5〜6個あった。ベットのスプリングより、シャワーの温度より、旅人の大敵は「一匹の蚊」なのだ。 |