エーゲ海の楽園 番外編  - ギリシャに行こう! -
ギリシャの断崖の修道院メテオラのミニ画像と、簡単な旅日記を追加しました。

メテオラ



いよいよメテオラだ。
世界遺産にも登録されているメテオラは、テッサリア平原に降ってわいたようにそびえ立つ奇岩群、しかもその頂上には修道院が建ってる。高さ20〜400mの奇岩の上に建つ修道院はかっては24もあったらしいが、現在は6つだけである。
カランバカからのバスは一番高いところにあるメガロ・メテオロン修道院にしか走っておらず、そこからは歩いて各修道院を廻り、最後はアギア・トリアダ修道院からのトレッキングコースを下ってカランバカの村に戻る。

岩のてっぺんに修道院が建つ。

修道院では服装チェックが厳しい。タンクトップや半ズボンはダメだし、女性は長めのスカートでないとだめ。ただし各修道院でスカートと称する長い布を貸してくれるので、それを巻けばよい。


当日は雨だった。雨の中傘をさしたりたたんだりしながら、ひたすら歩いた。岩場の道は時に滑りそうだし、遠くから他の観光客が岩間を修道院へ向かっているのを見ると、「遭難して緊急避難」してるように見えた。そのくらい、岩だらけで、人間は小さく見えた。
無神論者の私には、各修道院の記憶はごっちゃになってしまってる。骸骨の置いてある部屋や長いテーブルの食堂、狭いながらもギリシャ正教独特のゴテゴテした飾りの礼拝堂。デコレーションケーキみたいなローソク・・・そんなことより、道中の岩柱がすごい。地球じゃないみたいだ。


最後のアギア・トリアダ修道院へは130段の階段を登らなければならず、一番行きにくい場所だった。そのかわりここでは牛乳ビンの底のように厚い眼鏡の修道僧が白い粉が一杯入った器をゆすって、中に埋もれているゼリー状のお菓子をふるまってくれた。(この粉ゼリー菓子は宿のおじさんも持ってきてくれたが、残念な事に甘すぎてあまり美味しくない) コップに入った水も用意され、初めての友好的な修道院だった。(笑)

岩柱の間からカランバカの村が見えてきた。

トレッキングコースを下り、村へ戻る。帰りにアンが最初泊まりたかったという宿に立ち寄った。ここにはインターネットがあるので、それをしたかったらしい。ついでにそこで軽く食事をした。チーズの入ったグリークサラダ、ヨーグルトソースをパンにつけたもの、白ワイン、アイスコーヒーで1450ドラクマ(500円位)。 昨夜入ったタベルナで食べた(駄洒落ではない)ブドウの葉で巻いたライスとウゾ(これはペパーミントみたいな飲み物で苦手だった)1100ドラクマよりは美味しかった。
明日はアテネまでバスで行き、そこからピレウスへ行き、エーゲ海の島へ渡る予定だ。

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〜地中海物語2もご覧下さい〜
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