おうち日記 (2006.1/1〜5/6)



地域別画像サイトマップ 国内版完成!

美肌に効く温泉、企画中!
歴史ある湯治場に多い酸性硫黄泉に対して、最近注目してるのが、アルカリ性のお肌がツルツルになる温泉。お湯の中でお肌を触ってみるとヌルヌルしてて、お湯から上がるとしっとりスベスベ。アトピーにも効くと評判の温泉が多く、これからますます注目されそうです!!

ゴールデンウイークもあと一日(5/6)
ほんとにお天気に恵まれた連休でした。京都では葵祭り関係の行事をはじめとし、ほんとにお祭りのオンパレード。 大忙しのなか、1〜4日まで千本えんま堂(引接寺)と神泉苑で行われていた大念仏狂言の観覧比べも面白かったです。 両方とも無料で公開され、特に3、4日は昼と夜の二回公演。千本えんま堂の狂言は会話がある独特のもので、素人の私には、わかりやすくてよかったし、壬生狂言の流れをくむ神泉苑の狂言は、舞台が二階建てになっていて、演者が飛び降りたりするシーンが迫力。演目もそれぞれ色々あるみたいだけど、有名な「土蜘蛛」は両方で見て、両方の蜘蛛の糸をゲットしました。
この蜘蛛の糸はクライマックスで土蜘蛛が投げる白い紙で作ったもので、この先っぽに付いている金属のおもりを持っていると、お金が貯まるとか厄除けになるとかいわれてます。(一説では、紙の糸のほうを持っていると衣装持ちになるとかいうらしいけど・・・)
で、最前列に陣取って、この蜘蛛の糸が投げられたら素早く掻き集めるんですが、これ、けっこう取り合いになるんですよね。で、必死に糸を手繰り集めても、錘の部分が付いてなかったり。
特に神泉苑では舞台と客席の建物が別々の二階に作られているので、投げられた糸は全部、間の空間、しかも地面まで落ちていくので、下で待機している地元の子供達が、全部持っていってしまいます。上から声をかけ、やっとのことで幾つか分けてもらいました。(そこまでせんでもええのに・・・)

お祭り三昧(5/5)
ゴールデンウイークお祭りウイークのピークともいえる今日。私も走り回りました。朝一番は上賀茂神社で菖蒲の根合わせ神事→下鴨神社で歩射神事→藤森神社で駈馬神事。五月は馬関係の神事が多く、上賀茂神社の競馬会足汰式(5/1)、下鴨神社の流鏑馬(5/3)、そして今日の藤森神社の駈け馬、行けなかったけど上賀茂神社の賀茂競馬会神事(5/5)と目白押し。私が見た中で一番感動したのは、流鏑馬でした。

この流鏑馬の最初と最後を飾ったのが「小笠原流弓馬術礼法」という鎌倉幕府から一子相伝で続いているというすごい流派の若総代の小笠原清基氏で、スマップの稲垣五郎かバレエダンサーの熊川哲也似の男前。流鏑馬でも一番最初に3枚とも的を的中させたので、ビックリして歓声をあげていると、偶然近くにいた方が、「あの人は32代目で・・・」と教えてくれました。普段は大学院で難しい研究をしてるとか。こんな人が実在するんだと思うような名実ともに兼ね備えた32代目です。(もう、べた褒め)

実は今年一月に上賀茂神社で行われた歩射神事も、小笠原流の奉納だったのですが、私はこの若総代ばかりを熱写してました。私が面食いだから・・・ではなくて、あまりに凛々しく絵になったから・・・ですが、いや〜、そんなにすごいお家の若様だとは・・・馬の話から、だいぶ逸れてしまいました。

幽霊男(5/2)
5/1、上賀茂神社で行われた競馬会足汰式。五日に行われる競馬会神事の順番などを決めるためのテスト走行のようなもので、観客もそれほど多くないが、迫力満点のおすすめ歳時記である。
・・・で、それはいつか京都歳時記のページで詳しくご紹介するとして、今日は幽霊男の話である。
約一年間、京都のお祭りというお祭りに顔を出したおかげで、たいていの京都お祭りマニアの方々とは顔見知り、中にはけっこう親しくさせてもらう方もでてきた。個性豊かな方が多いので、観察日記だけで、ちょっとしたエッセイでも書けそうだが、そんな中、ひときわ謎の人物がいる。

いつ、どこのお祭りに行っても、必ずといっていいほど現れる、ヒョロリとした男性で、年の頃は30〜40代位。なぜかいつも「いつのまにか」最前列で写真を撮っている。早い時間から場所取りをしているわけでもなさそうなのに・・・観察していると、けっこう強引に入っていったりしてるんだけど、とがめられずちゃっかり場所を確保している。でも!それだけいい場所にこだわってるけど、使ってるのはかなりシンプルなコンパクトカメラ。このデジカメ、ビデオカメラの世の中、あれだけ熱写しているにも関わらず、そのまま甘んじているのは不思議の極みである。だってあの位置だったら、かなりいい絵が撮れてるはず・・・もったいない・・・

で、昨日もその人は「入ってはいけないはず」の場所に、いつのまにか、一人立っていた。そこは一般人も報道も入っちゃいけないはずの場所なのに・・・。馬が疾走するコースをはさんで、私のほぼ真向かいである。もちろん周りには誰もいない。関係者である印の腕章も付けてない。そのうち、カメラを抱えた神官さんが並んだ。神官さんは注意するでもなく、話しかけるでもなく、まるで、その人が存在しないかのように、振舞っている。

ふっと・・・「もしかして、あの人が見えてるのは、私だけ?・・・」

背筋がスーと寒くなった。
だって、そんな場所にいたら、非難されても仕方ない場所である。でも誰も何も言わない。お相伴して、隣に入り込む観客もいない。第一、普通、腕章もつけずにそんな場所にいたら、自分自身が居心地悪くていたたまれないんじゃないか。

聞くのが怖かったが、近くにいた顔見知りのおじさんにそっと聞いてみた。
「あの人、見えます?」

おじさんは・・・
「ああ、よう見る顔やな」とあっさり返答。

なんや、見えてるんや・・・

・・・じゃあ、なんで許されてるのかといえば、それはそれでやっぱり謎である。

曲水の宴(4/30)
秋と春の年二回行われる城南宮の曲水の宴。秋にも行ったのですが、昨日も行ってきました。
観覧は無料で、ベンチのような長いすが何列も用意されてます。・・・が、この前列を確保するのは至難の技。私はうっかりと一時間ほど前に到着したのですが、すでに前席はおろか後部席まで満席状態。「うひゃー」と、どこか潜り込めそうな場所を探していたら、顔見知りのお祭りカメラマンが、最前列で手を振っておいでおいでをしてくれて、ラッキーなことに、最前列のとってもいい席に座れました。ほんまに感謝感謝感謝。
2時開始なのに、なんと9時から待機してはったそうです。・・・すんません・・・

こんなふうに、席取りの厳しい行事なんですが、もう一つのビックリは、何時間も待ちわびてる観覧客のために、「お話」をしてくれてた神官さん。お庭の花やら歴史やら、色んなエピソードやうんちくを、何も見ずに思いつくままっぽく、次から次へと約一時間。ずーと話し続けておられました。トリビアばりに「ヘえー」「ふーん」と、けっこう聞き入ってしまい、退屈せずに待ってられました。まさに天性の司会者。まだまだ2、3時間はしゃべれそうな感じでした。

当日は神苑も無料公開されてます。(曲水の宴そのものも、この神苑内で行われる) 今はツツジが見頃。鮮やかなショッキングピンクと新緑が、とってもきれいでした。

ひさしぶりにゆっくり(4/27)
桜が咲き始める頃から、毎朝4時、5時に目覚ましをかけてがんばって起きてましたが、今朝は久々に目覚ましをセットせずに朝を迎えました。
まだ京都市内でも八重桜が綺麗に咲いてるのですが、慢性睡眠不足解消するべく、(実は目覚ましをかけるのを忘れたんだけど)、それでも早起きの癖がついてるので7時起床。

毎日、慌しかったので気づかなかったのですが、小さな庭には、去年枯れたと思っていたペパーミントが復活してたり、巨大に成長し(てしまっ)た葉っぱのアップルミントが群生していたり・・・イチゴの白い花も咲いてたし、ブルーベリーの白い花にはミツバチがブンブン飛び交ってました。
キティちゃんの粗相のせいで枯れたと思ってたバラも、大丈夫だったようで、蕾がふくらんできてます。まだダンゴ虫もアブラムシも出てきてないから、土のある場所が気持ちいー。

京都の桜はそろそろおしまい(4/25)
京都で最後に咲くといわれる仁和寺の桜も散りはじめ、いよいよ新緑の季節になってきてます。
私はこの間の日曜日、松尾大社のお祭りに行ってきました。6騎ものお神輿が巡行し、桂川を船に乗って川渡り。6回チャンスがあるので、橋の上から撮ったり、岸に下りたり、色んなアングルで撮影出来て大満足。
さて、これから突入する連休、京都ではお祭りが目白押し。5月半ばで、私のお祭り行脚もやっと丸一年になります。早く歳時記を完成させよー

京都の桜満開(4/4)
つい先日まで、数日間、東京の桜の撮影に行ってました。東京はどこもかしこも満開。朝の5時から、夜の花見のための場所取りをしていたり、公園に入るのさえ行列を並ばなければならないほどの混雑を目の当たりにし、京都の「混んでる」と東京の「混んでる」のレベルの違いを痛感しました。
東京の桜も良かったですが、正直、京都に帰ってきてホッとしてます。
京都は桜を見る所、東京は花見をする所・・・っていうのが、今回の感想。どちらもそれぞれ良いですが・・・人ごみとややこしい交通機関にはちょっと疲れました。

さて京都も満開かと内心焦りながら帰ってきたのですが、昨日の時点では、まだソメイヨシノが満開を迎えている場所は少なくて、ちょっと力が抜けてしまいました。でも快晴のお天気に促され、今日はあちこちでソメイヨシノも見頃を迎えています。
昨日、母の俳句の会が京都であり、予定していた哲学の路の桜がまだ見頃前で、困ったしまった・・・ということがありましたが、たった一日の違いでこうも違うものかと思うほど、今日の京都はどこもかしこも満開御礼。京都へ来られるなら、今ですよ〜

京都早咲きの桜(3/28)
京都で一番早く咲く・・・といわれている数箇所の桜が満開を迎えています。
御所の糸桜(枝垂れ桜)、平野神社の魁桜(枝垂れ桜)、醍醐寺三宝院の枝垂れ桜・・・などです。祇園白川の枝垂れ桜も7分位で、そろそろ見ごろです。今日の京都は嵐のような雨、風、雷がありました。が、まだ咲ききってない桜への影響は、それほどなかったようです。

随心院のはねず踊り(3/26)
とっても行きたかったお祭り、随心院のはねず踊りに行って来ました!
踊りは一回目が11時からですが、梅林、拝観開始の9時ちょっと前に到着。一番前の真ん中席を確保しました。周りはいつのまにかお祭りマニアの顔見知りばかり。私はずっと最後まで粘ってましたが、隣の席は次々と顔見知りが入れ替わります。(写真を撮るには一列目がやっぱり確実なんで、一列目が開くのをみんな待ってる。)
この日の拝観料は通常より割増しの1000円。ちょっと高いですが、はねず踊りの他に今様、千本えんま堂の狂言なども見れます。特に狂言「土蜘蛛」は盛大に投げ広げられる蜘蛛の糸のシーンをたっぷり見られて満足。今様も18,9歳の女の子が二人で踊り、とっても綺麗でした。
はねず踊りを京都の歳時記にアップしました。


吉祥院天満宮の五穀豊穣祈願祭(3/25)
今朝6時から吉祥院天満宮で五穀豊穣祈願祭 があるとのこと。
「起きれるか」が不安でしたが、久しぶりの早起きで「寝た気しない」まま、無事6時に到着。 ところが、境内は物静かで、宮司さんがなにやら準備をしているものの、神事(お祭)の気配は全くありません。しばらくして、もう一人、カメラマンが到着。でもまだなんの気配もない・・・そういえば祭壇にはバナナとか、ちょっとしたお供えはしてある。
「もしかして、これ?」
この普通なお供えのために、はるばる南区まで、睡眠時間を削って来たのか・・・そんな不安が確信に変わりつつあった6時半。緑のトラック系の車が到着。賑やかしく、トレーに一杯のお供えを抱えた氏子さん達が登場してくれました。
宮司さんの指導のもと、小山に盛ったご飯に紙で作った紅白の梅とトンボの飾りを突き刺し、豆腐、根野菜、昆布、くわい、などを三方にセッティングしていきます。
神前で神事のあと、境内の末社にお供え。宮司さんの仕切りで、各社の前で宮司さん自らカメラを持参し、毎回記念撮影してはお供え・・・と非常に庶民的な神事でした。
京都の行事には(歴史の古さとは関係なく)ポピュラーなのとマイナーなのがありますが、これはまぎれもなくマイナー派。しかも朝6時半から。なのに、私を含め計3人のカメラマン(3人とも顔見知りで、他のお二人は謎のプロ関係・・・らしい)が最初から最後までストロボをたき続け、シャッターを押し続けて熱写。周りがバシャバシャ写してると、なんだか自分もバシャバシャ、シャッターをきってしまうから不思議。あとから冷静になって、なんであんだけ(何枚も何枚も)写しちゃったんだろう・・・などと勝手なことを思ったりしました。・・・おまけに、今、すごく眠いです・・・

御所の梅林(3/23)
御所の梅林が満開です。とはいえ、北野さんと比べれば赤ちゃんみたいなものですが、早咲きの御所の枝垂れ桜の様子を見に立ち寄りました。枝垂れ桜はまだ蕾ふくらむ〜ちょっとだけ咲きかけ・・・って感じでした。
さて狭い梅林に猫を連れたおじいさんがいました。こげ茶の猫の尻尾は、我が家のキティちゃんみたいなフワフワな尻尾。親しみを覚え、声をかけると、おじいさんはカバンから古い猫図鑑みたいな本を取り出し、「ノルウエーの血統書付きの猫」であることを説明してくれました。なんか難しい名前で覚えられなかったけど。(おじいさんも読めなかった)
おじいさんも写真を撮るようで、10歳になるという血統書付きの猫を、「梅林」と書かれた石柱の上に座らせるんだけど、足がやっと4本乗る位、狭いうえに、平らでなく、年をとった猫は不安定で今にも落ちそうな格好。「無茶すんなあ」と思う私をほっといて、おじいさんは、ぐらぐらする猫を、「固めて」「設置」して写真を撮ろうとがんばってました。便乗して撮影してるカメラマンもちらほら。猫好きの私も撮りたいはずなんですが、あまりに不安そうな猫の目と足元に、写欲をそがれちゃって、立ち去りました。今度、私もキティちゃんを連れて、どっかに行こ

千本釈迦堂の釈迦念仏(3/22)
3/22、千本釈迦堂の釈迦念仏に行ってきました。念仏(お経?)は普通、音読みなので、素人が聞いても意味が分からないのですが、今日の釈迦念仏は訓読みでわかりやすく、歌うように読まれます。智積院から来たお坊さん達(尼さんもいた)が千本釈迦堂のお坊さんと一緒に約一時間の読経、涅槃図も当日限定で公開されています。
感想?東大寺や醍醐寺の声明より、まだ若いお坊さんがされているようで、新鮮さはありますが、熟練度はまだまだかなあ。うっとりするほどではなく、ついウツラウツラしてしまいました。今、思い出したんですが、嵐山法輪寺で聞いたお経(お経を聞きに行ったのではなく、芸能上達祈願祭の撮影に行ったのですが)の声は素敵でしたよ。・・・知らないうちに、私も大分マニアックになってきたなあ・・・念のため、私は無宗教ですから〜

いよいよ桜(3/22)
梅もまだ満開の所が多いですが、いよいよ桜も咲いてきました。
私は京都に観光に来てた友達と一緒に、またしても北野さんの梅を見に行ってきました。

驚いた事に、ここでも謎のお祭りカメラマンAとBに遭遇。Aさんは貴船神社にも、嵐山法輪寺にも自転車で来ていたという人物で、武器はデジカメ。 本人曰く「宇治位までなら自転車で行く」・・・考えただけでもしんどい・・・

で、今日は(自転車で)車折神社の河津桜を見てから、北野さんに来たとのこと。 「満開ですよ」とデジカメを見せてくれた。うーん、確かに花は咲いてるけど、アップばっかりなんだよね。でも「すごい、すごい」というので、私達は車で行ってきました。桜自体は満開ですが、ちょっとアングル的には絵になりにくそう。境内の枝垂れ梅も満開できれいでした。
その他、タクシー関係の人から収集した情報で、宇多野病院の桜も満開だったので、ちょっと寄り道。それから百万遍の知恩寺の桜も満開だったので、覗いてきました。
いよいよ桜本番近し。うかうかしてられません。

北野天満宮の梅(3/20)
もう終わりかなと思いつつ、行ってきました。そしたら、まだまだ見頃で「来て良かった!」
散ってる梅もありますが、まだ蕾もあり、時間の関係で梅園には入ってないのですが、境内だけでも、けっこう色んなアングルが撮れました。梅の季節は杉花粉の季節。毎年、見には来るものの、意識が朦朧?としてしまい、なかなか撮影できなかったのですが、今日は結構撮りました。

桜が咲くまでに、時間に余裕があったら、梅園にも行ってみたいなー

市比売雅楽会の公演(3/19)
以前、京都の名水コーナーで市比売神社を訪れた時、雅楽の練習が行われていることに触れましたが、昨日京都コンサートホールで、公演が行われました。私は3/3のひいな祭で市比売神社に立ち寄った時に、偶然知り、チケットをもらったのですが、正直、あまり期待はしてませんでした。
なので、(無料にも関わらず)知り合いにもさして勧めず、身内だけで聞きに行ったのですが、とても良かったんです!
雅楽の発表会みたいな感じに思ってたので、延々と雅楽の演奏ばかりが続くと思ってましたが、舞楽もあり、なんの予備知識がなくても充分楽しめました。

時間ぎりぎりに会場に着き、あたふたと指定席に座った私。舞台にはすでに、派手やかなすごい人数の演奏者が座ってます。以前垣間見た練習では、小さい部屋でそれほどの人数もおられなかったので、私はよくて10数名の練習生の発表会かと、タカをくくってたんですが、どっからこんな人数を集めてきたんだ・・・

いよいよ演奏開始。衣装もきらびやかな楽人達が一斉に奏でる様子は、まさに王朝文化。京都の雅。貴族になった気分です。
一曲めの越天楽が終わると、雅やかな一群は舞台の袖に引いてしまい、その後は「ちょっとしぶい(地味な)」格好の方達が演奏。このまま手堅く続くのかと思いきや、その後は舞楽が続きました。お祭で奉納される胡蝶の舞をはじめ、色んな種類の舞楽がゆっくり鑑賞でき、大満足。来年もぜひ行きたい公演です。

さて東山花灯路もいよいよ明後日まで。昨日は上七軒の舞妓さん3人が、人力車で歌舞練場から高台寺へ。広場で踊りを舞いました。21日の最終日は宮川町の舞妓さんだとか。楽しみですね。

雨の東山花灯路(3/18)
雨の降る中、チャリンコで東山まで行ってきました。目的は祇園甲部歌舞練場発の舞妓さんの乗った人力車。5時少し前に到着すると・・・人がいない、いや人はいるけどカメラマンがいない。舞妓さん芸妓さん関係の催しの時は、必ずといっていいほどマニアのおじさん達がたむろってるはずなのに・・・花街マニアとお祭マニアは微妙に重なり合ってるけど、微妙に違う。私をはじめ、歳時記を追いかけてるカメラマンも、もちろん花街の行事を撮影するが、花街ばかりを専門?に追いかけてるマニアもいて、ちょっと雰囲気も違う。その執着ぶりは「ドン引き」してしまいそう。向こうも向こうで、舞妓さんほど若くも美しくもない私なんかにどう思われても平気だろうけど・・・

で、今日はそんな方々は見かけず、お祭でよく会う謎のカメラマンが脚立持参で来てただけだった。
何が謎って、「なんでこないに、しょっちゅう来るん?仕事してんの?何の仕事やったら、そんだけ休めるん?」・・・と思う人が多いのだ。向こうもそう思ってるやろけど・・・

清水寺の青龍会(3/17)
て聞くと、「や」の字の組の名前みたいだが、れっきとした宗教行事。昔はなかったような気がするが(私が知らなかっただけかも)、見応えありました。
何人もに担がれた龍が、三年坂のお店に(お清めのため?)入っていく様子は、迫力満点。 衣装はワダエミさんがデザインされてるとか。詳しくは清水寺のHPでどうぞ。
http://www.kiyomizudera.or.jp/seiryue.html

いじましい程の・・・(3/16)
あれは先週末のことだったか。近頃段々あつかましくなってきた元子猫のキティが、「単独進入禁止」のリビングに入ってきて、こともあろうかストーブの前のホットカーペットの上でくつろいでいた。「しつけ」なので、たしなめたがビクともしない。「しつけ」のため、怒ったら玄関の方へ逃げたので、そのまま外へ追い出した。
外に出たキティは、平然ともう一人の飼い主のお向かいのAさん宅へ爪とぎとおトイレに行ったが、間の悪いことに、おトイレの最中に、お隣のBさんが干していた傘2本が風に吹かれて、ガ、ガ、ガ、ガガ  とものすごい音をたてて、道を横切っていった。私は窓から一部始終を見ていたのだが、キティは、そりゃあもう、可哀想なほど怯えて、耳を下げて姿勢をかがめ、大慌てでお隣のBさん宅ガレージのもう一つの寝床へと走っていった。そのまま夜になってもうちには戻ってこなかったので(いつもは昼間はBさん宅で寝ていても、夜には帰ってくる)、私が迎えに行って我が家へ連行?した。

それ以来、キティは神妙になり、えらく素直になった。
ちょっと前までは、顔を見ても返事もしないし、勝手に廊下をウロウロして、そこらじゅうに、体をこすりつけてたのに、今はじっと箱の中にいて、外に出たいときだけ、教えに来る。私や家族に声を掛けられたら、必ず返事をし、朝の挨拶の後は、ゴロンと横になりお腹を見せる。もういじましいほどの従順ぶり。「そこまで遠慮しなくっても」と可哀想になるのだが、どうしようもない。夜中にトイレに行く時も、前は外へ出したまま中に入れるのが遅くなると「グルルル(何してんの!)」と怒ったような声を出して入ってきたが、今は車の下から「ニャア」といって、こっちが「はいっといで」というとパタパタと入ってくるようになった。まあ、今のほうが可愛いといえば可愛い。
「いつまで続くやら」と母だけは冷静に静観している。

おすすめの写真集(3/15)
先ほど、嵯峨清涼寺のお松明が終わり、やっと、峠を越えました。冬の終わりの撮影ラッシュ。睡眠不足で、もうフラフラです。
昨夜はお水取りの最終日で、朝の4時半まで、二月堂に滞在。夜6時半からのお松明以外は、ほとんど撮影できないのだが、「好奇心」(不謹慎だが)に負けて、熱心な信者?さんに混じって、明け方まで粘ってしまった。
お水取りはお松明だけが有名だが、本堂で行われる修行も、マニアにとってはたまらないものがあるようで、特に3/9〜11まで行われていた法華なんとかという行は、とても美しい読経で、「オペラ」を聴いているようである。実際、声楽をやっているというお坊さんもいて、「○○さんのを聞きに来た」とファンが何人かで会話してるのが聞こえたりする。もちろん歌、失礼読経だけでなく、真剣の手を合わせてお参りしてる信者さんもいる。・・・ていう感じで、撮りたいのは山々なのだが、とてもじゃないが、カメラを出すことすら躊躇われる雰囲気。実際、局の中は許可がなければ撮影禁止だし、外でも三脚、ストロボは禁止。昔はそれほど規制はなかったようだが、今はけっこう厳しい。

で、この最終日に偶然お会いしたのが、奈良のTさん。お水取りを27年間、撮り続けておられるカメラマンで、普段は自然風景も撮影されている。なぜか地方で偶然お会いすることが何度かあり、最後にお会いしたのが二年ほど前の桜の信州。しかもちょっとした穴場で、「なんでこんな場所を知ってるんですか?」と、お互いにびっくり。その底知れない情報通ぶりは、今でも不思議である。

また話がそれちゃったけど、今回お水取りに行く時も、TさんのHPで刺激をうけ、はるばる奈良まで計3回も行ってしまった。TさんのHPには、現在は撮影不可になっている「行」の写真も沢山載ってるし、お松明も色んな角度から、あらゆるアイデアを駆使して、撮影されている。お水取りが終わっちゃってからのご紹介になってしまったが、必見です!
おすすめ! 寺尾正義さんのHP→  東大寺「お水取り」炎

写真集も出版されていて、これまた完成度が高い高い。奈良の国立博物館で購入(¥1,500)できるそうです。こちらもおすすめの一冊です!

春間近(3/14)
今日は奈良東大寺のお水取りの満行、明日は嵯峨のお松明、先週土曜日からは東山で花灯路が始まってます。京都市内の道路も、心なしか混んできてるような・・・昨日今日とちょっと寒さが戻ってきてはいますが、いよいよ春間近、今年は梅と桜の競演があちこちで見られそうです。

風花の京都(3/13)
寒くなる・・・と聞いて、「もう一回雪景色が見れるかな」と期待していたが、朝起きてみると普通の寒い朝だった。お天気もまずまずで、なーんだ、と ちょっとがっかりもしたのだが、お昼前、一時的に雪が舞った。一瞬、気持ちも盛り上がったものの、雪は積もるどころではなく、すぐにやんでしまい、普通の「杉花粉の飛ぶ日」に逆戻り。
奈良のお水取りも明日で終わる。「お水取りが終わると、暖かくなる」というのは、関西では常識中の常識だが、自分の都合だけで、(早く桜が咲くと困るので)もうちょっと寒かってほしいなあーと思う今日この頃。

森嘉の白豆腐(3/12)
今日は雨、おかげで花粉症は少しましである。今日は保津川の川開き。亀岡駅近くの保津川下りの乗船場から野菜や花を積んだ船や、太鼓隊の乗った船が、風船が空に放たれるのと同時に出航した。400年記念とかで、いつもより盛大に行事が行われるそうだったが、あいにくの雨。それでも川縁には報道陣が集まっていた。私もはるばる亀岡まで遠征して、先頭の船が出航後、大急ぎで嵐山へ。普通なら車や電車のほうが断然、速く着くはずなのだが、「マラソン」で市内交通規制があったのと(嵐山への経路に直接は関係なかったが)、雨で水量が多かったせいで、船が早く下ってきたのとで、残念ながら、せっかく嵐山まで行ったのに、ろくろく撮影出来なかった。(船はまだまだ着くはずない・・・という油断があり、のんびりしてしまったのが悪かった)

で、「ここまで来て、手ぶらで帰れるかー」と、森嘉の豆腐を買って帰ることにした。
前にも書いたが、森嘉の豆腐は評判どおりに、とても美味しい。「とろけるような」舌触りは森嘉ならではの味。容器持参でないと、賞味期限当日の白豆腐が2丁400円からしか買えないのが、玉にキズだが。(2丁っていうと、一晩で食べるには、ちょっと多いよね) スーパーで買うお豆腐の約2倍のお値段だが、それだけの価値はある。

帰りにドラッグストアーに行って、今更だが、花粉防止用のメガネ(水中メガネみたいなやつ)を購入。目、鼻洗浄用に、蒸留水、生理的食塩水も。それから、お気に入りのむき栗なども買う。ちょっとづつ、桜の撮影の準備を進めてます。

完敗(3/11)
今年も杉花粉に完敗である。
前半戦はまだよかった。2/23に醍醐寺の五大力尊王会(お餅の力比べがある)で、予期せず猛烈な杉花粉の来襲を浴び、息も絶え絶えになったが、その後復活。
下鴨神社のひな祭りでは、予め薬を飲んで、それなりのクシャミ鼻水鼻詰まり+目のかゆみはあるものの、「これ位だったら、なんとか凌げそう」と安心していたが、東大寺二月堂のお水取りで、またもや宗教戦争並みの花粉の洗礼を浴び、薬を飲んだら飲んだで、眠いしだるいし頭が痛くて、一日中寝込むはめになってしまった。

雨でも症状がきついのは、花粉が粘膜に張り付いてるのか?テレビでやってた花粉症に効くという「キツツキツンツン」体操も、甜茶も、ヨーグルトも、お医者さんでやってもらう星状神経節のレーザー照射も、効いてるような効かないような・・・鼻のかみ過ぎで、もう鼻の皮もむけちゃったし、せっかくのお休みだが、今日は一日、無菌室・・・は無理だが、空気清浄機のある部屋にこもっていることに決めた。

奈良のお水取り(3/7)
3/1から始まっている東大寺二月堂のお水取り。社寺マニアのKさんの誘われて、杉花粉の飛び交う中、重い腰を上げて行ってきました。Kさんは某神社の巫女修行や、某山の修行にも行っている、信仰心豊かなマニアックさんですが、信仰心がありすぎる人にありがちな、ガチガチさや堅苦しさがなく、私にとっては「酵素」のようなお姉さん。色んな刺激を与えてくれ、私の化学変化にも拍車がかかります。 東京出身の彼女は、京都にいるうちに・・・と毎年三回ほど、お水取りに通うそうです。 で、誘われた私、おかげで、いつも「気がつくと終わってる」お水取りに行くことが出来ました。

もちろんお目当ては松明をもって廊下を走る行事。7時から行われるこの行事が、なんといっても目玉だったのですが、その後、私達はお堂に上がり、行を見学しました。
みなさん、知ってましたか? 行は毎晩夜中まで行われてること。
私は知りませんでした。なんとなく思い込みで8時には全て終わって、家に帰るのは10時位かな?と予測してたのですが・・・いましたよ、せっかく行ったので、夜中の1時半まで。お坊さんが行を終えて、階段下りて、帰っていくまで。

松明が終わった後、行が行われるお堂は、周りを回廊状に仕切ってあり、所々に中が覗ける格子窓が開いてます。 男性はこの回廊に入れますが、女性は更に外側に作られた「局」(ツボネ)という小部屋からしか見れません。ここも格子付きです。つまり三重構造になっていて、局からは格子を二つ分挟んでの見学になります。だから、視界はかなり限られてしまいます。
ただ、局だと畳の上に座って見れるので、男性でもここから見てる人も多いのですが。
ここが、寒い!扉は閉まっており、外気は遮断されてますが、どこから冷気が入ってくるのか、結構寒いです。しかも撮影禁止。ただただ見るだけ・・・です。

で、ここにずーと座って、時々はうつらうつらしてしまいながら、11時すぎからの、走り行を待ちます。走り行ではお坊さんが時計回りにぐるぐるとお堂の中を小走りに回るのですが、高い下駄を履いているらしく、甲高い下駄の音が鳴り響くお堂で、突然、音が消えます。(たぶん下駄を脱いだ) でも目の前の映像は、相変わらずお坊さんが走ってます。さっきまで、音が響いていたのに、無音で(正確には足を擦るような音は聞こえてる)、同じ光景が流れているのは(走る速度も格段にアップしてるが)、自分が音のない世界にトリップしたようで、とても不思議。

その後、12時過ぎ、小観音様の厨子を運ぶ行があり、松明に導かれた厨子が、恭しく運ばれていきました。
そして更にまた行(読経?)。また行(読経?)。まだ行(読経?)
一時の鐘が、どこかでゴーンと鳴り、「やっと終わり」かと思いましたが、まだまだ行は続き、1時半頃、いくつもの小さい松明に導かれ、お坊さんが走って階段を下りていき、終了。
不思議なことに行の間は、あまり花粉症状が出てなかったのに、ちょっと離れた駐車場まで歩いてるうちに、どんどん鼻が詰まり、目が痒くなり、くしゃみ連発。
眠いのと、花粉症状で、ちょっと朦朧としてきたので(危ないな)、慎重にゆっくりゆっくり運転し、Kさんを送って、家に帰ったのは朝の4時。奈良の行事もたまにはいいけど、やっぱり京都のお祭りが気が楽(体も楽)です。 でも、別世界のお水取りはすごくよかったので、あと一回くらいは行って見たいな。

地域別サイトマップ(3/6)
今頃ですが2003年から2004年のポジの整理をしていて、今までの自分の軌跡を改めて見ることになり、先週は信州、今週は九州、来週は東北、・・・なんて旅もしてたんだと、我ながら感心してます。腰の重い、面倒くさがりの私が、よくもあれだけ動き回ったもんだ。
旅の延長そのままで、無計画に拡張していったHPも、あっちへ飛んだり、こっちへ飛んだりで、訳がわからない方も多いのではないかと、大いに反省し、この度、地域別サイトマップを作ることにしました。

「桜」が見たい方は「花追い人」へ、「温泉」なら「温泉修行」や「温泉コレクション」・・・と、今までもジャンル別にはしてたのですが、「ここの地域の画像を見たい」という場合に少しでも探しやすい様にと「地域別サイトマップ」を制作中。
中にはイメージ画像として使っていて、文章と画像の地域が異なる場所もありますが、画像撮影地優先で作るつもりです。

今は京都、北海道、東北が出来上がり。これから大量生産地の信州を製作します。大好きで何度も居座ってた信州の画像は、HPのあちこちに散らばってるので、大変そう・・・
地域別画像サイトマップ

私の苦手なこと(3/5)
私を知ってる誰もが多分、うなずくことだと思うのだが、私が一番苦手とするのは「整理整頓」
美を求めて、西へ東へカメラを担いで走り回っているくせに、いざ、自分の部屋をきれいにまとめるという、ごく簡単なことが、どうしても出来ない。
ゴミで散らかってるのではない。ちょっと潔癖症の気がある(つもりの)私は、部屋でボロボロこぼれるようなお菓子は食べないし、拭いたり掃いたり空気清浄機をつけたりすることは完璧なんだけど、机の上にしろ、床にしろ、スペースがあればあるだけ物を平らに並べていき、壁などの支えがあれば、物を積めるだけ積んでしまう。
・・・ためなのか、どうなのか、とにかく整理ができない。

そんな私が最近、気に入ってるお菓子がある。
「むき栗」だ。これならボロボロこぼれないし、生ものでもないし、部屋でつまむには最適だ。
もともと天津甘栗は好きなんだけど、指を汚しながら皮を剥くのはちょっとめんどくさかった。せっかく剥いても虫喰いだったりすると、おえーとなるほどまずかったりするし。
その点、むき栗は楽なだけでなく、美味しい。皮付きのより柔らかくて甘い気もする。
ちょっと高価なのが玉に傷だったけど、このあいだ発見した「やまがたや」では安くて美味しいむき栗が売ってたので、大量購入した。

この「やまがたや」、初めて出会ったのは文字通り山形県の13号線沿いの店。旅の途中で立ち寄って、ちょっとマニアックな商品と安値に感動しながら、色々買い込んだ。マニアックというのは、フォアグラやパテの缶詰や紙パック入りのサングリアやオリーブの実の瓶詰めや外国製のチョコレート菓子やら、日本のスーパーというより、海外のスーパーで売ってそうなものが揃っていたからである。日本でも高級スーパーで手に入るが値段が高いから買わない。だから東北方面に行ったときには必ずといっていいほど、立ち寄っていた。それがいつのまにか、京都まで進出してたのね。

「やまがたや」で一番印象に残っているのは、スニーカーズ?というチョコレート菓子。チョコの中にキャラメルクリームが入っている、ものすごーい甘いお菓子。これは海外の空港で、余ったコインで買う定番のお菓子で、「ここで出会えるとは・・」とすごーく懐かしかった。
これが袋詰めになったものを買い込んで、ブナの新緑を撮るために入った残雪の月山で、5個も10個もバクバク食べたのを思い出す。慣れない雪の上を一日中歩くのだから、それでカロリーは消費されたのだろうが、さすがに京都では(他に食べるものが冷蔵庫にいっぱいあるので)買ってない。
・・・また話が横にそれてしまったが、むき栗が美味しいという話・・・いやいや、整理が下手だという話である。

おひな祭り(3/3)
「明かりをつけましょ、ぼんぼりに〜」
今日はお雛祭り。私はとっても忙しかった。
まず、下鴨神社の流し雛の神事に行くのに、「場所取りが大変」と聞き、八時に下鴨神社へ到着。同じ頃、顔見知りの何人かも登場。一番良いと思われる席をみんなで確保したが、その後、報道陣しか入れないはずの石段に、一般人も入っていいとか、色んな噂がたち、よくあることだが右往左往。
この段階では、みんなそれなりに和気アイアイだったのだが、9時半頃、先着200名様への流し雛の無料配布(通常500円)をもらいにいったり、甘酒をもらったり・・・で席を離れているうちに、後発隊が来て、報道陣が来て、見物客も増え、特にアマチュアカメラマンvs報道陣では、怒声が飛ぶほどのピリピリした空気が流れ始めた。・・・疲れるなあ、もう・・・

まあとにかく十二単衣を着たお雛様とお内裏様が登場し、流し雛も川へ流され、滞りなく行事は終わり、半分くらいのカメラマン(プロ、アマ共に)は、昼からの市比売神社のひな祭りへと移動。
こちらでもまた、十二単衣の着付けが目の前で行われ、三人官女、五人囃子を含め、10人の「人雛」が登場。こちらは入場料1000円とちょっと?高めだが、お抹茶とお菓子、お守りが付く。このお抹茶のお茶碗が可愛くて、お雛様や五人囃子の絵が描いてあり大喜び。
お内裏様の着付けに、予想外に手間取ったため、こちらのお雛様は記念撮影もなく、慌しく去っていったが、十二単衣はとても綺麗な色の組み合わせで、素敵でした。
今まで何度か十二単衣姿は見た事があるけど、一番きれいな色合いで、(私の友人で十二単衣ファンの)「姫」が見たら、どんなにうらやましがるか・・・と思いながら家に帰ると、姫から手紙が届いてました。 ありがとね。たぶん桜が咲く3月末までは私も京都にいるので、遊びにきてね。

人形寺宝鏡寺の雛祭り(3/1)
ひさしぶりのおうち日記です。今日は(大)雨の中、行って来ました。人形寺へ!
通常は非公開の宝鏡寺、3/1から春の人形展で一般公開されます。その初日の今日は雛祭りとして、島原太夫さんの舞も奉納されます。
以前、元太夫さんのお店で普段着の元太夫さんとお話をしたことはあるけど、正装した太夫さんを見るのは初めて。かなり期待して行ったのですが、太夫さんがかなり年配の方だったのは意外でした。京都には舞妓さん、芸姑さんは沢山いるけど、太夫さんは少ないとのこと。それだけに稀少価値があるようです。 太夫さんの頭には、色んな飾りが付いていて、豪華絢爛でした。
さて明日以降は太夫さんの踊りはないのですが、人形展では江戸時代のお雛さまや、桃太郎と仲間達(犬、きじ、サル)の人形などが展示してあり、楽しめます。中でも、紫の袴をはいて、眉毛を剃ってない幼い夫婦のお雛様は、とても貴重なものだとか・・・
普段は非公開のお寺なので、この機会に行かれてみてはいかがですか?

寝違い(2/16)
朝、起きて数時間した頃、気が付いた。寝違いをしていることに。もしくは寝違いではなく、朝起きて数時間後に、首の筋を違えたのかもしれない。とにかく動かすと痛いのだ。ひどい肩こりかと思って、もんでしまったのが余計悪かったかもしれないが、後の祭り。
今日こそはポジの整理をと、ライトボックスに向かっているが、はかどらない。はかどらないけど、沖縄の桜を一枚アップしました。
沖縄一の桜の名所、本部八重岳の桜です。標高453mの頂上付近まで続く4キロの車道沿いに、約4000本の寒緋桜が咲きます。
花追い人〜沖縄の桜、八重岳編


スギ花粉来襲!!(2/15)
先週位から、どうもむず痒い感じはしてたけど、昨日あたりには、はっきりと「杉花粉」を実感してしまった。今年は寒かったから、花粉症の発症も遅いだろうと安心してたのに、昨日今日と、ものすごく暖かく、これじゃ花粉が飛んでもおかしくない。ただし今日は午後からは雨が降ったので、アレルギーはまし。春の気配を確実に感じながらも、穏やかに過ごせました。(スギ花粉が飛びまわる春本番では、こうはいかない。) 

暖かくなったとたん、現金なもので、キティは外出するようになった。今のところ夜は帰ってきているが、もともと夜遊びが好きな子だっただけに、これも時間の問題かと・・・

トリノオリンピック(2/13)
見る気はなかったんだけど、なんとなく力一杯見てしまったのが、ダウンヒル。時速120キロというスピードで斜面を滑り降りるスキー競技で、とにかく速い! 速いだけあって、オリンピック級の選手でもバランスを崩してそうな格好になったりするので、それが、私が緩やかな初級者コースの斜面で下手くそに「おっとっと」となった時の記憶とダブったりして(かなりレベルは違うんだけど)、ヒヤヒヤドキドキしながら見てました。気が付くと、「こけてたまるかー」という時の踏ん張った姿勢で見てる自分に、ハッとして、姿勢を正すものの、またすぐに力みながら見てました。 ピューンとジャンプする時の映像なんか、まさに「弾丸」。生身の体で、あのスピードなんて、車でも100キロ越すとプレッシャー?で苦しくなる私には考えられません。

話は変わりますが、実は昨日、昨年末以来、キティちゃんを洗濯しました。
そして今日は久々の快晴! 珍しく日向ぼっこをする真っ白フワフワのキティちゃんは、近所の人気者でした。

沖縄の桜と温泉をアップしました!(2/12)
桜も温泉もちょっとイメージにない沖縄。新しいPCでの初スキャンなので、ちょっと色合いが心配ですが。桜の沖縄編は、まだ一枚だけのアップです。スキャンの色合いなどの状態を見ながら、徐々に更新していきます。
花追い人〜沖縄の桜 &  温泉修行 沖縄編

秋田乳頭温泉郷、鶴の湯温泉の事件(2/11)
昨日、私の大好きな鶴の湯温泉で雪崩が起きるという事件があった。少し前にはやっぱり私のお気に入りの温泉、泥湯でも、有毒ガスによる事件があったばかり。どっちも湯質も雰囲気もとても良い温泉だっただけに、とても残念。がんばれ、鶴の湯。復活を期待してます。

食べ放題、時間制限なしのバイキング(2/10)
今日は伏見稲荷の初午、こういう日には境内の末社などにお稲荷さんならではの「おあげ」や「稲荷寿司」がお供えされる。おもしろいでしょ。
それ以外にもお赤飯や柿の種、カッパエビセン、お米、お酒、ピーナッツなど、よりどりみどりのお供え。
「おあげ」や「稲荷寿司」とくれば、白狐さんにお供えしてる訳だけど、これをちゃっかり頂いてるのが、鳩。
鈴を鳴らす参拝客を気にもせず、食べ放題のバイキング状態。
せっかくの稲荷寿司には目もくれず、お気に入りは柿の種のようで、せっせと食べてる。これがまたなんとも無邪気な感じで、参拝客も大喜び。ついつい私も熱写してしまいました。

ド派手な色(2/9)
新しいパソコンを起動させてから、数日たった。やっとHPに必要と思われるソフトを取り込み、手始めに、春に備えて「花追い人」を更新しようかと、スキャンしてみたんだけど・・・
なんてド派手な色!! ド派手、ド派手過ぎる。

話は遡るが、初めて新しいパソコンの電源を入れたとき、横で見ていた母が言った。
「うわー、鮮やかやなあ」
確かに・・・
確かに、鮮やか過ぎるほど鮮やかだ。それは、壁紙に設定された画像のせいかと思っていたが、どうやらそればかりではないらしい。
ちょっとマニアックな話になるが、ポジフィルムの種類で、最も派手といわれているベルビア50というのがある。感度が低いため、三脚必須のフィルムなのだが、私は頑なにこれにこだわるほどの派手色好きだ。・・・けど、このパソコンのわざとらしい派手さには、ちょっとついてけない。
というわけで、せっかくスキャンした沖縄の桜の画像を前に、果たしてこれをアップするかどうか、途方にくれているのだった。(明日につづく)

部屋の模様替え(2/7)
春も近いので、ここらで環境を変えてみようと、思い切って、PC環境&部屋の模様替えをする。
さーバンバン更新するでーと思ったんだけど、京都歳時記にせよ、桜にせよ、温泉にせよ、どういう形式でまとめるか・・・で、止まってしまってる。・・・部屋もまだまだ片付いてない・・・
今日も寒くて、天気がパッとしないせいか、キティちゃんもずっと眠りっぱなし。大丈夫かいな・・・

寂庵に行く(2/5)
昨夏、瀬戸内寂聴さんのお話をちょっとだけ聞くチャンスがあった。地元のお盆行事に寂聴さんが参加され、少し話されたのを偶然聞いたのだが、話がとても面白かったので、月一回ある法話の会の申し込みをして、本日寂庵に行って来た。

仏教徒でも、熱烈なファンでもない私は、相変らずギリギリ滑り込みセーフ。寂庵の小さな部屋は満員で、もう入れない状態になっていた。おかげで、横の戸から一番前に入れてもらい、寂聴さんの斜めまん前で話を聞くことになった。(ラッキー)

それこそ寂聴さんの手相から、耳の形まで、まじまじと観察出来る位で、大きいけど、福耳とは違う彼女の耳の形が以外だった。(きっと福耳だろうと想像してたので)  なんていうか、耳たぶがない・・・というか、耳たぶの下の丸みが全くない形で、ちょっと普通の人とは違っていた。みる人が見たら、きっとあれはあれで、なにかの相なのかも。
 おまけに彼女が退室する時には通り道になる場所だったので、周りにつられて出した手を握ってもらえた。 見た目はしわくちゃな感じの手だったのに、ものすごく柔らかい。 なるほど納得。あの手が彼女の人柄を表してる気がした。 とても気持ちのよい手でした。(もう充分ファンやないか)

帰り路、森嘉のお豆腐を買ったり、寄り道をしている間に、福山雅治のラジオ番組が始まり、Drコパが出演。 明日お誕生日という福山雅治の一年を占ってるのだが、いいことしか言ってない。そういえば寂聴さんも法話の中で(法話というより、いい意味で、楽しく普通のお話を聞いてる感じ。)、外人の手相を見た話をしておられたが、「いいことしか言わない」と言っていた。 相手を不安にさせるような占いとは対照的だなと思った。こういう人に長生きしてもらって、もっと活躍してもらって、もっと世の中に影響を及ぼしてほしいと思った。

冬眠してました・・・(2/4)
・・・というのは冗談ですが、しばらく更新をサボってました。
「どうしたんだ」というご心配のメールなどを頂き、恐縮です。
またリンク依頼などのお申し出も、そのままになってしまってます。すみません。

実は、あまりにもHPの内容が盛りだくさん(ごちゃごちゃ)になってきたので、少し整理をしようと模索中です。
桜のポジも、さらに二年分ほど、たまったままですし、温泉もしかり。 おまけに京都の歳時記も、狂ったように撮り過ぎているので、どうまとめようかと、途方に暮れてます。

迷った時は、寝てしまう・・・のが、私の悪いクセで、毎夜、迷っては眠くなり、迷っては寝てしまい・・・ああ、こんなふうに怠けている間に、月日は矢の如く流れていく。

久しぶりに相撲放映をみました。(1/21)
バッシングされてるイメージの強い朝青龍。私は好き嫌いが決められるほどには知らないんですが、すごいオーラを出してるなあと感心してちょっとファンになりました。 琴欧州もよく顔は見て男前だなあとは思ってましたが、相撲をとってるのをみるのは初めて。やっぱりちょっとファンになりました。この二人が大活躍をしているのは、もちろん知ってるし、日本人力士よりも外国人力士がどんどん強くなっているのを嘆く声もよく聞きます。
でもやっと日本人力士が久しぶりに優勝しそうですね。

加湿器アロマテラピー(1/18)
コーナン(ホームセンター)で2000円ほどの簡易加湿器を買った。ペットボトルに水を入れて使うタイプで、持続時間は短いが手軽で重宝している。買ったばかりのせいか、ちょっと薬品っぽい匂いがしたので、アロマオイル(ラベンダー)を一滴入れてみた。
これが大成功。 いわゆるアロマランプ(小皿にお湯とアロマオイルを入れて、下から温めて、蒸発する香りを楽しむ器具)も持ってるけど、それよりもずっと効いてる気がする。
たぶんオイルを使うと、加湿器具自体は故障しやすくなるんだろうけど、元の値段が安いので見逃せる。蒸気を顔に当てると(時々すごく熱くてビックリするが)、ほわ〜として、これまた気持ちいい。美容に健康にとってもお薦めの逸品です。

上賀茂神社の武射神事(1/16)
この時期、弓の行事が多いんですね。私は行けませんでしたが、昨日は北白川天神宮でも古式御弓祭があったし、今日は上賀茂神社で武射神事が行われました。昨日の通し矢は振袖式袴を着た女性が弓を引く姿が魅力的な「競技」としての弓でしたが、今日は神職の方や平安朝の衣装を身につけた方が弓を射る神事で、射るまでの所作も形式を重んじた、ゆっくりと美しいものでした。私は弓道を見るのはたぶん昨日が初めて。昨日は的までの飛距離も長く、しかもあんまり的に当たらず、大変そうだなーと思いましたが、今日のは距離も短いせいか、上手なのか、かえって迫力があって、「弓道もやってみたかったな」とちょこっとだけ思いました。弓を引くのは結構力がいるみたいで、それがビシッと的を射た時の爽快感は、見ていても充分感じられます。

武射神事が終わったのは、ちょうど12時過ぎ。ずっと気になっていた、神社の向かいにある「今井食堂」のさば定食に挑戦してみました。
ここは看板も出しておらず、のれんに食堂の文字があるだけなので、「何をしている所」なのか知らなかったのですが、時々(今思えばお昼時)行列が出来ていて、ずっと気になってました。外観も中もきれいではないのですが、「さば定食」が人気の有名なお店だそうです。味のしみこんださば煮とごはん、お味噌汁、お漬物がついて630円。常連さんに人気なのは、これに卵とコロッケ、鳥がついたセット684円
実は私、あまりさばは好きではないのですが、ここのさばは臭みもなく、まあまあいける味でした。お客さんも結構入ってて、席につけないお客さんがすぐ横に立って待っているので、かなりプレッシャーを感じましたが・・・さばアレルギーのない方は、話ネタに一度いかがですか?

激戦! 三十三間堂の通し矢と柳のお加持(1/15)
本日、東山七条にある三十三間堂の年間最大の行事である「弓引き初め」が行われました。

・・・と古式ゆかしくお話するつもりでしたが、残念ながら大愚痴大会になってしまいそうです。
行事は9時からですが、良い場所を取るには暗いうちから来て並ぶ・・・というのを聞いていたので、7時開門に間に合うように到着し、無事、すごくいい場所に確保の脚立を設置。三十三間堂には駐車場があるので車で来たのですが、関係者ではないので、9時までは駐車できず、別の場所に車を移動させるため、近くにいる「なんとなく顔見知り」のお祭族に念押しし、ちょっとその場を離れました。ところがその間に、鼻水を垂らした変なおばさんに場所を取られてしまいました。ちょっと頭の弱い方のようで、何を言っても「私、わからへん」の一点張り。隣のカメラマンが口添えしてくれても、テコでも動きません。仕方なく、おばさんの後ろの後ろから写してましたが、どうにもらちがあきません。おまけに2列目には「ちょっと出遅れたから二列目におるけど、隙あらば前列に行ってやる。そのためにも俺は絶対ここから離れへんぞ!」と全身で主張してるようなカメラマンが集まり、ニッチもサッチも行きません。
「前列に復活するのは無理やな」
顔見知りの報道関係の人が設置した脚立を使わせてもらい、それなりのアングルでなんとか撮影しましたが、誰かが出入りをして、人ごみに動きがあるたび、私が乗っかてるにも関わらず、脚立が持ち上がるほどのマグニチュード。押し合いへし合いで、まさに戦い。私も果敢に戦いました。なんせ手より先に口が出る私ですから・・・
でも鼻水がこびりついた変なおばちゃんにだけは、何を言っても無駄でした。最後におばちゃんが言った一言「そんなん私かて7じから来てるのに」
・・・そのウソだけはやめてくれ。昨夜法界寺の裸踊りの撮影で遅かったのに、眠いの我慢して早起きして、ほんまに7時から来てた私は、あんたをどつきたくなる・・・

上賀茂神社の御棚会と法界寺の裸踊り(1/14)
今年は上賀茂神社とは縁がないのか、今日も雨のため、御棚の巡行は中止になり、それ以外の神事のみが行われた。大雪のため白馬不在の白馬奏覧といい、ついてない。
気を取り直して、夜の法界寺。日野のお薬師さん、乳薬師さんと呼ばれるこのお寺では、下帯をつけ、井戸水をかぶった男衆がお堂の前で両手を上げて「チョウライチョウライ」と叫びながら、おしくらまんじゅうのように踊る「裸踊り」が有名。その下帯は安産のお守りになるとか。京都の三大奇祭にも選ばれている。
今日はそれほど寒くなかったが、それでも冷水を浴びるのはぞっとする。
「この水、浴びるんですか。辛くないですか?」と聞くと、「前もって家で水道水を浴びてきた。井戸水より水道水のほうが冷たいから、大丈夫。寒くない」
と、唇を青くした青年が(言葉とはうらはらに、寒そうに)説明してくれました。

のこり福(1/13)
1/11、もう一昨日になってしまいましたが、ゑびす神社の残り福のお祭に行ってきました。
この日は舞妓さんによる福笹と福餅の授与があり、また個人的、またはお仕事でお客さんと一緒に参拝する舞妓さん芸姑さんもいるので、マニアのカメラマンおじさん達が仲良く集まっておられ、一種独特の空気。中には彼女達と顔見知りのカメラマンもいて、写るんですクラスのカメラを持った観光客や女子学生達が「わーきれい!」と撮ろうとするのを「ただ撮りはダメ」とガードしたりと、「京都はやりにくいなあ」と思わせる場面も。
「ただ撮りはダメ」にせよ、「見るだけならタダ」なんで、興味のある方は(また来年)行ってみてはいかが。

ものぐさ花子(1/9)
世は三連休のようですが、私は今日はお仕事。仕事以外の日は歳時記の撮影に追われていて、仕事と撮影以外は、全く何も出来ていない状態が、ずーっと続いてます。
特にこの年始年末はおうち日記を書くのが精一杯で、これも、なぜか書いていると急激に眠くなり、もうろうとしながら文を締め括る、今日この頃。

美肌温泉の特集や京都の桜のページをまとめあげたいし、京都の歳時記もしかり、・・・実は年賀状もまだ一部・・・

雪とお湯(1/8)
一月は色んな行事が目白押しで、気が抜けません。昨日、1/7は上賀茂神社で白馬奏覧神事が行われる予定でしたが、朝からの雪で、白馬は登場しませんでした。(ものすごく残念)
せっかくなので、白馬抜きの神事のあと、雪の上賀茂神社を撮影。気温が暖かいせいか、それほど積りはしないものの、雪は降りつづけ、カメラも私もびしょびしょ。
今年は雪の降る日が多く、数日前も雪の上賀茂神社を撮影したところなんですが・・・
雪が多いといっても、降ったあとから溶けていくので、お昼近い時間ともなると「雪景色」も、かなり場所が限定されてしまうのです。
上賀茂神社では七草にちなんだ七草粥も頂けます。(上賀茂名物すぐきのお漬物がついて¥500)

そして今日は晴天。まずは「梅林寺のじじばい講」へ。(このお寺は安部清明所縁のお寺だそうです。)  檀家さんが丸太に青竹を割れるまで叩きつけるという珍しい行事です。あまり有名でないのか、カメラマンも数名でした。

その後、聖護院の寒中托鉢へ。山伏さんが大集合したあと、檀家宅の一軒一軒の前でお経を唱えます。

その次は「えびす神社」へ。 宝恵かごを見たかったのですが、いつもは8日の宝恵駕籠は、今年は明日に変更になってしまったので、湯立ての神事を拝見。
出遅れて、行った時には人ごみで、何が行われているかもわからない状態でしたが、時々ビクッとする位のアッツーいお湯が降りかかってきます。(笹にお湯を含ませてまくのです) それを何回も行うので、頭頂部はびしょびしょ。

その後のキティちゃん(1/6)
今年はほんとに雪が多いですね。今日も雪が降りました。
夏から秋は八方美人してた、元迷い猫のキティも、寒くなってからは、我が家を一の住処と定め、うちで締め出しをくった場合は、Bさん宅のお布団付きダンボールで寝ています。
締め出してるっていっても、いじわるでしてるんじゃありません。
躾のいいキティは、うちの中でトイレをするのが嫌で、わざわざ外に行って、おトイレを済ませてきます。(賢い賢い)
例えば真夜中におトイレに行きたくなると、私の寝ている二階の部屋の前まで上がってきて、

みあ〜

・・・と私が気付くまで鳴くのです。そして私がドアを開けると

「こっち、こっち」

とばかりに一段ずつ振り返って、私が付いて来てるのを確認しながら、階段を降りていきます。
そして玄関のドアの前に下り、ドアを見上げて、もう一回。

みあ〜 (開けて〜)

その後、外へおトイレに行くのですが、戻ってくるのが遅い場合(ついでにどっかをほっつき歩いてる?)は、私も寝てしまうので、締め出しをくうわけです。

今日みたいな雪や雨の夜は、キティも大急ぎで「さむい、さむい」と戻ってくるので、かえって助かります。
ちょっと、キティちゃん、私かて寒いんやから、感謝してや

宝船(1/4)
上賀茂神社では、明日まで、天井から吊るされている宝船の下を通って、普段は入れない本殿の間近まで入ってお参りできる。宝船の下を通る事自体、無病息災とかの効能があるらしいが、なんといっても見所は本殿の戸に描かれた駒獅子の絵とその前に鎮座している金属性っぽい駒獅子。なかなかの迫力です。

初詣で大人気なのが、おみくじ。どこの神社でも大繁盛。お正月用に「臨時におみくじをくくり付ける場所」まで設けられるほどだ。
上賀茂神社でも三角錐に張られた紐が並び、なにかの縁起物かと、一生懸命写真を撮ってしまったが、実は単なるおみくじ付けだった。
私はどっちかというとあまりおみくじは引かない。けっこう「気にしい」なんで、ちょっと怖いのだ。
ところが、どうした気まぐれか、氏神様の所に初詣に行った時、ひょっと、その気になっておみくじを引いた。
大吉!
お正月には吉関係のおみくじを増やしてる・・・と、巷ではよく言われるが、それでも嬉しい。

「ええのが出たし、今年一杯、もうおみくじは引かんとこ」
せっかく大吉が出たのに、次であんまりいいのが出なかったら、なんか気が悪いやん。

・・・と固く決意した筈なのに2日後に訪れた小さな神社のお賽銭箱の横の「おみくじ30円」という張り紙に、ついつい手が伸びてしまった。
大きな神社では紙切れ一枚が200円するおみくじ。それが100円でも50円でもなく「30円」
「商売ちゃいまっせ。飾りッ気なしの、ほんまもんでっせ」
と主張しているかのような値段設定に、ついつい手が伸びる。しかも箱の中に手を入れて、沢山あるうちの一つを選ぶという、元祖スタイルのおみくじ。
開けてみると・・・またまた大吉!!
おみくじ箱が独り言で
「私ね、なんもせんでも、わかってしまいますねん。おべんちゃらなんか言いまへん。要点だけ言いますえ。せらから実費の30円でええですわ」
ってしゃべってる感じで、ほそい紙に大吉、その下に一行、古文で習ったような文章が書いてあるだけ。最近のおみくじは項目別に詳しく書いてあるみたいだけど、そんな込み入ったことはしてない。

神社の中には、(たぶん)正月うんぬん関係なく「凶」系を出してるなと思える神社がある。いや、たまたまかも知れないが、自分の苦い記憶の中に「ここでは二度とおみくじ引かんぞ」と思った(ってことは、かなり悪かったんだろう)神社が数箇所ある。営業妨害?になるといけないんで名前は伏せるが、有名な神社だった。
ばかばかしいと思いながらも、おみくじ一つで、かなり嬉しいものである。

里美八犬伝(1/3)
二夜連続で放映されている里美八犬伝。すごい豪華キャストです。
今夜も9時から放映予定ですが、NHKでは「新撰組!」の続編、土方歳三が主役のドラマも放映予定。深夜はアメリ、MUSIA、模倣犯と、これまた見たい映画が目白押し。お正月ならではの嬉しい悲鳴です。

さて京都の八坂神社では12単衣のカルタ姫による「かるた初め」が行われました。なんと私の姪っ子が出場する事になり、我が家は大騒ぎ。だけど座り方の順番で、残念ながら肝心の姪っ子は見えませんでした。姉は着物を着て渡り廊下に座ってましたが、あの場所からも姪っ子がよく見えたかどうか・・・その他の家族は、なんの優遇もなく(泣)、人混みの後ろの方からちらちらと覗く程度。一番良い席はロープの向うの記者席。朝から席獲りしてる一般人よりもいい場所なのはもちろん、一生に一度の子女の晴れ姿を見ようとしてる親族よりもいい場所なのは、何故? ここに限らず、京都の大半の寺社はそういうところが多くて困りもんです。

話が弾んで?しまいましたが、京都の花見小路界隈では、お茶屋さんのお正月飾りが、なかなかいいですよ。時間があったら行って見てください。

あけましておめでとうございます!!(1/2)
本年もどうぞよろしくお願い致します。
昨年のお正月は寝正月でした。重い腰をあげ、氏神様に初詣でに行き、車のお祓いをしてもらいに行くのがやっとで、京都の初詣でのメッカ、八坂神社や伏見稲荷に行くなんて、夢のまた夢。とんでもない暴挙に思え、「あんな混んでるとこへ行くなんて、気が知れんわ」と、本気で思ってました。
除夜の鐘?そんなもん、家で大掃除のあと入るお風呂で聞くもんでした。

人というのは変るもんですね。

今年は除夜の鐘を撮影しようと大晦日の市内をチャリンコで駆け回り、疲れ果てて深夜3時に帰宅しました。
翌日、元旦といわれる日には、曇りとか雨とかの天気予報を信じて寝過ごしてしまいましたが、起きてみると真っ青な晴天。
大慌てで、「一生行く事はない」と思っていたお稲荷さんへ、しかも一番混むと言われているお昼過ぎに初撮影に行きました。

京都で一番混む神社らしいです。その人ごみを「喜んで」撮って来ました。
思えば、去年の今ごろは「お祭」や「年中行事」なんて、まったく興味なく、混雑に巻き込まれるのが嫌で「避けて」ました。
そう思うと、興味や価値観で、人ってこんなにも変るんだと自分でも驚いてます。
京都の歳時記を撮り始めて、5月で丁度まる1年、一回りです。もちろん取り残しもあるので、もう1〜2年は撮り続けるつもりですが、一昨年までの自分の興味の方向と、昨年の自分の興味の方向の「違い」を大切にしながら、今年も自分の興味あることを追い続け、数年後、何かの形で表現できたらいいなあと思ってます。・・・校長先生が話すような「新年の誓い」でした・・・


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