おうち日記 (2008.9月〜11月)



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ねこ横丁 〜 お隣のネコ偏 〜 をUPしました。
おうち日記でご紹介したお隣の猫達の画像を集めています。

「京都12ヶ月 年中行事を楽しむ」(ダイヤモンド社)発売しました!
  ( 9/18の日記、見てくださいね〜)

紅葉撮影、もうひとがんばり(11/29)
うわー、随分ご無沙汰しております。
京都の紅葉もいよいよ終盤にかかり、耐久早朝マラソンのような紅葉撮影も、あとひとがんばりです。ここのところずっと、日の出とともに撮影を開始していたので、毎朝4時半〜5時半起き、夜は9時から10時には就寝するという、前代未聞のとんでもなく健康的な毎日でした。
その間に友人の姫が紅葉見物のために泊まりに来ても、「10時には寝る」姿勢を貫き、夜9時頃には瞼も半分くらい閉じかける生活サイクルが出来上がってます。
今年は取材として撮影させて頂く機会にも恵まれ、拝観時間前の7〜9時という時間帯にスケジュールがびっしり詰まったおかげで「絶対起きなあかん」という義務感が、私の低血圧に打ち勝ったのだと思います。でも、紅葉が終了したら、あっさり遅寝遅起きの生活に戻るんだろうなあ。

それにしても京都人気はすごい。拝観時間になると参拝客がダッシュでなだれ込んでくるし、最近ではどこも三脚禁止なので、許可を頂かないことにはとてもじゃないけど撮影出来ない。(私、未だにポジフィルムで撮影してます。しかもベルビア50で・・・もちろんデジタルも併用してますが。)
昔は良かったなあ。三脚持参の人も少なかったから「三脚禁止!」なんて厳しいことをいってるのは、嵯峨の宝キョウ院くらいだったし、拝観開始直後はそれほど混んでいなかった気がする。今は開門前から長蛇の列ができてるからね。その方達が地響きをさせながら押し寄せてくる。どどどどど・・・って感じです(笑)

今朝も10時頃八瀬方面から市内中心部へ戻る時には反対車線、つまり三千院に向う車線が大渋滞でした。三千院の紅葉の見頃はもう過ぎているというのに、いったい何をしに行くんだろう?と思いつつ、「紅葉を見たい人」と「三千院を見たい人」は別だという当たり前のことを考えたりしてました。

ワインのコルク抜き(11/6)
母が、「あんた、これできる?」と、ワインのコルク抜きを頼んできた。すでにコルクはグサグサになっている。以前は、テコの原理で、クルクルッと金属を回したら簡単に開くワインオープナーを使っていたが、これが壊れてからは、単純に螺旋に柄がついてるだけのT字型の道具を使っている。
最初から上手くコルクに差し込むことができれば、これでも楽に開けられるが、一旦こじれたら最後、栓は開かない、コルクはこぼれるで、始末が悪い。

ここで登場したのが、お蔵入りになっていた「アイデアコルク抜き」
こんなんで、役に立つの?って感じだけど、ものすごく役に立った。上等のワインオープナーより、楽ちんなのだ。

コムロ騒動(11/5)
連休明けの朝刊一面トップ。夕刊も一面トップ。今朝の新聞も・・・そんなに騒ぐほどのことか?
アメリカでは大統領選が始まり、オバマ候補が優勢。そりゃそうだろう。今のめちゃくちゃなアメリカ見てたら、オバマ氏が勝つだろう。
政治も宗教も、それぞれにそれぞれの言い分はあると思うけど、ブッシュに関しては、どこの神様だって許しはしないだろう。権力者といえ、たった一人でここまで世の中を無茶苦茶に出来たことが恐ろしいし、どういう業を背負えば許されるのかも見当つかない。

コムロは好きでも嫌いでもないけど、華原朋美の一件では酷すぎた。その因果応報だとまでは思わないけど、やっぱり酷いことしたら酷い目にあうんだなと思ってる日本人は多い(たぶんほとんど?)んじゃないかな。朋ちゃん。ボロボロになってしまった純粋さも含めて可愛いと思うし、応援してます。
そういえば、宮沢りえをボロボロにしちゃった元貴乃花も、いつまでも騒動が耐えない。人相も変わってきちゃったし。あの若貴全盛期はなんだったんだろうと思う。冷酷な人には、冷徹な道を歩む試練が待ち受けているんだろう。

話は変わるけど(私にとっては同じ話なんだけど)、巨人VS西武戦、果たして阪神ファンはどっちを応援するか?という心理テストのようなクイズがあるとしたら・・・
阪神を負かせてしまった巨人憎っくきで、巨人にはいい思いをさせたくない。だから西武を応援するのか?
はたまた、阪神を負かせたチームが日本一になったら、なんとなく阪神の面目もたつ?・・・極端に言ったら、日本で二番目に強いチームだと思える余地もでてくる・・・から、巨人を応援するのか?

それほど思い入れのない高校野球とかだったら、地元校を負かせたチームが優勝すると嬉しい。
「やっぱり、あそこは強かったんだねえ」と納得できる。

うちの母なんかは、下手すると巨人を応援しそうな感じである。父は西武。というか、二人とも「関係ないと、冷静に見てられるね」と言っている。

私は・・・?さて、どちらでしょう?

タロウかじゃ(11/2)
日曜の朝である。肌寒いけど、お天気になりそうな爽やかな朝だ。
食卓でパンをほうばりながら、ぼーっとする。
突然、背後で凛々と響く声がした。

「これはこのあたりに住まいいたすものでござる。やいやい太郎冠者おるかやい」

我が家の食卓で私の席はちょうどテレビに背を向けている。聞き覚えのある台詞は、テレビから発せられたものだった。
日曜の朝は、母が俳句のテレビを見ている。私は俳句には特に興味もないので、聞いてはいないのだが、今話しかけちゃ母にわるいと、沈黙のまま朝食をとるので、時々、テレビの音が耳に入る。
で、どうして太郎冠者か? ゲストに茂山千五郎さんが出ていて、言葉のアクセントとか語呂の説明をする時に、狂言の台詞をもちだしたようだ。

京都の祭をまわっていると、奉納行事としてしばしば見ることができる芸能のひとつに狂言がある。狂言が好きな人は嬉しくてたまらないらしく、どこそこの神社では誰それが出て・・・と狂言巡りに忙しいが、実は私は狂言には興味ゼロに近い。それでも、ブタに真珠、猫に小判。幸か不幸か、奉納狂言を見る機会は多い。だから「やいやいタロウかじゃ」という台詞には、とっても聞き覚えがある。

まどろむ朝、思わぬ所で聞きなれたフレーズを耳にし、思わず「懐かしい!」と思ってしまった。
そして、「案外、狂言もいいもんだな」と生意気なことを、初めて思った。
ところでここ数日、「何かが飛んでる」らしく、鼻がむずかゆく、クシャミも一日30回位する。杉花粉舞う春に比べれば、へのカッパだけどね。

お隣にゃんこの画像を追加しました(10/30)

おとなりニャンコ

10月の京都の行事の画像を追加しました(10/29)

百味の御食 白山神社

そこそこ遠方でしかも夜中の1時〜2時とかの行事で、けっこう大変だった「百味の御食」(宇治白川の白山神社)・やっぱり遠くて行くのが面倒くさかった「百味御食」(木津川の涌出宮)・雨の和傘が絵になった「吉田神社〜神楽岡社の神幸祭」・毎年行ってしまう「北山ハロウィン」の南瓜のランタン・仮装パレードを追加しました。

百味の御食については、準備と神前へのお供えまで、2箇所をそれぞれ2日間にわたって撮影したので、もう少し画像の枚数を増やすつもりです。

この三毛ニャンコ、チロじゃないけど・・・(10/28)
「京都案内帖」(気ままなぶらり旅)( 昭文社 \1400 )が発売されています。
色々写真を使って頂いているんですが、皆さんにぜひ見て頂きたいページが・・・
ラストの方、P130の三毛ニャンコです。チロにそっくりなので、「チロを連れ歩いてるんか?」と思われそうですが、全くの別ニャンです。
この子は金福寺にいる三毛ニャンコで、新聞に載ったりとなかなか有名らしい。 雪の金福寺を撮影に行ったとき、のそりのそりと登場して、縁側で日向ぼっこしてたんです。かわいいでしょ。

MBS京都見聞録で書かせていただいているコラム「京の雪」に掲載した写真がきっかけで、頂いたお話です。まさに福猫。 チロもがんばってくれ(笑)

すっかり生活ペースが・・・(10/26)
気がつくと、前回のおうち日記から10日以上がたってました。前回の日記の時点でも、かなりテンパッてましたが、あれからはもっとずっとワヤクチャな日々でして・・・
というのも、夜、それも真夜中っていうか、もう朝の方が近いよっていう時間帯のお祭が多かったんですね。それで生活サイクルが狂ってしまい、睡眠不足なんだかどうかもわからなくなるほどでした。その間に阪神は消えてましたが、おかげでショックも少なくてすみました。

今夜は久々に、デジカメのデーターをコピーしながら、テレビを見ました。金城武とチャンツィーの「LOVERS」。以前も見たことあるんですが、映像も綺麗だし、主演の二人も大ファンなので、今回はバッチリ録画しました。金城武、ドラマ「神様もう少しだけ」でハートわしづかみされちゃったんですが、最近見かけないと思ってたら世界で活躍してるんですね。もうすぐ公開の「レッドクリフ」。制作費100億円の映画の主演ですよ!すごいなあ。
明日からは、すこーしゆっくりできそうなので、ぼちぼちHPも更新していくつもりです。

祭シーズン(10/14)
快晴の3連休でしたね。市内の混雑もすごくて、今からこれじゃ、紅葉のシーズンはどうなることかと気が重い。 私はもちろん、3日ともチャリです。チャリでも走りにくいほど混んでましたが・・・

まだまだ忙しいんです。来週の23日まで、死に物狂いです(笑)
今日は三連休にこなしたスケジュールを自慢して、終わりたいと思います。眠いんで・・・

10/11 @春日祭(神事・神輿・六斎念仏踊) A安井金比羅宮 秋季大祭の前夜の餅つき B粟田神社の前夜祭
10/12 @粟田祭の清祓い A安井金比羅宮 神幸祭 B法住寺の今様歌合わせ C北白川天神宮の還幸祭 D粟田祭の夜渡神事
10/13 @策伝忌(誓願寺)〜法要 A六孫王神社の宝永祭 B吉祥院天満宮の湯立て神楽とお火焚き C策伝忌(落語奉納) D粟田祭(還幸祭)

なにが大変って、デジカメのコンパクトフラッシュのデーターをハードディスクに移し変えるのが大変でした。

2007年の皆既月食の画像を追加しました。(10/10)

あっけなく・・・(10/11)
もしやと期待した昨夜の前前半でしたが、あっけなく・・・
まさかこんなことがおこるなんて、祇園祭の頃には思いもしなかったことです。お盆の頃には、ひたすら矢野や藤川の帰りを待ち、彼らさえ戻ってくれたら何とかなると思ってました。なんともならんかったですね。
オリンピック、打撃コーチ、下手な外人ばっかりとってきたのが敗因でしょう。
あと、世の中、やっぱり金の力が物をいうってことでしょうか?

長生きする猫はちがう(10/10)
旧体育の日、一年で一番お天気になる割合が多いそうです。今日も、曇予報に負けずに、いまんとこ晴天。秋の果物も一杯あるし、夕飯に鍋もそろそろ登場させてもいい頃だし、クーラーも暖房もいらないし、一年で一番過ごしやすい時期ですね〜

我が家とお隣の家の周りという狭いテリトリーを巡って、お隣ニャンコのチロと流れ者のボストラ猫(ヤツ)は相変わらず小競り合いを続けています。年老いた猫(チロ)が自分ちの前で日向ぼっこする位は見逃してやってもいいと思うんだけど・・・
もっともチロは昼間は家にいることが多いようで、戦いはヤツが巡回に来る夕方〜夜〜朝にかけて勃発しているようです。チロも夜は家に帰ればいいのに・・・
この争いについて、自分ちの奥さん(うちのお隣さん)が、「猫同士の世界のことだから・・・」と放任主義で、特にチロを擁護するわけでもなく、また、別の事情で猫の餌を外に置いてるのが、ボストラがこの辺りに執着する一因となってる気がするんだけどね・・・

で、おばあちゃんの知恵袋ならぬ老猫の老獪さというか、チロも助けを呼べば飛んできてくれそうな私の家の近くに陣をとることにしたらしい。昨夜も私、3回出動しました。
真夜中にホウキを持ってうろつく私を、近所の人がどう見てるか、ちょっと不安になってきました。

それでも最初の負傷の時のように、チロが外に出なくなっちゃうよりは、私の周りにいてくれるほうが嬉しいからガンバル。まさに虎の威を借りる猫、チロ。最低限のテリトリーは確保したい。でも怖いし怪我したくない。ここのうちの人なら、私が叫べば飛んできてくれる。そしたらヤツは逃げていく・・・人間だったら・・・私がジャイアンでチロはスネ夫? さすが亀の甲より年の功。生き延び方を知ってるね。

お月見特集(10/9)
京都の年中行事〜お月見特集のページを更新しました。
下鴨神社の名月管弦祭高台寺の観月茶会萬福寺の月見の夕べ(10月)を追加しています。

悪夢(10/8)
まさかねー星野JAPANにも失望したが、まさかこんなことになるとは・・・
でも、なんというか、ここんとこの試合を見てると、ファンとしても全然勝てる気はしなかったので、あきらめはついてるつもりだ。それでもねー

ところで、あきらめたと思っていたブルドックみたいな茶色のボス猫が、再び姿を現した。 怯えるチロを執拗に威嚇する。
夕方、見かけたときは、私が近くの野原まで追い払った。人間界には「他人の敷地にはいったら不法侵入になってしまう」という法律があるので、そこまでが精一杯だった。
その後、TVで「天王山」といわれた中継を見ながら、見ててもあまり面白くもないので、何度も何度も巡回に出た私。パブロフ化してるチロも、何度も何度もうちへ来た。
それでチロは自宅に(といっても隣だが)帰りそびれちゃったのか、夜中の12時前、うちの裏側のガス湯沸し器の上に座ったまますくんでるチロと、それを威嚇するヤツを、母が発見。懐中電灯を照らしてヤツを追っ払った。そして3時半(どうしていつもこの時間なんだ?)、なんと今度はうちの門の中と外でわめきあっていた。もちろん出動。私の車の下にいたチロを威嚇していたヤツもとりあえずは退散した。それにしてもチロ。なんぼなんでも夜中は家で寝るべきなんじゃないの?
ヤツは怖い。でもテリトリーは守りたい。それでもやっぱり怖いから、私の威光にあやかりたいのか?(笑)
一年ほど前、やっぱりこの辺のテリトリーを荒らしに来た焦げ茶の野良がいたけど、アイツの方が性格良かったなあ・・・

屋根の上のネコ(10/7)
もう二週間以上も前になるだろうか。急に寒くなった頃、お隣ニャンコのチロの姿が見当たらなくなった。「やっぱり冬はネコって外に出ないんだねえ。」と近づく冬を想像し寂しく思っていたんだけど、寒さばかりのせいではなかったようだ。なんとチロは負傷していた。ある日、久しぶりに日向ぼっこしていたチロが、太ももの付け根辺りを執拗に舐めたり噛んだりしているので、虫でもいるのかと思い、毛並みをかき分けてみると、赤く肉っぽいのが見えた。怪我してるんだ!
赤ん坊じゃあるまいし、こけて怪我したとも思えず、喧嘩でやられたんだろうと思った。そこを触られたのがイヤだったのか、私に対しても妙によそよそしい。なんで?

あんなに強かった(らしい)チロがやられるなんて・・・体のキズも心の傷も痛々しく、「痛かったね。可哀相だったね」と、こみあげてくる感情のままにチロを撫でていると、どこからか「に”ゃー」と醜い鳴き声がした。
「どこっ?」。私が辺りを見回すより早く・・・まさに脱兎の如く、チロがお隣のガレージの中に逃げ込んだ。
「え?あのチロが??」
私の辞書に、「チロが逃げる」というセンテンスはなかった。喧嘩に負けることはあるだろう。怪我をすることだってあるかもしれない。でも私の中では、チロはどこまでも闘士のはずだった。

憎っき声の主は見えない。ヤツは牽制しているつもりか、しきりに鳴き続ける。
ふと見上げると、近所の屋根の上に、茶色いネコが・・・最近急に出没して、夜中にテリトリー争いを繰り広げていた猫だ。私が知る限り、最初はチロと、次に見た時は黒白の猫と。そしてたぶん、勝利を手にしたんだろう。新参者のくせに・・・

「ふふん。手も足も出ないでしょ」
といわんばかりのふてぶてしいそうな猫相なのが遠目でもわかる。

ところで、私は別に猫が好きなわけじゃない。猫嫌いの母が、自分が関わりたくないために猫を遠ざけていた結果、非日常的な存在である猫一般に対して、好きとか嫌いという感覚はあまりない。ただ、自分に懐いてくれる猫は可愛いし、写欲をそそる猫もいる。要するに、私はきっちゃんやアイちゃんやチロは好きだが、その敵となる猫は大嫌いなのだ。で、いつも自分の可愛がってる猫のテリトリー(うちの前)に侵入してきた猫には、ホース水かけ作戦を実行する。「ここには怖い人間がいるから、ちかづいてくんな」と脅しをかけるわけだ。全国の猫ファンの皆さん、ごめんなさい。
で、今回も作戦を敢行しようとしたが、遠すぎて高すぎて水が届かない。悠然と見下ろす猫のにくったらしいこと!

でもね。その時から、ちょっと思ってた。「こいつ、どうやって屋根まで上ったんだ?」
だって、その家は、ほぼ3階建分の壁が垂直にそびえるばかりで、ヤモリかスパイダーマンでもなければ登れそうになかったのだ。たまたま出てきたその家のお兄さんも、「どうしようもないですね」と匙を投げる。そしてしみじみ言った。「猫の世界も大変ですねえ。昔はこのあたりじゃチロは・・・」
ヤツが鳴くたび怯えるチロをみて「可哀相・・・」 全く同感である。
手足がでないのは腹立たしかったが、とりあえずチロに喧嘩するほどのファイトがない以上、実害はなさそうなので忘れることにした。

そして、夜。お隣の奥さんがピンポーンとうちのベルを鳴らした。
「どこかの猫が、うちのベランダからおたくのベランダに飛び移って鳴いている」

あれからずっと上にいたのか? どうやらヤツは、昼間にお隣の室内に入りこみ、そこからベランダ伝いに近所の屋根まで辿り着いたらしい。屋根に上ってしまったのは本意ではなかったようで、半日そこで途方に暮れたあげく、再びお隣のベランダへ移り、さらにうちのベランダまで飛び移ったようだ。でもどの家のベランダも飛び降りれる高さではなく、万事休す。いったい、猫ってどの位の高さなら飛び降りれるんだろう?
無類の猫好きのお隣さんは、それでもネコを助けてあげようとしていた。自分ちの猫が怪我させられたのに・・・これが猫好きというもんなんだろうな。
急報を聞き、ホウキを持ってベランダへ行った私を見たヤツは、優しくない人間が来て、下手したらホウキで地面まで叩き落されるかもしれない恐怖を感じたのか、再びお隣のベランダにジャンプした。このジャンプだって、命がけだったはずだ。

その後、お隣の尽力でなんとか外に出たらしいが、よっぽど懲りたんだろうね。それ以来、チロを負傷させてまで獲得したテリトリーであるうちの周りに姿を現したことはない。

しかし、チロ。そんな事情はわからないようで、しばらくは外に出なかった。外に出るようになってからも、辺りを気にして、自分のうちの前から離れたくない様子。ここまで怖がるとは・・・ある意味潔い。
しかし、徐々にヤツが来ないのがわかってきたのか、日に日にチロの出没率は上昇中である。
今から思うと、ヤツもちょっと可哀相だったが、チロの幸せな老後が優先だ。このテリトリー争いの勝者はたぶん私とホウキ・・・

秋の味覚(10/6)
昨日は雨だったので、撮影を早めに切り上げ帰途についた。途中、「気に入ってるけど、少し離れているので行きにくい八百屋さん」に寄ってみたら、大好きないちじくが売っていた。いちじくってスーパーだとやたら高いんだよね。八百屋さんではお手頃価格だったので、傘を差してチャリをこぐには荷物になるかもと思いつつ2パック購入。と、そこに賑やかなおばさん3人が登場。「これ、京都土産にええんとちゃう?」と店先に並ぶ栗を物色しはじめた。

断っておくが、丹波栗ではなく、普通の栗だ。大きくもなく、お値段もお手頃な一袋290円なり。これがお土産にふさわしいかはともかく、栗の入ったビニール袋を順々に観察し、「これ、きれいやわ」「これは虫が食ってる」・・・と盛り上がっている。一人2袋ほど抱えたところで、私も栗に興味をひかれ、残った袋をひっくりかえしてみるが、イマイチ違いがわからない。めんどくさくなったので、おばさんに「おくさんが選んだ栗の次にきれいなのを選んでくれへんかなあ」ときいてみたら、喜んで選んでくれた。八百屋のお姉さんがクスクス笑ってる。どうやら大阪から来たらしいおばちゃん達は、これから車で鞍馬温泉に行くそうだ。
なにはともあれ、おばちゃん達のおかげで、今日はいちじくに栗に種無し柿と大好きな秋の味覚を思いっきり楽しんだ。

・・・タイガースは今夜も負けちゃいそうだ・・・もう私もあきらめついたよ

寝不足(10/5)
昨夜、夜の11時位から2時前位まで、北白川天神宮で高盛御供の準備見学。昼の間違いじゃなくて、まさに真夜中。徹夜でお供えを作って、翌朝8時前から神事が始まる。
作っている人はもちろん大変だけど、私も3時間ほどしか寝れなかった。空腹と睡眠不足とどっちが辛いかっていったら、私は睡眠不足の方が苦痛だ。とにかく寝ないことには話がすすまない。
それにしても、一旦睡眠不足になったら、足りなかった5時間分、余計に寝てもまだ眠い。はっきりいって、どんだけでも寝れる。春眠暁をおぼえず・・・とかいって春は眠いそうだけど、秋だってすごく眠い。

櫛まつり の画像を追加しました。(10/3)

ガソリン狂想曲(10/2)
10月2日朝、車で出かける時に近所のガソリンスタンドを覗いたら、まだ167円/L だった。
9月末から、そろそろ車のガソリンタンクが空に近い状態なんだけど、10月1日から政策として値下げされると聞いてたから、毎日ガソリンメーターを睨みながら給油をぐっと我慢しているのに、まだ動きはないようだ。でも、ついにガソリンメーターにガス欠警告の赤いランプがついてしまった。

赤いランプがついても、しばらくは走れるらしいが「いつガス欠になるか」とヒヤヒヤしながら走るのはやっぱり怖い。
今はちょっと走れば24時間営業のガソリンスタンドがあちこちにある京都市内にいるので、まだましだが、かつて全国を旅していた頃、地域によってはガソリンがすごく高くて、「安い地域まで我慢しよう」とケチったあげく、赤い警告ランプを灯したまま、走れど走れど開いているガソリンスタンドが見当たらず、冷や汗かきながら走った心細い記憶が蘇る。(日本には県庁所在地ほどの大きな市でも、夜7時になるとGSが閉まってしまう地域があるのだ)
進路にポッと明かりが見えて、「やっと開いてるGSを見つけた!」と思ったらコンビニだったりして・・・やっとのことでGSにたどりついた時には、遭難中の吹雪の山奥で一軒家を見つけた位、ホッとしたものだ。

・・・という暗い過去があるので、本当はいつも入れてるコスモ石油系で給油したかったんだけど、とりあえずは最寄のESSOでちょびっとだけ給油。ここはセルフだったせいか、なんと153円/L だった。安い。
その後、家に戻る途中、近所のコスモ石油に寄ってみると、こちらはまだ167円。ここは普段から市内でも高めなんだけど、近いせいもあって「チビチビ給油」の時には利用している。しかし、9月と全く値段が変わってないとは???
「・・・というのは表向きで、もしかしたら会員用には値下がりしてるかも」と淡い期待を抱き(すぐに期待は裏切られたが)、タイヤの空気圧も見てほしかったので、ここでもちょっとだけ給油する。
ついでに「もう値下げしてるGSもあるのに、ここはまだ値下げせえへんの?」と聞いてみたら、店長クラスのおじさんがきっぱり自信をもって「それ、どこです?この辺りはまだ値下げしてないはずですけど」と言う。

「え、でもついさっき、○○町のESSOに行ったら、リッター153円やったよ」と明細を見せながら話すと、おじさんの顔色がちょっと変わった。
アルバイトの若い男の子と明細をみながら「シナジーで153円やったら、156円位ってことか。大変や。うちもはよ値段下げなあかん」とか、ぶつぶつ相談してる。

そして夕方、このGSの前を通りかかったら、店頭表示157円/L になっていた。

朝より10円も安い。ということは10Lで100円分。おいおい。さっきまで値下げしぶってたのに、えらい大判振る舞いやな。
でもこの日は1号線沿いを走る予定があったので給油はしなかった。だって1号線にあるセルフのコスモ石油のほうが安いんだもんね。ところが、いつもは近所のコスモよりブッチギリで安いはずの1号線コスモが、店頭表示158円/Lと1円高かった。1号線のGS密集地はもちろん、市内各地でも、(まともな)GSの店頭表示は、だいたいが160円前後。ご近所コスモ、大丈夫かいな。パニクッて下げすぎたか? ・・・っていうか、全国のGSに言いたい。政府が石油の値段を下げたんやったら、せこいこと考えんと、素直にガソリンの値段を下げなあかんやろっ!! あんたらの儲けのために、税金使って石油の値段を下げてるんとちゃうで。

おれおれ詐欺?(9/30)
この間の日曜日は、京都恵比須神社で2時から行われる名刺感謝祭に行く予定だった。
お昼頃、ふと、この間ちらりと耳にした瀧尾神社の神幸祭のことが気になり、「あれ、今日じゃなかったっけ?」とお祭仲間のおじさんに質問メールした。もしかしたらもう始まってるかもと気が急いて、メールの返事を待ちきれず電話もしてみたが、電話には出られないようだった。ちょっと焦ったが、まもなくメールで返事が来て情報をゲット。

瀧尾神社の神幸祭は1時からキツネのお面をかぶった子供達の行列が神輿を先導するらしく、早速駆けつけることにした。行列の出発を撮った後、恵比須神社へ向った。そこで少々撮影し、再び神輿を追いかけて、今度は泉涌寺へ。ここで神輿が休憩する間、龍舞が披露されるのだ。龍舞は広島から遠征してくる人達が披露しているそうで、初めて見る舞だった。泉涌寺の本堂をバックに、長くて大きなピンクの龍がグルグルとうねり踊る。瀧尾神社→恵比須神社→泉涌寺の移動には、ちょっと汗をかいちゃったけど、がんばってよかった。

で、本題に入る。
翌日、母が面白そうな口調で話す。
母:「昨日、おれおれ詐欺の電話があったんよ」

私:「へえ〜」
母の「でも、私はひっからへんかった」というような誇らしげな口調にへキヘキした私は、興味なさげに聞き流した。そしたら、母はムキになって自慢し続けた。
母:「低い男の人の声で、『もしもし、○○やけど、星野さん?』って△△のふりして」(○○は私の姉の嫁入り先の苗字。△△は姉の息子、つまり母の孫の名前)
私:「ふーん」
母:「おれおれ詐欺で一番ひっかかりやすいのは、おばあさんと孫なんやって。でも△△やったら、○○なんて名前いわんし、星野さんなんて言わへんのにな。」
(私があまりに無関心なので、やっと一人芝居を終える気になったらしく、捨て台詞のように)
「すぐに見破って、ガチャンと切ってやったわ」

私はその時、顔を洗いながら聞いていたんだけど、ふと、昨日、瀧尾神社の時間を教えてくれたお祭仲間のおじさんが、妙なことをつぶやいてたのを思い出した。

(お祭仲間の一回目のつぶやき):「電話したんやけど、切れた」
(私の心の声):着信なんてしてへんかったけどなあ。うち、電波が弱いから、着信しないまま切れたんかな?

(お祭仲間しばらくたって2回目のつぶやき):「前に星野さんが家から電話してきた番号を登録してたから、携帯に電話しようと思ったのに間違えて家に電話してしまったんや。そしたら『なんやこの人』みたいに言われるしやな・・・」

(私の心の声):「あーあ。うちに電話したんかー。でもうちの親は電話では丁寧なはずなんやけど、よっぽど馴れ馴れしい話し方したんかな? 変な人と知り合いやと思われたらかなんなあ。」
そう思いつつ聞き流した。
家に帰っても、私に電話があったことは言われなかったので、「あれ?物忘れ?これが仕事の電話やったら困るよなあ。それともよっぽど気に食わんかったんか?」と思いつつ、私も黙っていた。

そしたら、朝、母の発言が飛び出した。あーそーかー。お祭仲間のおじさんも、漢字はちがうけど、同じ○○さんだった。だから、母はてっきり、孫を装ったおれおれ詐欺だと思い込んじゃったんだな。
爆発的に笑えてきたけど、せっかく勘違いしてくれたんだから、そのまま誤解は解かないでおいた。

そしたら、夕食時、また母が父に自慢していた。
「ほんとは、どういうご用件ですか?ってからかってやろうかと思ったけど、ああいうのは相手にしたら、知らんうちに口車にのせられて騙されるらしいから、ガチャンと切ってやったわ」
父はあきれながらも「だけど怖いねー。うちの名前だけでなく、○○っていう孫がいるのも知っているんだから、用心しないといけない」

そういえばそうだ。「どうやって調べたんだろう」「うちの事情を知っている人だ」
笑い話で済まず、ちょっと話が深刻になりそうだったので、仕方なく「実は、私の知り合いに○○さんがいて・・・」と事情を説明した。そしたら、今度は母が青くなった。
「あんた、それは相手の方、怒ってるわ。どうしよう」 (そんなきつい対応したんか)
父も「横で聞いていても、ひどい切り方だった」 (横で聞いていた父に自慢してたんか)

○○さん、すみません。そういう事情です(笑)

とらいべる〜京都路地裏・横丁巡り(9/29)
取材撮影させて頂いた日本ユースホステル協会の会報誌「とらいべる」 Vol.15(2008 Autumn) が手元に届きました。
ここに掲載されている京都特集「自転車で行く!京都路地裏・横丁巡り」の取材撮影のため、ライターさんと編集部の方と自転車で京都市内を東奔西走したんですよ。東京在住ほとんど(?)沖縄滞在らしいライターのカベルナリア吉田さんの頭に巻いた白いタオルが印象的でした。その一枚で、頭の暑さが随分和らぐんだとか・・・(笑)
話がそれましたが、京都には粋で面白い場所が一杯あるんだな〜と実感した取材でした。みなさん、機会があればご覧下さいね。

YH(ユースホステル)といえば、海外で放浪していた時、けっこうお世話になりました。国内では、車泊スタイルの旅を始める以前に北海道と由布院のユースを利用したことがあります。YHによっては、夜にミーティングとかスライドショーとかあってビックリしました。なつかしーなー

風の盆 in 三千院 の画像アップしました。(9/28)
2時間半、ほぼシャッター切りっぱなしでした。撮りすぎて選べない・・・拝観料700円分、たくさんアップしました(笑)

櫛祭と風の盆(9/27)

櫛祭 祇園白川 越中八尾おはら風の盆 三千院

先週の連休は、安井金比羅宮の櫛祭と三千院で奉納された風の盆に行ってきました。
櫛祭は、ほぼ毎年撮ってるので、もう4回目位になるんですが、年々カメラマンの数が多くなりますね。これには慣れた。
でも、案外知られていないと思っていた三千院での「越中八尾のおはら風の盆」奉納にも、カメラマンが尋常じゃない数、集まっているのには驚きました。
面白いのは、両方とも普段は見かけないカメラマンが多いこと。そして彼らがものすごく張り切ってること。特に三千院は、いつものお祭カメラマン常連さん達はほとんどおられなくて、知らない人、しかも多分京都以外から来てるカメラマンが多いみたいでした。地元の人は、京都でも高めの拝観料700円と、「京都の祭というよりは、よその行事」という思いから避けてしまうのか、知ってる顔はたったの3名のみ。確かに、同じ日同じ時間には、高瀬舟まつりや晴明祭があるから、わざわざ遠くて高い三千院に来る人は少ないかもしれません。

かくいう私も、三千院の風の盆に行く気はサラサラなくて、当日は1時からの晴明祭に行くつもりだったんですが、家でグズグズしているうちに12時半を10分ほどまわってしまい、さすがに今から出発しても間に合わないかも・・・と、急遽予定を変更。現地に行ってるお祭仲間の「山門から行列で入るらしい」という情報で、「そんなら拝観料払わないで、それだけ撮って帰ろう」と、2時からの本番に間に合うよう、車で出発しました。
結局、現地に着いてから「山門を行列で入る」わけではないことを知ったんだけど、せっかく来たしということで拝観。でもこれは拝観料分の価値ありの行事でした!
なんといっても2時間以上、間近で延々と踊を撮りまくれる! 
本場の八尾の風の盆も、2回ほど行ったことあるけど、あそこは人が多すぎて罵声怒声が飛び交う中の撮影になるし、昼の撮影だと背景がイマイチ。三千院は比較的秩序が守られ、撮りやすかったし、さすがに拝観料700円とるだけあって、背景も美しい。

ま、八尾の風の盆を撮る立場からいうと、三千院での風の盆なんて、邪道かもしれないし、京都の祭を撮る立場からいうと、いくら市内の三千院の行事だろうと、越中八尾の踊だったら関係ないね・・・と言われそうだけど、写真を撮る立場からいうと、なんであろうと絵になるものは絵になる。魅力的なものは撮らずにおられません。あの人達の踊は、本当に色気があってゾクゾクしますよ。笠をとったらけっこうご年配の方なんだけど、あの指先の色気は八尾の人じゃないと出せないだろうなあ。

話はぐっと変わり、櫛祭の安井金比羅さんで、「黒髪さんの奉納舞」があったんですが、これまた座りこんでしなだれこんで「うっふん」とか言いそうな踊りで、ビックリしました。男性ならぐっとくるのかもしれませんね(笑)

お隣 にゃんこ(9/22)
消えてしまった アイちゃんチロ、つまみ食い偏 をUPしました。

アイちゃん「あそんで〜」

朝から雷雨(9/21)
だったんです。大雨ってのはあるけど、雷もっていうのは珍しい気がします。地面からひびくような感じでしたが、遠雷だったので、ベランダの掃除を始めました。
うちには広いベランダと狭いベランダがあって、広いほうは洗濯物や布団を干すので、そこそこきれいなんですが、狭いほうは全く使ってないこともあり、ほったらかし。使ってないからきれいかと思ったら、雨にも土が含まれてるのか、土がたまってくるんですね。それで数日前の上天気の日に大掃除の2/3をしました。けど、ここ、水道がないんです。それで一階の蛇口からバケツやペットボトルに水を汲んできて、それを使って掃除したんですが追っつかない。残り1/3は雨の日に、天然の水でと思っていたので、起きてすぐ、傘を差しながらお掃除しました。ものすごい雨だったので、傘をさしててもびしょ濡れ。おかげでベランダはきれいになりました。

こんな雨でも、ドームだと野球の試合も出来るんですね。私は表矢野ファン、隠れ下柳ファンなので、昨日は勝たせてあげたかったんですが、負けてしまいました。シーズンも残り少なくなってきたので、勝ち負け関係なく下柳の勇姿を見たかったんですが、テレビ中継が始まる7時ちょっと前に、下柳はノックアウトされてベンチに下がってしまいました(泣) 阪神もちょっとやばくなってきましたね。いったいどうしたんや

「京都12ヶ月 年中行事を楽しむ」発売です(9/18)
地球の歩き方でお馴染み、ダイヤモンド社のgem STONEシリーズ「京都12ヶ月 年中行事を楽しむ」(1400円+税)が発売されました。

らくたびの若村亮さんが伝授するとっておきの年中行事の一冊で、A5版 フルカラー143ページ。今回はこの本の撮影を担当させて頂きました。
正確に言うと、行事のついでの寄道マップに小さく掲載されているグルメやお土産の店舗写真は、らくたびさんのストック写真もあったりするのですが・・・

今回は「しつこく細かく撮る私」の利点が活かされて(?)、行事のおまけ的な写真もちょこちょこと載せてもらってます。
例えば、六波羅密寺の皇服茶の梅干の種・・・とか、知恩院のミッドナイト念仏が行われる三門楼上への急な階段・・・とか、六道珍皇寺の六道詣の高野槙・・・とか、お火焚祭の焼ミカンとお火焚きまんじゅうも、もちろん登場してます。

前回の「京暦365日」とはまた違ったアプローチの京都の祭本に仕上がってます。ぜひぜひ一度、手にとってご覧下さい!


雨にもマケズ(9/18)
私、まだ綺麗よね?

今朝、雨の中、チロが来た。昨夜はなかなか寝付けず、私はまだ夢の中だったのだけど、新聞をとりいった母の門を開ける音をききつけてやってきたらしい。いつもなら「まだ寝てるよ」と門前払いをくわすドライな母なのだが、さすがに今朝は、雨に濡れながらやってきたチロを追い返すのは可哀相と思ったらしい。二階に向って「猫が来てるよ!」と叫ぶ・・・あぁ 近所の人に聞こえる・・・秘密なのに・・・
私も眠いのを我慢して、ご対面。パブロフの習慣だとわかっていても、会えるのは嬉しい。

数日前になるけど、やっぱり夜中に猫の喧嘩する絶叫で目が覚めた。戦いはうちの北側で繰り広げられている。またまた出動するべく門(うちの南側)を出た私の視界の端に、トコトコいそいそと私の方にむかってくるチロが見えた。
「あれっ?」
叫び声はまだ続いている。今日のはチロじゃなかった。
でも、じゃあ誰が?と気になったので、チロを無視して北側の戦場にかけつけた。戦っていたのは、この間のチロの敵と別の茶色い猫だった。

気がすんだので、チロのところに戻ってみると、どうもチロの様子が変だ。
私を見て近づいてくるんだけど、触れようとすると、クルッときびすを返す。そんな繰り返し。そして辺りを警戒するように目を光らせ「ここだけは死守するぞ」という構え。

気のせいかもしれない。気のせいかもしれないけど、チロはテリトリーの縮小を余儀なくされたのかもしれない。明け渡したテリトリーを争う若猫達の争いが気になって、参戦はできないけど耳を澄ませていたら、私が出てきたので、「あ、時間外のおやつだ!」と喜んで寄ってきたんだけど、あては外れるは、私にも自分の引退がばれたみたいなので、ちょっとバツが悪かったのかもしれない。
猫の威厳なんて気にしなくていいよ。あんたのテリトリーは守ってやれないけど、おやつをもらう幸せは、私がちゃんと確保してあげるからね。

京都のお月見(9/17)
仲秋の名月やお月見を楽しめる京都の行事を集めました。まだ制作中ですが、ぼちぼちご覧下さい。

お月見連休最終日、お天気は曇りのち小雨で、月はみれませんでしたが、平野神社の名月祭神泉苑の観月会、そして、お月見とは関係ないのですが、出町柳の常林寺で行われた「萩まつり」 に行ってきました。ほとんどの神社仏閣では前日14日の日曜日にお月見行事を催しているのですが、平野神社は9月14日に毎年「奉灯祭(万灯祭)」が行われるので十六夜の15日になったそうです。神泉苑の観月会がこの日に行われる理由は不明。ここは昨年も大雨で観月会が中止になったそうです。で、今年は奉納行事の目玉、琵琶の演奏が中止。京都はまだ雨は降ってなかったのですが、奏者の方が兵庫県?の方で、そちらはかなり雨が降っているので、京都まで来ちゃったら帰れなくなるかも・・・ということでした。神泉苑は雨乞いの場所だそうですが、むしろ雨にたたられてるような・・・

さて、私のおすすめは 「平野神社の名月祭」 と 「常林寺の萩まつり」。
平野神社は日本舞踊や舞楽の奉納が楽しめるのですが、下鴨神社ほどの混雑はありません。
出町柳の常林寺は、知る人ぞ知る「萩の名所」。私的には有名どころの梨木神社の萩より気に入ってます。普段は夕方には閉門されるのですが、この日の夜だけは、ほのかな灯りに浮かび上がる萩の花を眺められます。萩の群れの奥にある本堂では夕方6時から萩供養が行われ、その後オーボエの奉納演奏がありました。気持ちのいい時間を味わえましたよ。

また、やられました(9/16)
貝殻虫の被害のため丸坊主にされたあと、瑞々しい葉っぱが生えてきた新生ミカンの木で、すくすくと育っていたアゲハチョウの9月生まれ青虫1号。今朝、朝の挨拶をしにいったら、消えてました。また、つばめのお腹に入ってしまったようです(泣)
青虫って、頭に目のような模様がついていて、それがユーモラスで可愛いんですよね。癒されてました。なのに・・・

黒縞の幼虫から、青虫になって、毎日新鮮なミカンの葉っぱを食べて、葉っぱは、かじられまくってボロボロになるんですが、確実に育っていく青虫を見て、ちょっと嬉しかったんです。
でも、うちのミカンの木は、斜め向かいの家に巣を作っているツバメにマークされているらしく、丸々太ってきたなーと思ってると、消えるんです。一ヶ月ほど前は、もうサナギになるかと思うほどのビック君が車の前に落ちてました。たぶん、重すぎて、運ぶ途中に落としちゃったんでしょうね。まだ息はあるようだったので、ミカンの木に戻してあげましたが、次の日見たら、消えてました。
あんなに可愛かったツバメですが、なんだかちょっと、にくったらしくなってきました。 貝殻虫食べてよ!(笑)

昨夜はお月見最終日、出町柳の常林寺の萩まつり(仲秋の名月とは関係なしですが)、神泉苑、平野神社に行って来たので、あとで画像をアップしたいと思います。

広沢の池・観月祭(9/15)

観月会 広沢の池

昨日は仲秋の名月と日曜日が重なり、あちこちで観月祭が大盛況だった。
私は、以前行った事はあるけど、デジカメで撮り直そうと、上賀茂神社の賀茂観月祭と下鴨神社の名月管絃祭に行くつもりだった。上賀茂神社の観月祭をさらっと撮り、下鴨へ移動しようと思ったら、お祭仲間の下鴨班から「ものすごい人で身動きがとれない」との連絡が。
という事情で、予定を変更して「広沢池観月会」へ行くことにした。

もちろん交通手段はチャリ。今日はカモコースのつもりだったからね。
チャリで行くには、広沢の池はちょっと遠く、気も重く、なんとなく下鴨にも未練を感じながら、時間はあまりないので走りながら迷うことにして、上賀茂神社から堀川通りを南下しはじめた。
さて、私は嵐山方面にチャリで行く時は、丸太町通りを使う。遠回りのようだけど、起伏が少なく、一番楽に到着できる。大昔、金閣寺からきぬかけの道を通って大覚寺に向ったときは、あまりの「上ったり下がったり」の連続に倒れるかと思った。車ならきぬかけコースはお薦めだけど、自転車の人はやめたほうがいい。

ところが、昨夜は考え事をしながら自転車こいでたので、「あれ?しんどいな」と気がついたら、なんと堀川通りから北大路通りを右折して、西へ西へと向っていた。この北大路通りの堀川より西へ向う道は、結構な上り坂で、通りたくない道ベスト10に入る道。えらい失態だ。でも戻る時間ももったいなかったので、そのまま強行。しんどかった。もちろん、きぬかけの道は絶対通りたくないので、西大路通りを左折。丸太町へ向って南下する道は、ひたすら下り坂だった。この分、上ってきたかと思うと・・・(哀)

観月会 広沢の池 観月会 広沢の池

広沢の池、観月会では、広沢の池に浮かぶ和船からお月見を楽しめる。大覚寺の観月の夕べも、大沢の池に龍頭船を浮かべ、そこからお月見をするのだが、とにかく人が多い。船席の券もすぐに完売するし、買ったら買ったで、乗るまで延々と並ばなければならない。どっちかというと、池の畔からが雅船の優美な姿を眺めてるほうがお薦めかもしれない。

広沢の池の和船にも行列は出来ていたけど、乗るならこっちのほうがいいかもしれない。(でも乗ってないけど。)なんといっても広沢の池は広いし、静かだし、車道方面以外は真っ暗なので、集中してお月見ができるのかも(笑) 屋根のない船なので見晴らしもいい。
私はもっぱら岸から撮影してたんだけど、暗くて静かな池を和船がスーと進む姿は、なかなかいいものでした。

観月会 広沢の池

広沢の池・観月会(9/14)
・・・に行って来て、日記を書こうと思ったんですが、ふとつけたテレビで雨のなかのF1を見始めたら、目が離せなく・・・ものすごい水飛沫。しかもワイパーなし! 命かけてるねえ

チロ、いつも通りです。(9/13)
昨日はチロ、我が家に出入りがあるたび、出没してました(笑)。いつも通りに戻りました。うちに入ってきて、アクビなどしてるので、きっと寝てたのにわざわざ出てきたんでしょうね。いつも可愛いチロだけど、アクビをすると顔が吊り上がって、牙が見えて、ちょっと化け○コみたいです。

秋の夜長(9/12)
三毛猫 おすわり

ここ2日ほど、チロがあんまり来ないんです(悲)
全然こないわけじゃなくて、でも、いつもドアを開ける度、すり寄ってきたのが、一日2回ほどしか会えなくなってます。ま、これが普通なのかもしれませんが。でも寂しい。夜中に何度も外に出て、わざと門を開けたり閉めたりしてますが、寄ってくるのは蚊ばかりで、チロが出てくる気配なし。
日が暮れると、ちょっと寒くなってきたので、うちにいることが多いのか。それとも、近くの原っぱの草が刈られたので、そこで遊んでいるのか。

余談ですが、このあいだ丸坊主にしたミカンの木に、少しずつ新しい葉っぱが生えてきました。と同時に、アゲハ蝶の黄色い卵と幼虫も・・・昨朝は茶色かった幼虫が、夕方には一気に青虫に変わってました。ちょっとびっくり!

重陽祭(菊花祭)の画像を追加アップしました。(9/11)
京都の年中行事に9月9日の重陽祭(菊花祭)&結納祭(下鴨神社)&若沖忌(石峰寺)の画像を追加しました。   菊花祭(法輪寺)重陽祭(車折神社)重陽祭&カード感謝祭(市比売神社)結納祭(下鴨神社)若沖忌(石峰寺)

菊酒 重陽祭

石峰寺の若沖忌(9/10)
若沖忌 石峰寺

今日は伏見の石峰寺まで行ってきました。
昨日、9月9日はあちこちで重陽の節句行事が目白押しです。上賀茂神社の烏相撲、法輪寺の菊花祭、車折神社の重陽祭、市比売神社の重陽祭&カード感謝祭、重陽の節句とは関係ないけど、下鴨神社で結納祭。で、市内を走りまわる結果、翌日の10日は疲れきって、毎年行きそびれてましたが、今日、9月10日は石峰寺で、江戸時代の画家・若沖を偲ぶ若沖忌が行われるんです。

若沖さんは、近年になってから人気爆発して、展覧会は何時間待ちの行列ものだとか。石峰寺の若沖忌は、現在のご住職が始められた比較的新しい行事で、そのせいか京都手帖をはじめ、歳時記系のスケジュールに記されていないことが多いんですね。私は今年もパスしようかな〜と思ってたんですが、お祭仲間の「今日は拝観無料」、「若沖さんの作品が何点か見られる」、「写真も撮れる」・・・という甘言を聞き、重い腰をあげて行ってきました。大正解でした〜!
若沖忌 石峰寺 若沖忌 石峰寺

式次第としては本堂での法要のあと、境内にある若沖さんのお墓の前で法要。その時に登場するのが季節の野菜で涅槃図を模した「涅槃の御供え」
横たわっている大根がお釈迦様、それを囲むように集まった野菜果物は、涅槃図でお釈迦様の死を悲しむ動物達とも、境内にある五百羅漢とも言われています。言われなきゃ、思いつかないけど、言われて見ると本当に涅槃図に見えてくるから不思議です。

お寺の方もとっても気さくで、かなり長居をしてしまいました。あ、でも注意点は、境内に群がる蚊。ものすごい数です。人間が来たーとなると、ほんとに「群がる」ように集まってきます。たかが蚊ですが、あそこまで一斉にこられると「食い尽くされそう」な恐怖感すら沸き起こってきます。素肌だけでなく、服にも吸い付いてます。今日は若沖忌で参拝客も沢山来られてましたが、ここ、たぶん普段は静かなお寺でしょ。あの蚊達はいつもは何食べて生きてるんだろう? 受付に虫除けスプレーを置いてくれているのにも感動しました(感謝!)

夜の顔(9/6)
真夜中、闇を切り裂く絶叫に目が覚めた。時計を見ると3時半。
安っぽいオチのつもりはないけど、人間の悲鳴ではなくて、猫同士の戦いの声だ。
でも私にとっては、ある意味人間の悲鳴よりも大変なことだった。
朝は寝起きの悪い私も、真夜中のせいかガバッと覚醒し、慌てて現場に駆けつける。やっぱりチロだった。

元野良猫のチロは、若かりし頃は・・・というかつい1〜2年前までは、この辺り一帯のボスだった・・・たぶんね。人間世界では、そういう噂だった。メスだけど、どの猫より強く、また、どの猫にも喧嘩を売っていたようだ。自分のうち(つまり私のうちの隣)を中心とする縄張りのため、彼女のすざましい喧嘩の声は、しばしば私の睡眠を妨害した。昔、きっちゃんがまだ屋根のある所で寝るのをよしとしていなかった頃は、「もしかして、きっちゃんがいじめられてるのでは」と、私も何度か出動したことがある。

だいたい、その頃のチロは、私らには近寄ることもなかったので、こっちもチロが勝とうが負けようが、まあ、関係なかった。実際、チロの耳は、ちょっと切れ目が入ってたりするので、たぶん、相当な戦いを繰り広げてきたと想像できる。

しかし、今は状況が違う。チロがいつから生きてるかしらないけど、たぶん12年は生きてると思う。もう立派なお年寄りで、動作を見ていても敏捷性は感じられない。それこそ喧嘩なんかしたら、絶対負けそうだし、大怪我しそうで、本人にも自覚があったのか、ここ半年ほどは、猫の喧嘩声は一度も聞かなかった。チロがおとなしくしていたら、うちの近所の猫社会は、けっこう穏やかなのだ。

それが、久々に真夜中の絶叫である。もう、あの声を聞いたら、血みどろの戦いを想像しちゃうような絶叫である。
「チロが危ない!」
チロを助けたい一心で、私は懐中電灯を持って駆けつけた。が、なんと相手の猫はもちろんチロまで逃げた。あんたを救いに来たんやないの!!・・・  もしも私に子供がいたならば、間違いなく、子供の喧嘩に口も手も出す親になってただろう。

しばらくすると、チロは出てきて私に近寄ってきたが、それでもまだ敵の動向が気になるらしく、たえず耳をピクピク立てて、気もそぞろだった。いつもはストーカーのように私にまとわりつき、おやつをもらいたくてうちに入りたがるのに、むしろ、外で見張りをしていたいみたいだった。相手の野良猫は若そうな感じだったから、どう考えても勝てっこないし、大怪我までしそうだけど、チロの元番長としてのプライドを恒間みた気がした。でもねえ、やっぱり夜は家で寝ててほしいねえ。

チロの本音(9/4)
このあいだ、うちの門が開いてる時、斜めお向かいのKさんちの幼児(約1才)が大喜びで侵入してきた。Kママが慌てて、「すみません。猫がよくこの中にいるの知ってるもんやから」・・・と弁明。
「えっ・・・?」

Kママは子供の躾が気になったようだが、私にとっては、「チロがうちに来てるのを、近所の人が知ってる」ことの方が重大だった。きっちゃんが逝き、アイちゃんが消え、最初からいたけど最後まで残ったチロが、最近私に懐いてるのは皆知ってるとは思う。だって私、家の前の(門の外)道端で、暇さえあればチロを撫でてるからね。
しかし、チロが門をくぐり、うちの狭い敷地内に入って来てることは、あまり知られていないと思ってた。というか秘密にしていた。

チロは、うちの猫じゃない。お隣が飼ってる元野良猫。だから外遊びが大好きで、いつも外にいるんだけど、やっぱりよそのうちの猫を必要以上に可愛がるのは悪い気がして、私、近くに誰かがいる時は、門の外でチロを可愛がることにしていた。あたりを見回して、誰もいない時だけ、門から中へ入ることを許してた。だから誰にも見られてないと思ってたけど、お向かいだから、二階の窓とか見えてたんだろうか・・・やばい。じゃあ、私が家のドアの中まで入れてることも知ってるのかな?

お隣は昼間は留守にしていることが多く、お隣の帰りが遅かったある日、お腹が空いてるっぽかったチロを可哀相に思って、キャットフードをちょっとだけあげた。それ以来、ちょくちょく・・・いや、ほぼ毎日毎晩、あげるようになった。しかしこれは、トップシークレットで、うちの家族以外は誰も知らないはずだ。誰にも知られないように、餌をあげる時はドアを閉め、絶対に見られないようにしている。もちろんお隣が不審に思わないように、お腹一杯まであげることはない。ほんのちょっと、ほんのごほうび程度だけあげる。

ちょびっとだけあげて、「じゃあねバイバイ」とドアからこっそり出す。そしたら、わりと素直に、というか、とっとと外に出て行く。
しばらくして、また私が外に出ると、くっついてきて、ドアの中に入り、ちょっと遊んでから、餌をちょびっとだけもらって、また出て行く。なんと夜中の12時に出ても、2時に出ても、暗闇から駆けつけてくる。どうなってんだ?
どうもパブロフの猫状態になっていて、とりあえず私を見たらついてきて、撫でてもらって、おやつもらって、帰る・・・っていうのが習慣になっちゃったらしく、私もちょっとプレッシャーを感じてる。

ってわけでチリも積もればなんとやらで、買い置きの餌「ねこ元気(お徳用)」がなくなってしまった。あとはきっちゃん用のとっておきの上等な餌しかない。食欲のなかったきっちゃんは、「モンプチ」の一食分ごとにパックになってるのを食べていた。きっちゃんは、この一食分もなかなか完食できなかったし、私の掌から落ちた餌や、数時間前に食べ残した餌も絶対に食べなかった。でもチロは落ちた餌もちゃんと自分で拾って食べる。その姿を見たとき、なんか泣けてきちゃった。猫にとってはそれは普通なんだろうけど、この子、よっぽどお腹空いてるのかなって、(頭ではわかってても)気持ちが勘違いしちゃうんだよね。

アイちゃんは、子猫だったせいか、家で餌もらってないのかと思うほどの食欲で、まさにむさぼり食う感じ。いつも膝の上にのせて、掌からあげてたんだけど、食べ足りないと、私の膝から一回降りて、またピョンと飛び乗る。「ほら、膝の上にのったからご飯よ!」と催促するように繰り返してた。そのくせ、餌が下に落ちても気付かない。「ほらほら、ここに落ちてるよ」と指さすと食べたけど、チロは何も言わず、そっと落ちてる餌を食べるのだ。ああ、いじらしい。

話がずれまくったけど、どっちにしろ、こんだけ食欲のあるお隣の猫達には、なかなか女王様きっちゃん用の餌をあげる気にはならなかった。ケチといわれようと正直、「猫に小判」だと思った。
ところが、餌がなくなっちゃったので、仕方なく、きっちゃん餌をあげてみたら、いつもは儀式的に食べて出て行くチロが出て行かない。仕方ないので、無理やり方向転換させて、ドアの外に出したら、振り向いてパシッとドアに手をかけた。ドラマとかで家を追い出された彼氏が、閉じようとするドアにパシッと手をかけるアレだ。チロと仲良くなって、もう何ヶ月かになるけど、こんな執着心を見せたのは初めてだ。よっぽど美味しかったんだろうね〜(笑)

新薬師寺の観月会(9/2)
9月14日の日曜日、奈良の新薬師寺で観月会「十二神将と聴く横笛の夕べ」が催されます。(17時半〜20時半、入場料1000円〜拝観料込み 詳しくは新薬師寺 0742-22-3736 まで)

このイベント、私の友人で東京出身京都在住の梵文般若心経画作家の女性が企画・準備されてます。 梵文般若心経画作家・・・というのは、簡単にいうと、サンスクリット語で般若心経を書くお仕事。もちろん、こんなことをできる人は数少ないから貴重です。

ずっと前のおうち日記にも書いたんだけど、彼女との出会いは貴船神社。旅から少し離れ、京都にいることが多くなった私は、仕事が休みの日に、温泉めぐりの代わりに京都の名水めぐりをしてたんです(笑) 
6月1日、ちょうどお祭もあるというので、この日は貴船神社を訪れました。そこで、祝詞を暗誦しながら参拝してたのが彼女でした。当時(まだ祭を撮ってない頃)の私は、「一般人で宗教に詳しい人=なにか辛いことがあった人」・・・みたいな先入観にとらわれてたので、あまり係わり合いにならないように、遠巻きに見てました。ところが、その後で「出雲神楽を見るのに、どこの場所がいいかな?」と偶然話しかけたのが彼女だったんです。「なんか、よく知ってそう」な雰囲気があったんで。もちろん、さっきの人とはまだ気付いてません(笑)  で、それがきっかけにもなって、私は京都の祭行事にはまっていきました。世の中って不思議ですね。

さて今回の観月会では、横笛(しの笛)の名手・福原百桂さんが奉納演奏されます。
九州の方だそうですが、彼女が九州の神社巡りに行った時に、偶然出会い、その笛の音に魅せられたとか。お時間のある方は、ぜひ新薬師寺でお月見と笛の音をお楽しみ下さい。

9月になりました(9/1)
テレビで織田裕二の学園ドラマを見ていたら、急に画面が変わって、「福田総理辞任」の特番に。裏番組でビデオを録画していた「嫌われ松子の一生」も、もちろん福田総理のどアップに変わっていた。なにこれ?
織田裕二のドラマを見ながら、「こんな先生いたらいいのになあ」と思い、前作のキムタクの内閣総理大臣も思い出して、「こんな総理大臣いたらいいのになあ」と思っていたら、これですよ。9月はどんな月になるんでしょうね。

三毛猫 チロ


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