おうち日記 (2009.3月〜7月)



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京都365日(2009.5月)
このHPの情報量が膨大になってしまったため、京都行事関連のページを FC2サーバーを利用しての別館「京都365日」へと移行中です。

梅宮大社 菖蒲苑

いってきます〜
〜屋久島行ってきます〜
せっかくなんで、1週間ほど滞在しよーかなーと思ってます。

PENTAX? それともCANON?(2009.7/6)
今日は久しぶりにカメラ談議をして、フィルムカメラかデジカメか・・・という、もう散々語り尽されているであろう話題で盛り上がった。今はどっちでも自分の好きなほうを選べるから、いい時代だね・・・という意見を聞いて「なるほどな」と思った。確かに。世の中はデジカメに占められつつも、まだフィルムカメラの愛好者も一定数健在だ。私も祭をはじめとするスナップ撮影の場合は躊躇なくデジカメを使用するけど、風景系の撮影の時は、依然、PENTAX645シリーズを愛用している。つまり、場合によっては、フィルムカメラとデジカメ2種類を持参するので、けっこうな荷物になる。

数年前、「これからはデジカメの時代だから、ライブラリーでもフィルムで撮ってる写真はどんどん返却されて、使い道がなくなる。いつまでもフィルムで撮ってても無駄ですよ」と言った人がいた。
どうなんだろう。私はライブラリーとの付き合いはないので、ライブラリーの方向性はわからないけど、直接リクエストを受ける立場の実感としては、ある程度しっかりした仕事の場合、フィルムニーズの方が大きいような気がするんだけど。最近は、体力と時間の許す限り、フィルムカメラとデジカメの両方で、ほぼ同じアングルを撮るようにしているので、「どっちを使われますか?」と聞くと、「同じものならフィルムで」とリクエストされることが多い。

自分としても、ポジフィルムのクオリティは手放しがたく、本気でデジカメに移行することには、未だ抵抗がある。
私は機械には興味はないので、いわゆる「クラシックカメラファン」が、名機といわれるフィルムカメラを使い続けているのとはちょっと違って、単純に「写真としての品質」「そこそこの使いやすさ」ゆえに、愛用を続けている。また、何十万もするデジカメでも、技術の進歩によって、すぐにもっといいものが登場してしまうのも、高い買い物をする意欲をなくさせる。

PENTAX645Nシリーズは、「これさえ持っていれば、他の機種を気にすることなく、自信をもって使い続けられる」という信頼感があった。カメラ好きが夢中になるような、もっといいカメラは一杯あったけど、「使い勝手、コスト、品質」ではこれが一番自分に合ってる・・・という確信があった。
たぶん多くの女性にとって、カメラを選ぶのは一苦労。ましてや一眼レフ系のハイアマチュア用カメラともなると説明用語も専門的で、メカ好きの男性陣がワクワクしながらカメラのパンフレットを眺めるのと違って、楽しい頭脳労働とはいえない。キャノンにするかニコンにするか、はたまた他のメーカーにするか。まずはそこから迷い道は始まる。

かつての風景写真界のように「PENTAXの中版カメラを買ったら間違いはない」みたいな「迷わなくてもいい」時代は来るんだろうか? 私がフィルムカメラを手放せるのは、迷わなくていいカメラが登場して、クラシックカメラファン以外のほとんどが、デジカメに移行する時なのかもしれない。

だるい(2009.6/30)
高速の京都東におりた途端、むんっと纏わり付くような蒸し暑さを感じた。
京都に帰ってきて、思うこと・・・だるい・・・
私が出発する前は、それほど湿気を感じなかった京都だけど、今は・・・なんなん?このむんむん感。今日は夏越の撮影に行ってきたんだけど、Tシャツの湿り気が自分の汗なのか、空気中の水分なのか、わかんない。なんか帰ってきて、ぐったりしてます。

北海道ホテル巡り(2009.6/29)
今、北海道からの帰りのフェリーの中で書いてます。
旅といえば車中泊の私ですが、今回はお仕事でインターネット利用が必須だったのでホテル泊。急な日程だったので、連泊できるホテルがなかなかなく(部屋で自分のパソコンでインターネット接続できる宿は意外と少ない)、色んなホテルに泊まりました。ホテル泊まりも楽しいものです。

で、特に気に入ったのが、ペンション「陽だまり」とNATULUX HOTEL。
特に「陽だまり」は、私のペンション観をリセットしてくれました。ここは、急遽、泊まることになったんですが、本当はペンションには泊まりたくなかったんですよね。だってペンションっていうと、時間の制約や出入り不自由なイメージがあって、カメラマンには不向きな感じですから。でもここは、適度な温もりを保ちつつも、勝手な行動が許されそうな自由さがあって助かりました。インターネット事情も5泊中で一番便利だったし、とにかく宿全体に細かい工夫が凝らされていて、とても過ごしやすい。オーナーがまた、いい人っぽいんですよ。物静かで、でしゃばらず、でも親切。理想的ですね。 私は撮影の都合上、素泊まりだったんですが、出入りの時にちら見した感じでは、お食事も美味しそうでした。食事付きでもう一泊したかった〜

陽だまり 美瑛 陽だまり 美瑛
かわいいお部屋には、懐かしい小学校の机が・・・

ペンション系には、もう一軒、サロベツの「明日の城」(あしたのジョーと読むらしい)にも泊まったんですが、同じペンションでも、こちらは究極のユースホステル式。ここのオーナーは1階リビングで喋ってるのが2階の部屋にいても聞き取れる位、でっかい声。そして、こういう宿(「とほ」)に泊まることを目的に北海道を旅する人達がいるのも知りました。私の知らなかった世界です(笑) 宿に着くと、まずお迎えしてくれる黒ラブわんちゃんといい、「ふれ合いを求める旅、寂しいのはイヤだ」という方にはお薦めです。

NATULUX HOTELはわりと新しく、アロマテラピーと取り入れたホテルとして人気です。ここ、部屋に入った時は、コンクリートの壁と狭い室内(他の宿はツインのシングルユースだった)に「なんでここが人気なの?」と思いましたが、過ごしてるうちに段々馴染んでくる居心地のよさが・・・シャワールームが寝室にむけてガラス張りになっていて、開放感があるせいかもしれません。廊下も部屋の反対側は全面ガラス張りの窓で外の景色がよく見えます。ホテル全体にいい香りが漂ってるし、ベッドの寝心地も◎。

他には美瑛のラヴニール、ナトゥールヴァルト富良野にも泊まりましたが、こちらもまあまあでしたね。
NATULUX HOTEL 富良野 NATULUX HOTEL 富良野

あ、忘れちゃいけないのが、フェリーのお部屋。今回利用した敦賀からの便は、2等シングルルームがなかったので、一等船室を利用しました。これ、なかなかのお薦めです。部屋はツインのシングルユース。なので、けっこうゆったりしています。窓の外には海が広がり、テレビも洗面台もあって、下手なビジネスホテルのシングルの部屋よりいい感じです。おかげで今回は船旅の退屈さを感じませんでした。
フェリー すずらん フェリー すずらん



北海道は晴天なり(2009.6/25)
今日は、これでもかっていうくらい、暑い一日でした。北海道がこんなに暑いなんて・・・肌が焦げるようです。
そういえば、京都では、あと数日で祇園祭がはじまるんですねえ。もうちょっとで帰京です。

旅先で初めてインターネット(2009.6/22)
日々、進化。

仙台の永瀬栄一さんの写真展 in 京都 まゆ(2009.6/19)
「フォトギャラリー繭」にて、6月18日〜23日まで、永瀬さんの写真展が開催されてます。
初日の昨日、行ってきました!
仙台から京都に1年間という期間限定でご家族ごと滞在して、京都の撮影をしている永瀬さん。一年もの滞在が「お仕事」として成り立つなんてうらやましい〜
永瀬さんは撮影の仕事で、海外各地も行っておられて、今回はカナダのトロントと京都のスナップ写真モノクロを、展示されてます。

実は、私、永瀬さんは現場でよくお見かけするんですが、写真を拝見するのは初めて。私が大きなリュックや三脚や脚立やらを背負って、「立ってるだけで精一杯。歩く姿は十字架を背負ったチビ」やってる時に、永瀬さんは軽やかに、神出鬼没スタイルで撮影されているので、「どんな写真、撮ってはるんやろ?」と思ってました。想像以上に素敵で、ちょっとビックリしました。ベタベタな言い方ですが、「ハートがある」・・・ハートっていうより「はあと」って感じ。
展覧会の折り返し位に、写真を入れ替えるそうです。
詳しくは「フォトギャラリー繭」075-351-2011まで(四条烏丸徒歩1分の便利な場所です)

さて、写真は妙心寺の山門懺法。6月18日の午前中は、妙心寺山門が無料で公開されます。公開っていうか、僧侶による懺悔の法要があるんです。天井の龍が迫力満点です。

妙心寺 山門 妙心寺 山門
妙心寺 山門

梅雨なのに・・・(2009.6/15)

全然、雨降らないですね。
なんか、もう夏みたいな感じです。

金魚鉢

撮影済の「京都の紅葉一覧」を更新しました。

今年は花(2009.6/12)

あっという間に、今年も半分が過ぎている。去年までは祭一色の毎日だったけど、今年は花に縁があるのか、けっこう花づくしな感じである。

タチアオイ 上賀茂

ここは上賀茂神社より少し南の鴨川沿いにある民家なんだけど、毎年、見事にタチアオイが咲き乱れる。 以前、この近くに勤めたことがあって、いつも通勤途中に目の保養をさせてもらってた。目の保養はするけど、撮ろうと思えば毎日撮れるので、なんとなく撮りそびれていた。(撮ってはいるんだけど、撮った気がしないような撮り方だった〜ああ、弱い自分・・・)
今年は花を撮ることが多かったせいか、それでもやっと撮りました(笑)

新緑の嵯峨野(2009.6/8)

常寂光寺 新緑の青紅葉

先週末に撮影した二尊院と常寂光寺の画像をアップ。
新緑にはもう遅い時期だけど、雨を含んだ緑が、とにかく綺麗だった。
今年は、4月下旬から緑の撮影をしているんだけど、こんなに緑が綺麗なもんだとは思わなかった。今年は青紅葉に赤い種が沢山ついていて、ある意味アクセントになっている。特定の場所だけでなく、ありとあらゆる場所の青紅葉がそうなので、そういう天候だったんだろう。
こういう年は「紅葉の当り年」らしい。

二尊院 新緑の青紅葉 二尊院 新緑の青紅葉

朝8時前と午後5時すぎ(2009.6/7)
もうすぐ一年で一番昼が長い夏至というだけあって、夜明けは5時頃、夕方暗くなるのも7時頃と、撮影時間が長くとれそうな今日この頃。今なら、「拝観時間が終了」しても充分明るくて撮れる状態なんで、なんかもったいない気がします。
最近、時々ですが早朝にいわゆる「散歩エリア」の撮影もちょこちょこしてます。
京都って意外と「無料で楽しめる場所」が多いんですよ。
今の時期のお薦めは、野村美術館の西にあるお屋敷の菖蒲。「柵内は立ち入り禁止」という条件付きで、見事な菖蒲の小川を鑑賞させてもらえます。ただし、ここも朝早すぎたり、日没後はセンサーで警報が鳴るそうなのでご注意を。

雨にぬれる緑(2009.6/6)
昨日は「くもり」のはずが、「雨」が降り続いた一日でした。
「雨が降る」なんて思ってないから、雨が降り出しても「そのうちやむやろ」と傘もささず、本降り土砂降りになってから「これはあかん」とやっと車から傘を取ってきて、さした頃には、かなりのずぶ濡れになってました。
その代わり、緑の綺麗なこと!ずーっとお天気続きだったので、まるで葉っぱが雨を吸い込んでるみたいでした。私はこの日、朝一から取材で嵯峨野方面のお寺にいたのですが、9時の開門と同時に、修学旅行生がゾクゾクと入場。ああ、解禁になったんだなーと、京都市民としては嬉しく、カメラマンとしてはちょっとちょっとな気持ちで、お寺を出ました。
すぐに帰るつもりが、思いついて二尊院へ。ここのお寺の方は、全くすれてないというか、とてもよい方ばかりなので、お気に入りの場所です。が、しばらくすると、また修学旅行生が・・・二尊院に修学旅行生っていう組み合わせ、ちょっと想定外でした(笑)

その後、さらに思いついて、常寂光寺へ。ここもむちゃくちゃ緑がきれいでしたが、なんと常寂光寺のトレードマークでもある山門が修繕中。この間の智積院じゃないですが、「ただ今、○○の修理中」とか書いておいてほしかったなあ。

さつきと菖蒲(2009.6/4)
ここんとこ、京都の(新)緑の撮影をしていて気付いた。サツキって、「庭」と名のつく所には、かなりの割合で植えられてる花だということ。お手軽なのか、マンションの壁際や道端にも結構植えられている。

で、見ているうちに不思議に思った。
どうして道端のサツキは、一面見事に花をつけているのに、有名な名庭のサツキはちょぼちょぼなんだろう。数日後に来たら、もっと咲いているのか?それとも花付きが悪いのか?

今日行った智積院の名庭のサツキも、(時期が少し遅かったというのもあるけど)、ちょぼちょぼだった。おまけに庭師さんが何人も入って、木をチョキチョキ剪定したり、掃除をしている。こういう時は拝観料払う受付のところに、「本日、庭師作業中」とか書いておいて欲しいなあ。

それはともかく、たまたま近くにいた庭師さんと話すきっかけがあって、日頃の疑問をぶつけてみた。そしたら庭師さん曰く、「何も手入れしなかったら、一面全部に花が咲くんです。特に夏、暑かったり、水が不足すると、木が弱って花芽を沢山つける。ちゃんと世話されて刈り込まれているサツキは、それほど全部に花は付きません。」

えー、そーなんですか?・・・・と驚く私に、「全部花ばっかりやったら、いやらしですやろ」と庭師さん。
でたっ!これが日本のココロ、控えめの美学、ワビサビというもんですかね。
専門家から見たら、花だらけのサツキは、あんまり上品やないらしい。
そう言われてみれば、そんな気もするけど、言われなければわかんないことだなあ。

でも、昨日行った東福寺の庭師さんは、八相の庭の1つのサツキの刈り込みが、あまり花を付けてないことについて、「暑かったから、木が弱ってるんです。前はもっと花を付けてたんですけど」と言ってた。ま、ケースバイケースってことですかね(笑)

とにかくサツキは、どこにでも咲いてる花なので、もう追いかけるのはやめ。身がもたない。

菖蒲も池のあるとこならどこでも、1本や2本咲いているけど、今日行った「梅宮大社」はすごかった。昨日NHKで放映されたらしく「これが梅宮大社?」と思うほど、観光客が来てたけど(いつもはもっと静か)、あの見事さはお薦めできます。

お祭仲間舞妓組の方々が舞妓写真展(豆ちほさん、小扇さんの撮影会の写真)を開催してます。
6月1日(月)から6月4日(木)正午から午後7時まで 祇園南側 空・鍵屋にて。
四条大和大路の東(花見小路ステーキこいしを西へ行った辺り)です。私は今日行ってきました。舞妓さんの無邪気な笑顔がかわいい!

宇治の縣祭(県祭)は中止(2009.6/2)
6月5日〜6日に予定されていた宇治の県祭(あがたまつり)。今年は新型インフルエンザの影響で中止だそうです。え、なんで?インフルエンザは終息に向ってるんとちゃうの?
→→→ 京都写真歳時記に掲載の 県まつり

ところで私、最近は祭行事の撮影をぐっと減らして、京都のお庭や景色を撮ってます。今日、アップするのは永勧堂からの眺め。紅葉で有名な永勧堂ですが、夏の景色も爽やかでいいものです。

永勧堂 眺望

安楽寺のさつき(2009.6/1)
えーっと。
最近、写真ネタが少ないんですが、五月病じゃありません。撮ってはいるんですけどね。色々ありまして・・・(笑)
で、昨日は久しぶり個人的に安楽寺のさつきを撮って来ました。期間限定でしか公開していない安楽寺、今週の土曜日6月6日がさつき最後の公開日です。

安楽寺 さつき

こういう「ツウ」好みのお寺は、もともと修学旅行者や団体ツアーは客層じゃないのか、新型インフルエンザもなんのその。近くにある世界遺産のお寺よりも賑わってました。30分おきに行われる住職のお話(お寺の説明)の時間になると大半の人が本堂に入って、案外撮りやすいのが嬉しかったですね。ただ、お天気が良すぎて、どうしても写真にぎらぎら感が出てしまうのが残念。私は基本的には「青空」が撮れちゃうようなお天気の日の撮影は好まないんですが、公開日が決まってるから仕方ない。

実は今日も「ギラギラなお天気」だったんですが「さつきの金福寺」に行って来ました。
ここ、前は拝観料300円だったので、「とりあえず下見がてら」と思って、気軽に行ってみたんですが、なんと拝観料400円にアップしてました。うーん。たった100円だけど、拝観料300円と400円じゃ、ちょっとニュアンスが違ってくるんですよね。300円だったら、「2〜3回行ってもいいかな?」と思うんだけど、400円以上だと「できれば一回ですませたい」
私としては、今日、咲き具合を見て、曇りか雨の日まで花が持ちそうなら、そこで本番ってつもりで行ったんですが・・・たぶん今年はもう行かないかな・・・曇か雨の日に行きたい場所、一杯あるし・・・

そう、今年は桜の季節からずっと、青空のいいお天気が多いような気がします。家で窓を開けてのんびりするには気持ちいいんですが、外で撮影していると疲れちゃう。ある意味、梅雨が待ち遠しいです。

おまわりさんもマスクをはずす(2009.5/28)
ほんの数日前まで、道端でみかけるおまわりさんは、みーんなマスクをしていた。 今日見かけたお巡りさんは、マスクオフだった。きっと警報解除されたんやな。
お巡りさんのマスクを見ると、「あ、そうやった」と新型インフルエンザを思い出すけど、実際、京都じゃ、道行く人のほとんどはマスクなんてしてないんですよ。(繁華街の状況は知らないが)
結局感染者数も2名のみ。修学旅行のキャンセルで観光業界は大損失らしいけど、たった2名しか出てないのにと思うと・・・複雑ですね。

今、平日の京都の観光地を歩いているのは、中高年以上のご夫婦か外人観光客がほとんど。静かな京都に大満足のようです。

季節はずれの大掃除(2009.5/25)
ひさびさに私の「おそうじスイッチ」がONになった。
友達の通称「姫」が泊まりに来てくれるというので「少しくらいは・・・」と始めた掃除。途中から本気モードになって、年末以上の大掃除になった。
「あれ?でも、それほどピカピカじゃなかったよ」
姫につっこまれそうだけど、今回はピカピカに磨くことじゃなく、長年溜め込んだ縁起ものを処分することに時間と気力が費やされた。

そう、お祭を撮り始めて5年近く。我が家には色んな縁起物が集まった。例えば祇園祭なら粽(ちまき)だけでなく、神輿洗でお神輿を先導する松明の燃え残りの竹、宵山に奉納される石見神楽の舞台天井を飾っている色紙の束、山鉾巡行の後に配られる柳の枝や松の枝などなど。こんな「知る人ぞ知る」縁起物をずらりと飾っていたのだ。
これらの縁起物は売られるほど量がなく、その時にしか手に入らないもの、しかも獲得には競争が伴うこともあるだけに、毎年手に入るとは限らない。縁起物は有効期限1年で、毎年更新するべきものだけど、私の場合は「ご利益願い」より「祭に濃密に関わった記念品」「コレクション」的な要素が強く、一年たったからといって手放す気にはならなかった。

そうして5年間、貯まりに貯まって、中には埃をかぶったりしてるものもあって、これはいかんと、やっと処分する気になった。・・・っていうか、最初は処分するつもりはなく、埃を取ったりしてたんだけど、あせた色を見ていると「もう展示しなくてもいいかな」と、執着心がなくなった。
一旦、そう思うと、あれもこれもとゴミ袋大1個分ほど集まった。もちろん、ゴミとして捨てるなんて恐ろしいことは出来ない。夏越祓に燃やしてもらおうと、神社に預けた。見た目というより気分的にスッキリした。

夕方、姫と合流。映画鴨川ホルモーを見た姫が「実物を見てみたい!」と切望していた某大学寮へ。なんでも映画の中では「廊下にコタツをしいて、そこで暮らしていた」らしい。
それは映画の話やろう。
そう思いつつ、恐々入り口を覗き込む。なんか暗い。なんか異次元。 細い廊下に「京都市」の黄色いゴミ袋がずらりと並んでいる。向こうの方を男の人が横切った。見つかったらマズイ!と顔をひっこめる。
「ここ、男の人しか住んでへんのちゃう?」
とても入れる雰囲気ではなく、躊躇していると、カツカツカツとヒールを鳴らしながらスカートの女性が歩いてくるが見えた。
「ここ、通り抜けられますか?」すれ違いざま、思い切って聞いてみると、「大丈夫ですよ。どうぞどうぞ」とつたない日本語が返ってきた。
意味もなく勇気づけられ、姫と二人で潜入。というと大げさだが廊下を通り抜けてみた。

廊下の片側は窓。片側に部屋が連なっていて、どの部屋もドアの前には靴が3〜5足。なぜか幼児サイズの靴もある。冷蔵庫や電子レンジ、食器棚には鍋、皿、調味料。で、ゴミ袋。流しは共用らしい。冬場なら「廊下にコタツ」も違和感なくありそうだ。
私はかつてバックパッカーに憧れて放浪の旅をした位だから、もし男に生まれて、大学生だったら、こんなとこに数年間住むのも面白いかも・・・と思った。語弊はあるけどこの汚さは、私の家が掃除をさぼって汚くなるのとは次元が違って、これはこれでいいのだ!みたいな感じ?

建物の外の草地には物干しがあり、洗濯物が干してある。
「そう!そう!こんな感じ。ここに落とし穴があるの!」
映画では・・・の話である。

生い茂る雑草に今年初の「蚊」がいたようで、ちょっとかゆくなってきた(笑)

やっぱり中止(2009.5/22)
大原女行列、やっぱり中止になっちゃいましたね。姫、出演の予定だったのに、残念。
他にも中止になった行事が色々ありますね。京都では、まだ、たった一人しか感染者がいないのにね。
今回の新型インフルエンザに感染しているのって、小中高校生がほとんどですよね。抵抗力の弱い高齢者が罹りにくいってのは、ある意味ほっとしています。不謹慎かもしれませんが。兵庫大阪での拡がり方にはちょっとびびりましたが、京都や関東圏ではゆっくり。。。というか余り拡がってませんね。これ、意外です。しかも、けっこう感染経路がはっきりしてる・・・関東の罹患男性は関西に遊びに来てたって?それでうつったらしい。結局、今のところ、新型インフルエンザは関西のみに上陸したってわけですね。関東にも国際空港あるのに?不思議ですね。それに西と東って、そんなに疎遠ですか?けっこう人の行き来があるから、潜伏期間を考えても、もっと感染者はでてくると思うんだけど・・・それにしても色んな病気が出てきますね。サーズ、鳥インフルエンザ、O157・・・でも今回のが一番大騒ぎです。だって、サーズの時ですら、甲子園はジェット風船飛ばしてたし・・・

あなたはマスク容認派?批判派?(2009.5/20)
「新型インフルエンザの影響で、京阪神ではマスクをしている人が多くて異様な光景だ」という話をよく聞く。そしてこの現象を日本人の欠点として批判する人もいるらしい。海外では、例え伝染病が流行していても、これほどみんなが一斉にマスクをすることはないそうだ。

で、私は・・・葵祭では、最初の御所の行列が始まる前に、マスクをはずしていた。私の場合、半分位は花粉対策なんだけど、それでもズルズルクシャクシャの杉花粉の時と違って、ムズムズくしゃんな程度なので、「うっとうしすぎて」はずしてしまった。

でも、思うのだ。
あのうっとうしさが我慢できるなら、マスクはした方がいい。自分のためにも、他人のためにも。
マスクをする日本人は「防衛本能」が強いんだと思う。防げるものなら防ぎたいと思う日本人に対して、海外の人は「戦って勝てばいい」って、心のどこかにあるんだろう。
戦って?・・・戦争反対。

私がオーストラリアのキャンプツアーで、シュラフ一枚で野外の地べたに寝ていた時、小雨が降ってきた。私はカメラを枕元に置いていたので、あわてて荷物と一緒に屋根のあるバスに飛び込んだ。
その時、ほとんどの欧米人は、そのまま雨に打たれながら寝続けたのだ。
戦争なんてしたって、日本人は勝てっこない。
私はつくづく思った。

「大げさに騒ぎすぎる」「みっともない」「相手に失礼だ」と言ってマスクをしない人は、あっさりウィルスを受けて、潜伏期間の数日間、周りにウィルスを撒き散らす可能性は考えないんだろうか。その方が失礼じゃないですか?
本人は丈夫で軽症でも、年寄り子供(今回はお年寄りは大丈夫らしいが)は重症になるかもしれない。今は「伝染病が流行している」時期なんだから、マスクはした方がマナーにかなうと、私は思う。

それでも、マスクをしない人を責めることはできない。あ、マスクしないで咳したり、クシャミしてる人は、言語道断だけど。
でも、マスクした人を批判するのはどうかなあ。立派じゃないですか。国民のほとんどが、戦うより、予防する方を選ぶなんて。戦わなくて済むなら、戦わないほうがいい。

新型インフルエンザ(2009.5/19)
兵庫〜大阪と蔓延し、京都に入洛するのも時間の問題でしょうね。今日の夕刊時には何人か京都でも感染しているかもしれません。
葵祭の時でなくて関係機関は大助かりだと思います。神聖な「まつり」に俗っぽい話で恐縮ですが、あれが中止されていたら・・・ものすごい損害でしょう。御霊祭もギリギリセーフ。これから京都は夏越祓辺りまで大きなお祭は少ないので、経済効果被害は最小限なのかもしれません。すごいタイミングです。
逆に、高槻、茨木との距離を考えると、この時点まで京都に感染者がいないことの方が不思議です。だって、新型インフルエンザの広がり方を見てると、○○電車の路線図そのもの。そして、その終点が京都中心部です。
今週末には大原女行列があり、姫上洛予定。無事、行事が開催されることを祈るばかりです。

140年ぶりの道(2009.5/18)

御霊祭 神輿 御所

京都で最も古い祭礼といわれる上御霊神社・御霊祭のお神輿が、御所を巡行した。
なんと140年ぶりだとか
この情報、事前に新聞で発表されていたため、私が御所に到着した時には、もう既にかなりのギャラリーが集まっていた。一般市民やいつものお祭仲間だけでなく、重鎮のプロカメラマンが何人も、新聞社、舞妓組のアマチュアカメラマン、学者系・神輿系など、半年分の知り合いや顔見知りや顔だけ知ってる人達が集合。

実は今年の葵祭当日、私は早朝、まだ始発バスが走リ出す前に、御所へ場所取りに行った。そんな時間でも、撮影ベストポジションはあっという間に埋っていく。
いつも時間ギリギリタイプで、お祭仲間に場所を融通してもらってばかりの私は、「今日こそは恩返し」と2ヶ所ほど場所を確保。「今日、御所、来る?」と何人かに電話を入れた。
Kさん:何度かけても留守電
Tさん:御所と下鴨神社はパス
Nさん:同上。

えーせっかくええ場所取ったのに?! 他のお祭仲間にも連絡しようと思ったけど、さすがに時間が早朝すぎて断念。しぶしぶ一ヶ所に絞った。
お祭仲間も私も、そろそろ祭見物3〜5巡目に入ってきて、「今回はパス」なことも多くなってきた。今までは葵祭、時代祭の御所といえば、同窓会のようにお祭仲間一同に会える日だったけど、状況が変わってきたようだ。

話を戻す。今年の葵祭同窓会はそんな感じだったので、ちょっと寂しくもあったんだけど、今日の御所が同窓会を開いてくれた。まあ、知ってる顔の多いこと多いこと。 脚立に乗る人、一脚を天高く伸ばして撮影する人、しゃがみこんで撮る人、なぜか見物人の交通整理をする人・・・みんなそれぞれ、その人らしい動きをしている。

神輿巡行といえば、「神様のお通り」なので、いつもはどことなく威圧的な空気も漂っているんだけど、今日は140年ぶりのめでたさで神様も上機嫌だったのか、「ほがらか〜な」あったか〜い雰囲気。帰りは冷泉家でお接待の残りのポカリスエットまで頂いた。えーっと出来たら明日、画像アップ予定です。

盛大だった葵祭(2009.5/15)
今年も無事、お天気のまま葵祭がおわりました。
私、葵祭は好きなお祭のひとつです。ちょうど気候も気持ちのいい季節です。祇園祭は暑すぎるし、節分は寒すぎるし、3〜4月は花粉症だし・・・そう、実はまだ時々、鼻がムズムズすることはあるんですが、おおかた、花粉症も治まってきました。

ところで、今年の葵祭の斎王代は裏千家のお家元の一人娘さん。そのせいなのか、今年の女人列は例年より人数が多いそうで、見応えありました。私は朝の6時過ぎから、場所取り→御所→下鴨神社→加茂街道→上賀茂神社と走り回りました。3日分の体力気力を使い果たし、フラフラになって帰宅すると、ちょうど近所の奥さんとバッタリ。
「葵祭を撮ってきたんです」と言うと、「あー今日、葵祭やったんやね。あーほんまや、今日15日やね」
私もかつてはそうでしたが、一般市民というものは、こんなものかもしれません。

華やかに勇ましく5月は始まる(2009.5/10)
舞妓さん 都をどり終了奉告祭 舞妓さん 祇園甲部

えーっと、すみません。ちょっと話は遡りますが・・・
5月1日に、祇園では「都をどり終了奉告祭」が、上賀茂神社では「競馬足汰式」が行われました。
GW真っ只中の5月1日は、他にも「鴨川の川床開き」もあったりして、4月の桜の名残を引きずりつつある私にとって、「もう、初夏やで」とダメだしされる日でもあります。

競馬足汰式 上賀茂神社


大田神社の杜若(2009.5/5)
5月1日、上賀茂さんの足汰式に行くついでに、大田神社の杜若を下見。奥の方はかなり咲いていたけど、全体的に見ると、まだまだな感じだった。
それがお天気のせいか、急に咲き進んだとの噂を聞き、慌てて4日に行ってみた。確かに大分咲いてはいたけど、ちょうど真ん中らへんが全然咲いていなくて、「もうちょっとかな?」って感じだった。それが今日は、まだ全然咲いていないエリアがあるのに、もう萎みんだ花も目立ってきている。
一般観光客なら、たぶんもうしばらくは「見頃」が続くと思うんだけど、カメラマン的にはちょっと急いだほうがいいかも・・・&中望遠系レンズも持参で・・・

鳴神(2009.4/29)
志明院 しゃくなげ

市内中心部から車で30分ほどのお寺に、母と一緒に行ってきた。今日はここで護摩&火渡り行事があるのだ。なぜ母も一緒かというと、このお寺が新聞に石楠花の名所として載った時、文中の説明で歌舞伎の「鳴神」の舞台がここだと知っちゃったから。歌舞伎には興味のない私にとっては「はあ?」ってとこだが、歌舞伎好きの母の琴線には触れたらしい。

私はここは2度目で、前に来た時は、花の季節にも関わらず、参拝客は私一人だった。閉門時間までは1時間ほどあったのだが、「(参拝客もいないので早く閉めたいから、)なるべく早く見てきて下さい」と言われ、あまりじっくり参拝せず、鳴神の記憶は全くなかった。だから私にとっても初めて見る鳴神。不動明王を祀る岩窟には、もっとすごい所もあったような気もするんだが、隣で母があまりに感動するもんで、なんとなく「すごいのかな」と感化されていった。母はえらく満足したようで、思わぬ親孝行ができました。

葵祭の楽しみ方(2009.4/26)
JR東海のWEBページで、葵祭の案内をさせて頂いてます!
「京都人に聞く!優雅な葵祭の楽しみ方」として、写真とお薦めポイントを掲載しておりますので、「今年は葵祭に行ってみようかな?」と思っておられる方は、ぜひご覧下さい!
古来、京都で「まつり」といえば「葵祭」をさすほど、由緒ある葵祭。源氏物語にも登場してますよね。今回のコラムは、葵祭の本番・5月15日について書いていますが、それまでにも数々の前儀式があり、こちらも見応え充分です。5月は京都へ遊びにきてみませんか?
JR東海ツアーズ・京都への旅

花食う鹿(2009.4/25&27)
*** この日記を、21世紀旅日記 に追加しました ***

奈良八重桜 鹿 転害門

桜好きの友人「姫」がずっと見たがっていた「奈良の八重桜」を見に行った。 奈良の県花にもなっている、歴史も由緒もある、桜マニアなら避けて通れない「桜」である。
桜を撮っていると、どこからか鹿が現れ、地面に生えている雑草を食べはじめた。 散り初めの奈良の八重桜の花びらも落ちているので、時々、顔を上げた鹿の鼻に、花びらがくっついていたりもする。
ふと、「姫」の言葉を思い出す。去年、姫がこの桜を見に来た時、遅咲きの奈良の八重桜はまだ蕾だったらしい。「せっかく奈良まで行ったのに、残念だったね」という私に、姫は嬉しそうに「奈良の八重桜は見れなかったけど、鹿が桜(その時はソメイヨシノ)を食べてたの!」と語った。

「あーこれかー」
フェアリー系でロマンチックな彼女にとっては、私が今、目の前で見ている光景もそんな表現になるんだな。 でも、現実的な私が見る限り、鹿は落ちた花びらじゃなくて、明らかに草を食べている。ブチッブチッと草をむしる音も聞こえる。

でもまあ、姫らしい、夢のある表現やな・・・と思った私の目に、金網を登ろうとしている大きな雄鹿の姿が飛び込んできた。よくよく見ると、金網を支えに立ち上がり、なんと八重桜の花枝に口を伸ばしてる!枝を折り、花の塊りをムシャムシャ。

ほんまやったんや〜
他の鹿はひたすら草を食べているのだけど、そのボスっぽい一匹だけが、花を獲り、花を食べている。ちなみに食べてるのは「普通の八重桜」で、奈良の八重桜は花の位置が高すぎるのか、あまり好きではないのか、見向きもしない。確かに、奈良の八重桜は色も薄いし、可憐だけど、「美味しそう」には見えない。普通の八重桜は、その濃いピンクといい、ボリュームのあるモコモコした塊り方といい、人間に例えたら「お色気ムンムン」って感じで甘そうだ。(という所で、画像も含めて、明日へ続く)

花を食べる鹿 奈良転害門 花を食べる鹿 奈良転害門

(続きです)
さて、ボス鹿、どうも人(私)が見ている時は、桜を食べるのを遠慮しているみたい。鹿を神の使いと認識している奈良であればこそ、「鹿が立ち上がって、桜の枝を折り、花を食べる」のは、微笑ましい光景だけど、これ、決して褒められる行為じゃないのをわかってるみたい。というわけで、なるべく見ないふりして待っていた。そして、「あの人、見てないよね〜」とボス鹿が桜に狙いを定め、見上げた時、近所のおばちゃんが現れた。途端に鹿の群れがザワザワザワと色めきたつ。おばちゃんが持っていた袋からバサバサッとバナナの皮やミカンの皮を放り出すと、鹿達は我先にとむさぼりはじめた。さっきのボス鹿も一瞬、その群れに加わろうとしたし、私の予想では、この一番大きくて強そうな鹿が餌を独占するんじゃないかと思った。が、むらがる小さかったり弱そうな鹿を押しのけることなく、なんとボス鹿はきびすを返した。
・・・ちょっと偉いかも・・・さすが神鹿。世俗にまみれた人間とは違うわ・・・
しばらくして、何がきっかけだったのか、急に鹿達は揃って春日山の方へ歩き出した。ずらりと並んだ白いハートのお尻がどんどん遠のいていく。真ん中にはボス鹿。先頭ではないけど、ボス鹿がみんなを率いているのがわかる。なんか「モーセの十戒」のような、厳粛な眺めだった。

奈良八重桜 鹿 転害門


まだ冷めやらぬ興奮(2009.4/24)
数年の時を経てのご縁、不思議なものです。今日はとても嬉しい一日でした。
今日は、京都観光住人のエッセイスト麻生圭子さんにお供して、町家写真館の水野克比古先生の写真展に行ってまいりました。麻生さんにご紹介頂いた水野先生、現場ではお見かけしたことはあるのですが、ご挨拶するのは初めて。といっても、緊張でほとんど喋れませんでしたが。
実は麻生さんとお会いするのも今日が初めて。最近はご無沙汰していた「緊張感」を久しぶりに味わいました。

以前、取材でサントリーの伊右ェ門のお茶会に行った時、偶然、某セレブ雑誌の取材で来られていた麻生さんを、斜め後ろからお見かけしたことがあります。「わー」と思いつつ、カメラマンさん〜出版社の方〜麻生さんのトライアングルが醸し出す特別な空気に、声をかけるどころでなく・・・けっこう暗い会場だったのですが(舞台にスポットライトが当たるから、客席は薄暗い)、最前列の左端、麻生さんのいるとこだけ、空気が澄んでたのが印象的でした。
そう、その回の最前列〜前3列目までに座っている他のお客さんというのは、開場と同時に走って、いい席を確保した方がほとんどだったんで、その興奮の残像というか、「ハアハア(汗)、ヤッタ、ゼイゼイ」みたいな慌しさが滲み出てたんです(笑)
いやー、撮影中とはいえ、ピンと伸びた背筋からは、周りの雑踏を想像させるものは微塵もなく、さすがでしたね。

という過去もあり、うっかり畳の縁でも踏もうものなら、一瞬にしてご縁を切られそうなほど、厳しい方なのかなと思い込んでいました。(ま、畳の縁は踏まないほうがいいと思いますが)
お会いしてみると、意外や意外、気さくで温かい感じで、思わずボロを出して甘えちゃいそうです。何気ない手の仕草がとっても素敵でした。よきご縁に感謝。
アソウさんちのにゃんこも活躍中!

逆走した(2009.4/22)
桜前線が東北へと手を伸ばし、桜を追うカメラマンが、どんどん北上している時期、一人逆走するように、西の広島県へ行ってきました。例年4月下旬から5月上旬に咲く千鳥別尺の山桜。
東北の桜満開の頃に、見頃を迎えるので、桜を追いかけていると撮りそびれがちな一本桜です。
今年を逃したら、今度はいつ撮りにいけるかわからないので、車を飛ばして行って来ました。ちょっと旬は過ぎてしまってましたが、ライトアップされた夜桜が水田に映る様は、なかなか見事。
しかし、桜が咲いている=スギ花粉も飛びまくってる方程式どおり、ものすごい花粉でした。

帰路、岡山に近づくにつれ、急に鼻が楽に・・・周りを見ると、新緑手前の萌黄色の山々の美しいこと!来る時は、それほどとも思わなかったんだけどな。ここ、数日、すごい勢いで季節が進んでいるのを感じます。

双葉葵(2009.4/20)
去年、上賀茂さんでもらってきた双葉葵。秋になり、葉っぱが茶色くなって、消えてった。どーして?と思って調べてみたら、双葉葵は地中で冬を越すらしい。それでもずっと音沙汰ないので、「あーほんまのサヨナラやったんかなー」とあきらめていたんだけど、今日、ふっと見たら、ちゃんと元気な双葉葵が復活していた。
えー不思議。桜を追っかけてた頃は、影も形もなかったのに・・・いつのまに、こんなにおっきくなってたの?そういえば、もうすぐ葵祭ですねー

花月夜3(2009.4/19)
ほろ酔い気分で歩いてみたい京の花街。火照った頬に、春の夜風が心地よい。

祇園巽橋 夜桜


花月夜2(2009.4/18)
公共交通機関では行けない将軍塚の夜桜。レガシーからの最後のプレゼントです。

将軍塚大日堂 夜桜


花月夜(2009.4/17)
私、今年は夜桜もかなり撮り歩いたんです。今年はお月様も花見を楽しんでましたね。
2009年の桜は、ベルビア50のブローニー(120)を一箱ちょっと、つまり20本あまりしか使いませんでした。対して、デジカメ撮影量は、なんと150GB。夜桜と桜スナップ、マクロ系をメインに撮影していたせいかもしれません。 こういう微妙な光源やピント、俊敏性を要求される撮影にはデジカメが便利ですね。

長岡天満宮 夜桜


桜が散って・・・(2009.4/14)
そめいよしの満開と共に、ずっとお天気続きだった京都。「花曇り」という言葉がある位、桜が咲くときは青空が広がることが少ないのに、めずらしい年でした。桜を追いかけるカメラマンには、例年とはひと味違う傑作を作るチャンスの年だったかも。
ずっとお天気だったので、ずっと撮り続けていた私の体力も、そろそろ限界。昨日の恵みの雨で、やっと睡眠時間を補うことが出来ました。

「明日はいよいよ雨」という前夜、一通のメールを頂きました。
2003年にコンテストで受賞した「桜守」という作品を盗作しているブログがあるというのです。
教えてもらったアドレスに訪問してみると、ものすごい傑作の桜作品が並んでいます。
「こんなすごい花追い人がいるんだ」と思いつつ見ていくと、私の「守」が「守」と題され、作品に添えられたキャプションも、当時私が発表したものとそっくりの文が書かれていました。

驚いたのは、写真の中にPhoto by ○○と、ブログ運営者の名前まで入ってます。
「ここまでやったら、あかんやろ」

念のため、該当ページを魚拓にとり、運営サイトに「桜守」の削除依頼をしました。けっこう速やかに削除されましたね。私は気付かなかったんですが、このブログに載っていた桜作品の多数が、同じ雑誌からの盗作で、編集部へも通報があったらしく、かなりの騒ぎになっていました。
傑作ぞろいと思っていたのが、なんのことはない、他人の傑作を集めただけだったんですね。

嵐が過ぎ去り、ふと思うことは、通報して下さった方が、5年以上も前の作品・「桜守」を、私の作品と覚えていて下さったこと。また、頂いたメールの文中の、「桜守」が発表された当時のその方のエピソードなどから、本当に「桜守」を大切に思って下さっているのが伝わってきたことが、とても嬉しく感謝の気持ちで一杯です。
盗作者のしたことは酷いことだと思うし、再発は防止しなければいけないことだけど、不正を見つけて、教えて下さる方がいて、速やかに事が収まったのは、この氾濫するネット世界の中では奇跡的だと思うのです。正義感あふれる勇気ある通報に心から感謝します。ありがとうございます。

我、桜とともにゆかん(2009.4/10)

ありがと、レガシー

ものすごい風です(2009.4/2)
京都はしだれ桜が満開、ソメイヨシノはあと一息って感じですが、今日はものすごい風。家の中にいても、強風がわかるほどです。風で雲が流され、それなりの青空が広がってますが、私は強風が好きではないので、自宅待機です。
先日の桜旅でも、2日のうち1日は強風に見舞われました。今年は風の強い日が多いですね。

京都に戻ってから、醍醐寺大石神社水火天満宮などに行って見ました。なかなか良かったです。
醍醐寺 しだれ桜
醍醐寺 三宝院 しだれ桜
大石神社 しだれ桜

醍醐寺では開門前から長蛇の列が出来ていて、そんな中、列の一番め、開門同時に飛び込んだ女性が、なんとお祭仲間Sさん。彼女は行事の時も、いつもかなり早い時間から場所取りをしてたので、「人間の性格って変わらないんやなあ」と、笑いがこみ上げてきました。

醍醐寺 三宝院 しだれ桜

京都に帰ってきました(2009.3/30)
24日、WBCの決勝戦に後ろ髪を引かれながら、最後のレガシー旅に出発。
昨日、山科随心院のはねず踊経由で、自宅に帰ってきました。
以前の1〜3ヶ月もの長旅と比べると、一週間弱という物足りないほどの日程ですが、京都→三重松阪【春谷寺のエドヒガン】→愛知岡崎【奥山田の枝垂れ桜】→鳥取倉吉【極楽寺の枝垂れ桜】(→岡山真賀温泉)と、早咲きの一本桜(&温泉)を追いかけて走ってきました。
日程が限られた分、多少睡眠時間も削ったので、帰宅後は爆睡。夜10時からの「天地人」(ほんとは8時に見たかったけど、どうしても起きれなかった)を見ながら、スープを啜っただけで、本日のお昼前まで、眠り続けました。寝すぎでダルイです。
これから、28GBものCFのデーターを保存するという作業も残ってます。あ、フィルムも使い果たしちゃったので買いに行かないと・・・未だにベルビア50を使ってるので、下手すると京都駅まで行かないと売ってないかも。めんどくさいなあ。また、ベットに潜り込みたくなります。

御所、近衛邸跡の糸桜(2009.3/23)
ここの桜は、京都市内でも一番早く咲くとはいえ、もう満開。例年より一週間近く早いペースです。

京都御苑 近衛邸跡の糸桜

ただ、例年なら満開時には隣にある紅枝垂れもそれなりに色づいてるんですが、今年は全く気配なしですね。
昨日、椿寺(地蔵院)も覗いて来たんですが、例年なら4月の初めに桜と椿が何とかギリギリで競演するんですが、今年は椿はほぼ満開でも、桜は枝のみ。競演はなさそう?

京都の桜が咲き始めました(2009.3/22)
平野神社の魁桜や御所の糸桜が満開のようです。
せっかく最後のレガシー週間なので、どこか遠征しようと全国の桜情報を見てるんですが、見たい桜で満開のところはまだなさそう。ということは、京都の先発隊の桜って、全国的に見てもかなり早いんですね。あーまたしんどい毎日が始まるなあ

自分の目で確かめなきゃ気がすまない性格(2009.3/21)
・・・あーやっかいな性格
本日、やっと新車の契約をしてきました。あー長かった。大変でした。
全く車に興味がないけど、どうしても車が必要な私。内科の医者が外科手術をするはめになった位の大事件でした。最後の最後に迷ったのは、色。2つまではすぐ絞れたんだけど、第一候補の色の車が走ってない。同じ色で違う車種はよく見かけるんだけど、候補車種でその色は全く見かけない。展示車試乗車でも、石川県と和歌山県の南の端っこにあるだけ。最終的にディーラーさんが販売実績を調べてくれて、京都市内に3箇所(しかも2箇所はかなり離れた京都市内)あるのがわかり、連れて行ってくれました。

違う車種なら同じ色は見れるのに、なんでこんだけ迷ったかというと、メーカーのHPの3D映像が、あまりに酷かったから。形が違うのか色が違うのか、とにかくその3Dを見た途端、がっかりして買う気がなくなった。
第2候補の色は試乗車でも見たし、走ってるのも見かけし、すごくカッコいいんだけど、ちょっと若すぎる色なんだよね。10年前なら間違いなく買ってただろうけど。
というわけで、第一候補を「実際に見ないことには、決められません」状態に陥って、一時は本気で石川県まで行こうかと思った。(高速を使わないルートなら、距離は遠くても石川の方が楽に行けるから) 実は数日前、京都府の丹後方面に車泊で行ってたんだけど、そのまま日本海沿を走って石川までいこうかと思ったら、ディーラーが休日。あきらめて自宅へ直帰しました。家に戻っちゃうと、「たかが車の色を見るためだけに、何百キロも走るの?」とバカバカしくなり、途方に暮れてました。
今日、実際に色をみたら、即気に入って、即決定。やっと肩の荷がおりました。あの色が人気ないのは絶対にメーカーのHPのせいだと断言できます(笑)

車内泊はマイナーじゃなかった?!(2009.3/10)
大好きだったレガシー。大好きだった私のレガシーの色。夢だった日本放浪の旅に連れて行ってくれたレガシー。
最近は寿命のせいか、しんどそうだったので、一時は買い替えかと思ったんだけど、やっぱり思いっきり愛着があるので、もう一回車検を通すつもりだった・・・けど、車検の見積もりをみて、やっぱり新車を買うことにした。ごめんね、レガシー。

それから、色々車を見て回っている。レガシーは大好きだったけど、故障も多かったし、町乗りの燃費が異常にわるかった。そりゃあもう、「誰か夜中にガソリン抜いてるんとちゃう?」って思うほど、どんどんドンドン減っていく。旅の時の走りっぱなし状態なら、意外と燃費よかったんだけどね。京都市内じゃね。もうタクシーの方が安いんちゃいます?(それはないが)って勢いだ。

レガシーを買った2000年当時は、「365日中200日以上旅してました〜」とか年賀状に書く位、京都滞在率が低かった。でも今は仕事の大半が京都。この生活&撮影スタイルだと、「さあ、新車買ったし、車泊行くで〜」と張り切っても、7割以上は京都市内、3割弱が長期遠距離って感じなので、改めて新型レガシーに乗り換える気にはならず、(しかも6月にフルモデルチェンジするらしいしっ)、T社とH社とN社の車を見て回っている。

史上最強クラスの優柔不断の私のことで、ほんまにほんまにキツイ毎日。「選べません」「車のことわかりません」を掲げて、試乗しまくること、既に14台(同種類含む。だって一回乗っても忘れるんだもん)。ネットで調べて、試乗車求めて、東は山科区、北は左京区&北区、南は南区、西は右京区と京都市内を駆け回る。燃費の悪いレガシーで・・・
シチューでいったら、煮つまりすぎて、焦げかけてる感じ。

さて、偶然、別件で車内泊友達(女子)がメールをくれた。車中泊のブログをしてるらしい。車中泊ブログランキングを見ると一位!それもすごいけど、ブログに車中泊ってカテゴリーがあるのに驚いた。これです! → 車中泊ぶらり旅

タワワちゃんは女の子だった!(2009.3/4)
あえて性別まで考えたことなかったけど、京都が誇るマスコット・タワワちゃんは女の子だそうです。3月3日のお雛祭、下鴨神社で行われた流し雛に、タワワちゃんも登場。
十二単らしき着物でおめかしし、ピンクのリボンもつけてます。

流し雛 タワワちゃん

タワワちゃんは、日によって「はじけ度」が違います。(夢のないことをいうと、中に入ってる人の違いだろうけど) 今日のタワワちゃんはことのほか「はじけて」ました。はしゃぎすぎるほど、はしゃいでました。そりゃあもうサービス精神旺盛。かわいくって仕方ありません。

さて、お内裏さまとお雛様の流し雛に続いて、タワワちゃんもお雛様を流す時がやってきました。さっきまでのはしゃぎ具合からは想像できないほど、慎重に慎重に石段を降り、無事、御手洗川に到着。座ると、又、はしゃぎだしました。参拝客の「かわいい〜!」の声に、ボルテージはどんどん上昇していくみたいです。

声援に応え愛想を振りまいた後、さあいよいよ本番です。手にした桟俵を御手洗川に流そうとしたら・・・

ん?んんん??・・・届かない・・・

手が短すぎて水面まで届きません。手が届く前に、頭から川に落っこちそうです。
仕方ないですね。かなりがんばったんですが、最後はポイっと投げました。仕方ないですね(笑)

流し雛 タワワちゃん


京都のカリスマタクシー運転手・堤さんとの桜コラボ(2009.3/2)
2/28発売の集英社「eclat」(エクラ)の別冊付録「桜めぐりの京都」で、京都のカリスマタクシー運転手・堤さんが案内する京都の桜のページの写真を担当させて頂きました。(P10〜11)

エクラ 桜めぐりの京都 桜めぐりの京都 堤タクシー

今回の編集部の方から桜のリクエスト箇所をお聞きした時、あまりの選択の絶妙さに驚いて、質問した所、「京都のカリスマタクシー運転手さんに案内してもらう桜」というコンセプトを伺い、「え、もしかして堤タクシーさんですか?」・・・大当たり
びっくりしました〜実は堤さんのHPは以前から知っていて、けっこう参考にさせて頂いてました。誌面上とはいえ、堤タクシーさんとコラボさせて頂けるのは、京都の花追い人にとって、ものすごく光栄なこと。嬉しかったですね〜 残念ながら、まだご本人との面識はないのですが、いつかお会いしてみたい方です。
ちなみにページの下にちゃんと、桜撮影/星野佑佳のクレジットも入れて頂きました。
今まで大手出版社や大手企業に写真を提供する場合、なかなか個別にクレジットを入れてもらえないことも多かったので、これは嬉しかったです。せっかく入れていただいたクレジット。「これ、誰?」と言われないように、がんばりますっ!

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