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★風景ノスタルジア★ 2012年2月20日発売の「風景写真」 3‐4月号に、フォトエッセイ・風景ノスタルジアの第7回目「道標」を連載させて頂いてます。 今回の写真は四国愛媛県の桜の島・積善山の夜桜です。ぜひぜひご一読いただければ幸いです。 →審査員をさせて頂いた、風景写真フォトコンテスト「花」も誌面掲載されています。ご応募頂きました多数の傑作、ありがとうございました。 |
★やっとひと休み(4月22日) 今日は大雨・・・ということで、久しぶりに撮影はお休み。しかし、母を友人のおうちへ送迎したついでに、3月に作ったメガネを受け取りに行く途中、とんでもない渋滞にはまり、夜になった今、またグッタリと疲れております。 今年は桜のシーズン前に風邪をこじらせ、おとなしく京都で桜を撮ることにしたんですが、ライトアップの豊富な京都の春。おまけに満月も絡んだので、かえって睡眠時間を削られて、さらにおまけに夏の写真を提供する締め切りも重なり、毎日3時間半ほどしか睡眠をとれず・・・病み上がりの身にはハードでした。「今日こそは、朝だけ撮ったら休もう」と思うのに、晴れの日は青空が多く、雨の日も風が少なくしっとりした風情とお天気に恵まれることが多く、こんなに京都の桜を撮ったのは、たぶん初めてでした。 まだ八重桜系、枝垂れ桜系は残っているものの、今日は久々にゆっくりと睡眠をむさぼりました。昨日の夕方から夕食も食べず、お風呂も入らず眠ってしまい、起きたら朝の3時。お風呂だけ入ってまたベットへ。朝8時頃朝飯だけ食べて、また11時まで寝ました。良く寝れたもんです。 おかげで頭はすっきりしたけど、(寝すぎで)背中が痛い(笑) よく寝たせいか、ずっと続いていた咳も少し収まり、代わりに花粉症のムズムズが始まりました。不思議ですよね。今年の春は、風邪をこじらせたせいか、ハナと咳は出るんだけど、いつものムズムズがあまりなかった。時々ひどく咳き込むので、そんな時は窒息するかと思うほど大変でしたが、花粉症のムズムズモヤモヤと風邪とどっちが苦痛かというと、花粉症の方が2倍位辛いです。今春、いつも以上に撮影できたのは、花粉症のムズムズが楽だったからかも。 という事情で、この度もメールの返信などは滞っております。今度はもうちょっと北上して、桜の撮影続けますので、すみません、今しばらくお時間頂くと思います。 ★いよいよ春本番。。。らしいが、私は鬼の霍乱(4月4日) 台風一過?御所の桜が満開になり、いよいよ京都の桜も本番を迎え。。。たようです。まだ見に行ってませんが。 私にしては珍しく風邪を召しまして、寝込んでいる間に桜本番がやってきてしまいました。 今回は花粉症と重複し風邪をひいたことに気付くのが遅れたせいか、体の節々が痛くなってから、これはおかしいと思った途端、寝込むはめになりました。風邪をひいても37度を越えることはあんまりないんですが、37.6、38.0、38.4と、寝ているのに、熱がドンドン上っていったので、「もしかしてインフルエンザ?」とそれが怖かったんですが、幸いにもそれ以上熱もあがらなかったので、医者に行くのはやめ、ひたすら寝てました。 ちょうど市販の風邪薬も風邪用の漢方薬も切れてたので、薬嫌いの私は自力で治しました。自然治癒力バンザイ! 前に風邪ひいた時、インフルエンザだったら?と医者に行ったら、あっさりと「単なる風邪です」と言われ、でも抗生物質も渡されたんですよね。抗生物質を使わないといけないほどの酷い風邪というより、医者にとっての保険のようなものらしいんですが、もらったからには飲まないといけないのかとか、色々迷うわけで・・・インフルエンザだったら薬の力を借りなきゃ仕方ないけど、風邪だったら、自然治癒力に託してみようと、幼少時のスポ根魂が残る私は、考えてしまうんですよね。なのに抗生物質なんてありえない。・・・で、今回も医者はパスしました。 ちょうど父はショートステイ、母はこの時とばかりに外出の予定を組んでいたので、まあ、風邪をうつしてしまうリスクは少なかったのが、不幸中の幸いでした。 んで、昨日みたいに強風大嵐だと安心してねてられたんですが、今日みたいに、ちょっとお天気だと、なんだか罪悪感というか、強迫感というか、焦燥感というか・・・感じますね。 それにしても・・・すでに花粉の時期だったので、外出時はずっとマスク着用していた私。こんだけ強い風邪(弱い風邪だったらうつされない自信あり)、うつされたと思い当たるのは、メガネを作りに行ったその時だけ。 外でマスクをはずしたのは、その時しか思い当たりません。しかもショッピングモールは開店セールでものすごい人出だったんですよね。ちょうど潜伏期間もピッタリです。ああ、悔しい。新調しためがねは、まだ出来上がってませんが、複雑な気分です。もうお金払ってるからどうしようもないけど・・・ 今、かけているメガネは10年以上前に作ったもので、フレームの先が、冬の北海道で壊れてしまいました。マイナス20度はいってた強風の朝、おろかにも寝坊をした私は、メガネのまま撮影開始。いやもう酷かった。メガネ凍ってすぐ見えなくなるし、曇るんじゃなくて凍ってるから拭いても簡単にはとれない。メガネはずして、強めに拭いたらやっと、シャリシャリとシャーベットみたいなのが取れるって調子で、何回目かにメガネをはずそうとしたら・・・ポキって、形状記憶のフレームの先っぽが折れたんですね。 で、帰京してから、度々色んな眼鏡屋さんを覗いてたんですが・・・今って、濃い色の目立つフレーム、しかもレンズ部分は細長いのが主流。レンズ込みの均一料金の秘密は、あのレンズの小ささにあると思うなあ。で、なかなか気に入ったのがなく、結局なんだかんだで3万円ほどのを買うことに・・・でも、風邪で寝込みながら、ハッて思いついたんですが、壊れたフレームだけ直してもらうんでよかったなあ・・・と。 さて、数日間、家に(ベットに)いたせいか、風邪のせいか、花粉症のかゆみがないのには驚きです。風邪なので鼻と耳は詰まってますが、ある意味、花粉症より鼻は楽です。頭と体と喉は痛かったけど、今はそれも楽になったし。せっかくなので、花粉症のクスリも抜いてます。だってやっぱり、花粉症シーズンずっと薬を服用するのは、体に悪い気がするんですよね。 今日一日は家でおとなしくして、明日からはちょっとがんばって春を撮りに行こうと思います。 ★春がやってきました(3月30日) 例年より遅くはなりましたが、今年もまた、春がやってきました。杉花粉と共に・・・ 今年はマシ。。。とか、誰かが無責任なことを言ってましたが、単に遅かっただけで、しっかりキテます。全部が遅れるなか、なぜか例年は春終盤に見頃を迎える伏見の酒蔵の黄色い花だけが、もう咲いてる・・・と風の便りを聞きつけて、行ってきました。正確には、いつも対岸に咲く黄色いカラシナではなく、酒蔵のすぐ近くに菜の花が咲いてました。NHKの朝ドラ「カーネーション」に菜の花が咲くこの道を歩くシーンが出てきたそうで、そのために植えられたんでしょうか?こうやって撮ってみると、きれーなんですが、行ってみると、え?というほど部分的にしか咲いてません。 でも、さすがに撮影用に植えられた?だけあって、例年のカラシナよりは、ある意味撮りやすかったです。お薦めできます。場所の説明はちょっと難しいんですが、中書島の近く。月桂冠を目印に、近くにコーナンがある橋の近くです。 |
★マイ テーマソング2012冬(3月10日) 今シーズンは冬の信州を走りまわりました。冬の信州は素晴らしいです。でも絶妙にタイミングをずらしまくる私・・・冬が終り、振り返ると、走りまわった割りに写真の作品はできなかったけど、歌ができました。 「遥かな尾瀬」の替え歌・「遥かな諏訪」お披露目です。
実はこの歌、信州のT女史にもメールしました。そして返って来た返歌「どんぐりごろごろ」が素晴らしかったのです。自分の歌ではないのでここへの記載は控えますが、いやもう素晴らしかった。信州からの帰路、私はずっとこの二つの歌を歌いながら車を走らせました。 ★京都に帰ってきてます。(3月2日) こちらはすっかり春・・・今日の雨の春っぽさに、身も心もだらんと緩んでしまい、なんだかダルイ(笑) 厳寒の北海道から帰って来た身としては、雪ではなく雨というのにも、なんだか不思議な感じです。 北海道から信州に移った時点で、降った雪が服の上で解けるという現象に、不思議さを感じました。北海道の雪は降っても水にはならない。だから払えばすぐ落ちて服は濡れない。けど、どんどん服にも積もり、重量がない分、下手に車内やカメラの近くで払ってしまうと、思わぬ所まで浮遊していくので、それはそれで煩わしかったのですが・・・ああ私、完全に北海道にかぶれてますね。 体というものも、そこそこ寒さには慣れるものらしく、初冬は少し寒い日が続いた撮影では、指先が荒れ、お肌もカサカサになるのですが、なぜか今回はそれほどでもなかった。慣れたのか、手袋無しで外にいることは出来ないため、常に手袋をしているせいか、大丈夫でした。あ、でもそれを思うと顔の皮膚って強いですよね。早朝の撮影時はフェースマスクで目以外は覆っているものの、さすがに日中は帽子や耳当てだけで、顔は野ざらしですが、まあまあ大丈夫。いえむしろ調子がよかったくらいで(笑) ショック療法でしょうか。 |
超望遠レンズを持たない私は、丹頂鶴を撮るような場所でははっきり言って「場違い」なんですが・・・「鶴撮ってる」と知人(ネイチャー・ライブラリー系プロカメラマン)に話すと、「無駄なことはやめたほうがいい」(超望遠レンズで撮ってる専門家にはかなわないからという意味らしい)と言われたけど、なぜか興味をもってしまい、なぜか無駄な労力と時間を費やしてしまう私。あいかわらず初志ブレまくりの道草癖は治りません。 でも生まれて初めて丹頂鶴が見れて嬉しかった! |
★東京から新潟に戻ってきました。(2月25日) 東京の花咲けニッポン!写真展パーティから新潟へ戻ってきました。北海道→フェリー→新潟→高速バスで東京日帰り→新潟と、本州に戻ってからまだ丸二日もたっていないんですが、北海道にいたことが夢のように感じられます。 北海道から新潟に着いた時、曇っていたせいもあり、夜が迫っていたせいもあり、どよ〜んとした重い空に一気に憂鬱になりました。 翌朝もどんよりした新潟をあとに高速バスで東京へ向かいうたた寝して目覚めると、いつのまにか真っ青な青空!日本海側と太平洋側とでこうまで天気が違うとは・・・ で、小雨がふるとはいえ賑やかな夜の東京をあとにして、狭くて寝苦しいバスから解放されて新潟に降り立つと・・・どよーん+雪。着地したとたん水になってしまう湿った雪。気分もどよーん。今日、お誕生日なのに・・・ ここが街中で撮影する場所でないことも大きく影響しているとは思いますが、なんか違うんですよね。空の重さが。のしかかってくるような、憂鬱にひきづられるような・・・ 今回、「北海道に行ってきた!」というと、みんな「お天気わるかったでしょ」と同情されましたが、実は北海道でも道央道南と道東では、かなりお天気が違います。私がこもっていた(お天気のせいで閉じ込められたと言った方がいいかも)道東では、たった一日、雪がふっただけで、あとはわりとお天気でした。雪降りのその日を含め、強風地吹雪の日が2日。そのうち一日は鶴居村で地吹雪に耐える鶴を。もう一日は摩周湖で、強風のため夜の間についた樹氷を撮っていました。じつはこの二日が私のベストオブHOKKIDOだったような気が。 この日の摩周湖は、気温(それほど寒くなく−15度以上あった)や湿度、強風、日の出時刻は曇りと、天候的に絶対霧氷はついていないと思ったのですが、駐車場から徒歩40分ほどの第二展望台のちょっと上まで行くといい具合に樹氷していて、ほんと助かりました。 歩くのが苦手な私は、普段ならこんな条件悪そうな日に歩いたりはしないんですが、前日、見事に予想をはずし「やっちまった」失敗をした後で、しかも翌日の夕方のフェリーで帰らないといけなかったので、「もう意地でも」という気分で暗いうちに駐車場を出発。 前日に下見はしていた道でしたが、夜の強風のため、あちこちに吹き溜まりができていて、ズボズボはまり、あまり下見の成果はなかったかもしれません。足跡も消えているところが多かったし。 残念ながら日の出時刻には摩周湖は霧の中でしたが、その後どんどん雲や霧が動き、まもなく全面凍結した湖面が見えてきました。そして地吹雪が舞い上がり、なんちゃってダイヤモンドダストみたいでした。 前日撮り逃したサンピラーは出なかったので(なんといっても気温が高すぎる)、課題は残りましたが、まあまあ面白い写真が撮れた気がします。たぶん。 撮影後「ありがとう、摩周湖!」ってお礼もかねて、売店でお土産を購入。白い猫の時計のキーホルダーです。全然摩周湖と関係ないですが、今回の教訓を忘れないつもりで。 ・・・と聞こえはいいけど、実は、前夜に摩周湖温泉に入った時に、腕時計を置き忘れちゃったんです。ところが摩周湖を出発するその日は温泉定休日。で、ちょっとだけ微笑んでくれた摩周湖の女神?様に進呈したと思うことにして・・・ ところが、ネコの時計を買って、車に戻った途端、座席の下に落ちている腕時計を発見。なーんだ。 こうして朝マックを食べながらPCをたたいている間にも、外ではどんどん雪が降っています。どよーんどよーんどよーーん。 北海道では雪が降っていても、そこそこ明るかったので撮影する気にもなったし、雪も払えば落ちる、つまり濡れることはなかったので、撮影も楽でしたが、こっちの雪は見た目は雪だけど実は雨。すぐにびしょ濡れになってしまいます・・・と北海道を懐かしんでいたら、美瑛方面から道東へ流れてきたカメラマンの言葉を思い出しました。 「ここは楽園ですよ」 北海道でも道東以外は「身の危険を感じる」「撮影どころじゃない」「運転していても地吹雪で前が全く見えず、死ぬ思いをした」「車から一歩も出れなかった」と、かなり大変だったみたいです。 新潟に降りたのは、帰りがてら撮影しながらというつもりもあったんですが、週間予報をみてもしばらくお天気は悪いみたい。日本海側、冬は晴れてる日がほとんどない?のかな。どよーんどよーーんどよーん 明日から東京富士フィルムフォトサロンで開催される花咲けニッポン!の桜写真展のパーティに伺うつもりで、北海道の撮影からフェリーで新潟港へ到着。撮影旅直行なので、お洒落な格好はできず、ジーパンとセーターで行くつもりなんですが、私自身はあんまり気にしない・・・んですが、知人友人に「京都に戻る前に、直で行きます」と話す度ごとに、「服はどうするの?」と聞かれ・・・まあ、年末の百人展には着物姿で来られる方もおられるから、お洒落できるにこしたことはないんでしょうが、目をつぶることにしてください。 今は新潟のマクドナルドで持参したHDDから京都関連のデーターを送る作業をしてます。 もうちょっと北海道にいたいな。そのためには、例えば明日のパーティにも行けないし、そろそろ両親の堪忍袋も切れかかってるだろうし、確定申告も全く手をつけてないし、色んなことを犠牲にしなきゃならないけど、もうちょっといたいな・・・と思っていたら、京都のデーターを送る仕事が入り、しかも持参したHDDにはないものもあるため、そこそこ早めに帰らなきゃ・・・と踏ん切りがつきました。 すごい写真が撮れたとは言い切れないけど、厳寒の北海道で約2週間、ずっと車泊で凌げたというので、また一段と妙な自信がつきました。気温が+表示になったのは、2日だけ。あとはほとんど最高気温マイナス5度の毎日、一番寒い時ではマイナス23度。でも不思議ですね。京都の自宅で暖房なしで部屋にいるほうが、ずっと我慢できない寒さのような気がするんですよね。京都だとせいぜいマイナス3度。北海道の最高気温より高いのにね。家の暖房の匂いが懐かしいです。 ★京都市長選挙(2月2日) 忘れてたけど、2月5日は京都市長選挙だ。政治には全く興味なかったけど(今も政治にはあまり興味はない)、今回は思うところ有り、一票を投じたいと思った。だけど、日曜日は京都にいないと思う。で、期日前投票しようと思ったら・・・区役所にいかなくてはならなくて、しかもそれが、ものすごく不便で遠い場所に移転していた。移転してなかったら、節分行事の撮影のついでにいけたものを・・・全くなんだって、区民ほとんどにとって不便な場所に移転したのか・・・建物はきれいになった、広くなったけど、行きにくくなったんじゃ何にもならないじゃないか。せめて受付は24時間体制でしてほしかった。婚姻届だって24時間で受付けてるらしいしさ。 ★冬の天橋立・丹後旅のページをUPしました。(2月1日) 最初の方は、1/29のおうち日記とやや重複しますが、傘松公園からの天橋立(吹雪)、伊根の舟屋、丹後半島画像などの画像をUPしました。 |
★やっぱ、京都市内はいいなあ(1月31日) はるばる丹後まで行って、なんかイマイチすっきりしない気分の私。 ところが翌日、京都市内はうっすら雪景色になった。 「帰って来た甲斐あった」と無理やり思うことにして、まあここまで細雪だと使いようがないなと思いつつ、ぐるっと市内北部を撮影。雪はすぐ解けた。帰宅後、せっかく帰ったんだから、帰っただけのことはしなきゃと、貯まった原稿やデーター発送に一日中取り組み、やっとひと段落ついたのが日付が変わる頃。寝る前に京都市内と京都府北部と信州の天気予報を見ながら、明日の朝はきっと信州の山ではダイヤモンドダストが出るんだろうなと思いつつ、就寝。 次の朝、起きてみると、またしてもうっすらと雪が積もっている。 昨日もそうだが、京都市内の天気予報は晴れとか曇りで雪がふるなんてひと言も出てない。 前の寒波で、市内にも雪が降る降るといいながら、全く降らなかったのと対照的だ。っていうかダメでしょう。しっかりしてよ、気象協会&ウェザーニュース。 慌てて市内北部へ。昨日よりはちょっと多い細雪景色を撮り、その後大原へ移動。こちらはそこそこ雪が積もっていた。大原にしては少ないが、見た目には丁度よい。やっぱ京都市内はいいなあ。朝起きてからでも間に合うから、前日から悩まなくて済むし、ちょっとの雪でもそれなりに絵になる。 帰宅後は再び残りの原稿に着手。なんだかんだと夜の11時までかかった。 そして、ふと信州のことが気になり、ネットサーフィンをすると・・・「四季ぶりに御神渡り出現か?」の記事が。きゃあー!! 御神渡り・・・小学生の頃、日本の七不思議とか世界の七不思議とかを読んで知っていた御神渡り。その本には、那須の殺生石(九尾の白狐?)とか海を渡った鼠の大群とか猟師が親子の動物を撃ったら、それ以来、川が血の様に赤く染まったとか、オドロオドロしい話が多い中、凛と清らかな話だった諏訪湖の御神渡りは、とても強く心に残っていた。しかし「本」の中の話は、幼い私にとって、あまりにも遠く現実離れした話で、自分の目で御神渡りを見ることは、自分の足で月に着地するのと同じ位、夢のような話だった。 その御神渡りが出現するかもしれない・・・時計を見る。23時半。天気予報を見る。昨日ほどではないが、かなり冷えてる。そう今まさに大寒波が来てるのだ。お天気もいい具合に良さそう。そして明後日になると天気が崩れ雪が降ってしまうようだ。 「明日しかない」 ここで、なぜかお風呂に入ってしまうのが、私らしいといえば私らしい。 「お湯に浸かりながら、考えよう。」 と入浴した。入浴しながら、今後の計画について考える。2日、3日は京都で節分を撮りたいから、それまでに戻ってこないといけない。まず諏訪湖へ行って、その後少し北上して、帰りは日本海経由で帰ってくるか・・・とか考えながら、お風呂を出た後、防寒服を着込んで、最後にナビを設定。 ・・・5時間と少し・・・ 高速を使っても、うちから山の上まではその位かかるらしい。 今12時過ぎ。明日の長野の夜明けは6時45分。朝焼けは6時15分頃から開始か。行けないことはない。道路が凍ってなければ。雪で速度制限がなければ。故障車なんかがなく、順調に高速を突っ走れたら。途中で眠くならなければ。 その日私は朝は京都市内の雪景色を撮るために早起きして、その前の晩は夜遅くまでデスクワークしてたから、睡眠時間のストックはない。 そして午後からはずーっとパソコンと向き合っていたから、肩がギシギシに凝っている。頭も少しぼーっとしている。興奮しているので、今は眠くないし、テンション上ってるが、これから5時間。これが続くと思えない。途中で10分20分の仮眠を取れたら、安心なんだけど・・・このタイムスケジュールと道路状況を考えると、かなり危ない綱渡りだ。 で、へタレの私は、結局家で寝ることにした。 翌朝はもう市内にも雪は積もらず、久しぶりに10時頃までゆっくり二度寝した。 |
★やっちまった伝説2(1月29日) やる気はある。焦りもある。でも空振りが多い。 お金はない。時間はあったりなかったり。決断力は蟻んこ以下。 どうも最近の私はそんな感じだ。 先日の信州に引き続き、またしても「やっちまった」感の強い冬の丹後旅。 丹後半島は京都府とはいえ、私にとってあまり馴染みがない地域だ。天橋立にも学生時代に友達と行った位で、その時は「遠かった」という印象しかなかった。が、京都府が誇る日本三景だ。他の二つ(広島の宮島、宮城の松島)には行ってるのに、京都のには行ってないというのも変だなと、去年か一昨年の春、桜の頃と昨夏にも行ったから、今回で3回目になる。 もちろんお目当ては、パンフレットでも見たことのある「雪の天橋立」 冬に行けば、いつでも見れると思っていた。だって、丹後って、ものすごく雪深いイメージだから。 ところが、そうはどっこい。いかないようだ。天橋立を構成している松は、すぐに雪を落としてしまうらしい。しかも私が狙っている天橋立ビューランドや傘松公園は、8時半とか9時にならないと開かない。もう1つの展望所、大内峠は・・・雪で行けなかった。そんなわけで、京都といえども結構遠い=そう気軽にしばしばは行きにくい丹後旅でも、私は「やっちまった」 前日の夕方から丹後へ入った私。天橋立を通った時には吹雪だったので伊根へ。こちらは吹雪いてはいなかったが、舟屋をちょこっと撮ってまもなく、吹雪いてきた。吹雪いてはいるものの、雪は落ちたあとから解けていき、全然積もらない。で、夜のうちに天橋立へ移動。松に雪が残っていたので、朝の暗いうちから松林をウロウロし撮影を始めた。 9時の始発のケーブルに合わせて、ギリギリセーフで天橋立ビューランドに到着。 駆け込んだ乗り場には、一人、三脚をもった男性。もっともっとカメラ愛好家で混んでいるかと思ったら、たった二人のまま、ケーブルは発車。二人で最前列の席に並んで、眼下に見えてくる天橋立を撮りながら、探り合い(笑)の会話をしたところ、奈良のプロカメラマン・西川貴之さんだった。 西川貴之さんのHP「COOL HEART GALLERY」 西川貴之さんのブログ「風景写真家の気まぐれブログ」 西川さんは祭や海外の撮影もバンバン手がけられ、全てにおいて私を一まわりか二まわり以上、規模をビックにした感じ(笑) 特に近畿一円を得意のフィールドにされていて、ここにも何度も来られている。で、なかなか雪の天橋立には巡り合えないというのを聞き、ラッキーですよね〜私達・・・と話しながら終点の展望台に着いて三脚を構えて間もなく・・・天橋立は、またしても吹雪で見えなくなってしまった・・・ これって、最初から見えないより、ずっと悲しいじゃない? まあ、せっかく800円も払ったのだから、雪除けテントの中でしゃべりながら待った。ここはストーブや椅子もあって、なかなか居心地はよい。で、やっと少し晴れたみたいになって、撮って、でもまた吹雪いてきて、テントで喋って・・・ ここまではよかった。朝に撮ったのも、まあまあ気に入ったし・・・ いつもはズルズル現場に居残る私だが、フっと、「吹雪いて雪があるうちに伊根に行ってみよう。」と思い、一人ケーブルを降りたのが、悪運の始まりだった。 行きと違って、外は白くて天橋立は見えない。(そりゃそうだ。だからこそ降りたんだから) ところが駅を出て間もなく、急に晴れてきた。振り返ると、ボーっとだが太陽も見える。 「えええー!!」 日が差してきた。 ここですぐ、もう一回ケーブルに乗ってもよかった。もしケーブルが80円なら乗っていただろう。でも800円。今降りたところなのに、また払うにはちょっと高い。しかも、上に行った頃にはまた曇る可能性もあるし・・・ どうせ払うなら、笠松公園に行ってみよう。 私は車を走らせた。 (よく考えれば、最初の撮影が出来た時点で、別アングルとして傘松公園に走ってもよかった。) とか思いながら、走っているうちに、ふと「大内峠は?」「あそこなら無料だし」と余計な考えが頭をよぎった。大内峠は、この前朝日と月夜を撮りに行って、なかなかよい印象があったし、そこへ向かうことにした。雪道が心配されたが、思ったより雪は少なく、調子よく山道を登っていった。 が、もうすぐというところで、なんと道に倒木が横たわり、通せんぼしていた。 「えええー!」 ショックだ。この木、私の力でよけられるかな?と思ったが、まあ無理だろう。 あきらめて、傘松公園へ向かう。展望台に着いた時は、既に曇り空に変わっていた。そして数枚撮ったところで、吹雪いてきた。 「あーあ、一番いいときをドライブに費やしちゃった。」自己嫌悪。 ちなみに西川さんは、ずっとビューランドにいたので、いい写真が撮れたみたいで満足されてました。いいなあ。 さっきと同じ過ちをおかしてはいけないと、傘松公園で終園時間まで粘ったものの、その後吹雪が晴れることはなく下山。 下山後、西の空が明るくなってきたけど、肝心の雪がないので、空を睨みながら宮津市内のマクドナルドへ行って、原稿を書いたり、メールをチェックしたり・・・そう、じつはこの時、けっこう原稿が貯まっていて大変だったんです。寒波と原稿締め切りが一緒にくるんだもんなあ。ずれてたらよかったのに・・・ 翌朝にはもう、松の雪は解けていたので、また伊根へ向かったけど、こちらもイマイチ。もうがっくしきて、車で寝込んでいたら、また西川さんにお会いしました。私と違って精力的に丹後半島を撮影されていて、昨夕の少し焼けた西の空も、しっかり風景に絡めて撮っておられました。プロはこうじゃなくちゃね。 もうしばらく丹後で粘ろうかと思ったけど、伊根って食料事情がよろしくないんですよね。宮津とか峰山まで出たら大きなスーパーやコンビニがあるんだけど、伊根ってほんとに何もない。丹後半島(間人とかの辺り)も同様。そもそもスーパーニシガKが幅を利かせているところには、他に店がないから食べるものに困る。気のせいかもしれないけど、私がスーパーニシガKに行く時間帯が悪いのか、あまり食べたいものが売ってない。高いような気がするし。夏のトマト一個が300円したのには驚いた。魚も海に近い割には安くない。なら車の中でレトルトのカレーを温めて食べたほうがマシって感じ。ニシガKさん、ごめんなさい。 どうせ籠るならスーパーも充実していて、マクドナルドで原稿も書ける宮津にすればよかったんだけど。まあとにかく翌日も雨のような雪っぽかったので、とっとと家に帰りました。おしまい。 ★なんだか春みたい?寒いけどぬるい雨(1月21日) ここ数日、京都は雨。雪でなく雨だ。お顔の小ジワが増えそうなほど、ずっと乾燥していたので、恵みの雨ではあるけど、雪の方が嬉しかったな。気温はそこそこ寒い気がするけど、雨はぬるい感じで雪に変わりそうにない。今のところ。 でも、夜のうちに何がおこるかわからないので、もしかして雪が積もっていたりして・・・と、毎朝、起きがけはちょっと緊張する。 で、目覚めに川柳一句をひねりだす。 目が覚めて 最初に見える 白い空 (作:雪待ち子) わからない人にはわからない。うちに住み、私のベットに寝てみないとわからないだろうが、冬の朝の苦悩が、この一句にギュッと詰め込まれている。 朝すぐに外が見えるように、冬はカーテンを少し開けて寝る。 で、目が覚めて、寝たまま窓の方を向くと、まず空が見える。白い空。曇り空。雨空。 その状態では空しか見えないとわかってはいるけれど、毎朝一瞬「え?白い!雪積もってる?」とヒヤリとし、恐る恐る上体を起こす。 そうすると、近所の家の屋根が見える。 ああ、黒い。大丈夫、今日も雪は降ってない。 この屋根がはっきり白いと、雪が降っているのに寝過ごしたことになるので、ものすごい絶望感に苛まれる。 この屋根、雪が積もっていたら、たとえ暗くても、ぼんやり白い色は確認できるんだけど、積もらなければ、黒い屋根は闇にまぎれて、よく見えない。 だから安心していいはずなんだけど、降りそうで降らなかった夜明け前には、窓越しの黒い屋根が信用できなくて、窓を開けて確認する。寒いのに・・・ こんな雪ノイローゼ地獄が、冬の京都には待ってます。 ★京都に帰ってきてます(1月18日) 少し前に京都に帰ってきました。 今回の信州は前半はよかったんですが、後半がボロボロ。 気温はかなり下がったものの、空気が乾燥しすぎていて、期待していた霧氷やダイヤモンドダストが思うように出現せず。 特に今年一番の寒気の朝はマイナス18度〜場所によってはマイナス20度まで下がりましたが、「ただの寒すぎる朝」で終わってしまいました。 信州在住のMさんの機転でちょっとした写真は撮れましたが(ありがとうございます)、数日前からの期待が大きすぎて・・・空振り感が抜けきれません。 前の晩なんて、もうワクワクして、翌朝のためにカイロを幾つも体に貼り付けたり、準備は万端だったんですがねえ。 それにしても寒いと車の燃費が驚くほど悪くなりますね。私はアイドリンクもしないし、走行と走行中の暖房しかガソリン使ってないはずなんですが、ここまで違うとは思いませんでした。余計と損した気分です。 さて、霧氷やダイヤモンドダストが出ないのは、気象条件が原因・・・つまり宇宙レベルの話なんですが、「誰々さんが来ると出ない」という原始的な噂もありまして、でも今回はどうやら私が最強の「誰々さん」だった気がします。 だってねー。霧氷とダイヤモンドダスト(以下DDと略)が出た翌日に信州到着。(その前日に誰々さん一号は霧氷に出会えてる) 滞在期間中、唯一霧氷とDDが出た日に、私は一人、信州北部へ行っていて、私だけが撮りそびれたり。(この日も誰々さん一号は来ていたが、ちゃんと霧氷とDDは出た。ただ、ある人の話では、誰々さん一号が来ちゃったから、すごくなるはずのDDが普通のDDで終わってしまったらしい←あくまで冗談で喋ってます) 信州滞在最終日、「出るかもしれない」という可能性にかけ、山へ上ったものの、またしてもハズレ。しかも誰々さん1号は来てない・・・「やっぱり私でした。私が来るとだめみたい。」と打ちひしがれてメールしていると・・・1号車登場・・・二人揃っちゃったら、もう向かう所、敵なし。 ・・・禊ぎでもして、また出直します。 ★そして私は今、信州・・・(1月10日) 5日朝、前夕方の雪とその後の雨に、ドキドキヒヤヒヤしながら起きると、雪は全くなくなっていた。けれど、どうしても撮りたかった雪景色の場所があり、撮影させてもらえるようお願いしちゃってたので行ってみたら、夜明けの頃からまた雪が降り出し、うっすら上品に雪化粧してくれた。「新年早々幸先ええなあ」と言われ、ちょっと嬉しい。 が、しかし、4、5日の雪と雪が積もりそうな積もらなさそうな状態に仕事の手がとまり、デスクワーク的に結構厳しいことになってしまった。まあ、言い訳にしかならないが・・・ なのに、電話好きの友人の言葉に刺激され、数日前の夜中12時過ぎに家を出て、私なりに高速を飛ばして(でも時速100キロは出せない)、夜明け前の信州に来て、以来そのまま居座っている。 前回、ちょうど一ヶ月前に来た時は、あまりの寒さに体と脳味噌が完全フリーズしていたが、今回は京都でもそれなりの寒さになれたせいか、そこそこ機能している。となると、信州って快適なんだよね。今もマクドナルドで(やっと京都から引きずってきた)デスクワークを完了し、おうち日記を更新しているわけだけど、こんなふうに自然と町が近い。スーパーも充実、温泉もあちこち色々ある。駐車場のある公園が多く、寝る場所に困らない。先輩や知人から撮影地情報ももらえちゃったりする。ガソリン高いのだけは残念だけど。京都より1Lあたり10円も高い。10Lで100円、40Lで400円・・・新年早々、貧乏くさい計算をしてしまいました。 ★まさかの雪(1月4日) 夕方、ちょっとした積雪があった。雪が降ってきたのはわかったけど、この時間なら積もらないなと甘く見ていたら、ある時から急に積もりだした。 慌てて車に乗り、市内中心部よりは確実に積もっているだろう岩倉の妙満寺に行く。ここのお庭はその名も「雪の庭」といい、今年のサンクロレラさんのカレンダーにも使って頂いた。思ったよりは積もっていなかったが、ほどよい加減の積もり具合で、それもまたなかなかよかった。 お庭を撮影させて頂いた後、帰り際に境内も撮影。私が一番好きな宵の時間だ。しかしこの時間になって、せっかくうっすらと積もっていた雪が、みるみるまに融けていく。明日の朝も雪の撮影ができると企てていたんだけど、ちょっと怪しくなってきた。でも今年はどうやら雪が多い冬になりそうだ。あぁまた雪ノイローゼの朝が繰り返されそう・・・ ★新年あけましておめでとうございます(1月1日) さて、家族団らんの居心地良さに埋没してしまいそうでしたが、なんとか脱出。除夜の鐘〜初詣と徹夜で市内をうろついてました。ほんとは年明けの初詣を撮ったらすぐに帰るつもりだったのですが、夕食のデザートでコーヒーを飲んだせいか、目がランランとして全然眠くなく、そのまま(気温2度なのに背中に汗かくほど)自転車で走りまわり、夜が明けた頃、猛烈に眠くなり、やっと帰路につきました。行く先々で何人かの知り合いにあったのですが、「暑いねえ」とか言って怪しまれました(笑) さて、本題です。 年賀状・・・今年は31日に投函しました。第一弾は31日午前中に、第二弾は夕方近くだったので、いつ着くかわかりません。そしてメールアドレスがわかる方は、楽天グリーティングのカードをメールで送ることにしました。すみません。 私の賀状で元旦に届くものは皆無だと思いますが、けっこう元旦に年賀状を頂いていたので、ありがたいのと皆さんの計画性に頭がさがる思いです。毎年、頂いた年賀状を見ると、「ああ、もっと力入れて作ればよかったなあ」と思うのですが、年末には「もう今年は年賀状を書くのをやめようかな」と思ってしまう心の弱い私ですが、どうぞ今年もよろしくお願い致します。 1月1日午前3時からはじまる日向大神宮の若水祭。 神事の後、ご本殿の前に置かれた瓶から若水を頂いて帰ります。
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