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【はっさく】 8/1の八朔の日、祇園先斗町界隈では挨拶回りの舞妓さん、芸姑さんを見ることができる。 艶姿を追うカメラマンの数も多く、ちょっとした賑わいである。暑い暑いさなか、着物を着て朝から回る舞妓さん芸姑さんも大変だが、お互い牽制しあいながらゾロゾロと付いて歩くカメラマンも汗だくだ。
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八朔の前日、7/31の夜、京都清滝の愛宕山では千日詣が行われる。この日に参拝すれば千日分のご利益があるといわれ、行列ができるほど沢山の人が、険しい山道を登る。私も昨年挑戦した。夕方涼しくなったとはいえ、かなりしんどかった。山頂の愛宕神社では夜を徹して祭事が行われる。下山してもバスは走ってないので、そのまま朝まで過ごす人が多い。私は自転車ではるばる清滝まで行ったのだが、さすがに真夜中に一人で下山するのは怖くて、明るくなるのを待って下山した。祇園祭からお盆の送り火にかけて、京都では千日参りをはじめ、たくさんの夜祭行事がある。その一部を夢宵想、宵待想に掲載しているので、興味のあるかたは覗いてください。
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愛宕山から一旦うちに帰り、昼前にまたしても自転車で祇園界隈へ行く。ほとんど寝てないので、ふらふらだった。あてもなくうろついてると、向うの角を横切る艶姿と、そのあとにくっついてるカメラマンの集団を発見。
八朔の日は無計画無対策でも、午前中に祇園先斗町界隈をうろつけば、必ずこの集団を見つけることが出来る。 八朔でよいスナップをものにするコツは、舞妓さん芸妓さんが一番出歩く朝一番の 9時とか10時とかからくっついてまわるのが賢明。昼前にはすでに挨拶回りが済んでしまってる人が多いので、チャンスが少なくなる。 同じ人を追いかけるもよし、気に入った玄関先のお茶屋さんの前で張っていて、順番に訪問する人を写すもよし。ただし八朔に限らず写真全般にいえることだが、最大の落とし穴は「ドあつかましいカメラマン」である。せっかくの良いタイミングの時に、急にレンズの前にかぶってくるカメラマンがいるので、油断はできない。 |
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