温泉修行
 〜北海道 2004版 〜



【ヌプントムラウシ温泉】
大雪山の東麓、上川郡新得町へ向かい十勝清水町から道道718を北上、二又に分かれた道を右に進みダートを15キロほど行くと、無料無人露天風呂「ヌプントムラウシ温泉」に到着。

林道を走ってきたが、ここは広々とした河原。車をとめて、前方に見える露天風呂まで、丸太ん棒の橋を渡り、煙を上げる噴泉塔を横目にほんの少し歩く。一応丸太小屋の更衣室はあるけど、浴槽は丸見え。私が行ったのは秋の紅葉の季節だが、一人だったので気兼ねなく入れた。

お湯の温度は浴槽の際の地面に生えてるでっかい二つの栓を捻って、川の水を足したり、間欠泉の熱湯を足したりして、自分で調節する。熱湯を入れる場合は湯船から上がって入れるべし。湯船に入ったまま安易に熱湯の栓(しかもどっちが水でどっちがお湯かは捻ってみないとわからない)を開けると、熱湯がまともに素っ裸のお腹を直撃するので注意!・・・つまり裸になる前に、湯温は調節しておけってことだ。でないと、あまりの熱さに湯船から飛び出した裸体を、もしかしたら人目に晒す事態になりかねない。(ほんとに見晴らしがいいのよ)

だだっぴろい河原の奥にぽつんと温泉がある。
大自然の中に木枠の小さな湯船


【トムラウシ温泉】
再び来た道を戻り、先ほどの二又のもう一方へ行くとトムラウシ温泉に着く。
ここには国民宿舎東大雪荘があり、日帰り温泉も受け付けている。こんな山奥に何故こんな?と思うような豪華な大浴場。こんなに綺麗だと「ほんとに温泉?」と疑いそうになるが、この辺りは噴泉塔がもうもうと煙をあげる極めつけの温泉地帯なのだ。ヌプントムラウシのようなワイルドさはないが、自信を持っておすすめ出来る温泉。
しかもたったの¥350(これだけの設備で300円台なのは珍しい) 8時から20時まで。 tel 01566-5-3021

宿のすぐ上の駐車場は噴泉塔と隣接しており、レトルト食品を温めたり、ごはんのパックを温めたり、ゆで卵を作るには充分な熱湯があるし、川の水と熱湯が一緒に流れているところでは、ちょっと熱めだが、ちょいと顔を洗ったりするに都合がいい。きれいな公衆トイレもある。車中泊派には快適な場所だ。


広くてきれいな大浴場
露天風呂もある

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