〜 桜前線 開幕 〜
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三月下旬、各地で早咲きの桜が満開をむかえはじめます。 沖縄の寒緋桜や伊豆の河津桜は、その時期には（冬桜以外の桜は）そこの桜しか咲いていない専売特許みたいなものでしたが、三月下旬は四国・九州・山陽・和歌山・関東南部と離れ離れの地域でどんどん開花満開と進んでいくので、いったいどこへ行くべきか、悩ましいところです。 写真を撮りたい者にとっては、開花データーに惑わされすぎると、「花は咲いてたけど、絵にならなかった」というハメにもなりかねません。 「今年の一発目はどこに行くか」 これが、その年の花追い旅の運命を決めるといっても過言ではないでしょう。 最初の目的地が決まってしまえば、よくも悪くも、前半戦のスケジュールは決まってしまいます。 それまで何年間か桜巡りをしていて、撮りそびれた桜、撮りなおしたい桜を追うのでなければ、 毎日が運動会のような桜の季節に東奔西走するのはロスが多すぎるのです。 例えば、広島の湯来にあるしだれ桜は3月20日代で満開になることが多いのですが、これを撮っているうちに、九州四国でも桜がどんどん満開になっていくので、そのまま南下していくのがいいかもしれません。高速1000円の影響でフェリー事情がどうなっているかわからないんですが、 四国〜九州間のフェリーを重宝してました。 （九州の一番桜をメインにして、最初に九州へ渡ってしまうと、ついでにと色々撮っているうちに湯来の桜は散ってしまいます。） 南方とほぼ同時期に開花する関東南部を最初の目的地としたなら、東海中部、関西くらいまでは毎日満開の桜を見れるでしょうが、そこから九州や四国へ行っても間に合わないし、「でも一目だけでも」と南へ向かうと、開花第２グループの信州東北北陸の早咲き桜に間に合わなくなってしまいます。 寝ないで高速を走り続ければ、四国・九州・南関東・東海中部・関西南部・山陽・・・信州北陸東北・北海道と満開＋散美と制覇できるかもしれませんが、やっつけ仕事になりかねませんよね。 |
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