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新年寒波襲来の屋久島の旅  

 2003年はじめの旅は屋久島に決めました。
屋久島に行きたいとあこがれていただけに飛行機の切符が取れた時は本当にうれしかった。
暖かい南の島を予想し、宮之浦岳もピストンで登ることにし、
アイゼンスパッツと雪山の用意をして出かけました。
ところが、寒波襲来であえなく厳しい山に完全に敗北南の島の山は甘くなかった。
後は、白谷雲水峡の原生林をたのしんで、
杉は屋久杉自然観と屋久島環境文化村センターで学習してきました。

1日目 大阪-鹿児島空港-屋久島-記念杉-淀川小屋
2日目 淀川小屋-小花之江河ー花之江河-淀川小屋-安房ーホテル
3日目 白谷雲水峡-辻峠-白谷小屋ー原生林歩道
4日目 島内一周観光


大阪から鹿児島への飛行機は揺れもせず
室戸岬、足摺岬、宮崎の上空をを通って
鹿児島空港に着きました。
伊丹空港ではやっぱりガスは見つかり没収されました。
これから飛行機を利用して
山へ行く時はガス対策をしなければ???
困ったことです。
鹿児島空港からは霧島連山がきれいに見えました。
以前に左端の韓国岳から歩いて縦走し
右端の霧島に登りました。登った山はかわいいです。
鹿児島空港から屋久島までの
飛行機30数分で着くんですが。
値段が高い。船もフェリーも高い。
飛行機から見た開聞岳です。
向かって右下のほうかららせん状に登ります。
樹林帯の中の我慢の登りです。
頂上からの見晴らしはすばらしい。
この日はお天気がよく櫻島もしっかり見えました。
1日目は快晴で素晴らしいお天気でした。
このお天気が明日までもって欲しいと祈りながら
悪い天気予報がチラッとよぎります。
飛行機から見た宮之浦岳です。
ところどころ雪がついています。
南の島といえど、厳しいなあと思いました。
アイゼンをもってきてよかった。
屋久島空港着陸直前に
結構揺れてはらはらしました。
空港に着いたらまずはガスの算段をしなければ
山には入れません。
バスを待っていると現地のガイドのおじさんが
親切にガスの売っている所に連れて行ってくれるというので甘えることにしました。
そしてそのまま安房のホテルまで乗せてもらいました。
ホテルで不要な荷物を預けました。
右の写真は「愛子岳」去年から登る人が増えたそうです。
安房のホテルからタクシーで淀川登山口まで入ります。途中で食料の買出しです。
運転手さんは屋久島が気に入って、3年前に熊本から移住された方です。
屋久島の山は登り尽くされたベテランです。
「絶対に無理して登ってはいけないと」きつく注意されました。
写真は「記念杉」です。
穏やかの青空に伸びきった素晴らしい杉でした。
登山口で屋久鹿が迎えてくれました。
サルも時々お出ましでした。
登山口から淀川小屋までは一時間ぐらいでつきました。
久しぶりに荷物が肩に食い込みます。
今晩の淀川小屋は10人ぐらいです。
今日登って降りてきた人の話では
アイゼン必携だそうです。きびしそう。
夜になると非常の雨がザンザン屋根をうちました。
朝食事して、花江之河までと決めて雨の中を出発
屋久島らしい大きな杉の中の急登を登っていきます。
ああこれが屋久島だなと思いました。
雨はやまずそのうち木道が凍っていて
滑りそうになり、歩きにくくなります。
やっと小花江河そして花江之河まで着きました。
風も出てきてこれ以上は
よう行かんとあっさりあきらめました。
写真が何も無いのは寂しいと思って、
傘をさして撮った花江之河の写真です。
下りも滑らないように慎重に下りました。
ゆっくり切株更新した杉を見ながら歩きました。
杉だけでなくたくさんの木があります。
茶色のすべすべしたひめしゃらの木はわかります。
帰りは登山道はまるで沢でした。ピシャピシャ歩きました。ヤッと淀川小屋に着きました。
南の島の冬山の難しい。
タクシーの運ちゃんがおすすめの様に
春か夏にもう一度きます。
淀川小屋からは大きな荷物になり喘ぎながら下りました。今日登った人はみんな途中で下りて来ました。
ホテルではいったお風呂は
身体がジュンといったようでほっとしました。

二日目です。
どこへ出かけるかと思いながら
外を見るとまあまあの曇り空です。
愛子岳にしようかモッチョム岳思案していました。
昨日のタクシーの運転手さんに聞くと
山は雨と雪だそうで白谷雲水峡にしました。
雲水峡だからと思ったら標高800Mの場所です。
1日ハイキングになりました。
宮之浦だけへの登山コースになります。
右の写真は飛流落しを言われる白谷の流れです。
水量が多く迫力ありました。
白谷の苔むした大きい岩の中の流れです。
雨が多くいろいろな種類の苔が見られます。
歩く道以外はすべて苔の中のようです。
時々陽がさしてきれいです。
陽が差したかと思うと、すぐにあられが降ってくるお天気です。
楠川林道(杉を運ぶ時平たい板にして
女や子供が背負って降りた林道です。)
昔の話でなく30年前のお話です。
この辺はもののけの道だそうで
雰囲気のあるところでした。
結構急登なんです。
ここが辻峠です。
ここを通り過ぎて、ウイルソン株、大王杉、縄文杉を
経て宮之浦岳に登る登山道です。
次回登るために今回はとっておきます。
杉の前で命のポーズですが。
みぞれが舞、震えながらの命でした。
白谷小屋まで降りて、昼食をとりました。
帰りは原生林歩道を通って帰ります。
ひだりの写真は切り株更新といわれる杉です。
切り株の上に種子が宿り大きくなっていきます。
倒木の上にできると倒木更新になります。
奉行杉、七本杉、二代大杉、三本足杉など有名な木がありました。
見とれてしまって写真ありません。
大きな角の鹿がいたのですが、
うまく撮れませんでした。
人間が悪いことしないので逃げませんでした。
あい変わらずあられと雨はふっていました。
鬱蒼とした原生林の中を歩いている
人が少ないので太古の森歩いているようです。
るんるんに見えますが。
結構アップダウンもあって足元も悪く
しっかりハイキングでした。
切株更新した根が伸びていくと空洞を作ります 
人がじゅうぶん通れるくくりすぎになります 
これは頭打たずに通れます 
冬は花が咲かないですが 
6月には石楠花、 
川岸には五月、桜つつじが咲いてとてもきれいだと 思います 
もう一度きたいと思いました 
でも春も夏も雨が多いようです 
帰りのタクシーはみぞれがザンザンふっていました 
あくる日はこの道は凍結で通行禁止になりました 

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