「ある事象に関する一考察」2003年1月


拝啓、NHK様(2003.1.1)

NHK様、去年はこの「ある事象に関する一考察」にて、
中島みゆき紅白出場に関し大変な暴言を吐いてしまい、誠に申し訳ありませんでした。
曰く、


  「もっと時間を長くしろ」   「1曲だけか?」   等々・・・・。


また、放送前の世間の一部からは、黒部ダムからの中継に関しても苦言が多かったですが、
それを跳ね除けて断固とした姿勢で黒部から中継したスタッフの判断はさすがでございました。
そして放送後には、保守用のトンネルからの中継、ということで世間では「NHKホールでもいいじゃん」
という声もあるようですが、私は「さすがNHK」だと思いました。


ええ。
中島みゆき様に関しては、確かに「中継で」「1曲だけ」しか歌わせられませんよ。あれでは。


だってなぁ。


モ娘―――何ですかソレ?


安室―――何ですかソレ?


スマ―――何ですかソレ?


まるでディジー・カッターのような、他の歌手を地平どころか宇宙の彼方に押しやってしまった、その


圧倒的な美しさと可愛さと存在感と歌唱力。(2ちゃんねるではその瞬間に600ものレスがつきました。)


確かにそりゃホールは無理だわ。次の奴歌えねぇもの。つーか、次の奴誰よ?


NHK様。
何とぞ何とぞ「再放送」&DVDの発売を期待しております。
ところで、NHK様。
どっちが勝ったんですか?みゆき様が終わったら、すぐTV消したもので・・・・・・・。


ps  でも「みゆきさん間違えたじゃん」と言ってる方へ。
みゆき様の場合、アレがデフォルトです。(よく歌詞間違えるし、ド近眼だからカンペ見えないし・・・・)


三十路の魅力(2003.1.5)


先日、掲示板にマンボウ様より以下のようなカキコがございました。


  >男の魅力は三十路超えてから


本当にそうなのでしょうか?その辺のところを、2日に行った新年会にて検証したいと思います。
2日に集まったのは「私、山羊様、じゅん様、T氏、あすかパパ、ナタ男、三浦君、ちあきちゃん、あきこちゃん」の9名。
この内、「男で三十路」は「山羊様、じゅん様、T氏、アスカパパ、ナタ男、三浦君」の6名でした(あすかパパは正確にはまだ29ですが、まもなく三十路ということで。許してね ^-^; )。
1次会、2次会と新年会は順調に進みます。さすがに20代前半のような、スジの切れた飲み方をするものは誰もおりません(そりゃ私はちょと気分は悪くなったさ。でもバイクを押して走ったら誰でもそうなると思うの)。この辺が三十路の魅力でしょうか。
T氏なぞ落ち着いて日本酒を飲んでいます。かつて、伝説の泥酔事件を起こした男とは思えません。
わざとウィスキーのロックを置いてみますが、見向きもしません(つまんねー)。


ところで私はウィスキーはストレートで飲むのがすきです(強くはありません)。
今、酒がありません。お誕生日プレゼントを下さるという方は、シーバスリーガルを頂けるととても嬉しいです。


話がずれましたね。
さて、3次会はカラオケに決定です。行くのは「私、山羊様、T氏、あすかパパ」の4名。入室は1時20分。予定は2時間です。
大晦日に中島みゆき様の紅白での雄姿を見た私は、無論「みゆき様ナイト」にする事に決定。
「地上の星」「あの娘」「山猫」「見返り美人」「わかれうた」と、順調に歌います。
あすかパパは「大きな古時計」を熱唱です。
やはりこの辺も三十路の魅力でしょうか。
ところで、T氏。私が「山猫」を歌った時、一緒に全部歌ってくれたのは、「コーラスお願い」と言った私の要望と、私が歌うのに自信なくて下手なのを助ける為(ありがとう)だとは解っていますが、それでも言いたい。
サビの上のパートの事だ。何年みゆき様ファンやってんだ。


  「傷つけるための爪だけが、抜けない刺のように光る♪」


またズレましたね。
で、1時間ばかり歌った頃、誰かがある歌を歌いました。


  「機動戦士ガンダム」


もえあがーれ、もえあがーれ、もえあがーれーガンダムー♪って、アニソンかい。
が、ここから一気にアニソンナイトに突入。
「キャッツアイ」「タッチ」「銀河漂流バイファム」「「モスピーダ」「マクロス」etc・・・・。
1時10分にインターホンが鳴りました。


  フロント  「お時間10分前でーす」
  私     「10分前だってー。どーするー?」
  全員   「1時間延長ー!」


まもなく三十路になる男。
三十路になった男。
狂ったようにアニソンを歌いまくる男達。
最後はこの歌でした。






  「花の娘ルンルン」









マンボウ様、その他の皆様、午前3時過ぎまで花の娘ルンルンを歌った男達の、どこら辺に三十路の魅力があるのでしょうか?


以下余談。


ここに出てくる「T氏」は私の小学校5年からの親友です。
今、T氏は東京で働きながらギタリスト(まだプロではありません)として、頑張っています。
そんなT氏と会えるのは、盆と暮れぐらいなものです。
お互い三十路に突入した事だし、私はカラオケで、エールを送るべく、ある曲を歌いました。


  中島みゆき  「ファイト!」

  (前略)

  暗い水の流れに打たれながら 魚たちのぼってゆく
  光ってるのは傷ついてはがれかけた鱗が揺れるから
  いっそ水の流れに身を任せ 流れ落ちてしまえば楽なのにね
  やせこけて そんなにやせこけて魚たちのぼってゆく
  勝つか負けるかそれはわからない それでもとにかく闘いの
  出場通知を抱きしめて あいつは海になりました

  ファイト!闘う君の唄を
  闘わない奴等が笑うだろう
  ファイト! 冷たい水の中を
  ふるえながらのぼってゆけ

  (中略)

  ああ 小魚たちの群れきらきらと 海の中の国境を越えてゆく
  諦めという名の鎖を 身をよじってほどいてゆく

  ファイト! 闘う君の唄を
  闘わない奴等が笑うだろう
  ファイト! 冷たい水の中を
  ふるえながらのぼってゆけ

  ファイト! 闘う君の唄を
  闘わない奴等が笑うだろう
  ファイト! 冷たい水の中を
  ふるえながらのぼってゆけ

  ファイト!




これを聞いた、T氏の反応。


「あひゃひゃひゃひゃ、(両手ををクネクネさせながら)こんななってのぼっていけばいいですか〜。のぼれなかったらどうしましょ〜。あひゃひゃひゃひゃひゃ〜」




(-.-)


(-.-)


(-.-)


(-.-)


(-.-)


(-.-)


(-.-)


T氏、今年は
夜道に気をつけた方がい
いと思うぞ。


世代のギャップ(2003.1.20)

最近世代の差を実感しております。
以前にも書きましたけど、40代以上はなんでカニを絶対視するかなー。
それと、なんでファーストフードと言えばマ○ドナ○ドなんでしょうか?
そしてなんで美味いと思えるのか、謎です。
なんでこんな事を書いてるかというとですね、昨日風邪でダウンしたところに、
父がマックのハンバーガーとポテトを買ってきましてね。
どうも父の思考回路では「若者の食べ物=ファーストフード=マック」らしく、よく買ってくるんですわ。
で、ちょうどお昼だしせっかく買って来てくれたんだからと食べました。
冷えたポテト(Mサイズ)をチンして、「ありがとー」と言いつつ無理して食べました。
風邪で弱った体にマックのポテト。そらもう破壊力抜群でございました。
つまり、吐きました。
これを読んでくれている40代以上の方がいたら、よく覚えていただきたい。
ファーストフードの最高峰はモスです。


フォント弄りってだめですか?(2003.1.27)

テキストサイトで多用され、批判も大きいフォント弄り。
その原因は「侍魂」現象に起因します。
もともとテキストサイトなるものは、(ネットの中の)そこそこディープな世界でした。
だって、アーティストの公式HPやエロサイト求めてネットを始めた人は多くとも、
テキストサイトを読みたくてネット始めた人は普通いないでしょう。
ところが、侍魂が驚異的なHitを成し遂げ、多くの人々にテキストなるジャンルを知らしめるにいたります。
そして、雨後の竹の子のように乱立するパクリサイト。
その結果はというと・・・・・「フォント弄りのテキストサイトはつまらない」という世間評でした。
いったい、何故なのでしょうか?
答えは簡単です。
侍魂以後の多くの人が「テキストサイト」の本質を誤って運営してしまったからではないでしょうか?
「侍魂」を見た多くの人々が思うことは、まず「面白い」そして、ここが最大の問題なのですが
「これなら俺にもできる」と思ってしまう事ではないでしょうか?。
面白いネタをフォントで強調して、改行でスペースを空けて、黒バックにして・・・・。
よくよく考えれば、侍魂で世に広く知られた「センタリング」「黒バック」「フォント弄り」「改行」
これらは全て理にかなったテクニックだと思います。


「センタリング」で画面の中央に視線を集中させ、
「黒バック」で文字を目立たせ、強調したいところはフォントを弄って、
「改行」で漫画の「コマ」の役割を果させる。


ところが初めてテキストサイトを運営した人は上記のテクニックを使えば面白い物が出来ると勘違いしてしまいました。
こうしてパクリサイトが乱立します。
が、「侍魂」でテキストサイトを知った人々からはフォントを弄っただけで「マネ」と言われ、
古参のウオッチャーからは「中身が無い・文章力が無い」と言われる始末。
現在、テキストサイトはフォント弄りを避ける傾向があります。
なぜなら、フォント弄りはつまらんという評価だから。
ですがフォント弄りはテクニックの一つであったはずです。
ギャグ漫画を思い出していただきたい。
作者が「ここで笑わせる」ところはコマが大きいでしょう?
つまりフォント弄りは有効なテクニックなのです。


では、もう一つの批判「中身が無い・文章力が無い」はどうでしょうか?
これについては東方千年協会の総統閣下が以下のように述べておられます。


「テキスト系サイトを批判するのに文章力がどうこうと言っているのをよく聞くがそれは的外れであると言わざるをえない。客は面白い奴を見にやってくるのである。優れた文章が読みたいから来るのではない。繊細な筆致で季節のうつろいを情感豊かに日記にしたためたサイトがリドミのトップにいるであろうか。いやちがう、中国の愉快ロボットや、ふんどしの話するサイトがリドミのトップなのだ。」


卓見、としか言いようがありません。
ここらで結論じみた事を述べるとするならば、


  「良質のネタを、有効なテクニックで料理すれば、それは面白いテキストである」


という事ではないでしょうか?
そんな訳でユリ部屋ではこれからもフォント弄りを使うでしょう。
そして、マイナス評価が怖くてフォント弄りを使わないテキストサイト管理人へ。




「マイナス評価が怖くて」この時点でアウトだっつーの。