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Part-194


“ゆめほたる”のワークショップ: 野鳥観察会 (6回目)

  アオサギ (他) の観察 と 映像による近隣の野鳥紹介


開催場所 : 啓発施設“ゆめほたる ”@ 国崎クリーンセンター

開催日: 2015年5月23日


( Updated: July 20, 2015)






国崎クリーンセンターの啓発施設“ゆめほたる”で、5月23日(土)午後1時から4時までワークショップ【野鳥観察会】が 催されました。

クリーンセンターから見えるアオサギ繁殖ミニ・コロニーの観察です。地域の野鳥も 映像でご紹介。今年も私が担当させていただきました。




観察会参加者に観ていただいたブルーレイ・ディスク



営巣は4月初めにスタートしましたので、観察会までの経過は、撮影してブルーレイ・ディスクにまとめておき、 参加者のみなさんには、それを先ず室内で“映像観察”していただきました。参加者は14名。老若男女、 親子での参加者も4組おられ、みなさんから活発に質問や意見が出て、にぎやかなひとときでした。


まず、デッキから眼下に広がる眺望のどこにコロニーがあるのかを確認した後、グランドへ。 親鳥が餌を持ち帰ったり、採餌に出かけたりと飛び交うのが見えます。 巣の数は、例年よりも増え、全部で17個を数えました。


コロニーからは、たっぷり200m離れての観察ですので、全く営巣を脅かすことはありません。 日本野鳥の会の“野鳥観察時の注意事項”をクリアしています! ふつうの双眼鏡で親鳥の飛来を観察し、巣にいるヒナたちの様子は準備した超高倍率の望遠鏡を代わる代わる 覗いていただきました。


鋭い顔つきのヒナたちが各巣に2羽〜4羽、「わぁ、可愛い!」と歓声が上がります。 親が運んで来た餌を「早く〜!」と、ねだり、競争して食べる様子には驚いたり感動したり。


目の前の木ではホオジロが囀り(さえずり)を始めたので、皆さんはきれいな声を楽しみながら、急いでカメラに 収めます。すぐ上空ではトビがカラスにモビングされる光景が展開し、自然の厳しさも目の当たりに。


また、部屋に戻り、今後のヒナたちの成長→巣立ちまでを、昨年までの映像で観察していただきました。 その後は、周辺地域で見られる野鳥の紹介(映像)やクイズなど、口々に答えや疑問や意見が飛び交い、 “物知り博士”の小学生が魚の知識を披露してくれたり、楽しい時間が過ぎあっという間に終了時刻となりました。


担当の森脇由香さんにはいろいろとお世話になりました。ありがとうございます。森脇さんからは、次の ようなお言葉をいただきました。
「みなさん、室内の映像観察も楽しそうでしたし、外での観察時間もたっぷりで、望遠カメラを覗いたり 、写真をとったりいい時間を過ごされましたね。」




野鳥観察会が始まったのは・・・


国崎クリーンセンター(川西市、猪名川町、豊能町、能勢町のゴミ処理施設)が本格稼働したのは平成21年4月でした。

立ち寄りますと、私の目にグランドの南端から田尻川を隔てた山の木々にに何か白いものが映りました。 双眼鏡でチェックするとアオサギ、しかも、“抱卵中”であることが確認できました。

観察を開始。ヒナたちの巣立ちまでをブルーレイ・ディスクにまとめ、ゆめほたるに届けますと、鈴木所長はじめ 職員の皆さんが喜んでくださいました。そして、翌年から「野鳥観察会」がスタートしたのです。今年で6回目 となりました。

このアオサギ繁殖ミニコロニーが存続するよう、皆さん、今後もやさしく見守っていきましょう。




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