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ニュース
●欧州事情
●スロバキアがEUの規制緩和政策を問題視し提訴へ
スロバキア政府は、EUがゲノム編集(植物)食品などのニューGMO(New Genomic Techniques :NGTs)応用食品を規制から外したことは問題だとして、欧州司法裁判所に提訴することを決め、ロバート・フィコ首相が9月2日に発表した。理由として、規制をしないとした新規則は、EUの掲げる予防原則や消費者の権利、一部の国際協定などに違反している、と述べた。〔TERAZ.SK 2026/9/2〕
●ラトビアでGMトマトの苗の販売発覚
EUでは、未承認のGM作物は栽培できないが、ラトビアの規制当局が同国で開催された園芸フェアで、GMトマトの苗が販売されているのを見つけた。米国企業ノーフォーク・ヘルシー・プロデュース社のGM紫トマトの苗だった。販売していた理由は、この園芸フェアは家庭菜園を対象としたもので、商業栽培ではないため違反ではないと考えたようである。規制当局は、このGM苗木を押収し、購入した人に処分を呼びかけた。〔Information Gentekchnik 2026/6/11〕
●EUがGM微生物の解禁を加速か
欧州委員会は、GM微生物の解禁へ向けて具体的に動き始めた。委員会が示した新たな提案では、食品や飼料は対象とせず、肥料や農薬、バイオスティミュラントやバイオメディエーション剤などを対象とするとしている。しかし、環境への意図的な放出を目的とするため、生態系への影響などが懸念される、と環境保護団体は批判している。〔GMWatch 2026/9/10〕
●省庁動向
●フードテック事業に多額の予算求める
高市政権が押し進める経済成長戦略17分野の1つが「フードテック」で、そのスケジュールを定めた官民ロードマップでは、この分野に9兆7000億円が投じられることになっている。最大の投資先が植物工場で、4兆円が投じられる。このほど農水省はロードマップ実現に向けて、「フードテック成長戦略推進プログラム」を発表し、2027年度予算の概算要求で502億1400万円を求めた。昨年度のこの分野の要求額が1億1700万円であるから、その力の入れ方がわかる。特に多くの予算を要求しているのが、大規模技術実証による量産体制の確立など、具体的な事業化を支援する対策で、それだけで367億5000万円とフードテック予算の大半を占める。基礎研究や食品の安全性、環境への影響など、本来最も大事な分野にほとんど予算はつけられていない。
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