私のCG製作環境において使用しているPOV-Rayとの連携ソフトは以下のようなものです。
「Shade」「DoGA-L1」「メタセコイア」「Poseray」
ここでは、これらのソフトについての概要の説明をします。
「hamaPatch」については使ったことがほとんど無いので、オフィシャルサイトのご紹介にとどめます。
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先ず最初に、POVは半角英数以外の文字が入るとエラーになる、という事を覚えて置いてください。
POV関連ファイルの置き場所、POVファイルの記述、これらに日本語が入っているとうまく行きませんので、留意して下さい。
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Shadeからのインポート
以前使っていたShade5Debutでは、POVへの出力は出来かったのでフリー版のメタセコイアを経由していたのですが、Shade6AdvanceではPOVへの直接出力が出来ます。
この場合形状とカメラアングルはご覧のように正確に出力されますが、ライト設定と質感設定、テクスチャはPOVでやり直す必要があります。
しかし、Shadeを持っているのであれば、POVへ出力してレンダリングは、なかなかやらない事だと思います。
POVのレンダ質感の優秀さ、そしてレンダリングの速さは魅力ですが、なにせPOVコマンドを扱うのは(私を含めた初心者にとっては)結構骨が折れます。
私の考えは、「ShadeはShadeで使いましょう!」です。
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Shadeレンダ
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POVレンダ
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メタセコイア (入手先は こちら )
メタセコはフリー版でもPOV出力に対応しています。
モデリング能力に非常に優れたソフトなので、POVと併用する事で、フリーでかなりの作品が出来ると思います。
さらにフリー版のDoGA-L1を合わせて使用すれば、それなりのCGを比較的容易に作る事が出来ます。
フリーソフトとしてのPOVの立場を考えると、一番良い組み合わせなのかもしれません。
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メタセコで作った地形と戦車モドキをPOV形式で書き出して、POVでレンダリングです。
後からGalaxyの構文を追記し、地面はPOV上でテクスチャを設定しています。 |
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Poseray (入手先は こちら )
Poserから出力したWavefrontOBJデータをPOV形式に変換してくれます。
操作もGUIなのでわかりやすくてgoodです。
Poserで扱えるデータであれば、Poser経由でWavefrontOBJ形式にしてPOVに持ち込めます。
POV-Rayをレイトレース用のレンダラーとして使用できると考えると、結構強力です。
しかし、最新のPoser5ではレイトレースに対応したので、これも無理して使う手段ではないかもしれません。
Poserayを立ち上げると下のようなインターフェースになっています。
ここで、カメラ設定、光源設定、テクスチャ設定などを行います。
その結果をプレビューで確認できるので、感覚的に制御しやすくて助かります。
Poserで設定したテクスチャを張り替える必要が出てきますので、Poserから出力したWavefrontと一緒のフォルダに各種テクスチャデータをまとめておいた方が楽です。
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上記の設定を行って、POV形式に出力したデータに水面を追記した物が下の画です。
カメラアングルはかなり正確に反映されていると思います。
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