Wordによる尋問調書の自動整形ソフト 案内
ソフトの紹介
名 称  尋問調書の自動整形ソフト Ver 1.0
   (ファイル名:JinmonSeikei.doc,JinmonSeikei.docm) 
分 類 フリーソフト
動作
環境
 Windows 
   WinXP  Vista  Win7   (レジストリ不使用)
 Word2007,2010のマクロ・VBAソフト。Word2003でも使用可能。
用 途  Wordを,より速く,より便利に,より快適に!
  このソフトは,証人尋問,当事者本人尋問等の内容をそのままテキスト化した文書を,問答体形式に質問(問い)と陳述(答え)とに分け,その間に段差(インデント)を設けて連続記載し,質問の頭に通し番号を付し,読みやすく分かりやすく自動整形するものです。
処理
概要
 証人,当事者本人等の尋問内容(問い(質問)と答え(陳述))を,手書きの録取メモや録音再生に基づき,敏速に,そのままテキストに打ち込んだもの(ベタ打ち)に対し, 
原告代理人
名前は,何と言いますか。
○○と申します。
今住んでいる所は,どこですか。
○○です。
 このソフトでは,一括して全文を対象にして,問いと答えに分け,その間に段差(インデント)を設けて問答体形式で自動整形し,問いの冒頭に連番を付して,全自動で尋問調書として仕上げます。
原告代理人
1 名前は,何と言いますか。
     ○○と申します。
2 今住んでいる所は,どこですか。
     ○○です。

作成
手順
(1) ベタ打ち
 上記のような自動整形を可能にするためには,最小限の入力規則を守ってベタ打ちのテキスト文書を作成する必要があります。
 最小限の入力規則とは,
  問いの部分は頭に"q"を入れ,答えの部分は"@"を入れる
 ということです。
 このテキスト化の作業では,操作感の重いワープロソフトより,むしろ「メモ帳」(テキストエディタ)などの方が,軽快に入力できるでしょう。
 ここでは次のようなテキスト文書が仕上がったとします。
原告代理人
甲1
qこれは,何ですか。
@これは,被告から貰った領収書です。
qいつ貰ったのですか。
@夏の暑い時期でしたが,昨年7月末ですか。
(略)
被告代理人
乙2
qこれに見覚えがありますか。
@ちょっと,分かりません。

(2) 編集
 このテキスト文をWordにコピー&ペーストし(又はファイルを読み込んで),このソフトで,自動整形前の編集を行います。ここで,編集をしやすくするため,符合に色づけ処理をします。
 この編集で,[補正・蛍光ペン]ボタンをクリックすると,次のように,問いと答えの区切り符号が色分けされ,編集は一層容易に行えるようになります。
 ここでの編集を「入念に,正確に」行うことが重要です。後は,パソコンが「自動整形」をし,体裁を整えてくれます。
原告代理人
甲1
これは,何ですか。
これは,被告から貰った領収書です。
いつ貰ったのですか。
夏の暑い時期でしたが,昨年7月末ですか。
(略)
被告代理人
乙2
これに見覚えがありますか。
ちょっと,分かりません。

(3) 自動整形
 編集が終わったところで,[自動整形]ボタンをクリックすると,問いと答えを段差を設けて問答体形式で自動的に整形し,質問の頭に通し番号を付して,尋問調書ができあがります。
原告代理人
甲第1号証を示す。
1 これは,何ですか。
     これは,被告から貰った領収書です。
2 いつ貰ったのですか。
     夏の暑い時期でしたが,昨年7月末ですか。
(略)
被告代理人
乙第2号証を示す。
53 これに見覚えがありますか。
     ちょっと,分かりません。

(4) 再修正
 再度修正を施した場合,問いの番号(項番号)がずれることがあります。この場合,[番号付け替え]ボタンをクリックすると,最初から順番に項番号の付け替えが行われます。

インストール 1 このソフトは,アドイン・テンプレートとして利用することができます。
 アドインとせずに利用することもできますが,この場合は,ファイル保存するとき,マクロ・VBAも含めて保存されファイルサイズが大きくなります。

2 アドイン・テンプレートとして利用する場合のセット方法は,次のとおりです。
 (1) 一旦Wordで呼び出し,操作内容を確認します。
  確認できましたら,アドイン・テンプレートとして,Wordの「スタートアップ」に保存します。
 (2) 確認したファイルをアドインテンプレートとして保存する場合,ファイルの種類を次のように変えて保存します。
   2種類のWordファイルがありますので,お手元のバージョンに合わせて選択してください。
    Word2003の場合     「.doc」を「.dot」として保存する。
    Word2007,2010の場合  「.docm」を「.dotm」として保存する。
  この場合のファイルの保存先は,Wordの「スタートアップ」フォルダとします。
 (詳しくは,「実務の友」「法律実務家のためのWord マクロ(VBA)の活用」中の
   No.12「アドイン・テンプレートとして利用する」
   No.13「テンプレート・セットアップの自動化」
をご覧ください。)
 (3) ここでWordを終了し,再度立ち上げれば,アドインテンプレートとして機能します。
 (4) テンプレートとしてのセットアップは,自動セットアップソフト:WordAddinSetUp_.xls(本ソフトのフォルダ「WordAddinSetUp」内に同梱)を利用して実行すると,簡単にセットできます。
アンインストール   Wordの「スタートアップ」フォルダから,該当ファイルを消去するだけです。
使用方法 簡単な当事者欄作成ソフトは,次のソフトにも入っています。
 「Wordの友」の紹介
    「Wordの友」
 「Wordの友」にできること
    「法律実務家のためのWordの活用」
著作権と使用  このソフトの著作権は,「実務の友」管理者・実友に帰属します。
 使用は自由ですが,最新版を取得して利用してください。
免責  このプログラムの使用結果によって生じたいかなる障害,損害についても,作者は一切責任を負いません。
 利用者各位の自己責任の下で,ご利用ください。
掲載等  ソフト紹介の掲載は自由です(できるだけ事前又は事後の連絡を希望します。)。
連絡先  利用に関する感想や要望,バグのご指摘,転載等の連絡は,「実務の友」管理者宛,次の[メール作成]から入り,E-Mailでご連絡ください。
     [メール作成]
履歴  1 Ver. 1.0 2014/01/25 (新規)

(2014.01.25〜)