|
|
▼ Darger's Life ▼Index ▼Bibliography ▼Exhibition ▼Web Site ▼Original |
たいへんお久しぶりです。ダーガーに夢中になりすぎた結果オソロシイつけが。WEBどころのさわぎではなくなっておりました。が、できるだけダーガー情報を続行しようと思ってます。 |
今日も今日とてハガキ刷り。今回は青山ブックセンター本店さんのスライド&トーク「やっと見えてきたダーガーの王国」イベントDMと店頭用で1300枚!いやー、紙紛が出るわ、出るわ。15枚ごとにクリーニング・シート。でも「1枚1冊」と念じつつ(んなわけないけどさ)、牛乳飲んでがんばる。(牛乳中毒なんだよ)。青山BC本店のSさんは好きさー。同志愛もえちゃう。(ダーガーがらみで出会うひとは何だかみなさんナイス!)。 |
|
さて、今度は見本しょって行商だ!神保町・渋谷・外苑の書店さんをまわって注文いただく。ダーガーのことご存じで「ついにでましたか」と言ってくださる方が多くてうれしかった。よかったね、ヘンリー。だけど、ずっとオコモリして編集していたので(3月の交通費560円だぜー。シャチョーに怒られちゃった)。久々の書店でアタマがクラクラする。だってスゲエ本がいっぱいあるんだもん。世のナカにはこーんなにいっぱい本があってウチの本は売れるんかいな、自分はこの市場に打って出る企画を思いつけるんかいな、と考えるとホントときどき吐き気がするよ。ぷわー。がんばれ、ヘンリー、書店サンで場所を確保するんだ!1日でも長く!そしてみなサンに手にとってもらって、買ってもらって、末永く愛してもらいなね。帰ってきちゃだめだよ。たのんだぜ。 |
図書印刷さんより見本届く! ナミダナミダの仕上がり。小出さん、阿部さんにお届け。長いタタカイだったとまたナミダしあう。ラーナー夫妻とマグレガー博士の、アール・ブリュット収集館のキュレーター、ジュヌビエーブ・ルーランさんへの信頼感があってこそできあがったこの『ヘンリー・ダーガー非現実の王国で』原書。日本版も、小出さんが培っていらしたラーナー夫人、マグレガー博士、ルーランさんとの繋がりがあってはじめてできた本だったなあ、とあらためて感じる。小出さん、ほんとうにありがとうございました。レイアウトまるまる一冊やり直しという惨事をダーガーへの愛で乗り切ってくださった阿部さんにも深謝。校正者のTさん・Iさん、図書印刷沼津工場の方々、神田営業所歴代担当さん(なんせ4年だもん)、井上紙業Oさん、刊行前受注にご尽力くださった東京出版サービスの方々、いつも励ましてくれた同僚たち・シャチョー、そしてNETどしろうとのサイトづくりをサポートしてくださった東京出版サービスのSさん、元作品社アルバイトKさん(HPはこちら)に感謝します。編集中しゃべりまくったダーガーの話に「おもしろそうだね!」と興味をもってくださったみなさんにも。ほんとうにありがとうございました。 |
刊行直前あがきの第2次受注DM大作戦。全国400店の書店さんに注文書を郵送。連休じゅうかけてインクジェット・プリンタでジコジコ刷ったカラーちらしを折って、封筒に入れて、帰って来いよと念じつつふくろ貼り。はっきり言って内職状態だけど、営業部A嬢と「エースをねらえ」ごっこやりながら(「ひろみ、手の動きがにぶってってよ!」)やるのでけっこう楽しい。(第1次DMのときは、安い紙を使ったら紙粉でまくりでプリンタ壊してしもうた。メーカーさんに1000枚刷ったと言ったら「弊社の想定外ですなー」と言われてしまった。でもこの方すごく親切でさ、紙粉取りの特製クリーニング・シートを手作りして送ってくれたんだ。すげえうれしかった)。 |
図書印刷沼津工場にて、デザイナーの阿部さんと印刷立ち会い。(海辺にあるこの工場の得意分野はサカナだっ!魚の色にはうるさいぜ。職人気質の現場の方が大勢おられます)。印刷立ち会いは好きさー。ふだんは紙と赤ペン、パソコンとはさみであまり生産してる感じがしないけど、輪転機がごうごうと回りだしていままでの作業が複製されだすと、どきどきする。うおー、社会的に生産してる!って実感できるもん。輪転機のリズムでカラダ揺れちゃって、我を忘れるね。 |
1:30印刷開始。阿部さんに来ていただいてほんとうに良かった。ダーガーの刷りはおそろしくむつかしい。水彩であること、色数が多いこと。神田営業所からサポートに来てくださった製版のプロのHさんと阿部さんと印刷担当さんで、一点一点細かい打ち合わせをしながら印刷していくので、すごく時間がかかった。刷り部数が少ないのに時間がかかって図書印刷さんには申し訳ないケド、美しく刷れれば売上も伸びる、売れれば増刷発注できるから、どうかよろしく、という感じでした。9:30半面印刷終了。裏面は今日刷った分が乾くのを待って取りかかるので、明日以降。色校で気になっていたページは全部みられたので、あとはお任せすることにする。 | PS.1 今日の発見その1。 阿部さんはスピード狂。(東京−沼津ドライブ楽しかった!) 今日の発見その2。 富士市毘沙門天はヘン。鳥居アンドお寺アンドチベット寺院。待ち時間のヒマつぶしに出た先で発見、たまげた。昼間見てみたいモノダ。ダーガー増刷祈願する。(ココはキクぜー、きっと)。 PS.2 前にこの工場に来たとき、オジサン方は必死で印刷中のヌード・グラビアを片付けてた。小学生の工場見学があって、その子たちの多くの親御サンが図書印刷の社員なので、こりゃまずいというので、清ク正シイのを選んで印刷機にかけておられました。 |
製本機 なつかしの活版 沼津海岸謎オブジェ |
今日、最終素読みをしていて、気が付いた。あした、4月12日はダーガーの誕生日。あさって、4月13日はダーガーの命日だったんだ。 |
色校正戻し。本文責了。 |
2000.0507 すっかりご無沙汰いたしました。カバー色校、目もアテラレヌ黄色かぶりでもう一校、連休前に印刷できずに、配本は22日に。 |
週が変わったらカバーも変わってしまいました。アナーキー! 真ん中のブレンゲンは角ブレンゲン。それでもってかぎりなくハッピーに笑ってる。(こいつが好きさ!)。右の女の子が腰掛けてる丸太のパースがすごいよね。 |
|
ここにはのってないんだけど、毛沢東のよーなおいちゃんがヴィヴィアン・ガールズにふたまたムチ(ふたまたの先がまたふたまたになってるからよつまた?)を振り上げてるっていうのがあって、シャチョーは妙にそれを気に入っちゃって、ヤバイでしょそれは、でした。たしかにふん!てカオしたリトル・ヴィヴィアンズがかわいいんだけど。 |
4点 |
|
|
|
|
色校でる! スゴスギ! |
|
Fedex便を小出さんにたくして(スミマセン!)、全紙2セットと写真原板の巨大荷物をしょって阿部さん事務所へ。ラッシュアワーの地下鉄で大ヒンシュク。肩もげそう。 ★ 阿部さんとまた見いってしまう。阿部さんはカバーをデザイン中。どの作品をもってきてもすごくいいので、どうしていいかわからない! といつもにない懊悩(いつもは、カバーにするのにいい図版がなくてクルシムんだ)。7パターンも作ってくださってどれも捨てがたい。泣く泣く4つにしぼったけどもう決められないので、一晩おくことにする。カバー3種類、とかやりたいとこだけど、そりゃあムリ。 コンビニのたまごサンド食べながら午前3時になってしまった。 |
小出さん、別件でのNY出張から無事ご帰還。NYでダーガー芝居観て来たんだって!スゴク良かったんだって!ダーガーのモノローグの横でグランデリニアンとヴィヴィアン・ガールズが闘ってるんだって!ふえー。インディーズの少人数の劇団だそうだから、どなたか招聘してくれないかなあ。本が売れて話題になればソンナコトもおきるかも!夢ひろがりスギ。 ダーガー小説入稿。制作さんと日程検討し直したら、5月におっこてしもうた。沈痛。紙さえあれば! |
束見本できる! スゴクいい。ダーガー小説ゲラ出校。 |
メルシャン軽井沢美術館の「解き放たれたアウトサイダーたち」展(4/15-7/5)にダーガーの作品が少なくとも4点出品される由。(問い合わせはtel: 0267-32-0288)。 |
キャプション脱稿。すごくユカイ。 マグレガー論文、レイアウト出来。追加モノクロ図版用ポジをスキャン用入稿。カラー図版テスト版用入稿。この進行では3月刊不可能!スンマセン! 小出さん情報によるとNew Yorkでダーガーのお芝居が上演されるのだとか。いったい、どんな?? |
カラー図版テスト版出校。やっぱり「クリップ問題」発生! ダーガー作品を撮影するときは、クリップでつるして撮っているので(でかくてヘろへろだもん)、クリップ゚が写り込んじゃってるのをデザイナー・阿部さんは最初から心配してオラレタ。トリミングしようにも、絵自体がゆがみまくっているのでどうしょうもないからね。「そう思って見なければ、読者は気付かんだろう!」ということでテスト版はGoしたんだけど、こりゃあかん。バッチリ見えちゃっててかつ見苦シイ。 |
クリップ問題解決。スキャン時にデータ上で修正。お金かかるけど、いたしかたない。そしたら今度は紙問題発生。予定の紙が初版分押さえられない!他の紙に替えて何銘柄か問い合わせても、これまた在庫なしの返答。コート紙が品薄だなんて、んな、ばかな!(ウワサによるとコート紙のいっせい値上げがあるらしい。そのせいかな)。紙売ってちょ。 それで思い出したけど、戦後すぐ、紙がなかったとき、ぜったい儲かる企画を思いついた某社は、山買っちゃったんだって。でもって木を切り出して、製紙業者にどーんと木を運び込んで、「これで紙たのむ」ってやったんだって。ヤバンでいいなー。 |
ようやく紙が決まる。図版の分解は紙の色味にあわせてやるので、これまでテスト版再校止めてました。一週間まるつぶれ。4月刊行あやうし。 テスト版再校出る。すばらしい!うれしい! マクレガー論文データ入稿。 「コミッカーズ」と「クイック・ジャパン」が新刊紹介してくださる由。「コミッカーズ」には作品社版に掲載されないダーガー作品が2点載るよ。 |
うきうきうきポジを整理していたら、和田社長、「大判画集にしないか、きみ、高くなってもダーガーの絵を見たい人は喜ぶ。チャレンジだ」との大英断。まってましたぁ!望むところよ!(ちなみに「チャレンジだ」が出るって社長がノリノリのときなのさ)。★小出さんにTEL。「信じられない!ジョンもよろこぶわ!」とおよろこび。シカゴに行ってくださったおかげです!★阿部さんにTEL。「えっ、そうですか!今までの作業がパーなのは悲しいケド、本が出来たときのことを考えるとうれしいです」。やさしい阿部さん。ゆるしてください。 |
阿部さんより仮レイアウト3種。A4、B4変型、A3(!)。B4変型はレコード・ジャケットのサイズをベースにしたもので、本棚に入るようにとの工夫。阿部さんはプロなり。書店の棚、読者のお家の棚、本の居場所を考えてくださる。これでいきたいが予算は如何に!ページ計算をして見積もり発注。
|
見積もり出る。B4変型、カラー図版39点、定価6500円で仮決定!大判化で全部やり直し!でもうれしい!高いケド、安いよ!買ってね! 第2特集がダーガー特集号」の『アサヒグラフ』発売! 四方田犬彦先生のダーガーの部屋訪問記とダーガーの部屋の写真、ダーガーの作品という構成。マクレガー博士の論文に掲載のダーガーの部屋のモノクロ写真と較べるとだいぶ片づいているみたいだけれど、きれいなカラー写真なので細部がよく見えておもしろい。ダーガーのスクラップ・ブックが見られるよ!作品社本の情報を入れてくださった担当編集N氏に感謝。夕方問い合わせ電話を読者の方からいただく。図版39点とお答えすると「…世界的にみても一番充実していますね」とおっしゃる。む!デキル! |
キャプション用データ作成。ダーガーの作品はみな無題で、画中に描き込まれた文字すべてをキャプションにするのがマグレガー博士の方針。したがってポジをライト・ボックスにのせ、ルーペで覗いて書き起こす。これがキツイ。小出さん、ルーペを覗きながらヒトリゴトの連発。「あー、読めナイ。」→「くっくっくっく。そーいうコトね、あーオカシイ。やだもう、ヘンリーったら」の繰り返し。小出さん!気をたしかに、の4時間。少女のセリフや山の名前(「ヘンリー山」ざんす)まで読み起こしたぜ! |
掲載希望作品を選ぶ。世界的に見てもまだまとまった画集が出版されておらず、アウトサイダー・アートのアンソロジーに3,4点づつ掲載されているものを見て選ぶしかない。それでも構図が多様で素晴らしく、「もっといいものがあるのでは!」という妄念離レズ。でも零細版元のカナシサ、あきらめて決定し、カラー・コピーで原寸ダミーを作ってマグレガー博士に送る。すべて了解。キャプションもすぐ送ってくださる。 |
清子さんに掲載希望作品リストを送る。が、おそろしく大量の作品があるので、清子さんのお持ちの台帳をシカゴに見に行って、整理番号でお願いしなくてはならないとのことで目の前まっくら。取材費はなし、私費で行こうにも貧乏。 |
小出さん、シカゴの清子さん宅へ。多めに選んでポジ・フィルムを依頼していただいた由。 |
すばらしい! ★ とくに小出さんイチオシの「竜巻画」。いろいろなものがふっとんでいくのをヴィヴィアン・ガールズが見ている。かかし、謎の「J笑うボール」(こんなかわいいんじゃなくて「バットマン」のジャック・ニコルソンがパレードで飛ばした毒バルーンみたいなやつ)、むらさきの水玉(!)のついたアヒルちゃん等が空に舞ってる。やってくれるぜ!ダーガー!「室内画」もスゴイ。リカちゃんハウスみたい。★ 「旅する少女たち」。 |
マクレガー博士より「ノーマ・キャサリンの大虐殺」の絵のカラー・コピーが届く。あまりに酷く、あまりにアーティスティック。度肝を抜かれる。幼児虐待に厳しいアメリカではけしてプリントされないのでは…とのこと。折からS事件。逡巡。マクレガー博士の論文がしっかりしていること、画として傑作なこと、を思って掲載することにする。 ダーガーの作品は、大きいもの、完成度の高いものになると、1千万円という値がついてきたというウワサ。すげえ。 |
「A5版、観音8丁、カラー図版16点、定価3500円」で造本プラン、スタート。 和田社長より「束見本がなきゃ、わからん」と言われ、また始まったー、めんどくさいなー、と発注。(束見本とは、白紙ページで仕上がりどおりの本を作ったモノ。これに基づいてデザイナーさんはカバーをデザイン)。1週間後、印刷所より「製本技術上、できません」と回答。(なら、見積もり出すなよなー)。あわてて規模は小さいけれどいろいろ工夫してくれるK製本さんに再発注。さすが血を絞り出すがのごとき資金繰り20年の社長の御コトバはスルドかった。以後傾聴すべきであろう。(ダジャレはいただけないけどね)。 |
小出さん、ダーガーの小説訳稿脱稿。 |
デザイナー、阿部聡氏よりページ・フェイスのデザイン来る。「ダーガーの小説はゴシック体で組んで赤で刷りましょう」という提案にコーフン。 |
契約交渉開始。スイスのアール・ブリュット収集館キュレーター、ジュヌヴィエーブ・ルーラン氏より快諾得る。(ジュヌヴィエーブさんの写真は『芸術新潮』アウトサイダー・アート特集号に載っている。かっこいいぞ!)。 『芸術新潮』編集部M氏の紹介により、訳者・小出由紀子さんと知り合う。小出さんはアウトサイダー・アートが専門のキュレーターで、著者マクレガー博士と親交が深い。(たいへんキュートな方です)。 |
小出さんとともに、ダーガーの著作権継承者、清子・ラーナーさんとお会いする。清子さんは、御夫君の写真家、故ネイサン・ラーナー氏とともに、下宿人のダーガーをあたたかく見守ってきた方。快活なお人柄で、ダーガー生前のエピソードを楽しく伺う。アウトサイダー・アーティストの作品にはめずらしいダーガーの地平線やすばらしい雲は、ダーガーが17才で施設を脱走し、独り何マイルもシカゴの街まで歩いた時に目にした光景ではなかったか、等。「ダーガーの評価が高まってきて、著作権管理が大変になってきたけれど、ダーガーを大切に守ってきたネイサンの遺志をついでがんばらなくちゃ」とおっしゃっていた。 |
担当者Kが英語が不自由だわ、清子さんの弁護士・ラシュミィ氏がつわりに苦しむわ、で難航。すげぇ時間がかかってしまった。 著者マクレガー博士より、日本版に「ノーマ・キャサリンの大虐殺」の一文を寄稿したいとの申し出あり、大喜び。カラー図版も日本版オリジナルで構成しようということで盛り上がる。
|
「この部屋の中では、ダーガーは決してひとりぼっちではなかった。彼の絵―そのほとんどが顔や人物である―が部屋を占領し、だんだんに彼だけの世界へと変えていった。夜になると、たくさんの瞳が薄暗闇にきらきら光りながら彼を見つめていた。ダーガーは、瞳が光を反射するように、鉛筆で目に陰影を付けていたのだ。暗くなると、その効果はいっそう顕著である。」(本文より)。 ダーガーの悲惨な「現実」とそれにもかかわらず彼の創造した「非現実の王国」の輝かしい色彩。その両方が本に現れ出ますように。 |
郵便達夫シュヴァルの理想宮の大復元模型が出品されているというので行った世田谷美術館「パラレル・ヴィジョン」展でダーガーにでくわす。色彩の美しさ、反復のポップ、ヴァイオレンスで岡崎京子+アンディ・ウォーホル÷2!あまりの衝撃に前を離れられず。(この展覧会では、アーティストとアウトサイダー・アーティストを区別するために、アウトサイダー・アーティストの作品を架ける壁をサイケな黄色に塗っていた。大胆)。
|
資生堂ザ・ギンザ・アート・スペース「ヘンリー・ダーガー」展、痛恨の見逃し。あとで漫画家I嬢より、会場でアール・ブリュット収集館のカタログ画集(本書の原書)を販売してたけど、売り切れてたと聞いて悔悟のナミダ。
|
四方田犬彦先生にアール・ブリュット収集館のカタログ画集を拝借。横長版型にびびる。製本代というのは、本の左右の長さによって決まるので、B4版横長の製本代はB3全版(そんな巨大な本、見たことあるかい?)の製本代と同じ。故に版元にとっては横長は鬼門。まして零細版元・作品社においてをや。ここで、社長・和田肇氏、コペルニクス的提案、「A5版で観音!」(「観音」とは長い紙を貼り込んで折りたたむ製本様式。一枚づつ手で貼り込むのでこれも製本代がかさむ)。ダーガー企画、いっきょに現実味をおびてくる。 |
|