■■■ English Words for Junior High School Students 20100531 ■■■ ● 中 学 英 単 語 ■■■● ■■■ ● ●292 man 毎週月曜日発行 Chick Tack ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 292.man <発音>──────────────────────────────── ★[maen マン] [ae]は、これで1つの発音[発声]記号です。本当は離れずにくっ付いて います。 <品詞と意味>───────────────────────────── ★[名詞] {複数形:men[men メン]}←《重要》 ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ☆(1)男、男性〔数えられる名詞〕〔数えられない名詞〕{対義語:woman} That man is my uncle.「あの男性は私のおじです」《中1》 「大人の男性」に対して使われます。子供は boy というのが普通です。 There were two men and a woman in the car.《中2》 (“LONGMAN Dictionary of Contemporary English 4th edition”) http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/books/english01.html#ldoce 「その車の中には、2人の男性と1人の女性が(乗って)いました」 (×)mans という複数形はありません。men が複数形です。よく試験に出 題されます。woman「女性」の複数形は women です。発音は[ウイミン]と なるので注意が必要です。 日本語で「メンズ」と表記するのは、men's のことで「男の」という〔所有 格〕のことです。「メンズ・ファッション」は「男性のファッション」とな ります。 叶姉妹が取り巻きの男性たちのことを「メンズ」と呼んでいるのは、誤った 使い方ではないかと思います。 また、アンケートや身上書などの性別に丸をつけるとき、そこには male, (女性は female)と記載されていることが多いようです。 ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ☆(2)人、人間、人類〔数えられる名詞〕〔数えられない名詞〕 All men must die.《中2》 (“Oxford ADVANCED LEARNER'S Dictionary 7th edition”) http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/books/english01.html#oald 「すべての人は死ななければならない」 「すべての人は死ぬにちがいない」→「すべての人は死ぬ運命にある」 man が「女性」を含めた「人」「人間」という意味になる時があります。 「男性」だけなのか「人」なのかは、前後の内容などを参考に自分で見分け ていくことになります。 女性蔑視(べっし)につながるということで、この意味での使用頻度は減っ てきています。one や person, human, mankind などからふさわしいものを 使うことが多いようです。 must については下記のページをご覧ください。 http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/words100/050must.html Man is rapidly destroying the Earth.《中1》 (“Cambridge Advanced Learner's Dictionary 2nd edition”) 「人類は急速に地球を破壊しつつある」 使用単語に難しいものがあるので、中1の方には荷が重い例文です。 「人類(全体)」という意味で使う場合、〔無冠詞〕で用い複数形にもしま せん。文中でも大文字で始める場合もあります。 <語源>──────────────────────────────── man の古英語期の形は man(n), mon(n)。複数形は menn。manna, monna と いう形もあったようです。 ゲルマン語が起源の語のようで、古英語期には「人」「人間」という意味で 使っていました。「男」「女」と言いたいときは、wer「男」・wif「女」 (こちらは wife のもとになる)と区別するか、 waep(n)man・wifman を使 っていました。wifman は後に woman になります。 man が「成人男子」という意味を持ち始めたのは、古英語も終わりに近づい たころです。 現代ドイツ語は Mann「男」・Mensch「人」、オランダ語は man「男」・ mens「人」。 古フリースランド語は mon、古北欧語は maδr、ゴート語は manna と明ら かに似た形が記録されています。 ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ Norman「ノルマン人」「ノーマン」とは、North man のことで、「北方の民 族」という意味です。 <練習問題>────────────────────────────── 次のAとBの関係がCとDの関係と同じになるように( )内にふさわしい 英単語を入れてください。 (1)A man B( ); C book D books (2)A man B( ); C boy D girl (3)A aunt B( ); C sister D brother (4)A make B( ); C have D had (5)A breakfast B( ); C morning D noon 解答はこちら↓↓ http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/words100/251-300/292answer.html ──────────────────────────────────── 次回は many です。 ──────────────────────────────────── このメールマガジンは、“まぐまぐ!”を利用して配信されています。 http://www.mag2.com/ 当メールマガジンは、無料でお読みいただけます。 このメールマガジンの登録・解除は、下記のページからお願いします。 http://www.mag2.com/m/0000139181.html バックナンバーは、下記のページのリンクからご覧ください。 http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/words100/index.html もっと難しいものをお読みになりたい方は、『英語の文法と語法』の配信を申 し込んでください。 http://www.mag2.com/m/0000190027.html ∈≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡∋ <(` ) Chick Tack ( ) E-Mail Address : mit_desde1994@ hotmail.com / | 魔笛を観に行こう: http://tatsuku.web.fc2.com/ ∋ ∈ Chick Tack 英語5文型: http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/ 愛知哲仁 の ギリシア哲学への招待状:http://philos.fc2web.com/ ∈≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡∋ メール・アドレスは、コピーして、あて先欄に貼り付けてから、@ と hotmail の間の半角スペースを削除してください。面倒かけます。 ┛ おすすめ英会話・英語教材や無料サービスなどの紹介ページ ┛ http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/books/recommend.html ┛ ┛ ◆あとがき◆ 中学2年生の歴史のテストで、書けなかった解答があります。未だに覚えてい ます。その答えは「トーマス・ジェファーソン」です。現在では「トマス・ジ ェファソン」と書かせているようです。 テスト勉強をしている時、教科書に彼の顔写真が出ているのを見ました。アメ リカ合衆国の『独立宣言』を書いた人物で、第3代大統領になっています。 テストには出題されないと思い、眺めただけで覚えませんでした。しかし、予 想が外れ出題されていました。頭をしぼっても出てきません。ようやく「ジェ」 だけぼんやり浮かんできました。 あとは、どう頑張っても出てきませんでした。適当に外国人っぽい名前を、と 思い、「ジェラン」と書きました。orz 『アメリカ合衆国独立宣言』には、次の文句が入っています。 “We hold these truths to be self-evident, that all men are created equal.” 「すべての人間は生まれながらにして平等である、という真理を、私たちは自 明なものであると考える」 (この英語構文は、中学生の方には少し難しすぎるので、わからなくてもかま いません) 使われている men は「女性も含めた人」ですね。 All men are created equal.「すべての人は平等につくられている」「すべて の人は生まれながらに平等」という部分は、リンカーンの『ゲティスバーグの 演説』でも使われています。 ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ 将来に渡る英語学習の基礎固めに、松宮思考研究室の中学生用英文法メール講 座を。1か月単位で受講できます。 http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/mit/info/maillec.html 子ども手当を有効活用し、しっかりした英語の基礎力をつくっておいてはいか がですか。 ・・・‥‥……──────────────────────……‥‥・・・ (c) Matsumiya Institute of Thinking 2010 ・・・‥‥……──────────────────────……‥‥・・・ |