■■■ English Words for Junior High School Students 20100524
■■■
● 中 学 英 単 語
■■■●
■■■ ● ●291 make 毎週月曜日発行 Chick Tack
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
291.make
<発音>────────────────────────────────
★[meIk メイク]
<品詞と意味>─────────────────────────────
★[動詞] {三人称単数現在形:makes[-s メイクス]}
{過去・過去分詞形:made[meId メイド]}
{動名詞・現在分詞形:making[-Iη メイキング]}
┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛
☆(1)つくる〔他動詞〕
My father made a doghouse.「私の父は犬小屋をつくった」《中2》
“make+目的語”で「目的語をつくる」という意味になります。
〔目的語〕とは?↓↓
http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/abouto.html
Don't make noise here.「ここでは音を立てるな」《中1》
「雑音をつくる」→「耳ざわりな音を出す」。
make が出てきても「つくる」とは訳さないことがあります。しかし、多く
の場合「つくる」という意味が芯に流れています。それを意識することで、
make の感覚は養われるでしょう。
┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛
My mother made me a chocolate cake.《中2》
「母は私にチョコレート・ケーキをつくってくれた」
“主語+動詞+間接目的語+直接目的語”は“S+V+O+O”と略記され
ることがあります。Oが2つあるので“S+V+IO+DO”とすると、日
本語は「SはIOにDOをVする」と意味がとれます。
私のウェブ・サイトでは、〔第4文型〕として説明しています。
http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/4thpat.html
上の例文は、
My mother made a chocolate cake for me.(日本語訳は上とほぼ同じ)
でも同じ内容を伝えることができます。
┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛
That song makes me sad.《中3》
(“The AMERICAN HERITAGE Children's Dictionary”Houghton Mifflin)
http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/books/dicchild.html#heri
「あの歌は私を悲しい状態につくる」→「その歌は私を悲しくさせる」
→「その歌を聞くと、私は悲しくなる」
“S+V+O+C”と略記される〔第5文型〕です。
http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/5thpat.html
Vが make の場合、「SはOをCにつくる」→「SはOをCにする」という
意味になります。
<make を使った表現>─────────────────────────
● make friends (with...)「(…と)友達になる」「(…と)仲良くなる」
Soon she made friends with several girls in her class.《中2》
「まもなく彼女は、クラスの数人の女の子と友達になった」
● made of...「…でできている」(材料・材質など)
This desk is made of wood.《中2〜3》
「この机は木材でできている」「この机は木製です」
● made from...「…から作られている」(原料など)
Paper is made from wood.《中2〜3》
(“LONGMAN Dictionary of Contemporary English 4th edition”)
http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/books/english01.html#ldoce
「紙は木からつくられる」
見た目でもわかるような材料は of を使い、原形をとどめない形に変えられ
る原料は from を使います。
● made by...「…によってつくられた」(作成者や製造会社など)
This chair was made by my father.《中2〜3》
「このイスは私の父によってつくられました」
<語源>────────────────────────────────
古英語 macian が、中英語期に macen または make(n) になり、時を経て
make となりました。現代英語の過去形 made は、中英語期の過去形 makede
を短縮してつくられたもので、13世紀ごろから使われているようです。
_ _
古英語の祖先の古サクソン語では makon、古フリースランド語では mahhon、
古低地ドイツ語とオランダ語は maken です。現代ドイツ語は machen とな
っています。
┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛
インド・ヨーロッパ祖語までさかのぼると「土をこねる」という意味に行き
着くそうです。この言葉は「合わせる」「つくる」という意味も合わせて獲
得していったようです。「土をこね」「合わせて」て家などを「造って」い
たことから、「つくる」という意味ができたと想像されます。
古英語期には「行動する」という意味で使われていたようで、古英語期の遅
い時期になって「つくる」という意味でも使われ始めたようです。同じよう
な時期に第5文型の「…を〜にする」という意味もできました。
┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛
make は mason「石工(いしく)」「レンガ職人」とも親戚の言葉です。や
はり土をこねて焼きレンガをつくる。それを積み重ねて家をつくる。そんな
イメージがあります。
match「配偶者」も仲間です。配偶者とは「妻」や「夫」のことです。男女
が「合わさって」夫婦ができますね。「(1対1で対決する)試合」「似合
う」「(すり合わせて火をつける)マッチ」なども、「合う」という意味が
潜んでいることに注目してください。
地球の中心部分にある magma「マグマ」も、親戚の語です。ドロドロの「土
をこね」ている状態ですね。「マス・メディア」の mass「かたまり」も
「土が大量に合わさってできたかたまり」のイメージでしょうか。
among「〜の間で」も関係があります。-mong の部分が「ごちゃごちゃ混ざ
り合っている」状態を表しています。
http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/words100/007among.html
<英作文練習問題>───────────────────────────
次の日本語の意味になるように英文を作ってください。
(1)私の母は台所で朝食をつくっています。
(2)彼女は私たちにコーヒーを出してくれた(作ってくれた)。
(3)その知らせ(news)が私を幸せにした。
(その知らせを聞いて私はうれしくなった)
解答例と簡単な説明はこちら。
http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/words100/251-300/291answer.html
────────────────────────────────────
次回は man です。
────────────────────────────────────
このメールマガジンは、“まぐまぐ!”を利用して配信されています。
http://www.mag2.com/
当メールマガジンは、無料でお読みいただけます。
このメールマガジンの登録・解除は、下記のページからお願いします。
http://www.mag2.com/m/0000139181.html
バックナンバーは、下記のページのリンクからご覧ください。
http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/words100/index.html
もっと難しいものをお読みになりたい方は、『英語の文法と語法』の配信を申
し込んでください。
http://www.mag2.com/m/0000190027.html
∈≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡∋
<(` ) Chick Tack
( ) E-Mail Address : mit_desde1994@ hotmail.com
/ | 魔笛を観に行こう: http://tatsuku.web.fc2.com/
∋ ∈ Chick Tack 英語5文型: http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/
愛知哲仁 の ギリシア哲学への招待状:http://philos.fc2web.com/
∈≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡∋
メール・アドレスは、コピーして、あて先欄に貼り付けてから、@ と hotmail
の間の半角スペースを削除してください。面倒かけます。
┛ おすすめ英会話・英語教材や無料サービスなどの紹介ページ
┛ http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/books/recommend.html ┛
┛
◆あとがき◆
家の近くの植物の写真です。ようやく4月初旬のを上げました。
http://www4.cty-net.ne.jp/~dem09ri/plants/2010spring2/index.html
┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛
英作文添削を中心とした『英文法メール講座』、現在6月生募集中。
http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/mit/info/maillec.html
このメルマガの発行者が添削します。締め切りは5月28日(金)21:00。
・・・‥‥……──────────────────────……‥‥・・・
(c) Matsumiya Institute of Thinking 2010
・・・‥‥……──────────────────────……‥‥・・・
|