Chick Tack 英語5文型  >  メール・マガジン『中学英単語』  >  451号〜500号目次  >  497 punctuation 1

Punctuation 1

     http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/words100/index.html
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┃_┌───┐ 中学英単語   第497回   句読点1         ┃
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┃ └───┘    20140728   毎週月曜日発行   Chick Tack   ┃
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497.句読点1(Full stops)



<内容>――――――――――――――――――――――――――――――――

 (A)“.”full stop(英)、period(米)

 (B)“?”question mark

 (C)“!”exclamation mark


<意味と使用例>――――――――――――――――――――――――――――
★“.”full stop(英)、period(米)


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☆(1)“.”ピリオド、フル・ストップ、終止符、句点(くてん)

  “!”と“?”の下の点も〔ピリオド〕です。いずれも一文が終わったことを
  告げています。

 That's a lie.《中1》
  (“The Adventures of Tom Sawyer” by Mark Twain (Samuel Clemens))
   http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/egu/refer02.html#sawyer
   「それは嘘だ」

  通常、〔主語〕と〔述語動詞〕を含む一文の終わりに区切りとしてピリオド
  を使います。日本語の『。』(句点)とほぼ同じ働きをします。

  上の例文は that が〔主語〕で is が〔動詞〕です。

 I think he writes something lovely.《中2》
  (“A Portrait of the Artist as a Young Man” by James Joyce)
   http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/egu/refer04.html#portrait
   「彼は何か美しい物を書く[書いている]と私は思います」

  〔主語〕は I で、〔動詞〕は think です。think の〔目的語〕の部分が
  〔主語〕〔動詞〕を含む〔節〕となっている複雑な〔文〕です。専門的には
  〔複文〕といいます。これも一文として認められ、ピリオドは1つです。

 Get out of my room.《中1〜2》
 (TV-Drama“Revenge Season 1 Episode 18, Justice”ABC, Mike Kelley)
  http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/books/english04.html#revenge
  「私の部屋から出て行って」

  〔命令文〕の場合は〔主語〕がありません。

 Do you think you are an angel? ― Of course not.《中2〜3》
 「あなたは自分が天使だと思っているのですか」
 ―「もちろんそんな事は思っていません」

  後ろの文には〔主語〕も〔述語動詞〕もありません。こういう場合もありま
  す。〔日本語〕でも〔述語〕なしの文で〔句点〕を打つ場合もありますね。

  前の文は〔疑問文〕です。〔疑問符〕についてはこの後で説明します。

  〔ピリオド〕〔フル・ストップ〕だけで終わる文を〔平叙文〕と呼んでいま
  す。


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☆(2)“.”ピリオド、フル・ストップ、省略符号

 How are you, Mr. Kato?「加藤さん、お元気ですか」

  Mr. の点は〔文〕の終わりを表しているわけではありません。mister とい
  う語を〔省略〕し表記したことを表しています。

  Ms. や Mrs., Dr. なども同様です。

  イギリス英語では Mr とフル・ストップ[ピリオド]も省略します。

 John F. Kennedy was assassinated in November 1963.《中2》
 「ジョン・フィッツジェラルド・ケネディは、1963年11月に暗殺された」

  F. は Fitzgerald を〔略記〕したものです。J. F. Kennedy と書かれるこ
  ともあります。映画の題名には JFK というのもありました。第35代アメリ
  カ合衆国大統領です。

  現在の駐日アメリカ合衆国大使は、彼の長女のキャロライン・ケネディです。
  (Caroline Bouvier Kennedy)


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☆(3)“.”ドット、点、中黒(なかぐろ)

  インターネット上の住所を表すURL, URI やメールアドレスの区切りに使わ
  れる記号。この場合、ピリオドとは言わず「ドット」と呼んでいます。本来
  は「点」という意味。

 Our address is http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/.
  「私たちの(ホームページの)アドレスは、http コロン・スラッシュ・ス
   ラッシュ www5d ドット biglobe ドット ne ドット jp スラッシュ・チル
   ダ chick スラッシュです」

  .com を「ドット・コム」と読ませ、ネット店舗の代名詞として使っている
  会社もあります。

  メールアドレスを「メール・アドレス」と英単語に区切る「・」を「中黒」
  や「中点」と呼ぶことがあります。「ニンジン・キューリ・ピーマン」など
  と並列に並べるときに使われることもあります。


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☆(4)“.”ポイント

  3.305=three point three nought[zero] five
     =three point three ou[oh] five
    (数字の0は、イギリスでは nought、アメリカでは zero)
    (0「ゼロ」をアルファベットのO「オウ」と読み替えることも)
    (安藤貞雄著『現代英文法講義』開拓社)
   http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/egu/refer.html#lmeg

  小数点の記号として“.”を使います。point と読みます。

  日本語と同じように、小数部分は1桁ずつ数字を読んでいきます。


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★“?”question mark


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☆(1)“?”クエッション・マーク、クエスチョンマーク、疑問符

 Do you want a pie?「あなたはパイが欲しいのですか」《中1》

  〔疑問文〕の最後に使います。Yes, No で答えられるような〔疑問文〕は最
  後を上げ調子で発声します。

 What are you going to do next, John?《中2》
  「次は何をするつもりなのかい、ジョン」

  呼びかけ等が最後に置かれていれば、その後ろに〔疑問符〕を置きます。

  〔疑問詞〕を使った場合は、最後は下げ調子で発声します。

 Which subject do you like better, math or English?《中2》
  「数学と英語では、どちらの教科が(より)好きですか」

  or を使った〔選択疑問文〕では、or の前は上げ調子で、or の後ろは下げ
  調子になります。

 You went to see her yesterday, didn't you?《中2〜3》
  「あなたは昨日、彼女に会いに行ったのだね」
  「あなたは昨日、彼女に会いに行ったのかい?」

  〔付加疑問文〕の最後にも使います。


 You've cut off your hair?《中3》
  (“The Gift of the Magi” by O. Henry)
   http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/egu/refer03.html#giftmagi
   「君は髪の毛を切ったのかい?」

  〔平叙文〕であっても、文末を上げ調子で言うと〔疑問文〕の効果が得られ
  ます。これは日本語でもそうですね。表記する場合は〔疑問符〕を書きます。

  例文は have cut と〔現在完了形〕が使われています。ただの〔過去形〕で
  はなく、「切った結果、以前のような長い美しい髪の毛ではなくなっている」
  ということを伝えています。

 You?「あなたが?」《?》

  前後の内容によって、いろんな解釈ができます。実際の会話ではよく使われ
  ると思います。


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★“!” exclamation mark, exclamation point(米)


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☆(1)“!”エクスクラメーション・マーク、イクスクラメーション・マーク
    感嘆符

 Stop it!「それをやめろ!」《中1》

  強く言ったごとを表すときや強調したいときに使います。

  〔命令文〕などにはよく使われます。

 What a girl!《中1〜3》
 What a girl she is!《中1〜3》
  (“A COMMUNICATIVE GRAMMAR OF ENGLISH 3rd”Geoffrey Leech and Jan
   Svartvik)http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/egu/refer.html#leech
   「何て(女の)子なの!」「彼女は何て女の子なのでしょう!」

  〔感嘆文〕では使われます。girl の前に〔形容詞〕がないのですが、言わ
  なくても分かる場合には〔省略〕されます。この文だけでは良い意味で驚い
  ているのか、悪い意味なのかは分かりません。

 How brave they are!「彼らは何て勇敢なんだ!」《中1〜3》
 What brave men they are!「彼らは何て勇敢な男たちなんだ!」《中1〜3》

  しばしば they are の部分は〔省略〕されます。

 Wow!  Really?
  (“CAMBRIDGE GRAMMAR OF ENGLISH”Ronald Carter & Michael McCarthy)
    http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/books/english02.html#cge
    「ワオー! 本当?」《中1》

  〔間投詞〕のあとでもよく使われます。


<教科書採用状況>―――――――――――――――――――――――――――

  ★★★★★★ 6/6


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次回は 句読点2 です。
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◆あとがき◆

 500号を区切りとするように、〔句読点〕を数回に分けて掲載します。


 NHK総合で『ハードナッツ! 〜数学girlの恋する事件簿〜』を観ています。BS
 でやっていたようですが、編集人の家ではBSは視ることができないので、初
 見なのです。Her Donut ではなく Hard Nuts とのこと。

 主人公の女子大生は、数学の才能はあるようで、編集人の知らない定理や公式
 がボンボン出てきます。しかし、どうも英語は得意ではないようです。

 Let's の後ろは〔動詞の原形〕がくるのに“Let's cooking.”と -ing形を使
 っていました。同様に“Let's dancing.”も間違いです。


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 ◆ブログ『丹生川郷下村通信』:http://sobey.at.webry.info/


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        (c) Matsumiya Institute of Thinking 2014
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