冬の二重星

おおいぬ座145星(h3945)

 
全天屈指の美しい重星だがあまり知られていない。冬のアルビレオとも言われるが、更に深い色合いを見せてくれる橙色と水色のペア。その素晴らしいコントラストは星空の至宝。小口径でも楽に分離するのでぜひレンズを向けて欲しい。
どういう訳だか、昔の星の本にはまったく載ってない。ほとんどの天体に眼視での見え方のコメントが付いている新標準星図(地人書館/初S42)でさえ、星図に重星名のh3945の記載があるのみで、まさに眠れる至宝だ。

主星(橙)4.7等 伴星(水色)6.5等 角距離26″.8 位置角55°

 

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いっかくじゅう座β星

 
有名な天文学者W.ハーシェルに「最も美しい重星!」と言わせた3重星です。ほぼ等光の見ごたえのあるトリオだけど、条件が悪いと伴星が分離せず線状に見え、小口径ではちょいと分離が難しいかも?
残念なのは、色がすべて白(もしくはやや灰色がかった白)。これが赤青黄の信号機みたいだったら美しいけど、冗談みたいな面白さだったろうな(笑) 

主星(白)4.5等 伴星(白)4.7等 伴星(白)6.1等 角距離 7″.3 ― 2″.8 位置角132°

 

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二重星の見え方