夏の二重星

アルビレオ(白鳥座β星)

 
夏を代表する二重星で白鳥のくちばしの星。天上の宝石と呼ばれ、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」では、トパーズとサファイヤと表現されている。何色にみえるだろうか?
高めの倍率の双眼鏡でも分離するので、あまり高倍率だと二重星らしくなくなる。

主星(橙)3.1等 伴星(青)5.1等 角距離34″.6 位置角54°

 

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こと座ε星(ダブルダブル

 
ε1ε2は肉眼重星(角離209″)ですが双眼鏡が必要でしょう(肉眼だけでみえればそうとうな鋭眼です)。望遠鏡で見ると、またそれぞれがまた二重星という、ダブルダブルスターと呼ばれている有名な重星です。

それぞれは、6cmくらいからみえはじめ(条件によっては伸びた星のように見えるだけかもしれません)、おもったより見にくい重星です。副鏡でも、それぞれは楽に見えるんですが、ダブルダブルで見るのは意外と大変で、低すぎれば見にくいし、高倍率にすれば、こんどはε1-2が視野のぎりぎりだったりします。

★ε1 主星(黄)5.2等 伴星(白)5.5等 角距離2″.4 位置角74°

★ε2 主星(白)5.0等 伴星(白)6.1等 角距離2″.6 位置角54

 

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いるか座γ

 
マイナーな星座といわれる「いるか座」ですが、小さなひし形は鹿角平では意外と目立ちます??
そんな「いるか座」唯一のみものが、γ星(笑) 派手さはありませんが、控えめで上品なコントラストは涼風を運んできます。

主星(黄金)4.5等 伴星(青緑)5.5等 角距離10″.0 位置角268°

 

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ヘラクレス座α星(ラスアルゲティ)

 
色の派手な見栄えがするペアです。赤色巨星の主星は毒々しい赤褐色に見えたり、オレンジに見えたり。伴星も緑色だったりペルシャンブルーに見えたりと、観望時の条件や心情で見え方が違う、曖昧な色合いのようです。
スペクトル型を書き込めばすむんですが、いろんな色に見えるのも重星観望の面白さです。今日は何色(笑)。

主星(橙)3.5等/変光 伴星(緑)5.4等 角距離4″.6 位置角108°

 

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さそり座β

 
小口径でもよく見える重星らしい爽やかな青きペア?
実際は主星はうす黄なんだけどパッと見だと青白ぽく見える。
そのくらい淡い黄色なので青い印象が強い。
黄道に近いところにあるので
惑星や月が時々接近したり稀に星食になったりします。

主星β1(うす黄)2.6等/変光 伴星β2(すみれ)5.1等 角距離13″.7 位置角23°

 

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二重星の見え方