<“予知る”が秀逸>
容疑者Xの献身の直木賞受賞で沸くガリレオシリーズ。
探偵ガリレオのつぎに出版(2000年)された短編集です。
■夢想る(ゆめみる)
■霊視る(みえる)
■騒霊ぐ(さわぐ)
■絞殺る(しめる)
■予知る(しる)
以上5作品が収録されています。
この作品。“予知夢”というタイトルのせいもあり、最初ガリレオシリーズとは気付きませんでした。
しかし容疑者Xの宣伝広告でガリレオシリーズを見てみると…この作品がシリーズモノとして紹介されています。
というわけで。早速読んでみました。
この作品は“予知夢”というタイトルをつけてるだけあって、
ちょっぴり“そっち系”の話と結びいています。
探偵ガリレオでのトリックではすべて理系絡みでしたが、
この作品のトリックは“ガリレオシリーズ”という感じがあまりしません。
ただ…一番最後の“予知る”はオススメです。
東野圭吾 予知夢
最初“夢想る”を読んだときは『このはなしから題名をつけたんだナ〜』と思いましたが、
ずばりタイトルを付けたのは“予知る(しる)”からかナと…ちょっぴり東野ワールドがあります。
※
アマゾンのレビュー(ネタバレあり)
というわけで。容疑者Xだけ読んで、まだ他のガリレオシリーズを読んでない方にはおすすめです。
湯川の性格や草薙との関係が深くわかると思います。