収録開始まで

はじめに

収録2日前の1月23日に、爆笑オンエアバトルを含めて15年続いたオンバトが終了することが発表されました。
収録に応募したのはその前でしたが、偶然にもレギュラー回の最終収録に立ち会うことができました。
13:00から受付が始まり、控室に案内されました。構成作家の井上先生があいさつ。
・今回の記念として、スタッフジャンパー(背中に545kilo battleとあるもの)を着て記念撮影ができるということで10名ほどの方が撮影していました。
・過去に545KBをとったのは誰かとか、ラーメンズを見たことがあるかとか、15年前には生まれてなかった人(13歳の人がいました)、最初から見ていた人はいるかとか。
・菅原プロデューサーにも登場してもらい、なぜ番組が終わるのかについて答えてもらうが、編成に聞いてほしいと。井上先生が、番組にも寿命があるがお笑いがなくなるわけではないとフォロー。
・今回はチャンピオン大会の出場がかかった人が多く、準決勝のようなもの。
・彼らは順番を気にしており、審査員には10組同じトーンで審査してほしいとお願い。顔はニコニコ、審査は公平に。
・他のお笑い番組で、お客さんの感想を出演者に渡す番組はない。ジャッジペーパーには遠慮なく感想を書いてほしい。
13:40ごろ。今回レギュラー回最後であり、審査員全員と井上先生で記念撮影を。その後、スタジオに。

座った位置

13:58ごろ到着。ステージに向かって、審査員席の2列目左端。柴崎アナや、インタビューを受ける芸人がよく見える位置です。
スタッフの指示で、ボールが揃っていることの確認などを行いました。

ディレクター、前説、柴崎アナウンサー登場

14:13ごろ、後藤ディレクターが登場。放送日時と、その後の放送の案内。携帯電源オフ、録画・録音・撮影禁止の説明の後、拍手などの練習。
前説は、タンドリーチキン。漫才「美容師にあこがれる」。
・ジャッジペーパー:かけ合いは良かったと思います。本戦に出れないのが残念でしたが・・・ これからもがんばれ!
14:24ごろ、タンドリーチキンの紹介で柴崎アナが登場。

収録開始・ネタ披露

10組の登場

五十音順に10組が登場し、準備のためいったん退場する。
審査員にジャッジペーパーを配布している間に、この登場順とネタ順が違うことなどを説明。
※この後ネタが始まりますが、ネタの前に「ネクストボールボックス」に入れるボールの色を審査員に指示します。

No.1/ジグザグジギー(赤)/入れた

ネタ:(コント)間違い電話
ジャッジペーパー:なめとこのプッシュが強くてよかったです!
トーク:(池田)トップバッターでの勝率が悪い。(宮澤)なめとこの声は、後輩芸人「モグライダー」の芝である。(池田)なめとこの声のオーディションを、宮澤も入れてやったが、宮澤は落選。→この後、柴崎アナもなめとこの声をやってみる。

No.2/うしろシティ(白)/入れた

ネタ:(コント)取り調べ
ジャッジペーパー:奇抜な設定やセリフがとてもおもしろかったです!チャンピオン目指してがんばれ!
トーク:(阿諏訪)すべんなきゃいいなと思った。(柴崎)髪の毛をあげると、阿諏訪さんはワイルドになりますね。(金子)ミュージシャンの友達が増えたが、イタイ人が多い。その割にピンとこないのは、阿諏訪がそれ以上だからだ。単独ライブが終わった後であいさつに来る人としゃべるときに、阿諏訪は最後まで息が切れている。

No.3/寅人(黄色)/入れなかった

ネタ:(コント)格闘娘の浮気追及
ジャッジペーパー:ちょっとマニアックな道具や言葉が多かったかな・・・
トーク:腹筋(ジャックナイフ)を毎日200回しているが、実は体が弱い。4歳から気管支ぜんそくで、最近は感染性胃腸炎になったり、ひざにガタがきてたり。

No.4/キサラギ(茶色)/入れなかった

ネタ:(コント)次世代芸人スカウト
ジャッジペーパー:設定はいいけどインパクトがちょっと弱かったかも・・・
トーク:(富樫)ネタ終わりの上野の第一声が「ごめんごめん」。(上野)渋谷で歩いてたら、モデルのスカウトにあった。(富樫)電車でネタ合わせをすることがある。吊革に2人でつかまって、普通に話している感じで人の前でネタ合わせをするのだが、養成所内ではウケてたネタなのにおばちゃんたちを前にまったくウケず、オチにさしかかったときに「うるせえよ」と言われた。

No.5/タナからイケダ(緑)/入れた

ネタ:(漫才)桜橋口ゲーム
ジャッジペーパー:最初大阪ローカルだったので心配でしたがテンポよい漫才で面白かったです。
トーク:(柴崎)なぜこの出口(桜橋口)を選択?(池田)夜行バスに乗ることが多いが、大阪駅の桜橋口から発車する。実はこのゲームは、待っている時や移動中に暇すぎて始めたもの。(柴崎)ほかの出口でやってみましょう。ハチ公口とか。→柴崎vs池田で、ハチ公口ゲームを。

No.6/ザンゼンジ(紫)/入れた

ネタ:(コント)役者と付き人
ジャッジペーパー:ざん新な設定ですごく良かったです!
トーク:(武田)緊張した。自分のセリフが3個しかないが、逆に心配をあおいだ。(三福)チャンピオン大会がかかっており、絶対勝たなきゃと他の芸人に言われていた。オンバト+や他の番組に出るようになって家族から電話がくるようになったが、祖母から顔を忘れられている。(武田)僕は祖母から、思ってたより目が細いねと言われた。三福の母親から電話がかかってきたこともあり、「着実に階段のぼってね」と言われた。また、三福からも番号を教えていないのに、三福の父親から電話がかかってきたこともある。

No.7/煮物女子(オレンジ)/入れなかった

ネタ:(漫才)理想の男性
ジャッジペーパー:全体的にインパクトが薄かったかな・・・テンポは良かったと思います。
トーク:(柴崎)理想の彼氏のためにやっていることは?(おけちゃん)雑誌で、メガネとスカートがモテ女の仲間入りだと知ったので、ヒラヒラのスカートを買ったが反応なかった。(タラ)ボクシングを始めた。鎖骨の隙間に水が入る(ようなきれいな鎖骨の)人はモテるらしい。

No.8/ウエストランド(ピンク)/入れた

ネタ:(漫才)弟子入り
ジャッジペーパー:さすがツッコミ王子!チャンピオン大会は残念でしたがこれからも頑張って!
※収録日(1月25日)は河本の誕生日(30歳)である。 審査時にアピール。
トーク:(河本)(ネタ中でジグザグジギーの話が出てきたが)池田が着てきたセーターの胸に「25」と書いていた(※勝者インタビューで、実際に池田がそのセーターを着て登場した)。(柴崎)いつもに増してエネルギーが出ていたのでは。(井口)連敗したくないので頑張った。オーバー500をとりたい。ところで、登場時の「ツッコミ王子がほえまくる!」とは何すか?(柴崎)井口さんは、2009年から毎日ブログを書いていたがいったん止まったんですって?(井口)急にボーっとして、ブログが止まってしまった。今は月イチ程度。(河本)母親が出演情報をそのブログを見て把握していたが、ブログの更新が止まったことで、パソコンが壊れたと思い込み修理に出してしまったという。

No.9/グランジ(黒)/入れた

ネタ:(ショートコント)ZONEの名曲「secret base~君がくれたもの~」にぴったりなショートストーリー
ジャッジペーパー:客席からの抽選のネタはすごく意外で面白かったです!
※ウエストランドにあやかり、なぜか佐藤(2月生まれ)も今日が誕生日だとアピール。
トーク:(柴崎)いつもと違う感じのネタ。発想はどういうところから?(遠山)オンバト+にはいつもお世話になっているので、(オンバトやNHKに関した)いろんなネタを入れた。(五明)この曲は、僕が大好きな曲。(柴崎)最後の計量のくだりは、実話に近い感じ?ところで「93KB」の声は誰?(佐藤)ザンゼンジの武田にお願いした。柴崎アナの声をとも思ったが、こういうコンテスト番組ではまずいので。(五明)吉本なので毎月給与明細が送られてくる。10年以上芸歴を積むと、封筒の厚みで給料がわかる(歩合制であり、仕事が多いほどそのリストを印刷した紙が増えるため)。ある日、8~9枚はあるなと思って電気が走ったが、単に紙の厚さが変わっただけだった。実際の額は・・・(※会場ではその額について言及がありましたが、ご本人の名誉などを考えてレポートでは割愛します)

No.10/ツィンテル(青)/入れなかった

ネタ:(コント)10分後の世界
ジャッジペーパー:テンポが速すぎてついていけないところもありました。面白いコントなので、もう少し練ればよいと思います。
※こちらは勢登が1月25日が誕生日(34歳)。ただしグランジの件があったので嘘と思った人もいたようです。
トーク:(倉沢)僕ららしいネタをやろうと。(勢登)今回誕生日が重なって・・・(倉沢)勢登は今日が誕生日だが、僕も1月23日が誕生日だった(36歳)。(勢登)仲が良いので、誕生日に勢登にメールした。「学にとって素敵な1年になりますように」(倉沢)僕は「お前にとっての素敵な1年は、俺にとっての素敵な1年だよ」

計量~収録終了

計量

15:43ごろ、10組のネタが終了。柴崎アナが、チャンピオン大会には最低でも4勝必要であることを説明。その後、今回は4勝目をかけた人が多いということで、10組すべてについて、何勝目がかかっていたのかを説明。
改めて10組が登場し、計量。
・ジグザグジギー:501KB
・うしろシティ:445KB
・寅人:221KB
・キサラギ:293KB
・タナからイケダ:385KB
・ザンゼンジ:473KB
・煮物女子:173KB
・ウエストランド:517KB
・グランジ:465KB
・ツィンテル:321KB
したがって、ウエストランド、ジグザグジギー、ザンゼンジ、グランジ、うしろシティの5組がオンエア。
まず敗者5組が退場し、その後(勝者が1組ずつインタビューを受けるため)勝者5組も退場する。

勝者インタビュー

5位から順にインタビュー。オンバトが終わることに関連し、番組への思い入れに関することが多かったです。
【 うしろシティ】
(金子)最終回に出れるのはうれしい。スピードワゴンに会ったが、「オンバトは終わってほしくなかった」と。(阿諏訪)学生のころから毎週録画して見ていた。(金子)チャンピオン大会は去年楽しかったので、もう1回いきたい。決勝というのは、いいものだ。(柴崎)オンバト+では、14勝1敗で9連勝。(金子)1回負けたのは、お見合いネタ。(阿諏訪)確かここ(ふれあいホール)でやったネタだった。あれ以来そのネタはやってない。
【グランジ】
(五明)本当に93KBだったら、オンバト史上一番ウケてたかと。(柴崎)2011年に3勝していたが、チャンピオン大会は逃した。(遠山) チャンピオン大会に何組出られるかは決まってないんですよね?自分で計算したら960KBぐらい必要で・・・(佐藤)最後の回でオンエアできてよかった。オンバトは中学生のころから見ていた。(遠山)「お笑いダンクシュート」の頃から見ていた。下條は「中学生のころから」と言っているが、今33歳なので(その頃は放送開始してないので)別の番組と勘違いしてるのでは。
【ザンゼンジ】
(柴崎)ネタ前と表情が違いますが。(武田)目が一段と・・・(ネタ中で)タバコを渡す手が震えてた。(柴崎)オンバトへの思い入れは?(三福)全国放送でネタを披露することが他にないのですごいことだ。(武田)(事務所先輩の)おぎやはぎさんやアンジャッシュさんとかも見ていた。(三福)人生で一番、今がうれしい。(自分の低い声では)伝わってないかもしれないが・・・
【ジグザグジギー】
(池田)ウエストランドには不服がある。(宮澤)ふらっと来て1位をとっている。去年のデニスとか。(池田)25のセーターを着てきた。(柴崎)オンバトへの思いは強い?(宮澤)最初、トップバッターはオンエアされやすいと聞いていたがオフエアだった。最後の回でトップバッターでのオンエアはうれしい。(柴崎)僕の中では、お二人は「ミスターオンバト+」 。
【ウエストランド】
(井口)最後にして初めての1位・オーバー500。(河本)ザンゼンジに負けなくてよかった。(井口)(ザンゼンジに)「お前らがオンエアで俺らが6位だったら恨む」と言われていた。毎年(大会のかかった)最終収録に来ているが、オフエアだった。今回は何もかかってなかったので、やけくそでやった。(柴崎)オンバトへの思い入れは?(井口)第1回から録画している。(河本)ガッテンさんを?(井口)岡山出身なのでライブに行けないので、番組の存在はありがたかった。今回のトップ・オーバー500もうれしい。(河本)トップだと、インタビューの待ち時間がいつもと違う(※5位からインタビューなので、今回最後で相当待った)。(井口)視聴者投票も、今まで1ポイントもとってないので・・・

エンディング収録

16:05ごろ、視聴者投票の呼びかけ収録。柴崎アナが、客席の「参加しましょう!」の際に両手のこぶしをあげるように依頼。(実際はどちらでもよくなりました)
その後、エンディングの収録を行い、芸人が退場。
最後に柴崎アナが、爆笑オンエアバトル時代から10代目のアナウンサーであることや、皆さんに支え続けていただいた番組であること、若手芸人を応援する番組はきっと戻ってくることを話し、収録が終了。
ボールの回収を行い、ホールを出ました。出る際に、井上先生から声をかけていただきました。当サイトのおかげでデータが残ったとおっしゃっていただきました。

最後に

15年続いた番組も、ついに幕をおろします。今回は最後にふさわしいバトルでした。収録が終わってから、複数の芸人さんがスタジオセットをバックに携帯で写真をとっていたのが印象的でした。
チャンピオン大会の収録にぜひとも参加し、本当の最後を見届けたいと思います。