「ボキャブラ天国」の歴史

1996年9月25日
「Super」の最終回に、「ヒットパレード最強王座決定戦」と題したスペシャルをする。 ここまでは、タモリと小島奈津子アナが司会だった。(大分では放送停止)
1996年10月16日
西山喜久恵アナも司会に加わり、「超ボキャブラ天国」として ヒットパレードを60分バージョンにした形式をスタート。
1997年1月1日
「賀正タモリの超ボキャブラ天国スペシャル」として、75分スペシャルを。 「目立たないキャブラー」「抱かれたくないキャブラー」ベスト10が決定する。
1997年4月13日
タモリ・西山アナが番組を降りる。新司会者に谷村新司を加え、「新ボキャブラ天国」とし、 「プロ野球ニュース」があった時間帯(日曜23:45-24:45)に半年間放送。(山形・高知で放送開始、宮崎で放送停止)
1997年10月7日
ついに火曜8時に昇格。「黄金ボキャブラ天国」に(この日はスペシャル)。(大分・宮崎で放送が再開)
1998年1月6日
新ルールスタート。この週に、爆笑問題が名人位を獲得。
1998年4月14日
「家族そろってボキャブラ天国」スタート。
1998年9月8日
「6年間ありがとう 最終回スペシャル!!」を放送。30組によるバトルが行われた。金谷ヒデユキが100万円を獲得。 谷村新司・小島奈津子アナは司会を降り、金谷やネプチューン・底ぬけAIR-LINEが番組を卒業。 関西テレビなどのテレビ局では、これで放送終了。
1998年10月17日
土曜深夜1時45分から「続!ボキャブラ天国」スタート。司会はヒロミと、新人アナ・荒瀬詩織に。ただし、この曜日・時間は関東地区などのもので、地域によって放送は異なる。
1999年4月17日
同じ時間帯で「歌うボキャブラ天国」スタート。
1999年9月25日
「歌うボキャブラ天国」終了。3年間のキャブラーとしての番組はここで終了。
2008年9月28日
19:00~21:48に「タモリのボキャブラ天国 大復活祭スペシャル!!」と題し、10年ぶりにゴールデンタイムで放送。(詳しくはこちらをご覧ください

「ボキャ天」システム説明

第1回-

「キャブラー」と呼ばれる若手芸人たちがVTR中で披露するネタを、タモリと9人のパネラーが審査。小玉(1点)、中玉(2点)、大玉(3点)、合計30点満点で採点。
キャブラーは、メジャー10組と、チャレンジャー10組(週替わり)に分かれている。メジャーの4位から10位までが最初に登場し、その中で下位3組が「入れ替え戦」要員。チャレンジャー10組の中で、パネラーの合議制で決まった3組(甲・乙・丙)が「入れ替え戦」要員。合計6組で入れ替え戦をする。
入れ替え戦では、得点の高かった3組が次の週の10・9・8位になる。
ベスト3が登場し、その週の1位が決まる。キングは、芸能界の大御所「ドリームチーム」と対決するコーナーで勝てば(または引き分ければ)、ボキャ天・大座布団「NEW雅」がおくられる。5枚たまると100万円がおくられる。

第9回-

入れ替え戦要員で、メジャーは9位・10位の2組に減らされた。というのは、入れ替え戦の最後において、メジャーの8位から4位までの中で、ヒロミの投げる「御指名ダーツ」に当たったキャブラーが作品を披露することになったからだ。点数が低いとチャレンジャーに落ちてしまう。

第13回-

キングとドリームチームの対戦方法が変わった。これまでは点数で争っていたが、パネラーの多数決に変更された。 
座布団を5枚獲得したキャブラーが現れた。爆笑問題である。もう5枚たまると「名人」の称号が与えられ、さらに100万円がおくられるというルールを追加。

第23回-

キングの対戦相手が、ドリームチームから、視聴者からの投稿作品に変更になり、点数対決も復活。

第38回-

20組のほかに、「予選落ちくん」3組もオンエアーされる。

第47回-

「自動落下システム」:10位から4位で登場したキャブラーで、9位と10位になると、自動的にチャレンジャーに転落してしまう。 
チャレンジャーを15組にし、完全得点制のもと、上位2組がメジャー入りする。
入れ替え戦を廃止した。チャレンジャー3番目(次点)のキャブラーが入るかどうかは、「御指名ダーツ」で選ぶキャブラーの点数に依存する。

第57回-

「街ボキャ」が番組の一番最初に放送される。(これは3月3日から3ヶ月間) 
「サポーター投稿制度」視聴者がお気に入りのキャブラーあてに送った投稿作品を、そのキャブラーがアレンジするというもの。採用者には小座布団、そのキャブラーがキングになると、8万円と「NEW雅」。
チャレンジャーの数が10組に戻る。また、「御指名ダーツ」廃止により、毎回2組だけがメジャーにあがることに。
ボキャブラキングは、そのまま座布団を獲得できる。
「ボキャブラ招待席」:ゲスト1人を招き、新作や名作の投稿作品を見せて、ゲストの笑いのツボを探る。5作品見せて、ゲストが一番気に入ったものは桐のケースに入れてプレゼントされる。(採用者には小座布団、「お持ち帰り」の作品になると8万円と大座布団)(「家族」だけの企画)
「はじめてのボキャブラ」:小さな子どもが人生最初のボキャブラを行う姿をドキュメントで。(採用されると「ボキャブラ奨学金」5万円と「はじめて座布団」)(「家族」だけの企画)

第71回-

評価の方法を大きく変える。これまでの点数制から、「おもしろい」「まあまあ」「つまらない」「ゴミ」の4段階評価に。
ヒロミとパネラー(2人に減らされた)は合議してキャブラーの評価を決める。
メジャーで「つまらない」「ゴミ」に評価されたらすぐにチャレンジャーへ転落、チャレンジャーで「おもしろい」に評価されたらすぐにメジャー昇格。すなわち、メジャーは10組とは限らなくなった。
メジャーで「おもしろい」と評価されたキャブラーの中からキングを決定。ボキャ天・大座布団「紫金」がおくられる。5枚獲得すると100万円。(なお、これまでの「NEW雅」は廃止されたようです。)

第74回-

「つまらない」の種類が8つに分けられることに。「やっちゃった。」「イタイ」「成立してない。」「イマイチ」「さむ゙ー」「無視」「つらい」「・・・」になった。 メジャーでは、これらの評価になるとチャレンジャーに転落する。
(ただし、これらの評価が明確に行われない場合もかなりあるので、当ページではこれらの評価を表示しません。)

第91回-

歌詞をボキャぶるという内容に変更。
ヒロミとパネラー2人は、作品を見てランプをつける。3段階評価で、9点満点。ランプの数とは関係なく、 メジャー10組は合議によりベストテンボードにランクされる。
メジャーの外にいるのは「インディーズ」。よかった作品は「今週のおすすめ」にピックアップされ、すべての作品の披露が終わったら メジャーと入れ替えるためにランク付けされる。その分、メジャーからインディーズに転落する。「今週のおすすめ」以外のインディーズには、 ランク付けは行われない。
おもしろさの程度が同じ場合、原曲の新しい方が上位に。(ここでも、3人のランプ評価とは無関係)
キングには大座布団「歌姫」がおくられる。

用語説明

キャブラー
番組に登場していた若手芸人。広い意味で、芸人以外の人(パイレーツなど)も含まれる。要するに、明日のお笑い界を担う人たちの一部。
パネラー
キャブラーのネタを審査する芸能人。大島渚、赤坂泰彦、清水圭、川合俊一、糸井重里、奥山佳恵、飯島愛、原千晶、デーブ大久保、保阪尚輝などが出ていた。
ペンダント
座布団を1枚獲得するごとに首に下げられる小さな座布団型のもの。名前は明らかでない。 BOOMERが5枚獲得していたときは、「グランドキングペンダント」というひとまわり大きな物をさげていた。 名人になったあとは、たすきのようなものをさげた。
お立ち台
「家族」で、メジャーにあがる可能性のあるキャブラーが立っていたところ。
墓碑
もと司会者・タモリを意識して、「新ボキャ天」以降「家族」までスタジオに設置されていた。
キングスシート
前回のキングが座っていて、キングを逃すと、席を明け渡すことになる。
前説
ほかの番組では、出演者が前説をすることは少ないが、この番組ではキャブラーが行う。
アキラ/アキバ/監督ネタ
ネプチューンが得意としていたネタシリーズ。「アキラ」はホストクラブが舞台で、 「代打教師アキバ」は小学校が舞台になっている。「監督ネタ」は、原田扮する監督と、 堀内扮する助監督が、名倉扮する女優に演技指導するというもの。
動物ネタ
BOOMERやアリtoキリギリスが得意としていたネタシリーズ。
有田のアゴ
海砂利水魚・有田哲平のアゴは、左の方に曲がっている。このことを金谷ヒデユキやTake2がネタにしていた。
ブラック軍団
海砂利水魚がX-GUNやアリtoキリギリスと、番組内で結成したグループ。 しかし、後にアリキリは脱退。98年夏には、アンタッチャブルも加入し、98年秋まで続く。
小島のツッコミ
底ぬけAIR-LINEの小島忍は、ネタの最後に、古坂和仁のボケに対して 「似てねー」「生ぐせー」「ふつーにたのめー」などと、かわいい(?)声でツッコんでいた。
~だっちゅーの
パイレーツはグラビアアイドル。その胸が魅力的であり、初期のころはネタの最後にかならず この言葉を言って胸を寄せる。
デブフレーズ
X-GUN・西尾季隆が「超」「新」で、登場したときに言っていた言葉の総称。
嵯峨根の一発ギャグ
X-GUN・嵯峨根正裕が「続」「歌う」で、トークのときにほぼ毎回発していたギャグ。
ロボットダンス
BOOMER・伊勢浩二が「新」「黄金」で、登場したときに必ず行っていたダンス。
うなのツッコミ
プリンプリン・うな加藤は、相方の田中章をツッコむとき、必ず頭を強くたたく。
金八ネタ
ジョーダンズ・三又忠久が、「金八先生」の真似がうまいということで、毎回ネタでやっていた。 三又は他にも、長州力の真似もする。
文字ネタ
T・I・Mが毎回ネタで、漢字を体で表現していた。 「命」「北」など。
ノッチでーす
デンジャラス・佐藤望が自己紹介するとき、「小さく前にならえ」ポーズをしながら この言葉を言っていた。
加賀谷でーす
松本ハウス・ハウス加賀谷が自己紹介するとき、ポーズをつけながらこの言葉を言う。 他人の名前でもできる。
幹てつやとテツandトモ
幹てつやは「みーきみきみーき幹てつや」という歌を「続」まで、テツandトモは、 「なんでだろう、なんでだろう、なんでだなんでだろう」という歌を「続」で時々披露していた。 2組は一度、番組内での共演経験がある。
改名ブーム
「続」「歌う」で、いろいろなキャブラーの名前がヒロミによって変えられた。 坂道コロコロは「エンヤコラさ」、ノンキーズは「青うま」「バシャUMA」、 ブラックパイナーSOSは「下目黒二丁目」。
U-turnの不仲
土田と対馬は専門学校で知り合ってコンビを組んだが、番組内では土田が上位の関係にある。 対馬が余計なことを言ったときには、蹴ったりした。
スケッチブックネタ
MANZAI-Cが「家族」などで主流としていた。ボキャ天だけでなく、持ちネタにもある。
「続」「歌う」でのメジャー外
「家族」までにくらべて一層さびしくなった。ホームビデオ1台での撮影のため、 西尾・土田・ノッチなどは目立とうとして、いろいろ変な顔をしていた。
手を使った終わりかた
ブラックパイナーSOSのネタの終わりはいつも、両手のこぶしをまわして後ろに引くというしぐさである。
川島の放送禁止発言
野性爆弾・川島邦裕は、「歌う」のトーク中に、とても放送できないような過激なトークを連発していた。

ビデオ・CD

「THEボキャブラ天国 公式ビデオ」
3巻同時発売。「ヒットパレード」時代からのネタが見られる。

「ギャグウォーズ」(1-4)
多数の芸人が出演。「4」では、BOOMERとプリンプリンの合同コントが見られる。
・1(1997年)・・・アニマル梯団、アリtoキリギリス、海砂利水魚、ネプチューン、ノンキーズ、爆笑問題、プリンプリン、MANZAI-C
・2(1997年)・・・アンジャッシュ、ジョビジョバ、つぶやきシロー、Take2、ピーピングトム、BOOMER
・3(1997年)・・・TIM、X-GUN、サービスパンダ、スープレックス、デンジャラス、底ぬけAIR-LINE、あさりど
・4(1998年)・・・BOOMER、プリンプリン、ファンキーモンキークリニック、アンタッチャブル、エネルギー、プラスドライバー

単独ライブビデオ

ネプチューン「ネプチューン」
X-GUN「GO」
松本ハウス「ふざけた大人とおかしな子供」「絶対人間松本ハウス」(後者はムービー)
Take2「フッてボケてツッコんで・・・」
底ぬけAIR-LINE「底ぬけヒーロー21体せいぞろい」
U-turn「家族」
フォークダンスDE成子坂「自縛」(1-5)
BOOMER「ベスト・セラー」
アリtoキリギリス「ねえねえアリtoキリギリスってどっちがアリでどっちがキリギリスなの?のライブ」
「素晴らしいライブ~優秀な子男と平凡なやせ男~」
デンジャラス&ノンキーズ「デンジャラス・ザ・ムービーVSノンキーズ・オン・ステージ」
MANZAI-C「MANZAI-C(Ⅰ・Ⅱ)」
テツandトモ「テツandトモの 世の中何でだろう」

「ホリプロお笑いライブ芸腕グランプリ」(1・2)
「太田プロライブ100回記念(1・2)」
渡辺笑会「ネプチューンマン」「ネプチューンコント」(98/99)「T・I・M/時は金なり」

「爆笑問題のハッピータイム/ハッピータイム歳時記」
前者は“CM”65本が入ったビデオ。後者はコントなどが入ったCD。

「大爆笑問題」(1・2・・・最期)
テレビ東京系「大爆笑問題」からのコントなど。

金谷ヒデユキのCD
アルバム:「地獄のスナフキン」「天国のスナフキン」「Do The Rolling」 シングル:「走り出せ若者よ」

「ネタde笑辞典」(CD)
Take2、MANZAI-C、アニマル梯団、M2.カンパニー編など。

雑誌・本

雑誌(お笑い専門誌)
★女性誌には、たくさん載っていると思います。
「AJAPA」[1-3/Live Mix],「爆笑王」[1-7],「GOOGYA」[1-7]


「黄金ボキャブラ天国」
「爆笑問題の日本原論」「天下御免の向こう見ず」「爆笑問題のピープル」「爆笑大問題」「爆笑問題の学校VOW」
「松本ハウス未来を語る」
「若手お笑いタレントの部屋(天の巻/地の巻)」「若手お笑いタレントFANBOOK」
「カツオレ」(ネプチューン、海砂利水魚、X-GUN、MANZAI-C)
「カツオレ2」(金谷ヒデユキ、底ぬけAIR-LINE、アンタッチャブル、T・I・M)
「平成お笑い最前線」
「海砂利水魚の作文」「海砂利水魚の教科書」
「Take2のスウィッチョン!」(エッセイ)「Take2のオリジナルTakeちゅーぼー」(料理本)
「BATTAMON」(BOOMER著)
「ネプチューン大読本」(著者はフリーライター)
「ガチンコ!若手お笑い芸人読本」
「犬田号VOL.1」(太田プロ芸人オフィシャル本)
別冊ポポロ「お笑い100組私生活図鑑」
「お笑い界のニュータイプを探せ!」
「爆笑オンエアバトル」
「ギャグチョップ」(東京お笑いライブ紹介)