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北欧写真館 バックナンバー2001年12月


スウェーデン国旗 第7回 スウェーデンのクリスマス               北欧MAP

北欧ではクリスマスは‘JOL(ユール。フィンランドではJOULUとつづる)’といいます。昨年のアドベント(待降節・キリスト生誕日前4週間)にスウェーデンとデンマークを訪れました。あいにく?暖冬で雪もなかったのですが、北欧のユールを味わってきました。
NKデパート ストックホルムでは有名なNKデパートの飾り付けです。

北欧の冬の夜は早いので、これは多分まだ午後2時ごろ。スグに日が暮れます。
このデパートのウィンドウ・ディスプレイは毎年凝っているそうです。ウィンドウごとに模型を駆使してステキなパノラマを展開中。 おじいさんの仕事場って感じの凝ったディスプレイ
ユルボックちゃん ←これは「ユルボック」という麦藁細工の山羊です。
なんでもこいつは本来は悪魔だったとか。紀元300年頃の小アジアにニコラスという坊さまがいたそうです。この聖ニコラス像は鎖に繋がれた悪魔を従えていて人々に人気があったのですが、スウェーデンで聖者崇拝が禁止されると(*1)悪魔だけがユルボックとして残ったのだそうな。(参考・「われら北欧人」東海大学出版会)大小さまざま。どこにでもいます。

スウェーデンではクリスマスの人気動物?はトナカイじゃなくて山羊なんですねー。
ストックホルムの旧市街ガムラスタンもユール一色です。といっても、なんだかイルミネーションもシックなんですよね。しっかし私の旅は雨が多い。でも写真で見ると結構ステキじゃない?(自画自賛)

このように窓辺に三角の台座のロウソク(電気ですけど)を飾ってるのをよく見かけました。↓
ガムラスタンの町並み
窓辺のロウソク
ルチアたち そして!
スウェーデンのアドベントといったら12月13日の「ルチア祭」。光の象徴、聖女ルチアを祭るスウェーデンオリジナルの祭りです。早朝、ルチアとお付きの者に扮した若者が町内、会社、学校などを歌いながら訪れるんだそうな。期待してたら、うまくストックホルム中央駅で遭遇できました。モチロン歌うのは「サンタルチア」。

頭のロウソクは光の象徴ですが、本物のロウソクなの。たれてヤケドしないかと心配しちゃいます。
…「八つ墓村」とか思わないよーに。
ストックホルムから第2の都市ヨーテボリへ行きました。これはノルドラン・ショッピングセンターの広場にあった大ディスプレイです。 楽しい飾り付け

*1・・・キリスト教のカトリック(旧教)ではマリア様を初めとする聖者崇拝をしますが、プロテスタント(新教)では禁止されているから…ということだと思うよ。ユルボックは崇拝してるワケじゃなくて愛玩だからオッケーなのか。(^^; スウェーデンは宗教改革ののち新教側の旗頭としてグスタフ・アドルフ2世王のもと三十年戦争を戦いました。ハプスブルグだのリシュリューだのという時代。(にわか勉強)このへんのいきさつは、時代も国も違うけど「エリザベス」という映画に詳しいです。

余談ですけど今年の東京のクリスマス、あちこちで写真のユルボックそっくりの置物を見ますね。すわ、スウェーデンから上陸か?!と驚いたけど、よく見たらトナカイだった。


ヨーテボリからフェリーにてデンマークへ渡りました。次回は「デンマークのクリスマス」をおおくりします。

訪れた日・・・2000年12月11〜14日


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