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北欧写真館   (2012/03/31更新)

第23回 パリ・ブックフェア (フランス)

今回は番外編として(?)北欧じゃないけどフランスの"パリ・ブックフェア 2012"の様子をお伝えします。(^_^)

一昨年まで手がけていた聖書マンガのフランス語版を出版しているBLF Europe のお招きで、新約を描いたケリー篠沢さんとともに2012年3月16〜19日 Salon du Livre de Paris に参加してきました。

私にとっては初めてのフランス。

もともとバンドデシネ(ストーリーマンガ)の文化があり、ヨーロッパの中でも特にMANGA人気が高い国と聞いていますが、さて、どんなでしょう。

朝の会場入り。
写ってないけどすでに一般参加者は会場の外に列を作っているのです。コミケを彷彿とさせる光景です。(さすがにコミケほどのスサマジイ行列ではないですが)
ちなみに現時点でマンガ新約聖書は2巻とも、私が描いた旧約聖書は2巻までがフランスで出版されていて、全5巻はこの10月に出揃うそうです。


おおっ、でっかいナルトがお出迎え〜。

特にオープンの挨拶とかもなく、静かにイベントは始まったのでした。人々は優雅に会場散策を楽しんでいます。
Salon du Livre de Paris は多くの出版社が参加する歴史ある書籍見本市で、エキスポ会場で4日間ぶっ通しで開催されます。カテゴリー毎にエリアが分かれていて「MANGA」カテゴリーもある!極めてアカデミック…にも拘らずこの一帯だけがコミケ臭。なんかすごい馴染むんですけど(笑)。
お客さんの年齢層は幅広く子供からお年寄りまで。小学校が団体で何校も来ていたり。
パリは人種と民族のルツボ。人々の顔を眺めているだけでも楽しいです。みんなオシャレで、着飾っているわけでもないのにシックな中にポイントカラー使ったりとセンスがいいのです。

…しかし中には一目で分かる「オタク」の方々も(笑)。何故オタクのかもし出す雰囲気は万国共通なのでしょう。ここはコミケか!?と何度思ったことでしょう。ワタシとてもしっくり馴染んでしまいました(苦笑)。
Salon du Livre は毎年テーマを掲げているそうですが今年は「日本招待年」。

震災から一年ということもあり、主催側からは大江健三郎さん、萩尾望都さん、辻仁成さん、黛まどかさんといった20名以上の大物が招待されパネルディスカッションなどやっていらしたようですが、こちとら一会社の招きで労働にいってたのでございます。本を買ってくれた人にサイン(ほぼ全員)2冊以上買ってくださった方には色紙プレゼント。描いて描いて描きまくる。

絵を描いていると皆さん寄って来てずーっと見ています。日本だったらお待たせしてるからアセって描かなきゃというシチュエーションですが、フランスの方はいつまででも待つ。焦らない。じっくり見ている。(ある意味コワーイ^^;)


*手前左が私、右がケリー篠沢さん。後はBLFスタッフのフィリップさんとステファンさん。→
2人×4日間で描いた色紙約100枚、サイン本は…カウント不能。しかも何がすごいって、このイベント朝9時から夜中までやってるのよ〜!私らは9pmくらいで引き上げさせてもらいましたけどね。

疲れてくるといささかアタマが天然になってくるものですが…サインに相手のお名前を入れてたのだけど、こういう綴りが入ってる名前があって→「〜élè〜」←これが出るたびもう、困ってる人の顔文字に見えてしまいツボにハマってしまい、もうー困ったもんだ…。

とにかくトイレ行く以外ずうーーっとブースで描いてました。しかも幸か不幸か、ブースとトイレが近い(笑)。通りすがりに見られる場所も限られていて、巨大なイベントにも関わらず覗けたのはほんの少し。ザンネン。
で、ウチらと背中合わせのブースにはこの「おふたり」が。→
(実は私、コミックス全巻持ってます(^^))

宗教ネタのギャグマンガということで海外ではライセンス版の発行は難しいのではと噂されてる作品ですが、訳者の方は「全然大丈夫」と。さすがに文化がオトナだフランス。^^;


日本は別格の1位として、フランスは発行部数世界第2位のマンガ大国なんですって。韓国でも台湾でもアメリカでもなくフランス。そっか、これからはヨーロッパか(笑)。


とてもくたびれたけど貴重な体験をさせていただきました。
うん、面白かったです。

フランスの皆さんありがとうございました。


今年のSalon du Livre、4日間の来場者数は約19万人だったそうです。

ちなみに、まったく観光できなかったかと言うとそうでもなく、1日と半日オフをいただきササッと見て回ったパリ。
(エッフェル塔とルーブル美術館は「あれかー」と遠くから眺めただけでした。^^;)
↑凱旋門 ↑ノートルダム大聖堂 ↑サクレクール寺院
おまけのトリビア。
フランス語で「ケーキひとつください」(英語の Give me a cake に相当)と言うと「ドウモ アリガトウ」って聞こえるんだって。そういや昔「掘った芋いじるな」=「what time is it now?」ってのがありましたね。そんな感じ。(^O^)
たぶんこれ→ Donnez-moi un gâteau.

BLF Europe のBibleMangaサイト→ http://www.labiblemanga.com/

訪れた日・・・2012年3月13-21日

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