シーン1 | 十字架 | |
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シーンタロット 【 コロナ 】−正位置− | ||
GM | : | では鎖の少ないレインのシーンだ。 翌日になった。結婚式は夕刻に行なわれるらしい。それで、結婚式の準備をしているユーディットがちらりちらりと君を見ている。やがて意を決したように近づいてきた。無意識であろう、その手には十字架が握られている。 |
レイン | : | 「何用でございましょうか?」 |
GM | : | <知覚>で判定してくれない? |
ラック | : | 登場判定するけどいい? (コロコロ)『3』で成功。 |
ヴァルト | : | (コロコロ)あ、『1』でクリティカルだ。 |
フェイム | : | (コロコロ)うむ、成功だ。 |
GM | : | あまり関係のない人は通りかかっただけで、情報を知っているだけということにしておくから。 |
レイン | : | (コロコロ)『14』で失敗。 |
GM | : | では、なにか漠然とした違和感を感じるだけ。失敗したけど分かる事が1つある。どうも十字架が違う気がする。 |
レイン | : | このあいだのと? あの焼け焦げて歪んで拉げてボロボロになったのと違うの? |
GM | : | そこまで覚えているならいいよ。普通のシンボルになっている。新品のようだ。 |
レイン | : | それは良い事ではないか。そんな結婚式する時に、こんなボロックソの焼け爛れた十字架で執り行われたら、二人の先が見えちまうよ(笑)。 |
ユーディット | : | 「いつかどこかでお逢いしませんでしたか? 貴方の顔を見ていると、ひどく懐かしいような不思議な気持ちがします。」 |
レイン | : | う〜〜〜ん……。一時悩んだ後に、「いえ、私のほうには心覚えは……。」と言っておこうか。彼女との因縁は『忘却』だから、忘れているみたいだし。 |
ユーディット | : | 「まあ、そうですよね。変な事を言って申し訳ありませんでした。」 |
GM | : | と、君が何か言う事なければ立ち去るよ? |
レイン | : | 「私の事で、何か覚えがありますか?」 と聞いてみようか。 |
ユーディット | : | 「私の方も、そう感じただけでして。失礼な事でしたね。」 |
レイン | : | 「……その十字架はどうなされました?」 |
ユーディット | : | 「この十字架ですか? この十字架はとても大切な物なのです。」 |
レイン | : | どっち? 焼けてる方がでしょ? |
GM | : | とりあえず今持ってる奴ね。 |
ユーディット | : | 「これは私を育てて下さいました司祭様から頂いた十字架なのですよ。」 |
ヴァルト | : | めでたい日に着けたかったんでしょ。 |
レイン | : | これ以上は特にない。 |
ラック | : | 俺はユーディット司祭と知り合いでいいんだよね? |
GM | : | ああ、知り合いでいいよ。 |
ラック | : | じゃあこの場にやって来るぞ。「やぁどうも。」 |
ユーディット | : | 「ああ、ラックさん。お久しぶりです。」 |
ラック | : | 「そちらの方はお知り合いでしょうか?」 |
ユーディット | : | 「昨日宿が取れなかったそうで、こちらに泊まられている──。」 |
レイン | : | 「“ハイデルランド”の騎士レイン・ファレクシィルと申します。以後お見知りおきを。」 |
ラック | : | では頭を下げて「どうも。ラック・ローゼンマイヤーといいます。」といってだな、何かを感じるのだ。この『秘密』の因縁がある以上は。 |
GM | : | 二人の間で共有する秘密が(笑)。 |
ラック | : | この女性は……果たして“ペナンス”か、“カーネイジ”か……いずれかだろうな、と心の中で思ったりするのだ。 |
レイン | : | なにそれ? |
ラック | : | “聖剣ペナンス”と“魔剣カーネイジ”だ。 「まあどうぞゆっくりしていってください。」 |
ユーディット | : | 「ラックさんもこんな時に戻ってこられたのですから、結婚式には必ず出席してくださいね。」 と一言。 |
レイン | : | 「それには私も参加してよろしいのでしょうか?」 |
ユーディット | : | 「ええ。大勢の方に祝福して頂いたほうが、結婚式も盛大になるでしょう。」 |
レイン | : | では本日は最後の晩餐でも……うぅんっ!!(一同笑う) |
フェイム | : | やな人だ(笑)。こんな時に『最後の』晩餐だとは(笑)。 |
レイン | : | この思い出を胸に、あの世にでも行こうかなとか思ったりして(笑)。 |
GM | : | (あながち間違いでもないけどね)。 |
フェイム | : | 行ってらっしゃ〜い(笑)。俺は一人で待っているよ(笑)。 |
レイン | : | 竜退治はお前もだよ(笑)。 |
GM | : | フェイムも出ているよね? 二人とも、もう一度<知覚>で判定してみて。 |
フェイム | : | 1個だよね?(コロコロ)『19』。 |
レイン | : | 頼むよ〜(コロコロ)『1』! クリティカル!! |
GM | : | 『1』? よく分かるな。 気候がね、この辺は“バルノウの燃える砂丘”のせいで本当はもっと高いはずなのに、なんか気温が低くなってる。そうだね、普通の気候に思えるね。ちなみに、昨日までは暑かったけど、一日経ったら気候が変わったみたいだね。 |
レイン | : | では、「本日は急激に気温が冷えたようですけど、このような事はしょっちゅうあるものなのですか?」 |
ユーディット | : | 「いえいえ、昨日から変わっていませんよ?」 |
ラック | : | 「そうですよ。昨日が暑かったなんてことはないですよ。」 |
GM | : | あと、<事情通>で判定して。二人とも |
レイン | : | 『11』で失敗。 |
フェイム | : | (コロコロ)6、いや『9』かな。成功。 |
GM | : | では君は、ラックにせよユーディットにせよ、辺りの住人の服装がやや古めかしい気がした。 |
フェイム | : | 汚いの? |
GM | : | ボロイッて意味じゃないからね。 |
レイン | : | 現実で言うと、80年代のオールドファッションをしているとか? それは別に地方だからという問題ではなくて? |
GM | : | そう。地方とかいう問題ではない。 |
レイン | : | ラックもなんでしょ? |
GM | : | うん。ラックも古い服装をしている。ではここらでいったんシーンを切るね。 |
シーン2 | 約束 | |
シーンタロット 【 ステラ 】−正位置− | ||
GM | : | そうだな、丁度良いしヴァルトのシーンにしようか。 皆が顔を合わせてから、1時間ばかり経った後だね。君はユーディットと一緒に掃除をしている。彼女とこうして過ごしていると、随分と昔に戻ったような気がする。あの頃は彼女はまだ司祭ではなかったが。 |
ユーディット | : | 「ねぇヴァルト。」 |
GM | : | と、掃除の手を緩めることなく彼女は君の名を読んだ。ガランとした礼拝堂に、彼女の声は妙に響いた。 |
ユーディット | : | 「この街、好き? 私は好き。とても好き。もしもこの街が危なくなったら、貴方は護ってくれる?」 |
GM | : | と聞いてくるよ。 |
ヴァルト | : | 「私も好きだけど。」……なんでそんな事いきなり言うの(笑)。 |
ユーディット | : | 「護ってくれるのね、ありがとう。護るって、約束だよ。」(GM、そろそろユーディットのロールプレイが苦痛になったのか、頭を抱えて悶える)。 |
ヴァルト | : | 「うんうん。当たり前の事聞かないでくれよ。」 |
ユーディット | : | 「そうね。私、ちょっと変な事聞いたね。」 |
レイン | : | 登場判定して、聞いていた事にしていい? |
GM | : | いいよ。 |
ラック | : | (コロコロ)ち、失敗か…… |
レイン | : | ユーディットがいるので2個振るぞ。(コロコロ)『16』で失敗だ(笑)。 |
ラック | : | なんだ……さっきの台詞で、「私も好きだよ。」 って言ったところで登場して、ひどい誤解をしてやろうと思ったのに(一同爆笑)。 |
GM | : | お前ダーク! 駄目それっ!!(爆笑)。 |
ヴァルト | : | いじめだよー(笑)。 |
ラック | : | 私は導く者【ステラ】だぞ!(笑)。 |
レイン | : | 何処に導くつもりだ(一同爆笑)。 |
GM | : | さて、そろそろ昼頃になるが、誰かアクションあるか? シーン変えるよ。 |
レイン | : | 私はこの街を知らないので、ブラつきたい。 |
GM | : | 構わない。 |
シーン3 | 荷馬車の事故 | |
シーンタロット 【 エフェクトス 】−正位置− | ||
GM | : | 君が街を歩いているとね、近くを通りかかった荷馬車が突然倒れたね。路上に転がっていた石の上に乗り上げたのが原因らしいけど、幸い巻き込まれた者はおらず、御者も軽い怪我で済んでいる。 |
レイン | : | すぐに駆けつけましょう。 |
GM | : | 御者もブチブチ愚痴を言いながら片付けを始めるね。君が手伝ってくれるなら、 |
御者 | : | 「ありがとよ。」 |
GM | : | と礼を言うね。そして、 |
御者 | : | 「時間が戻ればいいのになぁ。そしたらこんなヘマはしねぇ。」 |
GM | : | と言って去っていく。 |
ラック | : | (登場判定に成功)「やぁレインさん。」 |
レイン | : | 「ああ、貴方は……ラックさんでしたね。」 |
ラック | : | 「ところでこの街には一体何の御用でいらしたのですかな?」 |
レイン | : | ごめん、フェイムと打ち合わせがしたいのだけど。この火竜退治って極秘任務なの? |
GM | : | 違うよ。 |
レイン | : | 言ったら引かれちゃいそうだな。「うわっ、関わりたくねぇ。」 とかさ(一同笑う)。 |
フェイム | : | そらそうだろ(笑)。 |
レイン | : | 「この先に少々用がございまして。今回は寄らせて頂いただけなのですが、本日は祝い事があるようですので、“白騎士”と致しましても、祝福とか!?(自分で疑問形に)」 |
ラック | : | 白騎士なんだな(笑)。 |
レイン | : | 「少々参加させていただこうかな、と。」 |
ラック | : | 「そうですか。」 しかしこの女には何か違和感を感じたりする。ピキーンピキーンピキーン。 |
レイン | : | 私は感じないしな。それよりも私はさっきのが気になります。 |
GM | : | 服装が古めかしいっていうのも気づいて良いよ。フェイムと一緒に居た訳だし。 |
レイン | : | いいの? では、石を道端にどけた後に(一同笑う)、服屋か何かを覗きたい。衣装とか見てみよう。やっぱデザインが古いわけ? |
GM | : | 古いね。「なんだい?」 とおばさんが声をかけてくるよ。 |
レイン | : | 「……現在は何年でしたっけ?」 |
GM | : | それはちょっと難しいかな? |
ラック | : | 「レインさんレインさん、ところでもう片方の方がいらっしゃったはずですが、その方はどちらに?」 |
レイン | : | 「多分まだ寝てるのではないかと。」(一同爆笑)。 |
ラック | : | 「そうですか。」(笑)。 |
レイン | : | さっきのシーンも出てなかったし(笑)。 |
GM | : | そういう事にしておこう。フェイムはまだ寝ている。ここまで来る強行軍で彼は疲れていたのだ。 |
フェイム | : | フルプレート常に着てるし!!(笑)。 |
ラック | : | 「では、二人旅ということですが、騎士と騎士見習いといったところですか?」 |
レイン | : | 「そうです。彼の家系も騎士なのですが、私は彼の親に恩義がありまして、面倒を見ている次第でございます。」 |
ラック | : | ふ〜ん……特に何の違和感もないな(笑)。 |
GM | : | 普通だね。他に何かある? |
レイン | : | どう絡んで良いか分からん。逆にラックに『なんでそんな古い格好を?』って聞くのも失礼だよな(笑)。「こちらの地方の方はこのような服装なのですか?」 と聞いてみる。 |
ラック | : | 「地方だからといって、そんなことはないと思いますが。レインさん達の方こそ、少し変わった服装をしていますね。」 とでも言っておこうか。 |
GM | : | ちなみに<知覚>判定して。 |
レイン | : | (コロコロ)駄目。『11』で失敗。 |
ラック | : | お前の能力値8!?(笑)。 |
レイン | : | むぅ、分からなくなったぞ。彼らにとって、この気温の変化は当たり前なんだよな。 |
GM | : | 違う、気温の変化が当たり前なんじゃなくて、常日頃からこのぐらいの気温なんだと言っているよ。 |
レイン | : | なのか。「おかしいな、昨日まで暑かったんですけどねぇ。」 |
GM | : | (ラックに)そう言われると君は。 |
ラック | : | 「昨日も同じ、特に暑いという事はなかったですよ。逆に昨日は風があったので少し涼しいぐらいだったような気がしますけどね。」 |
フェイム | : | おぉう〜? |
レイン | : | ちくしょう、ラックが何処までシナリオ知ってて言っているか分からないから、混乱の一途だぜ(笑)。 |
GM | : | 特に分からなければシーンを進めてしまうけど。 |
レイン | : | う〜〜〜ん……この街に入ってから、ということではないんだよね? 一日経ってからだよね? |
GM | : | そうだね、一晩経ったらこうなった。 |
レイン | : | 服装も昨日から変わってない? |
GM | : | 昨日は……違った気がする。 |
レイン | : | うっそ!? 服装も変わったの? それはまったく分からないぞ。 |
ラック | : | 「失礼、ちょっと用事があるもので。」 と言って帰ろうかな。 |
GM | : | じゃあ君は退場ね。 |
ヴァルト | : | なんか嫌な気分がする。なんとなくプレイヤーの勘ね。キャラクターは全然違和感無い、懐かしい故郷なんでしょ? |
GM | : | うん、そうだよ。君にとってこの気候この服装は当たり前のものだよ。 |
ラック | : | いっそシーンを変えてみるか? |
一同 | : | そうだな。 |
シーン4 | 昨日のために 〜 かみ合わぬ歯車 | |
シーンタロット 【 ウェントス 】−逆位置− | ||
GM | : | シーンプレイヤーはフェイム。君は今までずっと寝てた。 |
フェイム | : | おう。 |
ヴァルト | : | ばか? 老けるよ。 |
フェイム | : | そんなストレートに言うなって(笑)。 |
GM | : | そろそろ昼頃になるので起きたってところだろうね。そこで武器を手入れしていると、またしてもまどろんでしまった。 |
レイン | : | つかえねぇ。ぼんぼんにもほどがあるわ(一同笑う)。 |
GM | : | まぁいい。はっと目を覚ますと、ユーディットが静かに微笑みながら顔を覗き込んでいる。 |
ユーディット | : | 「あの〜、お昼の支度が出来ましたよ。」 |
フェイム | : | 「す、すいません。」(笑)。 |
GM | : | 君の武器に目をやって、 |
ユーディット | : | 「貴方は戦い続けるのですね。」 |
GM | : | と聞いてくる。 |
フェイム | : | む? な、何だ? 「突然何?」 と聞き返そう。 |
ユーディット | : | 「いえ。こんな念入りに武器の手入れをしておられるので。」 |
フェイム | : | う〜〜〜ん……。 |
ユーディット | : | 「私は竜が怖いのです。竜の炎は全てを焼き尽くしてしまいますから。……奪われた昨日は取り戻せると思いますか?」 |
GM | : | と、君に謎めいたことを聞いてくる。 |
フェイム | : | 昨日? |
GM | : | 戦うことで取り戻せるか?ってよ。 |
フェイム | : | 難しすぎる……この人難しすぎる(笑)。 |
GM | : | ではさらに続けて。 |
ユーディット | : | 「もしも大切なものが奪われたら、私は自分自身を引き換えに……! いえ、忘れてください。」 |
GM | : | と激した自分を抑え込んでいる。 |
フェイム | : | 曖昧に頷いておこう(笑)。 |
レイン | : | 登場して良いですか? 同行者として出る。 |
ヴァルト | : | じゃあ出ようか。(コロコロ)出たよ。 |
GM | : | では、昼飯という事でみな戻って来たと。ユーディットが、 |
ユーディット | : | 「お帰りなさい。」 |
GM | : | と迎えてくれるね。 |
レイン | : | はい。とりあえずフェイムに報告をしましょう。街の現状などスパイしてきました。 |
フェイム | : | スパイ(笑)。 |
レイン | : | 貴方より私のほうが身分が上ですが(笑)。 |
フェイム | : | 俺らの中では、昨日から気候が一気に変わったんでしょ? |
GM | : | <事情通>で判定して。 |
ラック | : | 登場(コロコロ)ありぃ〜?(笑)。 |
フェイム | : | 『6』が出た。 |
レイン | : | (コロコロ)『1』でクリティカル。 |
GM | : | す〜ごい良くわかった。ついでにシーンカードが正位置に(笑)。 君は何か直感した。この地方がこの気候になった原因を思い出した。この地域がバルノウの燃える砂丘のせいだってことだよね。その砂丘ができたのは、火竜ロヴレンドがやって来たからなんだ。 |
レイン | : | そうか! で、私がここに来たのは、さっきのユーディットさんとの会話を教えて欲しかったからなんだ。 何時までも話さねぇからプレイヤー発言してみたが(笑)。 |
フェイム | : | うむぅ(うなずき、話そうとする)。 |
ラック | : | 「やぁレインさん。」 |
一同 | : | あまりの間の悪さに突っ伏す。 |
フェイム | : | こ、こいつは(笑)。 |
レイン | : | 確信犯め(笑)。「いやぁロックさん。」(一同笑う)。 |
ラック | : | 「ラックです。」(笑)。「こちらの教会にお泊りなのかな?」 |
レイン | : | 「はい、そうです。ご厄介になっております。明日までお借りしようかなと思っております。明日になったらまた旅立つ予定でございます。」 |
ラック | : | 「そうですか。」 |
レイン | : | 予定は潰れそうだがな。 |
フェイム | : | ん。 |
レイン | : | ではラックに 「貴方は“火竜ロヴレンド”を知っていますか?」 |
ラック | : | <事情通>で判定するよ? |
GM | : | 知っているかどうかね。 |
ラック | : | (コロコロ)成功。「聞いた事ぐらいありますが。」 |
レイン | : | よかった。「では、それがこの近辺に住んでいるなんてことは……ないですよね?」 |
GM | : | まったくないね。 |
ラック | : | 「まさか。そんなことになったら、この街は大変な事になりますよ。」 |
レイン | : | (大げさに声を上げて)「そ〜うですよねぇ! アハハハハ!」 とお茶を濁して── |
GM | : | ちなみに、レインのいた現代は1060年前後だったけど、ロヴレンドが飛来したと言われているのは700年前後だ。 |
レイン | : | ちょっとまて、年代の確認はできないんだろ? |
GM | : | いや、これは君の知識として持っているものだ。 |
レイン | : | そうか、でもどこで確かめればいいんだ? |
ラック | : | 「一体あなた達は何の御用でこの街にいらしたんでしょうか?」 |
レイン | : | 「今、自分の目的に壮絶な矛盾を感じてきて困っているのですけど。」 |
ラック | : | 「さっきから聞いていると、何か探っているようですが? この街に何かあると思っているのですか?」 と少し威嚇をする。 |
GM | : | “村人A”としては言うだろうな。 |
レイン | : | こっちは怪しいだろうしな。なんてったって我々は村人“A”“B”を『そんな人間いねぇ!』といきなり決め付けた連中だからな(一同爆笑)。 |
フェイム | : | お前だけ!(笑)。 |
レイン | : | でも、探られてるな。やり辛いね。 |
ヴァルト | : | 「あら、ラック。今日はこっちに顔を出していたの?」 |
レイン | : | ! ナイス助け舟! |
フェイム | : | ナイスか?(笑)。 |
レイン | : | 助かるよ。 |
ヴァルト | : | 「婚約者を放っておいてこっちに来ていていいのかしら?」(一同笑う)。 |
ラック | : | 「た、頼まれて買い物に来ただけなんだ。」 |
レイン | : | 教会にか?(笑)。 |
ラック | : | ここは立ち寄っただけだ(笑)。 |
ヴァルト | : | 「ここで立ち話もなんでしょ。なんだったら、奥でお茶でもいかが?」 |
ラック | : | 「いや、買い物の途中だから俺はこれで帰るよ。」 |
GM | : | では君は退場だ。 |
ラック | : | 「また来るぜベイビィ!!」(一同爆笑)。 |
レイン | : | プレイヤー発言と受け取っておこう(一同笑う)。 「では、私の方もお世話になりっ放しですので、お昼の準備の手伝いでも致しましょうか。」 |
GM | : | では3人も奥に消えて、このシーンは終了。 |
ラック | : | 去り際に少し思う。『あの女、確かにあの剣と同じ匂いがした……。“カーネイジ”だ。』 |
GM | : | お前それ邪悪な魔剣の方じゃん(爆笑)。 |
シーン5 | 竜の住処 | |
シーンタロット 【 ファンタスマ 】−正位置− | ||
GM | : | 鎖が少ないのは……レインだね。どこか行きたい所ある? |
レイン | : | どう考えても、ユーディットが何かしたっぽい。 |
フェイム | : | えっ? あいつが? |
レイン | : | 何か怪しい。変な魔法でも使っているんじゃないの? そして荷馬車の男が時間がうんぬんかんぬん変な事言ったのはただの伏線っぽい。『時間』『戻す』といったキーワードに注目させるための。 |
ラック | : | あんた今何処にいるの? |
GM | : | そうだね、昼が終わったね。どうする、街の外に出てみるとか色々アクションはあるが。 |
レイン | : | じゃあ……それに乗ってみる。途端に暑くなったりするのかな? |
GM | : | ではそういうシーン。 |
ヴァルト | : | 登場成功。 |
フェイム | : | 登場成功。 |
GM | : | 君は街の出口に向かうね。出口が開けると、君が知っている砂丘が影も形もない。 |
レイン | : | 無いんだ。普通の地形なんだ。おかしさは分かったけど、どうすればいいのかわからないよね。 |
ヴァルト | : | じゃあ私が話し掛けよう。レインさんはどこにいるのですか? |
レイン | : | 街の外を見ながら呆然としているよ。現実逃避して“レッドホーン”に餌でもあげ始めそうだ。(一同笑う)。 |
GM | : | 馬は何故か一緒にいるぞ(笑)。 |
ヴァルト | : | 「レインさん、外に馬を放し飼いですか?」(笑)。 |
レイン | : | 「これは何だ!? 何なのだこれは!?」 |
ヴァルト | : | 「は?」 |
レイン | : | 「昔からこんな風景でしたか!?」 |
GM | : | 前々から変わっていないね。 |
ヴァルト | : | 「昔からこうでしたよ。」 |
ラック | : | 今だ登場(コロコロ)失敗〜(笑)。 ちきしょう、混乱させてやりたかった(笑)。 |
GM | : | お前最悪だな(笑)。 |
レイン | : | 「この街は“アルゲスハイム”ですよね?」 |
ヴァルト | : | 「“アルゲスハイム”ですよ。何言ってるんですか?(笑)」 |
GM | : | まさしくその通りだな(笑)。 |
フェイム | : | ロヴレンドのこと直に聞いちゃった方が早いんじゃないかな? |
レイン | : | でもロヴレンド知らないって言っていたよ。 |
ラック | : | そんなものいないよ。 |
レイン | : | 私はユーディットにから直接聞きたいんだ。あいつだけがロヴレンドの事知ってるっぽいんだ。 |
フェイム | : | ふんふん。 |
レイン | : | だから彼女が何かしたのかなと思ったんだ。焼けた十字架にしろね。初日の十字架は焦げていたじゃん、その時はおかしくなかったよな。次の日になったら綺麗になっていたよね。たぶん、あのタイミングで過去に戻ったんだよ。新しいのを用意したんじゃなくて、あそこで時間が戻ったんだ。 |
GM | : | まぁいいや、そんな推理をしているとそろそろ夕刻、結婚式が始まるよ。 |
レイン | : | ああ、では行きましょう。 |