GM | : | さぁて、夜中になりますねぇ。 |
レイク | : | 警戒しましょう。 |
GM | : | なら、森の入り口に女性が現れた。 |
バシル | : | 誰かモニターセンサー(何それ?:笑)で、奴が幻術じゃないか調べろ、って言いたい。 |
GM | : | 後ろに髑髏の剣士を連れているね。 |
バシル | : | ええっ!? |
ロット | : | ダッシュで駆けつける! |
バシル | : | 職務質問をするぞ。「あなた、そんな危険な物を持ってちゃいけませんよ!」(一同爆笑)。 |
GM | : | 『知識技能』で判定してくれ。 |
バシル | : | 成功。 |
ロット | : | 失敗(笑)。 |
GM | : | 成功した人は、それがドラゴントゥースウォリアーだということが分かります。 |
ラーニス | : | (気づいた人)ぬぉぉぉっ!? |
バシル | : | (気づいた人)流石は5LVソーサラー。連れている護衛も格が違う。 |
ロット | : | (気づかなかった人)僕は気づかない。ただのスケルトンだと勘違いしていよう(一同爆笑)。 |
レイク | : | (気づいた人)なんで(笑)。 |
ロット | : | スケルトンごとき僕の敵じゃないよ(一同爆笑)。 「そんなザコを連れて、何を威張ってるんだ!」(笑)。 |
GM | : | 知識の無さをひけらかすな(笑)。 |
レイク | : | すみません、その女性に見覚えがあったりしませんか? |
GM | : | は〜い、泉で裸を覗いてしまった女性です。 |
レイク | : | やっぱり。 |
女性 | : | 「全く、獣の牙の傭兵とはしつこい連中だ。いくら駆逐しようと、またゾロゾロと増える。」 |
ロット | : | 「何者だ!」 |
GM | : | 彼女はサナリーと名乗った。 |
サナリー | : | 「まあいい。貴様等に問うが、何故にこの村を守ろうとする? 奴らは双面、平気で他人を裏切る連中だ。この様な連中を、命を懸けてまで守る必要があるのか?」 |
GM | : | と、彼女はどこか悲しそうな表情を見せます。 |
ロット | : | そんな事言ったって、こっちだって命懸けなんだよな(笑)。 |
GM | : | 何が? |
ロット | : | 食料!(一同爆笑)。 |
ラーニス | : | これは非常に切実な問題だ!(爆笑)。 |
バシル | : | 「無碍に人が殺されるのを、見殺しにしたくない。」 |
サナリー | : | 「無碍 |
GM | : | と言って彼女はバシルを睨む。 |
ロット | : | 敵と分かった以上、獣の牙まで連行しようかな。 |
レイク | : | しない方がいいと思う。 |
バシル | : | 「何か理由があるなら言ってみろ。」 |
サナリー | : | 「……森の一角 ──“A”の地点── に、地面を掘り返した場所がある。そこに我が復讐の理由が隠されている。 連中に肩入れする以上、貴様らは私の獲物だが、そこに行くのであれば、私はお前達を襲わないと約束しよう。」 |
バシル | : | 「それまで村人を襲わないのか?」 |
サナリー | : | 「それはまた別の問題だ。この集落の者は全て許しはしない。 そこで何かが見つかったなら、それをこの村の長にでも聞くがいい。その後、改めてお前達の話を聞こう。」 |
GM | : | と言って彼女は森に踵を返していく。 |
ロット | : | 「スケルトンの護衛なんて役に立たないのにな〜。」(笑)。 |
GM | : | それを聞いたドラゴントゥースウォリアーはギラリと目の色を変えると、ロットの目の前で二回攻撃をしてみせた(一同笑う)。 |
ロット | : | 「……珍しいスケルトンだ。」(一同爆笑)。 |
バシル | : | 何処まで愚かなのだろうか(一同爆笑)。 |
ラーニス | : | 今は何時くらい? |
GM | : | 結構遅いけど、ビーストマスターは夜目が利く者が多いから大丈夫だ。 |
バシル | : | 多分、死体が埋まっているのだろうと思われる。死者を掘り起こす作業を夜やるのか(笑)。 |
ロット | : | 僕、昼間ずっと寝てたから元気(笑)。危険も無いみたいだし、行くか? |
GM | : | 虎じゃないものに襲われたりして。 「く、熊が出た〜!」(一同爆笑)。 |
レイク | : | 明日にしますか? |
バシル | : | 朝早く行こう。 |
GM | : | 別にいつだっていいよ。明日でも明後日でもキャンペーンが終わってからでも。「あ、そういえば忘れてた。今から掘りにいこうぜ。」(笑)。 |
レイク | : | この村にも何人か、襲撃に耐え切れる人間を置いとかなきゃやばくない? |
ロット | : | 行くメンバーは安全なんでしょ? 行動は早い方がいい。このシナリオ、時間を掛ければ掛けただけ被害が広がるんだ。僕とバシル、あとは死を予知できるガクあたりで行けばいいと思うんだが。 |
バシル | : | 素晴らしい人選だ! |
ラーニス | : | それじゃ、俺ら寝て待ってるから行ってきて。 |
GM | : | 行ったー。『知覚技能』で判定だ。レンジャーいないけど(笑)。 |
バシル | : | キッツ!(爆笑)。早くも人選ミスが(笑)。 |
GM | : | 『−40』の修正だけど、集中力もあるしいつか成功するでしょ。 |
バシル | : | それって、何回でもやっていいって事か? |
GM | : | 午前・午後と一回ずつなら何日でもね。 |
ロット | : | (コロコロ)失敗しちゃった。『−40』は辛い。 |
ガク | : | (レイクPLが判定代行)(コロコロ)あっと『15』。成功! |
GM | : | おお、一回目で見つけたか。地面を掘り返して埋め直した跡が見つかる。 |
バシル | : | 掘れるぶんには掘るよ。 |
GM | : | シャベルぐらい用意してきた事にしよう。掘り始めるとすぐに人間の死体が出てくる。服装からみて猛虎の部族の死体が四体。結構古いみたいで、完全に白骨化している。 |
ロット | : | まあ、虎の毛皮とかを纏っているから分かるだろう。 |
バシル | : | さて、埋めてやるか。 |
GM | : | さっさと綺麗に埋め直すんですか?(笑)。 |
ラーニス | : | <センスマジック>でも使ってみたらどうだ? |
GM | : | ガクが使ったが、特に魔力は感じないそうだ。 |
ロット | : | だったら<センスオーラ>だ。 |
バシル | : | 死んでるよ(一同笑う)。 |
GM | : | 確かに死んでいる(笑)。負の精霊力は感じない。辺り一面ノームがさんさんと輝いている(一同爆笑)。 |
レイク | : | で、これは何なの? |
バシル | : | これは村長に聞いてみよう。今度は抵抗に成功しなければ(一同爆笑)。 |
GM | : | 探索部隊が集落まで戻ってきました。 |
バシル | : | カクカクシカジカ。こういう事があったのだよ。 |
レイク | : | それを村長さんに聞きに行きますか。 |
GM | : | いや、その前にオートイベントが始まるのだ。 |
ラーニス | : | 何? |
GM | : | 朝早くサナリーがやって来る。 |
サナリー | : | 「どうだ、あの場所は見てきたか?」 |
バシル | : | 「見てきたよ。あの死体は何だ!」(ビシッと指を突きつける)。 |
サナリー | : | 「バルバス様が復活なされたのは知っているな?」 |
バシル | : | うん。 |
GM | : | バルバスが復活した時に、スマーシュ以下の双面の部族は身の危険を感じて、バルバスの下に寝返った訳だ。 |
ロット | : | うんうんうん。 |
GM | : | 双面の部族が裏切った時、一時的に獣の牙のバランスが崩れて、ベルディア軍がクリスタニアに押し寄せた事があるんだ。で、ロマの砦を攻めるのに都合の良い場所にこの集落があった。ここを基点にして砦を攻めようと、彼女らは集落に訪れた。だがしかし、ここでイレギュラーが起こった。 双面の部族は自分らの陣営に寝返ったという事で油断していた彼女らの許に、獣の牙の傭兵達が襲撃してきたのだ。逃げ延びられたのは≪リープ≫が使えた彼女だけで、他の者は抵抗の甲斐も無く、皆殺しにされてしまったのだった。 |
ラーニス | : | ここの集落は、獣の牙を裏切らなかったんだな。 |
GM | : | 裏切れなかったんだ。この集落にしてみれば、もしロマの砦攻略が失敗したら、神獣の民によって四方から袋叩きにされるし、もし成功したとしても戦闘の最前線にされるだけだ。それなら獣の牙に付いた方が得策だと考えたらしいね。 そして、生き延びたサナリーはこの村に復讐を誓ったのだ。 |
バシル | : | 今回のキャンペーン、リベンジイベントばっかりだ。 |
GM | : | それが“復讐伝説”たる所以だよ。 |
サナリー | : | 「その後、私は打ち捨てられ雨ざらしにされていた仲間の遺体を奪い取り、我が復讐の誓いの証としてあの場所に埋葬した。『連中をこの爪と牙で残らず狩り散らす』という誓いを立ててな。 その後、私は族長の指導の下で未熟だった自身を鍛え、復讐を果たせるだけの実力を手に入れた。ようやく……ようやく許可が下りた。復讐の機会が得られたのだ。 もはや魔術も不要。私は卑しき双面どもを皆殺しにし、我らと同じく雨ざらしにしてやる。そうしない事には、この胸の奥に燃え盛る復讐の炎は静まりはしない。 お前達に問う。お前達が真に正しいと思うのはどちらだ。裏切りに塗り固められた卑しい双面と、裏切られて仲間を失い、復讐を誓った私と。」 |
一同 | : | う〜ん。 |
ロット | : | (ボソ)ここはリーダーに(一同大爆笑)。 |
ラーニス | : | なんだとぉー!?(爆笑)。 |
バシル | : | でった〜、リーダー責任押し付け!(爆笑)。 |
レイク | : | 私には、同じ事をやってるようにしか見えないけどね。 |
ロット | : | どっちが正しいんだろうな、これは。 |
ラーニス | : | 頭の中に『猛虎の民は悪者』っていう観念ができているからな。公平な判断が出来ないよ。 |
ロット | : | 結局、こういうのは立場の問題なんだよな。 |
バシル | : | 「あなたがやっている事は悪い事とは思わん。だが我々には獣の牙としての立場がある。悪いがあなたに賛同はできん。」 |
GM | : | それでいいでしょ。立場の問題だしね。 |
サナリー | : | 「そうか、分かった……しょせん貴様らは獣の牙だということか。」 |
バシル | : | 「それはあなたが猛虎の部族であるのと同じ。」 |
サナリー | : | 「ならば、我が復讐の糧となり、ここで散れ。」 |
GM | : | そう宣言すると、彼女の身体は顔から虎へと変貌していく。 |
ロット | : | なら俺らも同時に≪パーシャル・ビースト≫ |
GM | : | 残念、これは敵NPCの特権なんだ(一同笑う)。 |
ラーニス | : | なんだそりゃ〜(爆笑)。 |
GM | : | (強引に)はいはい、イニシアティブです〜(一同笑う)。 |
第1ラウンド イニシアティブ 8 先攻 | ||
---|---|---|
ロットは≪ボーアファー≫、ラーニスは≪ウルフファー≫にて、互いに装甲点を上昇させる。 バシルは全員に<シャドウボディ>をかけて回避を上げる。 レイクは≪イーグルサイト≫で射撃の準備を整える。 レシュタは<ボディープロテクション>を前衛の4人に。 ガクは<ファイアウェポン>を前衛の4人に。これで早くもフラフラに(笑)。 フラクリスはサナリーを攻撃し、かすり傷を負わせる。 ラグーンの攻撃はかわされた。 サナリーが吼えると、傍の茂みからもう一匹サーベルタイガーが飛び出てきた! | ||
ロット | : | 眷族召喚!? ばかな、レベル『7』ぁぁぁッ!? |
第2ラウンド イニシアティブ 10 → 8 先攻 | ||
ロットは眷族と一騎打ち! 本体は三人がかりでメッタ打ち! ラーニスとロットはそれぞれ≪パーシャルウルフ≫≪パーシャルボーア≫で半獣人と化し、これで戦闘準備が整った。 その脇でレイクが矢を放ち、これがサナリーにクリティカル!……だが惜しいかな、彼女の武器には<ファイアウェポン>がかかっておらず、ダメージは与えられなかった。 バシルは眷族に<ファナティシズム>をかけた。眷属はこれに抵抗できず、防御技能が低下する。 フラクリスは魔剣と炎の剣での二回攻撃をともに命中させるが、サナリーはなんなくそれを回避する。 ラグーンは防御専念。……本当にこいつは影が薄いな(笑)。 レシュタはロットに懇願され、<ストレンクス>をかける。 眷族はロットを攻撃し、爪を命中させて『12』点のダメージ。 サナリーの攻撃は鬼門のフラクリスに。片方は回避に成功し、ダメージは『15』点。 | ||
第3ラウンド イニシアティブ 1 後攻 | ||
サナリーは聞く者を恐怖に陥れ打ちのめす≪タイガーロアー≫を使用する。それに対してPC達が端から抵抗に失敗し、ほぼ全員が攻撃技能に『−20』のペナルティを受けてしまう。余程恐ろしかったとみえる。 眷族は立て続けにロットを攻撃するが、牙を回避された後の爪の一撃は『100』で大失敗。 恐慌を起こしたロットは≪ウォークライ≫を使用し、精神の影響を打ち消す。 もはやマイペースな戦闘スタイルを確立したラーニスは、今やっと≪フルムーンストレンクス≫でございます。目の前にサーベルタイガーがいるというのによくやる(笑)。 レイクは眷属に対し≪フェザーショット≫を放つ。4本の羽に貫かれた眷属は合計『13』点のダメージ。 フラクリスは二回命中させ、合計23点。バシルは<ストーンブラスト>で眷族を攻める。 | ||
第4ラウンド イニシアティブ 7 先攻 | ||
ラーニス | : | やっと攻撃で、判定は成功。集中力でクリティカルを狙いたいな(コロコロ)『04』でこれも成功だ。当たったなら19の倍で『38』点!! |
GM | : | マジで? |
ラーニス | : | マジで〜。次、牙が『54』で成功。 |
サナリー | : | (コロコロ)それは回避成功。 |
ロット | : | ではこっち。ハルバード・ザ・ファイア(コロコロ)ああ惜しい、普通の命中。当たったなら『14』点。さらに牙が命中。 |
眷属 | : | (コロコロ)これは……惜しくも回避失敗。 |
ロット | : | ダメージは期待値の『11』点。 |
レイク | : | ≪フェザー・ショット≫を今度はサナリーに。抵抗して。 |
サナリー | : | (コロコロコロコロ)おおっ、全て抵抗成功! |
フラクリス | : | NPCの攻撃は面倒臭いな〜(コロコロコロ〜)攻撃失敗と命中で、回避されて終了。 |
バシル | : | 俺の行動か。眷属に<バインディング>だ。 |
眷属 | : | (戦闘がつまらなくなるような魔法使うなよと思いつつコロコロ)よっしゃ〜抵抗成功! |
バシル | : | チッ、成功したか。集中力を使えばよかった。 |
GM | : | 集中力は後から使用してもいいよ。 |
バシル | : | いいの? じゃあ(コロコロ)成功。 |
眷属 | : | 再抵抗(コロコロ)『09』成功〜。 |
GM | : | レシュタが何もしてないな。どうするか。<ライトニング>は周りを巻き込むし……羽根を生やそう。 |
眷属 | : | ロットを攻撃だ〜(コロコロ)二回とも攻撃成功。 |
ロット | : | 牙を避けて、爪が当たった。 |
バシル | : | 痛い方は確実に避けてるな(笑)。 |
眷属 | : | ダメージは『8』点。 |
サナリー | : | (コロコロ)ラーニスに攻撃して命中とクリティカル! |
ラーニス | : | まず回避が成功成功の両方成功。クリティカルには集中力で(コロコロ)これは失敗。 |
サナリー | : | 「死んでしまえー!」と言ったか言わないか。(コロコロ)11だから『22』点。 |
ラーニス | : | む、まだまだ大丈夫。 |
第5ラウンド イニシアティブ 7 先攻 | ||
痛手を被ったラーニスはそのまま反撃! 牙と剣とで『22』点と『20』点のクリティカル・ダメージを叩き込む。 ロットは果敢に攻撃を仕掛け、命中はさせるもののダイス目が低く、ダメージが『14』点に『15』点と振るわない。 レイクは再度≪フェザーショット≫を放ち、今度は数本が抵抗を打ち破った。防護点無視の羽がサナリーの生命力を確実に減らしていく。 フラクリスの攻撃は『05』&『01』で共に回避されて終了。 バシルのしつこい<バインディング>がついに効力を発揮し、眷属は蔓に絡みとられて身動きが取れなくなってしまう。こうなるともはや何も出来ない。 眷属が戦闘離脱した事で一気に形勢不利となった敵サイド、流れが完全にPC側に移ってしまったらしく、サナリーの攻撃も<シャドウボディ>の修正に阻まれて当たらない。 | ||
第6ラウンド イニシアティブ 7 先攻 | ||
ラーニス | : | んじゃ攻撃だ(コロコロ)『05』でクリティカル。 |
サナリー | : | マ、マジか!? (コロコロ)だめだ、回避失敗。 |
ラーニス | : | ダメージが(コロコロ)大きいぞ20だ。倍にして『40』点。 |
サナリー | : | (無言で生死判定)終わった。 |
レイク | : | パチパチパチ。 |
ロット | : | なら、動けない眷族を殺す。 |
バシル | : | 動きが止まっている者に対して容赦ないな(笑)。 |
GM | : | <バインディング>はそのうち解けるからな。 |
結局、身動きの取れない眷族は皆でタコ殴りにされ、短い生涯を終えたのであった。 |
GM | : | 倒れたサナリーは、息も絶え絶えに君達を睨みつける。 |
サナリー | : | 「やるな……貴様等。私には時間がなかった……焦りすぎたという事か……。貴様等さえ……来なければ……復讐を……。」 |
GM | : | こみ上げてきた血塊をゴホッと吐き出し、彼女は自虐的に笑います。 |
サナリー | : | 「ハハハ……。意固地にならず魔術を使えば、貴様等などに遅れは……とらなかった……。」 |
バシル | : | 「何故だ、魔法を使わなかったのは。」 |
ラーニス | : | 7レベルソーサラーが。 |
サナリー | : | 「……我が牙と爪とで、双面共を引き裂くと……バルバス様に誓った……。それだけの事だよ……つまらぬ事と笑いたくば…………。」 |
GM | : | そして彼女の声はか細くなり、ほとんど聞き取れなくなる。最後に何かを言おうとしているよ。口元に近づけば聞き取れるかもしれない。 |
バシル | : | 俺は聞く。それが呪いの言葉だったとしてもいいや(笑)。 |
GM | : | そんなアヤシイのは暗黒魔法にしかないよ。 |
レイク | : | じゃあ聞こう。 |
GM | : | では彼女は、搾り出すようにして一言、 |
サナリー | : | 「……次の周期では…………必ず殺す──!」 |
レイク | : | うわっ。 |
GM | : | それを最後に息を引き取った。 |
ラーニス | : | 次の周期では……か。しかしそれはないな。 |
GM | : | い〜や、あるんだな。周期はいずれ失われるとはいえ、今はまだ周期の輪の中なのだよ。 |
ラーニス | : | なぜなら、何度繰り返そうと私は絶対負けないからだ!(笑)。 |
GM | : | くそ〜、次はソーサラーマジックも使ってやる(負け惜しみ)。 |
ロット | : | 終わったな。獣の牙に報告しよう。 |
バシル | : | とりあえず、彼女は仲間の埋められた所で一緒に手厚く葬ってやる。 |
レイク | : | 村長への報告は? |
ロット | : | ……気が乗らない。ラグーンに任せよう。もともと僕らの仕事じゃないし。その他事後処理も任せよう。 |
GM | : | では、何も言わないならこれで終了。君らは黙って立ち去ると。それでは皆さん、お疲れ様でした。 |
一同 | : | お疲れ! |
ラーニスは悩む。レイクも悩む。14歳のロットすら悩む。意見はまとまらず、無駄に時が流れ続けた。この間GMはヒマでしょうがない。
そして、人外の者の口が開かれた。