邪教徒には負けない！

ファーズの街 ： 南東地区
サンドロ：よし、まずはこっちから行くぜ。
ＧＭ：まさか1ラウンド目で発見されるとは。早いよ（笑）。
ボーデル：それでも、相手の強さによっては9ラウンドで倒せるか分からない。
アーティ：暗黒神官（＝回復魔法が使える）だしな。
サンドロ：大丈夫だ。相手はたった2人、速攻で全火力を叩き込んで即殺だ（笑）。
ＧＭ：では黒ローブも君達に気がつき、バッと振り返るよ。
男の声：「何奴！」
ボーデル：（見得切り） 「ここで会ったが100年目～！」
女の声：「チィッ！　見つかったか！」
ＧＭ：と、2人がフードを外す。そこに現れたのはカーディとニルガス！
アーティ：それ分かって良いのか？
ＧＭ：だってほら、ゴーマンから情報を聞き出したじゃない。
ゴーマン（回想）：（例の縛られているジェスチャーをしながら）「きぃぃえぇぇ～！！」（一同笑う）。
アーティ：（鞭を振るう）ピシッ！　ピシッピシッ！（笑）。
サンドロ：（ボディブロー）ドスッ！　ドスッ！（笑）。
ゴーマン（回想）：「おふぅっ！　痛い！」　お前ら、好き放題やってるな（笑）。
カーディ：「見つかっちまったらしょうがないねぇ。殺ってやろうじゃないか。」
クロウ：【宝珠】 を持っているのはどっち？
ＧＭ：ローブの影で分からないね。
サンドロ：距離はどんなだ？
ＧＭ：10メートルってところだ。
サンドロ：距離10メートル、最高だな（笑）。
クロウ：なんで？
サンドロ：ボーデルが ≪通常移動≫ で接敵できる（一同笑う）。
ＧＭ：そこで、カーディは君たちの事に気が付くね。
カーディ：「なんだ、良く見たらこの間の連中じゃないか。」　と言って、嬉しそうにニヤリと笑う。
「この際だ、お前らも八つ裂きにしてやる･･････全員ぶっ壊してやるよぉぉぉぉぉッ！！ 」
クロウ：カ、カーディス（笑）。
ボーデル：まさにカーディス丸出しじゃあ（一同笑う）。
ニルガス：「貴様らは我々の目的の前に敗れ去り、我らの栄光に花を添えるのが役割よ！」
サンドロ：「薄汚い暗黒神官共め、私が成敗して──！」

　その瞬間、GMすらも予測し得ない出来事が彼らを襲った･･････。

戦闘1 破壊の女神が破壊しきれない！

サンドロ：では武装解除して徹底的に縛り上げるぞ。
アーティ：それと口枷だ。猿轡を噛ませておく。
ボーデル：あと危険物の類は押収じゃ。
ＧＭ：カーディの持っていた武器は魔法の武器ですね。グレートアックス＋1。
ボーデル：とはいえ、使うのは躊躇われるな。
サンドロ：保管して魔術師ギルドでアナライズしてもらおう。場合によっては私が使う（笑）。
アーティ：･･････ええ？
サンドロ：安全な武器だった場合はだ（笑）。
クロウ：ねぇ、例のモンスターはどうなった？
サンドロ：そうだった。確認しよう。
ＧＭ：では、そのタイミングでNPCの方に移ります。
ファーズの街 ： 北東地区
ＧＭ：（NPCデータの書かれた紙を渡して）というわけで、はいどうぞ分けてください。
クロウ：ええー！（笑）。
サンドロ：予想通りじゃないか。切り分けよう。おっと、マフィはいない･･････
こいつ、こっちに引っ張ってきて良かったな（一同笑う）。
クロウ：良かった良かった（笑）。
アーティ：誰が誰を使う？
サンドロ：えーっと、7人いる。さて･･････ドワーフが3人もいるな（一同爆笑）。
（ボーデルPLに）ドワーフ全部担当してもらおうと思ったが、3人は多いな（一同笑う）。
ボーデル：うっほほ（笑）。なんじゃそりゃあ！（爆笑）。
クロウ：ドワーフ1人もらうよ。
サンドロ：じゃあボーデルは残りのドワーフ担当で（一同笑う）。
アーティ：俺も2人もらうよ。
NPCの割り振りは、以下の通りに決まった。

サンドロトゥルス、ラダー
アーティチャザン、ガネイド
ボーデルヴェナ、バルバル
クロウマイル
クロウ：あたし、ずっと殴ってればいいよね。
ボーデル：マイルはそれでいい。
アーティ：ちょっと、プリーストマジック見せて･･････これっきりしかないの？
ボーデル：そうだよ。どれだけ習得経験値少ないと思ってんの。
サンドロ：その分、制約は少ないけどな。金属鎧も可だし。
ボーデル：ソーサラーマジックの偉大さが分かったか！
アーティ：ちょっと分かった気がする（一同笑う）。
ＧＭ：さて、では君達の前に黒ローブが2人。
黒ローブ：「んん？　だぁれぇじゃあああ～？」
バルバル：「ええい、この暗黒神官めが！」
黒ローブ：「うへえへへぇ！　そのとおりだぁ～！」
ＧＭ：と、フードを外した。クレイジンだね。
クロウ：名もなき狂気の神だね。
バルバル：「ふっふっふ、天誅をくらわしてくれる！　我らの野望のために、貴様らを倒し神殿を建てる礎としてくれるわ！」（一同笑う）。
クレイジン：「ひぇっひぇっひぇ！　我が肉体は死した後も負のオーラを垂れ流し、貴様の神殿を染めるであろう～。しかし礎か、そういう最後もなかなか悪くないかも知れんのう！」　と、悦に入っている。
ＧＭ：で、話が一段落したとみるや、隣の男がフードを外す。ミッゴリウスだね。
ミッゴリウス：「久しぶりだなドワーフ君。邪魔をする気かね？」
ＧＭ：と聞いてくる･･･け～ど～、ボーデルいない（一同笑う）。
ボーデル：そうじゃ（笑）。
アーティ：俺もいない（笑）。
ＧＭ：えーと、あとは･･････トゥルスか。
ミッゴリウス：「･･････よう、ファリスの旦那。この間は世話になったじゃないか。お礼にぶっ殺してやる！」
トゥルス：「もう一度世話してやろうじゃないか！」
ミッゴリウス：「ミゴリ神の粋な計らいに感謝し、復讐を遂げてやるぜぇぇ！」

戦闘2 努力と友情で少年誌的な勝利を！

※ この戦闘には過去最長のラウンド数がかかっており、かなりのボリュームがあります。

ＧＭ：では、君達がミルリーフ・ドラゴンの方を見上げると、それはファリス神殿に到達することもなく、わずかに手前でボロボロと崩れ始め、ゆっくりと消えていきます。
一同：お疲れー。
サンドロ：何とか、補助魔法が切れる前に倒せたな。
ボーデル：険しい戦いだった──。
サンドロ：し、死亡2人（笑）。
クロウ：で、気絶が一人。
サンドロ：ボロッボロじゃねぇか（笑）。
ＧＭ：ではそこに、先に戦闘を追えたPC達が駆けつけますと。
サンドロ：ん。じゃあNPCを返そう。
ファーズの街 ： 東地区
ＧＭ：では、サンドロ達は戦闘終了後、北東の方で起きている喧騒の音を聞きつけ、そちらに向かいましたとさ。
サンドロ：オーケイ。
アーティ：ファリス神官達は？
ＧＭ：姿が見えないよ。ご都合（笑）。
アーティ：なにぃ？　ご都合主義め！
サンドロ：では、駆けつけた後にこっちの連中も縛り上げて、猿轡を噛ませよう。
ボーデル：暗黒神官を2人捕らえた。
バルバル：「ボーデル殿～！　ワシは、ワシは、やってやりましたぞ～！！」（一同笑う）。
ボーデル：おおー！　がしっ！妙な親近感を覚えた（一同爆笑）。
サンドロ：「こっちも片付いていたか。･･････こ、これは！？」（一同笑う）。
ボーデル：死屍累々（笑）。
サンドロ：こう、まぶたをゆっくりと閉じてやるのだ。「よくやったぞ。」
クロウ：「ガネイドさんが死んじゃったー！」
トゥルス：「非常に･･････非常に厳しい戦いでした･･････。」
サンドロ：「マイルと･･････ガネイドが死んだか。」
クロウ：うん、死んだ。マイリー神の元へ行った（一同笑う）。
トゥルス：「私はまだ、修行が足りないようです。」（一同笑う）。
クロウ：お前、頑張ったよ！（笑）。
ＧＭ：何か、序盤でキャラが立った奴から死んでないか？（一同笑う）。
ボーデル：単純に ＜フォース・イクスプロージョン＞ に巻き込まれたかどうかの差だろ（一同爆笑）。
クロウ：そうだね（笑）。
サンドロ：トゥルスは巻き込まれたが、まだ生きてるぞ（笑）。あれだけの攻撃に晒されて（一同笑う）。
ボーデル：グレートソードをブンブン振り回されて、いきなり目の前で大爆発が起こって･･････まさに暴風雨の様な攻撃に晒されてたよ！（一同笑う）。
サンドロ：こいつ、生き残ったのすげぇよ（笑）。
ボーデル：倒れては起きて、倒れては起きて･･････
そこらの少年漫画の主人公のような戦いざまだった（一同笑う）。
アーティ：つまりあれか、『努力・友情・勝利』か（笑）。
サンドロ：さて、捕らえた暗黒神官達をファリス神殿まで連行しよう。
アーティ：待った、残りの暗黒神官達は？
ＧＭ：ナイスだアーティ。そう言ったところで、上空から声がかかります。屋根の上です。
アーティ：高笑いか？（笑）。
クロウ：馬鹿と煙はなんとやらって言うけど。
ラリファス：「貴様ら･･････」
ＧＭ：と、声の方を見ると、そこにはローブの者が3人。
ラリファス：「貴様らか、我らの決死の作戦を邪魔してくれたのは。･･････よくもやってくれたな。」
ボーデル：「大それた企みを抱いたようじゃが、それもここまでじゃ。」
リツェード：「貴様らのせいで我々の計画は失敗に終わったようだ。」
ＧＭ：と、クレイジンの手からこぼれて転がっていた【宝珠】に目をやります。
リツェード：「しかし、今回は負けを認め、これで潔く引き下がるとしよう。
　さて、そこにある【宝珠】は渡してもらえるかな？」
サンドロ：へ？　俺達に言ってるのか？
ＧＭ：そう。
サンドロ：「･･････渡すわけがないだろう。」（一同笑う）。
クロウ：割ってやりたい。
サンドロ：「欲しければ奪い取ればいい！」
ラリファス：「威勢がいいな。では、そうさせていただこう。」
ＧＭ：と、黒ローブが2人、動きます。
サンドロ：まだ来るのか（笑）。
クロウ：もういいよ、死にそうだよ（笑）。
ボーデル：ヤバイッスよ。一人くらい8～9LVが混ざっていてもおかしくない。
ＧＭ：では、その内の一方がバサッとローブをはだけると、どうやらダーク・エルフのようですね。
クロウ：あらあら。
アーティ：やっぱり。
ラリファス：「リツェード、【宝珠】は私が回収する。貴様は先に隠れ家に戻り、次の計画の準備に入ってくれ。」
リツェード：「分かった。我が神の【宝珠】は任せたぞ。」
ＧＭ：と、リツェードは1人、視界から消えていった。そしてラリファスとセフォーが君達の前に降り立つ。
アーティ：一生懸命降りるんでしょ（一同笑う）。
ＧＭ：･･････（データを見て）駄目だ、飛び降りたら片方怪我をする（一同笑う）。
アーティ：ダサッ！（笑）。
ラリファス：「では貴様ら。ミルリーフの魂は返してもらうぞ！」
ボーデル：「ダーク・エルフ！　血祭りに上げてくれるわ！」（一同笑う）。
サンドロ：「最後の締めに丁度いい。剣の錆にしてやる。」

戦闘３　未熟な者が戦場に立ってはならない

ボーデル：やれやれ、やっと終わったか。
クロウ：【宝珠】 を回収してる。
サンドロ：ファラリスの分はミルリーフ神官が持ち去っているか？
ＧＭ：いや、ラリファスは自分で持っていた。
サンドロ：よし、これで3つ目回収。
アーティ：あと4つだ！（一同笑う）。
ＧＭ：いやいやいや（笑）。
クロウ：それって『ドラゴンボール』じゃん（笑）。
サンドロ：違うだろう！
アーティ：ええっ（笑）。
サンドロ：これでもう、発動できるんだよ！（一同爆笑）。
アーティ：ああ！　そうか！（爆笑）。
よーしじゃあ、目指すのはすぐそこの神殿か！（一同笑う）。
サンドロ：よーし、まだ精神点全快～（笑）。
ＧＭ：そのときサンドロの脳裏に思い出される（笑）。
サンドロ：『汝の成したいように成すがよい』（一同爆笑）。
アーティ：ファラリス様ー！（爆笑）。
ゴーマン（回想）：「あの【宝珠】の動かし方はー！」（一同爆笑）。
アーティ：動かし方も分かったー！（笑）。
サンドロ：『ドクン･･････ドクン･･････』（一同笑う）。
クロウ：やめるんだサンドロ！（笑）。
サンドロ：さて、邪神官どもをふんじばろう。
ＧＭ：結局、セフォー以外は生け捕りにしたんだな。
サンドロ：そう。セフォーだけ死んで、6人捕らえた。
アーティ：あと一人。逃げられたな。
サンドロ：では、トゥルスと一緒に急いでファリス神殿に行くぞ。
ＧＭ：では、どこからともなくラヴェルナがやってきました（一同笑う）。
アーティ：あんたどこにいたのって感じだよ！（笑）。
クロウ：本当だよ！（笑）。
ラヴェルナ：「よくやりました皆さん！」
ＧＭ：なんつって、いつも通り迎えてくれるよ。
ボーデル：そんな感じだろうな。
ＧＭ：で、君達はファリス神殿へと向かいます。