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† 『大変ご迷惑をおかけしました』 †


────────　＜　古代王国の遺跡：地下一階　＞　────────
ユエ	：	[ 罠発見 ] （コロコロコロコロ）。
ＧＭ	：	どこにも罠はないようだ。
アリスト	：	さっさと先に進もうぜ～。
────────　＜　古代王国の遺跡：通路　＞　────────
グレン	：	慎重に開けよう。
ＧＭ	：	じゃあこのような通路が続いている。

アリスト	：	何かもう明らかにボスっぽいよね（笑）。
ユエ	：	目の前の通路を [ 罠発見 ] （コロコロ）『12』。
ＧＭ	：	おっと、目の前にアロー・トラップを発見した。足元に目立たない糸が張ってある。
ユエ	：	じゃあ、[ 罠解除 ]！
グレン	：	よろしく。頑張れ。
アル	：	ほふく前進するんだ！（笑）。
ユエ	：	解除できるかな～。
アリスト	：	跨げばいいんじゃないの？
ＧＭ	：	そうだね（笑）。
グレン	：	で、帰りに油断して引っかかると（一同笑）。
ユエ	：	解除は『14』！
ＧＭ	：	『パチッ』上手に糸を切る事に成功した。
ユエ	：	「解除できたよ～。」　じゃあ扉に [ 罠発見 ] （コロコロ）『9』
ＧＭ	：	見つからないよ。
アル	：	ちょっと怖いね。
ユエ	：	中を [ 聞き耳 ] （コロコロ）『9』。
ＧＭ	：	物音がするよ。
ユエ	：	中に誰かいるよ。
グレン	：	今度も慎重に開けよう。『ギギギギギ～･･････』
ＧＭ	：	手前に開く扉だけど、どんな風に開けた？
アル	：	扉に隠れるようにだろ。
ＧＭ	：	なら、顔の脇を矢が飛んでいくよ。『ピュンッ！　ピュンッ！』
グレン	：	それって当たる？
ＧＭ	：	いや、隠れていたなら当たらないよ。
グレン	：	よし、じゃあ現場に踏み込もう。
────────　＜　古代王国の遺跡：最深部　＞　────────

アリスト	：	この奥の色付いてるのがボスっぽいね。
ＧＭ	：	１匹、明らかに青白く光っているね（一同笑）。
アリスト	：	装備品は？
ＧＭ	：	３体ともさっきと同じだね。
グレン	：	で、弓を構えている。
ＧＭ	：	今はね。
グレン	：	こっちの方が足が速いんだ。走っていって剣を蹴り飛ばしてしまおう（一同爆笑）。
アリスト	：	それだ！（笑）。
グレン	：	よ～し、扉を全開にする。
アリスト	：	突撃！
戦闘４　邪悪だろうと所詮は木だった
邪オーク	：	「ぶふぉぉぉぉぉぉぉぉぉ！　しょ、植物の王国を作る夢が～！」（一同笑）。
グレン	：	アルさん、こいつもしかしたらエルフ族の御神体だったかも知れんぞ（一同爆笑）。
アル	：	じゃあ、こいつの身体で弓を作ります！（笑）。
ＧＭ	：	では、残ったオークも動きを止めます。
ユエ	：	じゃあ本体を回収します？
アリスト	：	さすがに焦げたんじゃないの？（笑）。
ＧＭ	：	じゃあ全身真っ黒、頭から煙が出ているよ（笑）。
グレン	：	プスプスしてるの？（笑）。
ユエ	：	じゃあ、さっきの泉に浸けようか？
グレン	：	そんなことしたら、水を吸って馬鹿みたいに重くなっちまうぞ。
ユエ	：	あ、そうか（笑）。
アリスト	：	輪切りにしようか（笑）。
グレン	：	すんな（笑）。とりあえず回収だ。俺が背負って帰る。
アリスト	：	その前に剣を回収しようよ。
────────　＜　古代王国の遺跡：部屋Ａ　＞　────────
ＧＭ	：	戻ってきました。
ユエ	：	剣は持って帰れそうですか？
ＧＭ	：	全部は難しいね。
ユエ	：	新品を何本か持って帰って、ザイツさんへの手土産にする？
アリスト	：	錆びてるのにしよーよ（笑）。
グレン	：	それは後でザイツさんに教えてあげればいいだろうよ。ってか、錆びた剣には少々興味があるね。
ユエ	：	持ち帰りたい。
アル	：	俺は持ちたいよ（笑）。
アリスト	：	錆びてるの専門だもんな（笑）。
ＧＭ	：	古びた剣ね。
グレン	：	ガーゴイルが動くかもしれないから、5点ぐらい＜トランスファー＞しようか？
アル	：	別にいいよ。
グレン	：	戦闘になったらどうするんだ？
アル	：	避難するよ（一同爆笑）。
グレン	：	お前･･････（笑）。
ユエ	：	じゃあ、アルが手に取るの？
アル	：	おう（笑）。取った！
グレン	：	待て。呪い一個につき＜リムーブ・カース＞一回だ。
ユエ	：	う゛･･････どうするの？
グレン	：	柄の部分にロープを引っ掛けて、触らないように引きずってこう。
ＧＭ	：	あ、動かした？
グレン	：	動かしたくなくなったけど、動かした（笑）。
ＧＭ	：	独りでに動いて襲ってくるよ。
一同	：	そっちかー！！（爆笑）。
グレン	：	スゲー裏をかかれたぁ！　石像は？　動かないの？
ＧＭ	：	ガーゴイルの石像から煙が出てきた（笑）。
アル	：	ガスか？（笑）。
ＧＭ	：	『ブシュシュ～』近くにいた人は生命力抵抗『11』。
アリスト	：	近くって？
アル	：	全員じゃない？（笑）。
ユエ	：	『15』。
アル	：	（コロコロ）8、『12』。
グレン	：	（コロコロ）お゛！『9』で失敗（笑）。
アリスト	：	『13』。
ＧＭ	：	グレンは突然笑いが込み上げてきた（一同笑）。
ユエ	：	えー！　どうなるの？
ＧＭ	：	全判定に『－1』のペナルティ。
グレン	：	痺れるんじゃなくて良かった。「ははははははは。剣飛んでるよ、剣！　ははははははは！」（一同笑）。
ユエ	：	ど、どうしたのグレン！（笑）。
グレン	：	「あははははははっ！　ひははははははっ！」
ユエ	：	大丈夫かグレン（笑）。
ＧＭ	：	まぁ実際そんな感じ（笑）。あ、ちなみに２本とも動いてるから。
アリスト	：	凄いねアル。何か惹きつける能力があるんじゃないのか（笑）。
アル	：	まぁな（笑）。
ＧＭ	：	アルが触ろうとした瞬間、『こいつ、死ぬ気か？』と思ったよ（笑）。
アリスト	：	よ～し、叩き落そう。
結局、剣は何も出来ないまま叩き折られた。
ＧＭ	：	剣は真っ二つに折れました。
グレン	：	「ひ～、ひ～、ひ～！」
ユエ	：	何時頃止まりますか？
ＧＭ	：	効果は一時間だね。
グレン	：	一時間も笑い続けるのか！？（笑）。
アリスト	：	黒焦げの木人を抱えながら笑い続けるの？　怖いなぁ（笑）。
グレン	：	終いにゃ腹筋がつるぞ（一同笑）。
アル	：	＜キュアー・ポイズン＞はないからなぁ（笑）。
ＧＭ	：	じゃあ、一時間経った。
グレン	：	「は～、は～、は～。」（ぐったり）。
ユエ	：	お疲れ様（笑）。
アル	：	マスター、剣って何がある？
グレン	：	俺もショートソードが欲しいが。人様の持ち物に手を出すのは邪悪ですよ。
アル	：	やめとこう（笑）。
ユエ	：	では、フェイリスさんに報告しに行きましょー！
────────　＜　オランの街：フェイリス宅　＞　────────
ＧＭ	：	では“オラン”まで戻ってきました。食料だけ減らしてください。
グレン	：	木人は重かった（一同笑）。
ＧＭ	：	フェイリスさんが出てきたよ。
フェイリス	：	「おお、それはまさしく。」
アリスト	：	「フェイリスさん、そいつはなかなかあくどい考えの持ち主で困りましたよ。一時なんか木の分際で悪の大王みたいな台詞を吐きやがりましたし。」（一同笑）。「倒しましたんで、一応お渡ししますねー。」
グレン	：	「どうやら人間に対して敵意を抱いているようでしたので、機能停止させていただきました。」
フェイリス	：	「そりゃあ仕方の無い事さ。ほら、残りの報酬を受け取ってくれ。」
ＧＭ	：	と、１,６００ガメルを手渡されるね。
ユエ	：	「それと必要経費をお願いします。」
フェイリス	：	「ああ、分かっておるよ。」
グレン	：	この人に頼める事はあるかな？「この光る石について、どのような物か教えていただけますか？」
フェイリス	：	「ん？　これは魔晶石だね。」
グレン	：	残りは？
ＧＭ	：	『2』点だ。４００ガメル相当の価値。売るなら２００ガメル。
アル	：	しょぼいな。
グレン	：	これはキープしよう。アルさんはまだ『2』点の魔法が無いから、とりあえず俺が持つね。
アル	：	「この剣を見てもらえますかい？」
グレン	：	「くっつきますので、触らないようにご注意を。」（一同笑）。
フェイリス	：	「これはバリバリに呪われているね。解くには＜リムーブ・カース＞が必要だろうよ。ただ、この剣は『攻撃点＋1』の魔剣でもあるよ。」
アル	：	おお、素晴らしい！
グレン	：	持った奴が悪かったという事か（笑）。
ＧＭ	：	そうですな（笑）。
グレン	：	＜リムーブ・カース＞した場合、魔剣は砕けるのか？
ＧＭ	：	いや、手から離れるだけだね。
グレン	：	「自分たち、＜リムーブ・カース＞の料金が払えません。この魔剣を魔術師ギルドで回収してもらえませんか？　『研究用』とか適当言って。」
ＧＭ	：	では、フェイリスさんは君達の切羽詰った事情を聞き入ってくれたよ。
フェイリス	：	「そうじゃな。じゃあ、その剣を引き取る代わりに、＜リムーブ・カース＞の料金はこちらで支払うとしようか。」
グレン	：	お？　全額持ってくれるのか？　助かるなぁ。
アル	：	これで貧困生活にならなくて済む（笑）。
フェイリス	：	「珍しいルーンが刻まれているから、研究用に買い取った事にでもするよ。」
グレン	：	「あと、この炭になった木人は要りますか？」（一同笑）。
フェイリス	：	「･･････いるよ。」
ユエ	：	「お渡しします。」
フェイリス	：	「やれやれ、もう一度研究し直しじゃよ。」
アル	：	まだ動くのか？
ＧＭ	：	さぁ。彼女の頑張り次第だね。
アリスト	：	あまり頑張んなくていいから（一同笑）。
ＧＭ	：	どうやら、借金はしなくて済んだようだな。
ユエ	：	良かった～。
アリスト	：	貰った報酬を分けよう。
グレン	：	一人４００ガメルだ。
ユエ	：	借金返さなきゃ。
グレン	：	あとは、ザイツさんの所に行かなくちゃな。
────────　＜　常闇通り：『オーガーのため息』亭　＞　────────
ＧＭ	：	ザイツさんは相変わらず包帯を巻いて暗い顔をしているよ。どうやら引きずるタイプのようだ。
グレン	：	『コンコン』
ザイツ	：	「おお、あんたらは被害者の会の。」
アル	：	違うよ（一同笑）。
グレン	：	「例の盗賊団の件、解決しました。」
ザイツ	：	「おお、そうかそうか。」
グレン	：	「それと、ザイツさんに朗報です。」
ザイツ	：	「なにかな？」
グレン	：	「ザイツさんの物と思われる武器が、盗賊団の居た遺跡に残されていました。」
ＧＭ	：	すると、話を聞いているうちに興奮しだすね。
ザイツ	：	「場所を、その場所を教えてくれ！」
グレン	：	「これこれこういう場所です。回収しに行くかはザイツさんに任せます。」
ザイツ	：	「おお～、了解した。これは是非とも礼をさせてくれ。」
ＧＭ	：	と、１，０００ガメルばかり差し出すね。
グレン	：	そうか、所持金は取られていなかったんだな。
アリスト	：	「いただきました。」
グレン	：	もらっちゃっていいのかな～。
アリスト	：	貰うでしょ！（笑）。
アル	：	当然（笑）。
ザイツ	：	「それじゃあ早速、回収しに行って来よう。忙しい忙しい！」
ＧＭ	：	と、慌てて走り去っていくね。
アリスト	：	「呪われた剣が混じっているから、気をつけて～。」（一同笑）。
ユエ	：	一人２５０だよね？
ＧＭ	：	報酬が合計３，０００ガメルになったな。
グレン	：	結構な報酬になったな。後で寄進でもしておこう。
ユエ	：	＜リムーブ・カース＞してもらいにいこうよ。
グレン	：	俺が上司に口利きすれば、5LV神官ぐらい見繕ってもらえるだろう。
────────　＜　オランの街：ファリス神殿　＞　────────
神官	：	「ファリス神殿によく参った。」
グレン	：	「これこれこういう事で、＜リムーブ・カース＞をお願いします。」
神官	：	「うむ、分かったぞ。困りし者を救うのは我らが使命である。」
グレン	：	「少々気合を入れて（拡大の意）いただきたいのですが、その分はサービスという事でお願いできますか？」
神官	：	「むむむ。まぁ良かろう。」
ＧＭ	：	では、＜リムーブ・カース＞をかけてもらった。バスタードソードが手から離れたよ。
アル	：	ついに相棒ともお別れか。
ユエ	：	フェイリスさんの所に持って行こう。
グレン	：	「今回、思った以上に実入りがありました。１５０ガメルばかり寄進します。貧しい信者の為にお役立てください。」
神官	：	「うむ。ファリスの使途よ、これからも精進いたせ。」
グレン	：	「ははっ！」（敬服）。
アリスト	：	じゃあ、フェイリスの所に届けよう。
グレン	：	フェイリスさんには一言注意をしなければな。
ＧＭ	：	？　『邪悪な性格ですよ』って？
グレン	：	いや。この次が無いよう、反省文でも提出してもらおう（一同爆笑）。
アル	：	も、もしかして俺も！？（爆笑）。
グレン	：	お前も（笑）。
とはいえ、世話になった依頼人の体裁もあり、個人的に反省を誓うだけにとどまったそうな。　ただ、懺悔の間に引きずられていくエルフの姿が、幾人かのファリス信者に目撃されたらしい。 Sword World No.1 完

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