■2001年9月号

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バイオジャーナル




2001年7月のできごと

3日 ・インド政府と米マサチューセッツ工科大学(MIT)が合弁事業「MITメディアラボ・アジア」を設立。
4日 ・理化学研究所遺伝子スパイ事件で、米連邦検察が日本政府に身柄引き渡し要求。
7日 ・コーデックス委員会(CODEX)は遺伝子組み換え作物の安全性を評価する基準を2003年までに策定することを決定。
・米国で幹細胞採取目的で初のヒト胚作成。
11日 ・森永製菓、遺伝子組み換えジャガイモの混入でポテト菓子「ポテロング」を回収と発表。
・島根県立畜産試験場で生体卵子によるクローンウシの生産に日本で初成功。従来は屠体から採取した卵子だった。
16日 ・農林水産省は遺伝子組み換え食品の表示義務の対象にジャガイモ加工食品(マッシュポテト、冷凍ポテト、ポテトスナック菓子など)を追加することを決定。
17日 ・P&G社はポテトチップ「プリングルズ」に未承認組み換えジャガイモ混入の可能性があり、自主回収を決定。
・厚生労働省は、輸入の際の遺伝子検査を加工食品についても行うことを決定。
・ニコライ2世の遺骨は遺伝子鑑定で本物と認定されていたが、北里大学大学院の長居辰男教授が再鑑定の結果、偽物の可能性が高まる。・名大病院で、脳腫瘍患者に国産ベクターを用いた遺伝子治療実施を承認。
18日 ・京大、ES細胞研究拠点「幹細胞医学研究センター」を来春新設と発表。
19日 ・ゲノム解析の米セレーラ・ジェノミクス社が年内に日本法人設立。
20日 ・米ゲノム研究所、イリノイ大学のグループが、肺炎双球菌のゲノム完全解読に成功と20日発行米科学誌サイエンスに発表。
23日 ・ローマ法王ヨハネパウロ二世はブッシュ米大統領との会談で、米国内のES細胞研究への助成問題について「人命を損なう研究は拒否すべき」と警告。
・厚生労働省「安全性評価専門家会議」は遺伝子組み換えジャガイモ「ニューリーフ・プラス」の安全性に問題なしとの結論を出した。今秋に食品衛生分科会の最終結論が出る見通し。
25日 ・欧州連合(EU)、遺伝子組み換え作物を含んだ食品のラベル表示や追跡調査に関する新規定案を発表。
・米下院司法委員会はヒトのクローン胚作製を禁止する法案を、賛成18反対11で承認。
26日 ・生物兵器禁止議定書議長草案を米国一方的に拒否、策定困難に。
27日 ・臓器移植法にもとづき、国内15例目の脳死臓器移植実施。
28日 ・第一製薬、糖尿病など13種類の病気の原因となる遺伝子を発見し、一部を特許申請と発表。
29日 ・米環境保護庁(EPA)、スターリンクの安全性に根拠なしと報告。食品への使用困難に。