■2010年1月号

今月の潮流
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バイオジャーナル

今月の潮流●中国で遺伝子組み換えイネ商業栽培へ


 
 インドのGMナスに続いて、中国でGMイネが承認された。今回承認されたのは、先に未承認流通が発覚した殺虫性(Bt)イネ「汕優63」と、同じ華中農業大学が開発した「華恢1」である。中国農業省が承認した安全証明の期間は2014年8月までで、湖北省での栽培が許可された。GMイネの商業栽培を承認した国は、イランに次いで2国目であるが、イランでは栽培が進んでおらず、事実上中国が最初の栽培国になる可能性が強まった。 〔日本農業新聞 2009/12/6ほか〕
 このBtイネ承認を強力に後押ししたのが、米国政府とバイテク企業である。中国政府に対して早期に承認するよう、働きかけを強めていた。 〔The Wall Street Journal 2009/12/1〕