■2010年2月号

今月の潮流
News
News2
今月のできごと


今号の目次へ戻る
ジャーナル目次へ戻る












































バイオジャーナル

できごと(12月11日〜2010年1月10日)報道媒体発表時



11日 ・文科省の作業部会、あらゆる細胞になるヒトのES細胞(胚性幹細胞)やiPS細胞(人工多能性幹細胞)から、精子や卵子などの生殖細胞を作る際の指針案に合意した。手続きを経て、来春ごろ施行される見通し。指針案では、生殖細胞の作製は容認するが、作製した生殖細胞を受精させて胚を作ることは禁止。
15日 ・胎児の体ができていく際、遺伝子の司令塔として働く「転写因子」のデータベースを、国立成育医療センター研究所のチームが作った。インターネットで無償公開する。
・タカラバイオ、研究者よりヒト細胞の提供を受け、同社がその細胞からiPS細胞を作製して研究者に提供する、iPS細胞作製受託サービスを12月15日より開始。
16日 ・警察庁、犯罪の捜査でDNA型鑑定に用いられた試料を保管する冷凍庫を、全国約1200の全警察署に配備。
17日 ・世界保健機関(WHO)は17日、世界の新型インフルエンザによる死者数が1万人を超えたと発表。
18日 ・米国コネティカット州のプロテイン・サイエンス社はイモムシの卵巣細胞を利用した遺伝子組み換え型ワクチンの最終検査を終え、食品医薬品局(FDA)の認可を待っている。
25日 ・自治医科大実験医学センターで2009年6月11日、数日前に安楽死させたはずの遺伝子組み換えマウス1匹が屋内の実験用廃棄物容器内で生きているのが見つかった件で、文科省は文書で厳重注意した。
26日 ・厚労省の薬事・食品衛生審議会の部会、輸入予定の英グラクソ・スミスクライン社とスイスのノバルティス社製の新型インフルエンザワクチンについて「承認して差し支えない」とする意見をまとめた。パブリックコメントを経て最終判断する。輸入ワクチンは主に健康な成人に使用される。
29日 ・厚労省、新型インフルエンザワクチンの接種後に死亡した人が100人を超えたと発表。25日現在、医療機関から1899件の副作用報告があり、入院相当以上の重篤が294件、死亡が103件、死亡者のうち80人が70歳以上。この間の推計接種者は1492万人で、死亡の報告頻度は0.0007%。
31日 ・世界保健機関(WHO)、新型インフルエンザ(H1N1型)感染によるものと確認された死者数が、27日までに全世界で1万2220人に達したと発表。
・愛媛県の宇和島徳洲会病院、がん治療などのために摘出した腎臓を別の患者に移植する病気腎(修復腎)移植を臨床研究として再開。
1月6日 ・国内85例目の脳死臓器移植手術終了。
8日 ・ES細胞が体のさまざまな組織になり始める際、「Rest」と呼ばれるがん抑制遺伝子がスイッチのような役目を果たし、分化を促進していることがマウスを使った実験でわかった。岐阜大らの研究グループが解明した。
・外務省、鳥インフルエンザの流行状況の詳細を発表し、注意を喚起した。それによると、現在までに62カ国・地域でH5N1型鳥インフルエンザが発生。12月31日現在、ヒトへの感染が確認された国は15カ国。ヒトへの確認感染者数は467人、そのうち282人が死亡。
・東大と東京女子医大などの研究チーム、日本人に多い「やせ形の糖尿病」を発症させる危険度を2.5倍余に引き上げる新たな遺伝子の型を見つけた。インスリン分泌を妨げる役割を持っている。