■2011年1月号

今月の潮流
News
News2
今月のできごと


今号の目次へ戻る
ジャーナル目次へ戻る












































バイオジャーナル

できごと(11月11日〜12月10日)報道媒体発表時



12日 ・中国農業科学院北京畜牧獣医研究所の研究チーム、臓器を人に移植する際に起こる超急性拒絶反応の原因となる抗原タンパク質を遺伝子操作により排除し、クローン技術によってミニブタ4頭を誕生させた。
19日 ・米食品医薬品局(FDA)、通常の倍の速さで成長する遺伝子組み換えサケの申請を受け、販売の可否を最終判断する見通し。
23日 ・東京大病院、入院患者10人から多剤耐性の緑膿菌を検出し、9月下旬以降に5人が死亡したと発表。
・東京大医科学研究所のチーム、人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)から止血成分の血小板を作り出し、マウスの体内で出血を抑えることに成功。
24日 ・米バイオベンチャーのアドバンスト・セル・テクノロジー社、ヒト胚性幹細胞(ES細胞)を使う、若年者の失明につながる目の病気「黄斑変性」の臨床試験の承認をFDAから受けた、と発表。ヒトES細胞を使う再生医療の治験は2例目。
・国連合同エイズ計画、2010年の年次報告を発表。世界のエイズウイルス(HIV)の新規感染者は、1999年から09年の10年で2割近く減少。09年末時点でのHIV感染者総数は3330万人。
25日 ・独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構による遺伝子組み換え稲の屋外栽培実験中止を求めた訴訟の控訴審で、東京高裁は1審の新潟地裁に続き原告側の訴えを全面的に退けた。
30日 ・世界では減る傾向にあるが、日本のHIVの感染者は増加傾向。今年7〜9月の新たな感染者は368人、前年同期を上回る。
12月1日 ・2003年に死んだクローン羊のドリーに4頭の「分身」がいることがわかった。最初のドリーの元となった母羊の乳腺細胞の残りが冷凍保存されており、これから分身を誕生させた。
・韓国で豚と牛の口蹄疫再発を確認。
2日 ・香港で、高病原性の鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)の人への感染を7年ぶりに確認。
4日 ・島根で発生した高病原性の鳥インフルエンザ、強毒性のH5N1亜型と確認。日本では2007年以来。
6日 ・国内108例目、改正臓器移植法施行後、家族の承諾のみでの21例目の脳死臓器移植手術終了。
7日 ・農業生物資源研究所などの研究グループ、イネのいもち病など細菌やカビが引き起こす 4種類の病害に耐えられる耐病性遺伝子を突き止めた。
8日 ・慶応大と実験動物中央研究所のグループ、脊髄損傷によって立てなくなった小型霊長類のマーモセットに iPS細胞を移植し、立ち上がれるまでに回復させた。
9日 ・韓国保健福祉省、入院患者2人から「NDM1」を持つ多剤耐性菌が検出されたと発表。