■2011年4月号

今月の潮流
News
News2
今月のできごと


今号の目次へ戻る
ジャーナル目次へ戻る












































バイオジャーナル

できごと(2月11日〜3月10日)報道媒体発表時



16日 ・京都大ウイルス研究所の研究グループ、成人T細胞白血病や難病の脊髄症の原因遺伝子をマウス実験で特定。
・和歌山県の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザ発生を確認。
18日 ・理化学研究所のチーム、人工多能性幹細胞(iPS細胞)から網膜の細胞を作り、サルの目に移植。
19日 ・日本医学会、遺伝子診断の指針を作成し、公表。
・iPS細胞からヒト生殖細胞を作る慶応大の計画、文科省が了承。当初、医療機関との共同研究だったが単独研究に変更した。
21日 ・名古屋市立大のグループ、病気などで失ったマウスの脳の細胞を脳内にある幹細胞から再生させた。
23日 ・農水省、沖縄で販売されていたパパイアの生果実から未承認の遺伝子組み換え体を確認。
27日 ・東京大と明治大のチーム、「キメラ胚」を作製し、生まれつき膵臓ができないブタの体内で完全なブタの膵臓を作製。
・国内125例目、改正臓器移植法施行後、家族の承諾のみでの36例目、脳死と判定され臓器提供の手続きに入る。
28日 ・東京女子医大と早稲田大のチーム、心臓の細胞をシート状にする技術を用いて、血管が通った心筋組織を生体外で作製。
3月1日 ・奈良県の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザ発生を確認。
2日 ・日本再生医療学会、未承認の幹細胞治療に関与しないよう会員を対象に勧告。医師の裁量権を根拠に、幹細胞を患部に移植する「医療と称する行為」が行われている現実がある。
3日 ・国際アグリバイオ事業団発表、2010年に世界で栽培された遺伝子組み換え作物の総面積、過去最高の1億4800万ヘクタール、前年より1400万ヘクタール増加。栽培国も4カ国増の29カ国と過去最多。
5日 ・小児用肺炎球菌ワクチン「プレベナー」や、インフルエンザ菌b型(ヒブ)ワクチン「アクトヒブ」を同時接種した乳幼児4
人が死亡。厚労省は念のため、この2種類の接種を一時的に見合わせるよう、自治体や製薬会社に連絡した。
・カナダのモントリオール大などの研究チーム、馬のiPS細胞を初めて作製。
6日 ・宮崎県の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザ発生を確認。宮崎県内で13例目、全国で22例目。
・昨年10月に名古屋で開催されたカルタヘナ議定書締約国会議で採択された「名古屋・クアラルンプール補足議定書」の署名開始。コロンビア、デンマーク、オランダ、スウェーデンが署名。
8日 ・キッコーマンは、野田産業科学研究所、東京大学、東京工業大学と共同で、しょうゆづくりに欠かせない麹菌「アスペルギルス・ソーヤ」のゲノム(全遺伝情報)を世界で初めて解析。
10日 ・厚労省、乳幼児へのワクチン同時接種による死亡6例目を発表。