■2011年6月号

今月の潮流
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今月のできごと


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バイオジャーナル

できごと(4月11日〜5月10日)報道媒体発表時



14日 ・インドの首都ニューデリーの水道水などから、ほとんどの抗生物質が効かない多剤耐性遺伝子NDM1を持つ菌を確認。
16日 ・佐賀県央部の民間医療機関で、結核治療薬のほとんどが効かない超多剤耐性結核菌(XDR)の集団感染があった。2006年9月以降、20〜40代の男女計9人に感染が広がった。
18日 ・韓国科学技術院の研究チーム、注意欠陥多動性障害(ADHD)の新しい原因遺伝子を特定。
19日 ・国立がん研究センターなどのチーム、肝臓がん細胞の全遺伝情報(ゲノム)を解読。
21日 ・文科省の研究専門委員会、京都大再生医科学研究所の中辻憲夫らが作製したヒト胚性幹細胞(ES細胞)の、米カリフォルニア大アーバイン校への無償提供計画を承認。
・農水省、台湾から2005〜09年に種苗会社4社によって輸入、販売されたパパイア種子「台農5号」が、日本で未承認の遺伝子組み換え植物だったと発表。種子は主に沖縄県で5年間に3キロ販売、現在約4ヘクタールで栽培されているとみられる。
25日 ・独立行政法人・農業生物資源研究所が2000年より実施している遺伝子組み換え花粉症緩和米研究、2011年度より商品化へ向けた開発を本格化。予定では2014年度には民間企業に委託、そして2020年度の実用化が目標。
26日 ・米グラッドストーン研究所などのチーム、iPS細胞(人工多能性幹細胞)を介さずにマウスの皮膚から神経細胞のもとになる神経幹細胞を作製。
5月3日 ・国内132例目、改正臓器移植法施行後、家族の承諾のみでの43例目、脳死と判定され臓器提供の手続きに入る。
6日 ・焼き肉チェーン店の集団食中毒で溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症した女性が死亡。同チェーン店の食中毒での死者は4人目。
7日 ・基礎生物学研究所や金沢大などの国際研究チーム、シダ植物「イヌカタヒバ」のゲノムを解読。
10日 ・焼き肉チェーン店の集団食中毒事件で死亡した4人、O-111の遺伝子型一致。