■2012年4月号

今月の潮流
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今月のできごと


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バイオジャーナル

できごと(2月11日〜3月10日)報道媒体発表時



11日 ・国立感染症研究所、全国約5000か所の定点医療機関から報告されたインフルエンザ患者が過去10年間で2番目に多いと発表。
13日 ・肺腺がんの原因とみられる遺伝子の異常な融合を、国立がん研究センターのゲノム生物学研究分野長らのグループが見つけた。
14日 ・国際アグリバイオ事業団発表、昨年の世界の遺伝子組み換え作物の栽培面積は過去最大の1億6000万ヘクタール、前年比で8%増加。
・米国のシダーズ・サイナイ心臓研究所とジョンズホプキンス大学病院で、心臓発作を起こした患者から心筋のもとになる幹細胞を採取、培養したうえで心臓に戻し、心筋の損傷部が半分に縮小する効果があった。
20日 ・理化学研究所などの国際研究チーム、東アジアの人に特有な肥満関連遺伝子を新たに5個確認。
21日 ・京都大再生医科学研究所の研究チーム、ヒトの胚性幹細胞(ES細胞)から作製した神経細胞をパーキンソン病のサルの脳に移植し、症状を改善させた。
・人工多能性幹細胞(iPS細胞)の特許を管理する京大の知的財産管理会社「iPSアカデミアジャパン」、米国の研究用試薬大手「シグマアルドリッチ」と非独占的ライセンス契約を結ぶ。海外企業との契約は8件目。大手との契約は初めて。
22日 ・茨城県の介護老人保健施設でインフルエンザに集団感染、1人が死亡。今季、集団感染があった施設での死亡例は4人目。
23日 ・フランス政府、GMトウモロコシの使用許可を取り消すよう欧州委員会に要請。フランスでは使用禁止措置をとっている。
27日 ・米ハーバード大マサチューセッツ総合病院と埼玉医大のチーム、人の卵巣の中から、成長すると卵子になるとみられる幹細胞を見つけた。
29日 ・米疾病対策センター(CDC)、コウモリからインフルエンザウイルスを初検出。コウモリはエボラ出血熱やSARS(重症急性呼吸器症候群)で感染源になったとみられており、CDCは「人への新たな感染源として監視が必要だ」としている。
3月1日 ・内閣府食品安全委員会、先に未承認のまま流通していた遺伝子組み換え食品添加物の安全性を確認したとして、輸入禁止措置を解除。
・千葉大学と石原産業の研究チーム、遺伝子組み換え技術により胡蝶蘭に青い花を咲かせた。
3日 ・日本政府、遺伝子組み換え作物や生物が生態系に被害を与えた場合の対応策を定める「名古屋・クアラルンプール補足議定書」に署名。