■2012年10月号

今月の潮流
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今月のできごと


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バイオジャーナル

できごと(8月11日〜9月10日)報道媒体発表時



12日 ・東京大と徳島大など、「筋萎縮性側索硬化症」(ALS)の一種とされる難病「近位型遺伝性運動感覚ニューロパチー」の原因遺伝子を確認。
13日 ・北海道の高齢者施設で腸管出血性大腸菌O157の感染者が相次ぎ、入所する80代女性が死亡。便からO157を検出。
・岐阜薬科大など、「筋萎縮性側索硬化症」(ALS)の進行を遅らせる遺伝子「膜貫通糖タンパク質nmb」を突き止めた。
14日 ・北海道で起きているO157の集団感染は、白菜の浅漬けが原因の食中毒と断定。
15日 ・慶応大、健康に105歳以上まで生きたお年寄り2人の皮膚細胞から人工多能性幹細胞(iPS細胞)を作製。
19日 ・北海道のO157集団感染による死者は計7人に。
20日 ・加藤レディスクリニック、閉経前後の女性の卵巣に自身の皮下脂肪から取り出した幹細胞を注射し、卵巣機能の改善を目指す治療計画を厚労省に申請。最終的には妊娠を目指す。
22日 ・東京都医学総合研究所と徳島大など、若年性パーキンソン病患者の、細胞内の異常なミトコンドリアを除去する仕組みが働いていないことを突き止めた。
・東京医科歯科大学、高齢者が字を書いたり歩いたりする際に手足が震える原因となる遺伝子の1つをマウスの実験で特定。
23日 ・米疾病対策センター、今年米国で確認された西ナイル熱の患者が1118人に上り、41人が亡くなったと発表。
25日 ・国際農林水産業研究センター(JIRCAS)、国際稲研究所(IRRI)とミラノ国立大学が共同で、低リン酸土壌でも効率的にリン酸吸収量を増大させるリン酸欠乏耐性遺伝子「PSTOL1」を特定し、その機能を解明。
29日 ・国立成育医療研究センターなど5施設、妊婦の血液で、胎児にダウン症などの染色体異常があるかを99%の精度で調べる、新型の出生前診断を来月から臨床研究として行う。
・慶応大、心筋梗塞を起こしたマウスの心臓で、心筋細胞でない細胞を心筋細胞に変えた。
・米カリフォルニア州のヨセミテ国立公園で、ネズミのふんなどを介し「ハンタウイルス肺症候群」に観光客が感染、2人死亡。
31日 ・九州大学病院、「網膜色素変性症」の治療に遺伝子治療を導入。眼病に遺伝子治療を用いるのは国内で初めて。
9月2日 ・米疾病対策センター、新型の豚インフルエンザ(H3N2型)による初の死者が出たと発表。
3日 ・カナダのケベックで165人がレジオネラ症に感染、10人死亡。
4日 ・岡山大病院、重い心臓病の子どもに、本人の心臓から採取して培養した幹細胞を移植し、心筋を再生する臨床研究を始める。
・米ワシントン大、両親の血液などから採取したDNAで、生まれる前の胎児のゲノムを予測。
・京都大病院、生体肝移植手術後の入院患者3人が多剤耐性緑膿菌に院内感染、うち1人が死亡。
・世界保健機関(WHO)、東アフリカのウガンダで発生したエボラ出血熱が終息したとみられると発表。
7日 ・米ホワイトヘッド生物医学研究所、精巣で精子を育てる役割を担う「セルトリ細胞」を、体細胞に5種類の遺伝子を入れる方法で作りだすことにマウスで成功した。