■2012年11月号

今月の潮流
News
News2
今月のできごと


今号の目次へ戻る
ジャーナル目次へ戻る












































バイオジャーナル

できごと(9月11日〜10月10日)報道媒体発表時



11日 ・厚労省、骨病変治療薬「ランマーク」の副作用で低カルシウム血症を起こし、2人死亡と発表。
13日 ・中央環境審議会、2020年の期限までの行程表を示した新たな「生物多様性国家戦略」をまとめ、環境相に答申した。
・英シェフィールド大学、ヒト胚性幹細胞(ES細胞)を使って耳の神経細胞を作り、耳が聞こえないネズミの聴覚を回復させた。
・米疾病対策センター、米国で感染が拡大している西ナイル熱ウイルスによる死者が118人に。
14日 ・理化学研究所、1999年に寄託を受けた遺伝子組み換え菌を法律に基づく表示を行わないまま管理。
21日 ・フランス政府、GMトウモロコシと発がんの関連性が、フランスのNGO「遺伝子操作に関する独立情報研究機関」が行ったラット実験で示されたとして、保健衛生当局に調査を要請。
25日 ・世界保健機構(WHO)、重体に陥ったカタール人の男性から、2003年に流行した新型肺炎「SARS」を引き起こすウイルスと同じ仲間のコロナウイルスの新種を確認。
・中国科学院海洋研究所や英オックスフォード大などの国際研究チーム、二枚貝のマガキの全遺伝情報(ゲノム)を解読。
10月1日 ・生物多様性条約第11回締約国会儀ならびにカルタヘナ議定書第6回締約国会議、インド・ハイデラバードで開幕。
2日 ・ニュージーランド国営研究機関アグリサーチ研究所、遺伝子操作で、牛乳アレルギーの原因物質を減少させた乳を出すクローン乳牛「デイジー」を開発。デイジーには尻尾が生まれつきないが、研究チームは遺伝子操作が原因ではないとしている。
3日 ・アフリカのコンゴ民主共和国、エボラ出血熱にこれまでに81人が発症、うち36人が死亡。
5日 ・京大の研究グループ、マウスの人工多能性幹細胞(iPS細胞)から卵子を作製し、体外受精によって子どもを誕生させた。
・欧州連合(EU)の欧州食品安全機関(EFSA)、ラット実験でGMトウモロコシの発がん性を指摘したフランスの研究報告について、科学的に不十分なものだとの見解を表明。
6日 ・慶応大のチーム、人間のiPS細胞から、精子や卵子のもとになる「始原生殖細胞」とみられる細胞を作製。
8日 ・ 2012年のノーベル医学生理学賞、「成熟した細胞を、多能性を持つ状態に初期化できることの発見」で、京都大iPS細胞研究所山中伸弥と英ケンブリッジ大のジョン・ガードンに授与。
・理化学研究所などのチーム、アトピー性皮膚炎の発症にかかわる可能性のある8つの遺伝子領域を確認。
10日 ・ノーベル化学賞、タンパク質の受容体研究で、米デューク大のロバート・レフコウィッツと、米スタンフォード大のブライアン・コビルカに授与。
・厚労省、再生医療用のiPS細胞と、iPS細胞から作った網膜や神経、ES細胞や、脂肪から抽出した幹細胞などを、10年以上、保管する体制を来年度から整備する方針。
・慶応大と順天堂大の研究チーム、遺伝子変異が原因で起きる「家族性」のパーキンソン病患者から皮膚細胞を採取してiPS細胞を作り、神経細胞に変え、患者の脳神経の状態を再現。