■2023年6月号

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バイオジャーナル

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●GM昆虫
●米国フロリダ州でGM蚊の大量放出実証実験始まる

 米国フロリダ州で、GM蚊の大量放出の実証実験が始まった。実験にあたっては、住民投票で拒否の意思が示されたにもかかわらず、2020年5月に環境保護庁(EPA)が承認、翌6月にはフロリダ州が承認した。すでに2021年4月から放出実験は始まっているが、大量放出は今年4月からで、予定では7億5000万匹を放出する。GM蚊を開発したのは英国オキシテック社で、遺伝子組み換えで子孫が生きられないように改造した。実証試験の成果をもとに商業販売を目指すとしている。〔日本経済新聞 2023/5/20〕
●培養肉
●FAOとWHOが培養肉に関する新報告書を発表

 国連の食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)は共同で、培養肉に関する新たな報告書「細胞由来食品の安全性(Food safety aspects of cell-based food)」を発表した。昨年11月にシンガポールで開催されたFAO主催の専門家会合での内容が反映されている。会合では、どのような細胞を用いるのか、どのように細胞を培養するのか、どのように収穫するのか、どのように食品として加工するのか、という4点で分析が行われた。〔FAO/WHO 2023/4/5〕

●シンガポール培養肉企業が日本進出

 シンガポールで培養魚肉を開発しているウマミミーツ社が日本に進出する。日本支社を設立し、日本企業と提携して開発を進める予定である。〔Umami meats 2023/5/11〕