■2005年4月号

今月の潮流
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バイオジャーナル

今月の潮流●米国の消費者はGM食品を知らない


 米ニュージャージー州立ラトガーズ大学の食料政策研究所は、1月31日、GM食品に関するアンケート調査結果「米国人とGM食品─知識・意見・興味、2004」を発表した。
 1996年以来GM作物を原料とする食品が広がり、日常的に多量摂取しているにもかかわらず、その事実を知らない米国人が多いことがアンケートで明らかになった。

 GM食品が市販されていると認識     48%
 GM食品を日常的に食べていると認識  31%
 GMニワトリが入手可能と考える      61%

 また、多くの人が、遺伝子組み換え技術の基礎知識を持っていない実態も浮き彫りになった。
 動物の遺伝子は植物に導入できない          70%
 普通のトマトには遺伝子がない              60%
 ナマズの遺伝子を組み込んだトマトは魚の味がする 58%

【1201人の一般市民へのインタビューによるアンケート調査(女性62%、白人79%、所得5万ドル以下47%)】〔Rutgers University FPI 2005/01/31〕