■2006年2月号

今月の潮流
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バイオジャーナル

今月の潮流●新潟県が“GM作物栽培規制条例骨子”を発表


 新潟県は、「遺伝子組換え作物の栽培に関する条例(素案)骨子」を発表し、12月26日から1月13日にかけて、一般の意見を募集した。同骨子では、この条例制定の理由として、遺伝子組み換え技術は将来必要な技術だが、県産農産物のブランドイメージを損なわないように必要な措置を講ずるため、としている。
 規制の中身は、一般栽培は知事の許可制としているものの、昨年GMイネを野外試験し、焦点になった北陸研究センターなどの試験栽培は、北海道の条例と同様知事への届け出制となった。
 届け出内容は「遺伝子組換え作物栽培審査会(仮称)」が審査することになっており、審査会は専門家だけで固められる可能性が強い。
 交雑を起こさないために設定される隔離距離に関しては、条例が成立した後につくられる細則で決められるため、今回の骨子には入っていない。また、どの程度の罰則になるのかも明らかになっていない。