■2007年8月号

今月の潮流
News
News2
今月のできごと


今号の目次へ戻る
ジャーナル目次へ戻る












































バイオジャーナル

できごと(6月11日〜7月10日)報道媒体発表時



6月11日・両生類に壊滅的被害を与えるツボカビに感染している野生のウシガエルを確認。国内で野生での確認は初。
13日 ・東大医科研などの研究チーム、コレラ菌の遺伝子を組み込んだGMイネを原材料にした「飲むワクチン」を開発。
・京大再生医科研チーム、よりES細胞に近い万能幹細胞をマウス実験で作成。
14日 ・環境保護団体グリーンピース、中国で販売されている日独のスナック菓子に遺伝子組み換え原料の使用が判明したと発表、日独メーカー2社(江崎グリコ、メトロ社)に使用中止を要請。
・米国立ヒトゲノム研究所や英サンガー研究所、理化学研究所など11カ国の研究チーム、DNA塩基配列の1%を詳細に分析する「エンコード計画」の成果として、遺伝子以外も複雑に機能していることが判明したと発表。
15日 ・京大グループ、体内カルシウム濃度が特定タンパク質「α−クロト」の働きで調節されていることを解明。
・政府は閣議で、「2007年版障害者白書」を公表。2005年の精神障害者303万人で過去最多。
16日 ・厚労省、インフルエンザ治療薬「タミフル」服用後の異常行動、さらに増えて211人と薬事・食品衛生審議会で報告。
・産科婦人科学会、流産や早産につながる多胎妊娠を防ぐため、子宮に移植する受精卵を2個以下に制限する方針決定。
19日 ・理研ほかチーム、ショウジョウバエの体内時計の役割を担う新遺伝子を発見し、「時計じかけのオレンジ/clockwork orange(cwo)」と命名。
・WHO、送電線などから出る電磁波の環境保健基準を公表、小児白血病にかかる確率が2倍程度に高まる可能性があるとして、各国に予防策を勧告。
26日 ・文科省部会、不妊治療でできた染色体異常の受精卵を使うことを認める方針。
7月1日 ・米農務省発表の今年のGM作物状況は、トウモロコシでGM品種比率が73%に増加した。大豆は91%、綿は87%。
3日 ・岐阜大、長崎大、福岡大研究チーム、正常なプリオンがBSEやクロイツフェルト・ヤコブ病を引き起こす感染性プリオンへ変化するのを防ぐ人工物質「GN8」の生成に成功。
・海洋研究開発機構の研究グループ、胃潰瘍などの原因となるピロリ菌の先祖は深海底の微生物であることをゲノム解析で解明。
・農水省、北海道で33頭目のBSE感染牛確認を発表。
4日 ・農水省「GM農作物検討会」、今後重点的に進める研究を機能性食品やバイオ燃料開発など7つのテーマに絞る方針。
5日 ・京大教授ら、筋肉収縮などに必要なカルシウムイオンを、細胞内の小胞体から円滑に放出するために働く膜タンパク質を発見。
6日 ・京大再生医科学研究所グループ、「制御性T細胞」表面にある特徴的なタンパク質を発見。 
・神奈川で条例づくり本格的検討始まり、関東地方の自治体が相次いでGM作物規制の動き。
8日 ・農業生物資源研究所、保湿効果をもつ糖類「トレハロース」を細胞内に取り込む遺伝子発見。
9日 ・アメリカ獣医学協会、甘味料キシリトール含有ペットフードの犬への危険性を指摘。日本のペットフード工業会は昨年、加盟社に「安全性を確保してから使用するように」と通達。
10日 ・インドネシアの鳥インフルエンザ感染死者81人に。
・米エネルギー省などの研究チーム、イソギンチャクの全遺伝情報はショウジョウバエなどよりヒトに近いこと示す。
・日大グループ、GM技術により植物の光合成を活発化させ成長を向上させる技術を開発。