■2007年10月号

今月の潮流
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今月のできごと


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バイオジャーナル

できごと(8月11日〜9月10日)報道媒体発表時



8月11日・独マックスプランク研究所などの国際チーム、アラスカ永久凍土から恐竜を発掘し、ミトコンドリアのゲノム初解読。
・新潟大医歯学総合病院、糖尿病と診断された20代男性患者に単独膵臓移植(国内3例目)を実施。
13日 ・セントマザー医院、着床前診断で習慣流産患者2組夫婦が妊娠、年内出産予定。日本産科婦人科学会の承認を受けた妊娠が確認されたのは初。
14日 ・京都大ウイルス研究所、未完成のmRNAを核内にとどめる仕組みの一端を解明と発表。
・インドネシアのバリ島で初の鳥インフルエンザ感染死者。同国での死者は82人目。
16日 ・再生医療技術大手の米サイトリ・セラピューティクス、セルバンク販売で日本の病院管理最適化ソリューション大手のグリーンホスピタルサプライと提携。
・ソウル大学元教授、黄ファンウソク禹錫、ES細胞論文の国際特許登録を放棄。
17日 ・JRA、検査した163頭のうち29頭に馬インフルエンザ感染確認、中央競馬開催は当面中止に。36年ぶり。
・農業生物資源研と麻布大、体外受精直後の冷凍保存受精卵から子ブタ誕生に成功。
18日 ・滋賀県琵琶湖環境科学研究センターが琵琶湖固有種の原生動物「ビワツボカムリ」の殻を多数発見。県指定の絶滅危惧種の生存の可能性を示す。
・国立感染症研究所、昨年全国で流行したノロウイルスが、欧州と同じ新型「EU2006b」だったと発表。
19日 ・大阪府立急性期・総合医療センターら研究チーム、父親から子供へのB型肝炎ウイルスの感染を遺伝子解析により明らかに。
20日 ・東京農大グループら、マウスの子を雄の関与なく卵子だけから誕生させ、成功率3割で実用水準に。魚類や鳥類と異なり、哺乳類は通常子が卵子だけから生まれる「単為生殖」は起きない。
21日 ・中国で「豚繁殖・呼吸障害症候群(PRRS)」猛威、25万7000頭発症、国外への飛び火に懸念広がる。
22日 ・大阪府、8月にO-157への86人感染確認。国立感染症研究所の調べでは、感染者は01年に次いで多い。
25日 ・理研、京都大ほか研究チーム、左右「混線」防ぐタンパク質「αキメリン」を脊髄の運動制御神経で発見。
9月1日 ・東大グループ、動物の体内で神経細胞が正しく配線されるのに、不可欠な“目印”となるタンパク質「Wnt4」をショウジョウバエで発見。
2日 ・米連邦取引委員会、消費者に誤解を与えるとモンサント社が申し立てていた、牛乳への成長ホルモン不使用表示について、訴えを退けた。
3日 ・米マサチューセッツ工科大とハーバード大ほかの研究チーム、身長決める主要遺伝子「HMGA2」発見と発表。
4日 ・米バイオ・ベンチャー企業セレラ・ジェノミクス社設立者クレイグ・ベンター博士のゲノムが解読され、詳細な分析結果公表。特定の個人のゲノムが、遺伝子の個人差の分析や親族の病歴などの情報とともに公表されたのは世界初。
6日 ・英「ヒト受精・胚機構」、核を除いた卵子にヒトの細胞核を注入するヒト性融合胚の作成を承認。ES細胞樹立がヒトの卵子を使わず可能に。
・摂南大ら、有害化学物質ポリ塩化ビフェニール(PCB)に構造や毒性がよく似た臭素系化合物を日本人の母乳から検出。
8日 ・文科省、遺伝子組み換えウイルスを一般排水に流したタカラバイオ社に厳重注意。