■2008年9月号

今月の潮流
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今月のできごと


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バイオジャーナル

できごと(7月11日〜8月10日)報道媒体発表時



7月12日・卵子や精子のもとになる生殖細胞の誕生を制御する遺伝子を、理化学研究所チームがマウスを使った実験で特定。
・市民団体による遺伝子組み換えナタネの国内自生調査報告会が開かれ、自生の拡大がうかがえるという。
14日 ・理化学研究所ら国際共同研究チーム、変形性関節症の原因遺伝子を発見したと発表。
20日 ・麻布大チーム、カエル・ツボカビ症の原因菌の分離に成功。
21日 ・ヒトES細胞に神経疾患の原因遺伝子を組み込み、神経細胞に成長させて研究機関に提供する事業を、京大などが年内に開始。
・トランスジェニック社、遺伝子改変マウスを用いて抗体を作製する特許を中国で取得。
24日 ・岡山大、がん細胞を選んで細胞死に導く「REIC遺伝子」を用いた前立腺がん治療について、臨床試験の学内審査を開始。
25日 ・台湾の行政院、クローン人間や人と動物による受精卵の作成を明確に禁じる。
・欧州食品安全庁、クローン家畜食品について「より調査が必要」とする最終報告書を発表。流通開始遠のく。
26日 ・京大教授山中伸弥とは異なるウイルスを使ってiPS細胞の作製に、産業技術総合研究所らが成功。
27日 ・内閣府発表、GM作物や食品の安全性について、自治体職員も教員も担当によってとらえ方が相反する結果に。
28日 ・ともにエイズウイルス(HIV)に感染している夫婦に対する体外受精をめぐり、厚生労働省研究班は公開会議を開いた。病院は、問題ないと判断できたとして、来月にも実施に踏み切る。
・横浜市立大ら、インフルエンザウイルスが人の体内で増殖するのに中心的な役割を果たすタンパク質の立体構造を明らかに。
31日 ・韓国で、H5N1型鳥インフルエンザ感染による初の猫の死亡を確認。
8月1日 ・厚生労働省発表、輸入検査で中国産米加工品から遺伝子組み換え米が相次いで検出。4月2件、5月1件。
・ニュージーランドで、中国産輸入ビーフンから遺伝子組み換え米を検出、検出限界ぎりぎりの0.1%の混入。
・韓国の保健福祉家族部、黄ファンウ禹錫ソク元ソウル大学教授のヒト体細胞クローン胚研究を承認しないとする最終決定を下す。今回の決定で研究の道は断たれた。
・筋萎縮性側索硬化症の高齢患者の皮膚細胞から、iPS細胞を作ることに、米ハーバード大などの研究チームが成功。
2日 ・iPS細胞の実用化を目指す「京都大学iPS細胞研究センター」(センター長・山中伸弥)に、特許などの知財管理や研究予算獲得折衝を行う研究戦略本部を設置。
5日 ・ベトナムで、遺伝子組み換え作物栽培導入に向けた法律が10月国会で通過の見通し。2010年から栽培を開始し、20年までに農業生産の約70%に拡大する計画。
6日 ・ヒトのES細胞から「視床下部」のもとになる細胞作製に、理化学研究所発生・再生科学総合研究センターグループが成功。
7日 ・東大研究チーム、急性白血病の原因遺伝子の1つを特定。
8日 ・インドネシアで、7月から8月にかけて鳥インフルエンザ感染により3人死亡、13人が入院。集団感染とみられる。
10日 ・妻が不同意なのにインドで代理出産を依頼し、出産前に離婚したため、生まれた女児がインドを出国できない状態。