■2009年6月号

今月の潮流
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今月のできごと


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バイオジャーナル

できごと(4月11日〜5月10日)報道媒体発表時



11日・阪大病院、「ヒトiPS細胞臨床研究センター」を設立、iPS細胞(人工多能性幹細胞)を使った心臓・肝臓疾患などの治療を目指し研究をスタート。
13日 ・中国のチーム、マウスの卵巣から卵子の元の幹細胞を取り、不妊マウスに移植して子どもをつくった。
15日 ・米国の不妊治療施設、21年前に保存された凍結精子で出産。
18日 ・アラブ首長国連邦ドバイのラクダ繁殖センター、世界で初めてクローンラクダ誕生。
19日 ・厚労省研究班最終報告書、インフルエンザ治療薬タミフルを服薬した10歳以上の子どもは、服薬しなかった子どもに比べ、異常行動をとるリスクが1.54倍高い。
・オバマ米大統領が政府助成の解禁を決めたES細胞(胚性幹細胞)研究について、国立衛生研究所は、作製に必要な受精卵は不妊治療で余ったものに限るとした指針案を発表。
20日 ・DNA鑑定の証拠能力を初めて認定した足利事件の再審請求で、再鑑定の結果、女児の着衣に付着した体液と受刑者のDNA型が一致しなかったことが判明。
22日 ・総合科学技術会議、クローン人間を生み出すおそれがあるとして禁止されているヒトクローン胚作りについて、研究目的に限って解禁する指針改正案を認める答申を出す。
23日 ・文科省専門委員会、ES細胞研究機関に対し、自前の倫理委員会に代わり、外部への審査の「委託」を認める方針。
24日 ・農水省、GM農作物研究フォーラムを開催し、産学官の連携を強め、今後4年間で5種類のGM農作物の実用品種の育成を目指す。
・米と独の研究チーム、マウス胎児細胞に4種類のタンパク質を導入して、「遺伝子ゼロ」のiPS細胞を初めて実現。
・日本の畜産技術協会付属動物遺伝研究所を含む国際研究チーム、牛の全遺伝情報(ゲノム)を解読。
25日 ・世界保健機関(WHO)、米国とメキシコで、豚インフルエンザの人間への感染が疑われる事例が発生し、メキシコで60人が死亡と発表。米疾病対策センター(CDC)は、米国内での感染はH1N1型で、人から人への感染と断定。
26日 ・エジプトで鳥インフルエンザによる感染死者、06年の感染確認より26人目。
28日 ・農水省は2009年、GM農産物を医薬品や医療用に生かす実用化技術研究を加速するため、スギ花粉症緩和米とGMカイコの2つの研究拠点施設を整備する。09年度補正予算案に盛り込んだ。
29日 ・韓国・国家生命倫理審議委員会、ヒト体細胞クローンを用いたES細胞研究を、中断から3年目にして条件付きで承認することに合意。
30日 ・世界保健機関、警戒レベルを「フェーズ4」から世界的大流行の一歩手前を意味する「フェーズ5」に引き上げる。
5月1日 ・理化学研究所、マウスの胚の一部を使い、生殖細胞の元となる細胞を試験管内でつくりだした。
4日 ・カナダ保健局、西部のアルバータ州の養豚場で人から豚への新型インフルエンザ感染確認を発表。
9日 ・厚労省、カナダから帰国した大阪府立高校の生徒2人と教諭1人が、新型インフルエンザに感染していたと発表。
10日 ・新型インフルエンザによる世界各地の確定感染者、29カ国4335人、死者51人(メキシコ、アメリカ、カナダ)